262 / 292
続々編-蒼き薔薇と不協和音-
第10話『2人きりの前夜祭-後編-』
しおりを挟む
僕が夕食の後片付けをする横で、美来はホットケーキを作っていく。甘くて優しい匂いがしていいな。
そういえば、ホットケーキって喫茶店にありそうだけど、1年2組のメイド喫茶のメニューにもあるのかな。もしあったら、有紗さんとか仁実ちゃんは食べそうだな。岡村も女子高生が作ったものなら喜んで食べるとか言いそうだ。
「よし、これで片付けは終わり」
「ありがとうございます。もうすぐできますから、智也さんはソファーに座って待っていてください」
「分かった」
美来の言うように、僕はソファーに座ってホットケーキとコーヒーを待つことに。いつもとは違ってホットケーキの匂いがするからか、本当にメイド喫茶に来ている気がする。
やがて、コーヒーの匂いも香ってきた。
「お待たせしました、ご主人様。ホットケーキとコーヒーです」
「どうもありがとう」
美来は2人分のホットケーキとコーヒーを持ってきて、テーブルの上に置いた。ホットケーキもコーヒーも美味しそうだ。あと、今日は美来のマグカップにミルクたっぷりのコーヒーが注がれている。
「智也さん。おまじないもかけながら、ホットケーキにハチミツをかけますね」
「お願いします」
「ホットケーキに愛情をたっぷりとかけちゃうよ! みっくみくー!」
美来は楽しげにホットケーキにハートの形にはちみつをかけていった。甘いはちみつを愛情に見立てるとは。何とも美来らしいなと。本当に美来は前夜祭を楽しんでいるな。
「甘い愛情をたっぷり注いだので、とっても美味しくなっていますよ!」
「凄く甘そうだね。ちなみに、今の言葉も明日は言うの? みっくみくを除いて」
「いえいえ! これは前夜祭特別バージョンです。お店では美味しくなーれと言うだけですよ」
「そうなんだね」
今夜だけ特別だと知って、何だか優越感みたいなものが。嬉しくなって美来の頭をポンポンと叩いて、優しく撫でる。
また、美来の方のホットケーキには、まるでお好み焼きのソースのようにはちみつを豪快にかけていった。ただ、そのホットケーキが美しくも思えたので、美来のホットケーキをスマートフォンで写真を撮る。もちろん、僕のも。
「そろそろいただきましょうか」
「そうだね。いただきます」
「いただきまーす!」
ホットケーキをナイフで食べやすい大きさに切って、口の中に入れる。
「あぁ、美味しい」
甘い匂いがするだけでもいい気分になれるけど、その甘味を舌でしっかりと感じると幸せな気持ちになれるな。はちみつの甘味とバターの塩気が絶妙だ。ふわふわもしているし。
「美味しいですね、智也さん」
「そうだね」
「はい、私のホットケーキを一口食べさせてあげますよ。あ~ん」
「あ~ん」
僕は美来のホットケーキを一口食べさせてもらう。僕のホットケーキよりもはちみつが多くかかっているからかとても甘い。
「かなり甘いけど、これはこれで美味しい」
「そう言ってもらえて嬉しいです」
「お礼に僕から美来に一口食べさせてあげよう」
「ありがとうございます。あ~ん」
「はい、あ~ん」
ナイフで切り分けたホットケーキを美来に食べさせる。
すると、美来は嬉しそうな笑みを浮かべながら、僕にキスしてきた。唇を重ねるだけでなく、ゆっくりと舌を絡ませてくる。生温かいからか、ホットケーキよりも甘く感じるのは気のせいだろうか。
「……ホットケーキよりも智也さんのお口の方が甘いです」
「僕も同じことを思ったよ。美来の唇や舌は甘いね」
「ふふっ、そうですか。もちろん、こんなことをするのは智也さんだけですから。あと、食後のデザートがもう一つあるのですが」
「……何となく想像できたけど、何かな?」
「……わ、私です」
「……ははっ」
やっぱり。想像した通りだったので、思わず声に出して笑ってしまう。そのせいか、美来の頬が赤くなっていく。
「美来らしくていいね」
「智也さんは分かっていたんですね。……明日と明後日は文化祭ですし、英気を養いたいといいますか。家に帰ってきてからずっと考えていました。でも、実際に言ってみると恥ずかしいですね」
「美来らしさが存分に出ていていいと思ったんだけどな。今週末は文化祭だからね。じゃあ、ホットケーキを食べて、一緒にお風呂に入った後に、ベッドの中でいただこうかな。明日に影響しない程度に。それでいいかな?」
「はい!」
美来は早くいただかれたいのか、ホットケーキをパクパクと食べている。それでも、甘くて美味しいのか笑顔になる。苦手なコーヒーもゴクゴク飲んでいるし。そんな彼女を見て、今夜はちゃんと眠ることができるのか不安になった。
僕もホットケーキとコーヒーを完食した。明日もメイド喫茶で美味しいものを堪能できると思うと、今から楽しみだ。
さっき言ったように、今夜は美来と一緒にお風呂に入った。ただ、メイドさんが続いているのか、髪や体を洗ってもらって至れり尽くせりだった。
お風呂に入った後はベッドの中で、メイドカチューシャを付けた美来のことをいただくことに。ホットケーキを食べたからか、いつもよりも甘く感じた。そのせいなのか、美来もかなり興奮した様子になり、たまに僕の方がいただかれるときもあった。
「何だかんだで、いつもの週末みたいにたくさんしちゃいましたね」
「そうだね。ただ、普段よりも激しかったかな」
「いつもと違って、今週末は一緒にいることのできる時間が少ないですから。智也さんのことをたくさん求めてしまいました。……気持ち良かった」
「そっか。そんな美来も可愛かったよ」
「……もう、智也さんったら。……私はどうでしたか? 美味しかったですか?」
「お、美味しかったよ、とても」
「ふふっ、嬉しいです」
そう言うと、美来は僕の腕をぎゅっと抱きしめて、頬にキスをしてくる。今回のキスはベッドに入ってからいったい何度目だろうか。
「智也さんのおかげで、とても楽しい前夜祭になりました。智也さんはどうでしたか?」
「僕も凄く楽しかったよ。文化祭のメイド喫茶ではやらないこともやってくれたし。仕事の疲れも吹っ飛んだし、明日と明後日の文化祭をより楽しむことができそうだ」
「それなら良かったです。明日と明後日は、自分のやることを楽しみながらしっかりとやりたいと思います」
「うん、それが一番いいね。じゃあ、明日のためにももう寝よっか。美来、ホットケーキを食べたときに、ミルクがたくさん入ったコーヒーをガブ飲みしていたけれど、眠気は大丈夫?」
「お風呂に入ったときには目が冴えていましたが、智也さんが私のことをいただいてくださったこともあって、今は心地よい眠気が来ています」
「それなら良かったよ」
なかなか眠ることができなくて、明日は寝不足ってなったらどうしようかと。眠気がちゃんと来ているなら良かった。
今日も遅くなっちゃったし、寝坊をしないようにスマートフォンで目覚ましを設定しておこう。
「これで明日はしっかり起きられるかな。じゃあ、そろそろ寝ようか」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみ」
おやすみの口づけをすると、美来はゆっくりと目を閉じた。心地よい眠気が来ていると言っていただけあって、すぐに可愛らしい寝息を立て始める。
「おやすみ、美来」
美来の額にキスをし、ベッドライトを消して僕も眠りにつく。
明日と明後日は天羽女子の文化祭か。女子校に行くのは初めてだから緊張するけど、高校の文化祭は高3以来だから楽しみでもある。
普段とは違う週末。何だかとても長い2日間になりそうな気がしたのであった。
そういえば、ホットケーキって喫茶店にありそうだけど、1年2組のメイド喫茶のメニューにもあるのかな。もしあったら、有紗さんとか仁実ちゃんは食べそうだな。岡村も女子高生が作ったものなら喜んで食べるとか言いそうだ。
「よし、これで片付けは終わり」
「ありがとうございます。もうすぐできますから、智也さんはソファーに座って待っていてください」
「分かった」
美来の言うように、僕はソファーに座ってホットケーキとコーヒーを待つことに。いつもとは違ってホットケーキの匂いがするからか、本当にメイド喫茶に来ている気がする。
やがて、コーヒーの匂いも香ってきた。
「お待たせしました、ご主人様。ホットケーキとコーヒーです」
「どうもありがとう」
美来は2人分のホットケーキとコーヒーを持ってきて、テーブルの上に置いた。ホットケーキもコーヒーも美味しそうだ。あと、今日は美来のマグカップにミルクたっぷりのコーヒーが注がれている。
「智也さん。おまじないもかけながら、ホットケーキにハチミツをかけますね」
「お願いします」
「ホットケーキに愛情をたっぷりとかけちゃうよ! みっくみくー!」
美来は楽しげにホットケーキにハートの形にはちみつをかけていった。甘いはちみつを愛情に見立てるとは。何とも美来らしいなと。本当に美来は前夜祭を楽しんでいるな。
「甘い愛情をたっぷり注いだので、とっても美味しくなっていますよ!」
「凄く甘そうだね。ちなみに、今の言葉も明日は言うの? みっくみくを除いて」
「いえいえ! これは前夜祭特別バージョンです。お店では美味しくなーれと言うだけですよ」
「そうなんだね」
今夜だけ特別だと知って、何だか優越感みたいなものが。嬉しくなって美来の頭をポンポンと叩いて、優しく撫でる。
また、美来の方のホットケーキには、まるでお好み焼きのソースのようにはちみつを豪快にかけていった。ただ、そのホットケーキが美しくも思えたので、美来のホットケーキをスマートフォンで写真を撮る。もちろん、僕のも。
「そろそろいただきましょうか」
「そうだね。いただきます」
「いただきまーす!」
ホットケーキをナイフで食べやすい大きさに切って、口の中に入れる。
「あぁ、美味しい」
甘い匂いがするだけでもいい気分になれるけど、その甘味を舌でしっかりと感じると幸せな気持ちになれるな。はちみつの甘味とバターの塩気が絶妙だ。ふわふわもしているし。
「美味しいですね、智也さん」
「そうだね」
「はい、私のホットケーキを一口食べさせてあげますよ。あ~ん」
「あ~ん」
僕は美来のホットケーキを一口食べさせてもらう。僕のホットケーキよりもはちみつが多くかかっているからかとても甘い。
「かなり甘いけど、これはこれで美味しい」
「そう言ってもらえて嬉しいです」
「お礼に僕から美来に一口食べさせてあげよう」
「ありがとうございます。あ~ん」
「はい、あ~ん」
ナイフで切り分けたホットケーキを美来に食べさせる。
すると、美来は嬉しそうな笑みを浮かべながら、僕にキスしてきた。唇を重ねるだけでなく、ゆっくりと舌を絡ませてくる。生温かいからか、ホットケーキよりも甘く感じるのは気のせいだろうか。
「……ホットケーキよりも智也さんのお口の方が甘いです」
「僕も同じことを思ったよ。美来の唇や舌は甘いね」
「ふふっ、そうですか。もちろん、こんなことをするのは智也さんだけですから。あと、食後のデザートがもう一つあるのですが」
「……何となく想像できたけど、何かな?」
「……わ、私です」
「……ははっ」
やっぱり。想像した通りだったので、思わず声に出して笑ってしまう。そのせいか、美来の頬が赤くなっていく。
「美来らしくていいね」
「智也さんは分かっていたんですね。……明日と明後日は文化祭ですし、英気を養いたいといいますか。家に帰ってきてからずっと考えていました。でも、実際に言ってみると恥ずかしいですね」
「美来らしさが存分に出ていていいと思ったんだけどな。今週末は文化祭だからね。じゃあ、ホットケーキを食べて、一緒にお風呂に入った後に、ベッドの中でいただこうかな。明日に影響しない程度に。それでいいかな?」
「はい!」
美来は早くいただかれたいのか、ホットケーキをパクパクと食べている。それでも、甘くて美味しいのか笑顔になる。苦手なコーヒーもゴクゴク飲んでいるし。そんな彼女を見て、今夜はちゃんと眠ることができるのか不安になった。
僕もホットケーキとコーヒーを完食した。明日もメイド喫茶で美味しいものを堪能できると思うと、今から楽しみだ。
さっき言ったように、今夜は美来と一緒にお風呂に入った。ただ、メイドさんが続いているのか、髪や体を洗ってもらって至れり尽くせりだった。
お風呂に入った後はベッドの中で、メイドカチューシャを付けた美来のことをいただくことに。ホットケーキを食べたからか、いつもよりも甘く感じた。そのせいなのか、美来もかなり興奮した様子になり、たまに僕の方がいただかれるときもあった。
「何だかんだで、いつもの週末みたいにたくさんしちゃいましたね」
「そうだね。ただ、普段よりも激しかったかな」
「いつもと違って、今週末は一緒にいることのできる時間が少ないですから。智也さんのことをたくさん求めてしまいました。……気持ち良かった」
「そっか。そんな美来も可愛かったよ」
「……もう、智也さんったら。……私はどうでしたか? 美味しかったですか?」
「お、美味しかったよ、とても」
「ふふっ、嬉しいです」
そう言うと、美来は僕の腕をぎゅっと抱きしめて、頬にキスをしてくる。今回のキスはベッドに入ってからいったい何度目だろうか。
「智也さんのおかげで、とても楽しい前夜祭になりました。智也さんはどうでしたか?」
「僕も凄く楽しかったよ。文化祭のメイド喫茶ではやらないこともやってくれたし。仕事の疲れも吹っ飛んだし、明日と明後日の文化祭をより楽しむことができそうだ」
「それなら良かったです。明日と明後日は、自分のやることを楽しみながらしっかりとやりたいと思います」
「うん、それが一番いいね。じゃあ、明日のためにももう寝よっか。美来、ホットケーキを食べたときに、ミルクがたくさん入ったコーヒーをガブ飲みしていたけれど、眠気は大丈夫?」
「お風呂に入ったときには目が冴えていましたが、智也さんが私のことをいただいてくださったこともあって、今は心地よい眠気が来ています」
「それなら良かったよ」
なかなか眠ることができなくて、明日は寝不足ってなったらどうしようかと。眠気がちゃんと来ているなら良かった。
今日も遅くなっちゃったし、寝坊をしないようにスマートフォンで目覚ましを設定しておこう。
「これで明日はしっかり起きられるかな。じゃあ、そろそろ寝ようか」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみ」
おやすみの口づけをすると、美来はゆっくりと目を閉じた。心地よい眠気が来ていると言っていただけあって、すぐに可愛らしい寝息を立て始める。
「おやすみ、美来」
美来の額にキスをし、ベッドライトを消して僕も眠りにつく。
明日と明後日は天羽女子の文化祭か。女子校に行くのは初めてだから緊張するけど、高校の文化祭は高3以来だから楽しみでもある。
普段とは違う週末。何だかとても長い2日間になりそうな気がしたのであった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2024.8.2)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サイキック・ガール!
スズキアカネ
恋愛
『──あなたは、超能力者なんです』
そこは、不思議な能力を持つ人間が集う不思議な研究都市。ユニークな能力者に囲まれた、ハチャメチャな私の学園ライフがはじまる。
どんな場所に置かれようと、私はなにものにも縛られない!
車を再起不能にする程度の超能力を持つ少女・藤が織りなすサイキックラブコメディ!
※
無断転載転用禁止
Do not repost.
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる