218 / 248
特別編7
エピローグ『次も頑張ると意気込んだ。』
しおりを挟む
女子100m自由形の決勝のレースが終わってから15分ほど。
水泳部のTシャツ姿になった風花が戻ってきた。
関東大会進出を決めたこともあり、水泳部のみんながいるエリアに戻ると、女子中心に部員達とハイタッチしている。100m自由形の予選に出場した女子生徒とは抱き合っていて。風花も水泳部のみんなもいい笑顔になっていて。こういう光景は何度見てもいいなぁ。彼らの青春の1ページを覗いている感覚になる。
水泳部の部員とのハイタッチやハグが終わった後、風花は荷物を置いて俺達のところにやってくる。そんな風花はとても嬉しそうで。
「試合前に言ったように、1分を切って関東大会に進むことができました!」
「おめでとう! 風花ちゃん!」
「おめでとう! 出場した3種目全てで関東大会に行けるなんて、本当に凄い後輩だわ! 泳ぐ姿も凄くかっこよかったわ!」
美優先輩と花柳先輩は祝福の言葉を掛けると、観客席から立ち上がって風花のところへ抱きしめに行く。抱きしめられる風花はもちろんのこと、風花を抱きしめる先輩方もとても嬉しそうで。
この美しい光景を記録したいと思い、俺はスラックスのポケットからスマホを取り出した。3人に写真を撮っていいかと問いかけると、みんな二つ返事で了承してくれ、寄り添いながら、満面の笑顔でこちらにピースサインをしてくれた。そんな素敵なスリーショット写真をスマホで撮影した。
「いい写真が撮れました。ありがとうございます」
「いえいえ。LIMEで写真送っておいて、由弦」
「私もほしいな、由弦君」
「私にもちょうだい!」
「じゃあ、4人のグループトークに送っておきますね」
俺はLIMEのアプリを開いて、4人のグループトークに今撮った写真を送った。
「桐生君。私にもその写真を送ってくれるかしら。アルバムに貼っておきたいの」
「あたしにもちょうだい、桐生君」
「姫宮家のアルバムにも貼っておきたいから、私にも送ってくれるかな。あなたには私から送るから」
「うん、そうしてもらおう」
「分かりました。みなさんにも送りますね」
霧嶋先生、大宮先生、由樹さんのLIMEの個別トークに同じ写真を送った。3人とも、スマホを確認すると満足そうな笑顔で「ありがとう」と言ってくれた。
何年経っても、この写真を見ればきっと今日のことを鮮明に思い出せるんじゃないだろうか。それほどに素敵な写真だ。
「風花、自由形でも関東大会進出おめでとう」
「ありがとう、由弦!」
「泳いでいる姿は本当にかっこよくて素敵だったよ」
「……うん、ありがとう」
頬をほんのりと赤らめながらも、風花は嬉しそうにそう言った。
俺が両手を差し出すと、風花は「いぇい!」と元気良くハイタッチしてくれる。自由形決勝の後にも、喜びのハイタッチをできて良かった。
風花は美優先輩と花柳先輩ともハイタッチした。
「桐生君の言う通り、泳いでいる風花は本当にかっこよかった。本当に凄いな。関東大会進出おめでとう。感動し過ぎて父さんの涙は枯れたよ」
「3位でゴールした直後から号泣していたものね、あなた。風花、100m自由形も関東大会進出おめでとう!」
「ありがとう!」
風花は健一さん、由樹さんの順番でハイタッチする。
由樹さんとハイタッチすると、風花は由樹さんに抱きしめられ、後ろから健一さんに頭を撫でられていた。風花の笑みは柔らかく、幼さも感じられて。両親の温もりを感じているからこそ浮かぶ笑顔なのかも。
姫宮親子の温かな光景を間近で見てか、霧嶋先生は今にも泣きそうになっている。風花の活躍もあって、今は涙もろくなっているのかもしれない。
「……姫宮さん。自由形も関東大会進出おめでとう……」
「おめでとう、風花ちゃん。凄いね!」
「ありがとうございます! ……って、一佳先生、両目に涙が浮かんでいますよ。それに、お父さんに負けないくらいに目元が赤いですし」
「……担任で受け持っている子が頑張って、素晴らしい成績を出したんだもの。この2日間で嬉し涙をたくさん流したわ。自分自身でも、こんなに泣いてしまうとは意外だったわ」
「あははっ、そうだったんですか。一佳先生がそうなるほどにいい結果になって良かったです。先生の声もよく聞こえていましたよ。成実先生の応援も。ありがとうございます!」
風花が再びお礼を言うと、霧嶋先生と大宮先生は風花とハイタッチした。霧嶋先生は微笑みながら風花の頭を撫でていて。そのことに、風花はニッコリ笑っていた。
「お父さん、お母さん、由弦、美優先輩、瑠衣先輩、一佳先生、成実先生。みなさんが応援してくれたのもあって、3つ全ての種目で関東大会へ進出することができました! 本当にありがとうございます!」
明るい笑顔を浮かべ、快活な口調でそう言うと、風花は俺達に向かって深めに頭を下げた。俺達の応援が風花の力になったようで良かった。
「風花。関東大会はいつあるのかしら?」
「7月の下旬頃だよ、お母さん。夏休みに入ってすぐ。関東大会の成績次第で、8月の全国大会……インターハイに出場できるの」
「そうなのね」
「関東全体や全国には、きっと速い人がたくさんいると思う。まずは関東大会に出場して、全国大会へ行けるように頑張るよ!」
「それが一番いいわね、風花。頑張りなさい」
「父さんも応援しているよ」
「ありがとう! 頑張るね!」
そう言う風花の表情はとても勇ましくて。きっと、風花なら次の関東大会でもいい結果を出せるんじゃないだろうか。
「風花。何かあったら遠慮なく言ってね。友人や隣人としてできることがあるだろうし」
「そうだね、由弦君。私にも頼ってくれていいからね」
「私も先輩として何かできるだろうし」
「私にも頼りなさいね。あなたの担任なのだから」
「あたしでもいいからね、風花ちゃん」
「ありがとうございますっ!」
風花は嬉しそうな様子でお礼を言った。
風花に続いて、健一さんと由樹さんも安堵の笑みを浮かべてお礼を言う。風花は実家から遠く離れた伯分寺のあけぼの荘に一人暮らししている。ただ、そこには風花を支える人が何人もいると分かって安心したのだろう。
全ての競技が終わった後、2日目の種目の表彰式が行われる。
風花は女子400mメドレーリレーと女子100m自由形の賞状を受け取る。そのときの風花の笑顔は輝いていて、とても素敵だった。
風花、出場した全種目で関東大会進出おめでとう。
特別編7 おわり
次の話から特別編8です。
水泳部のTシャツ姿になった風花が戻ってきた。
関東大会進出を決めたこともあり、水泳部のみんながいるエリアに戻ると、女子中心に部員達とハイタッチしている。100m自由形の予選に出場した女子生徒とは抱き合っていて。風花も水泳部のみんなもいい笑顔になっていて。こういう光景は何度見てもいいなぁ。彼らの青春の1ページを覗いている感覚になる。
水泳部の部員とのハイタッチやハグが終わった後、風花は荷物を置いて俺達のところにやってくる。そんな風花はとても嬉しそうで。
「試合前に言ったように、1分を切って関東大会に進むことができました!」
「おめでとう! 風花ちゃん!」
「おめでとう! 出場した3種目全てで関東大会に行けるなんて、本当に凄い後輩だわ! 泳ぐ姿も凄くかっこよかったわ!」
美優先輩と花柳先輩は祝福の言葉を掛けると、観客席から立ち上がって風花のところへ抱きしめに行く。抱きしめられる風花はもちろんのこと、風花を抱きしめる先輩方もとても嬉しそうで。
この美しい光景を記録したいと思い、俺はスラックスのポケットからスマホを取り出した。3人に写真を撮っていいかと問いかけると、みんな二つ返事で了承してくれ、寄り添いながら、満面の笑顔でこちらにピースサインをしてくれた。そんな素敵なスリーショット写真をスマホで撮影した。
「いい写真が撮れました。ありがとうございます」
「いえいえ。LIMEで写真送っておいて、由弦」
「私もほしいな、由弦君」
「私にもちょうだい!」
「じゃあ、4人のグループトークに送っておきますね」
俺はLIMEのアプリを開いて、4人のグループトークに今撮った写真を送った。
「桐生君。私にもその写真を送ってくれるかしら。アルバムに貼っておきたいの」
「あたしにもちょうだい、桐生君」
「姫宮家のアルバムにも貼っておきたいから、私にも送ってくれるかな。あなたには私から送るから」
「うん、そうしてもらおう」
「分かりました。みなさんにも送りますね」
霧嶋先生、大宮先生、由樹さんのLIMEの個別トークに同じ写真を送った。3人とも、スマホを確認すると満足そうな笑顔で「ありがとう」と言ってくれた。
何年経っても、この写真を見ればきっと今日のことを鮮明に思い出せるんじゃないだろうか。それほどに素敵な写真だ。
「風花、自由形でも関東大会進出おめでとう」
「ありがとう、由弦!」
「泳いでいる姿は本当にかっこよくて素敵だったよ」
「……うん、ありがとう」
頬をほんのりと赤らめながらも、風花は嬉しそうにそう言った。
俺が両手を差し出すと、風花は「いぇい!」と元気良くハイタッチしてくれる。自由形決勝の後にも、喜びのハイタッチをできて良かった。
風花は美優先輩と花柳先輩ともハイタッチした。
「桐生君の言う通り、泳いでいる風花は本当にかっこよかった。本当に凄いな。関東大会進出おめでとう。感動し過ぎて父さんの涙は枯れたよ」
「3位でゴールした直後から号泣していたものね、あなた。風花、100m自由形も関東大会進出おめでとう!」
「ありがとう!」
風花は健一さん、由樹さんの順番でハイタッチする。
由樹さんとハイタッチすると、風花は由樹さんに抱きしめられ、後ろから健一さんに頭を撫でられていた。風花の笑みは柔らかく、幼さも感じられて。両親の温もりを感じているからこそ浮かぶ笑顔なのかも。
姫宮親子の温かな光景を間近で見てか、霧嶋先生は今にも泣きそうになっている。風花の活躍もあって、今は涙もろくなっているのかもしれない。
「……姫宮さん。自由形も関東大会進出おめでとう……」
「おめでとう、風花ちゃん。凄いね!」
「ありがとうございます! ……って、一佳先生、両目に涙が浮かんでいますよ。それに、お父さんに負けないくらいに目元が赤いですし」
「……担任で受け持っている子が頑張って、素晴らしい成績を出したんだもの。この2日間で嬉し涙をたくさん流したわ。自分自身でも、こんなに泣いてしまうとは意外だったわ」
「あははっ、そうだったんですか。一佳先生がそうなるほどにいい結果になって良かったです。先生の声もよく聞こえていましたよ。成実先生の応援も。ありがとうございます!」
風花が再びお礼を言うと、霧嶋先生と大宮先生は風花とハイタッチした。霧嶋先生は微笑みながら風花の頭を撫でていて。そのことに、風花はニッコリ笑っていた。
「お父さん、お母さん、由弦、美優先輩、瑠衣先輩、一佳先生、成実先生。みなさんが応援してくれたのもあって、3つ全ての種目で関東大会へ進出することができました! 本当にありがとうございます!」
明るい笑顔を浮かべ、快活な口調でそう言うと、風花は俺達に向かって深めに頭を下げた。俺達の応援が風花の力になったようで良かった。
「風花。関東大会はいつあるのかしら?」
「7月の下旬頃だよ、お母さん。夏休みに入ってすぐ。関東大会の成績次第で、8月の全国大会……インターハイに出場できるの」
「そうなのね」
「関東全体や全国には、きっと速い人がたくさんいると思う。まずは関東大会に出場して、全国大会へ行けるように頑張るよ!」
「それが一番いいわね、風花。頑張りなさい」
「父さんも応援しているよ」
「ありがとう! 頑張るね!」
そう言う風花の表情はとても勇ましくて。きっと、風花なら次の関東大会でもいい結果を出せるんじゃないだろうか。
「風花。何かあったら遠慮なく言ってね。友人や隣人としてできることがあるだろうし」
「そうだね、由弦君。私にも頼ってくれていいからね」
「私も先輩として何かできるだろうし」
「私にも頼りなさいね。あなたの担任なのだから」
「あたしでもいいからね、風花ちゃん」
「ありがとうございますっ!」
風花は嬉しそうな様子でお礼を言った。
風花に続いて、健一さんと由樹さんも安堵の笑みを浮かべてお礼を言う。風花は実家から遠く離れた伯分寺のあけぼの荘に一人暮らししている。ただ、そこには風花を支える人が何人もいると分かって安心したのだろう。
全ての競技が終わった後、2日目の種目の表彰式が行われる。
風花は女子400mメドレーリレーと女子100m自由形の賞状を受け取る。そのときの風花の笑顔は輝いていて、とても素敵だった。
風花、出場した全種目で関東大会進出おめでとう。
特別編7 おわり
次の話から特別編8です。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ぼっち陰キャはモテ属性らしいぞ
みずがめ
恋愛
俺、室井和也。高校二年生。ぼっちで陰キャだけど、自由な一人暮らしで高校生活を穏やかに過ごしていた。
そんなある日、何気なく訪れた深夜のコンビニでクラスの美少女二人に目をつけられてしまう。
渡会アスカ。金髪にピアスというギャル系美少女。そして巨乳。
桐生紗良。黒髪に色白の清楚系美少女。こちらも巨乳。
俺が一人暮らしをしていると知った二人は、ちょっと甘えれば家を自由に使えるとでも考えたのだろう。過激なアプローチをしてくるが、紳士な俺は美少女の誘惑に屈しなかった。
……でも、アスカさんも紗良さんも、ただ遊び場所が欲しいだけで俺を頼ってくるわけではなかった。
これは問題を抱えた俺達三人が、互いを支えたくてしょうがなくなった関係の話。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる