24 / 292
本編-ARIA-
第23話『First KISS-ARISA Ver.-』
しおりを挟む
汗を流したいということで、有紗さんはお風呂に入っている。
朝食の準備をしようと思ったら、朝食を作るのでゆっくりしていてほしいと美来から言われたので、僕はリビングでのんびりとしている。ちなみに、美来の今の服装は先週の日曜日に着ていたメイド服。好きなのかな、あの服。
今、僕の家には2人の女性がいる。1人は入浴中で、もう1人は朝食を作ってくれている。しかも、どちらの女性も僕に好意を抱いていて。岡村にこのことを言ったら、嫉妬のあまりに殺されてしまうかもしれないな。あいつには言うべきときが来るまで絶対に言わないでおこう。
「……言うのを忘れてた。美来、起きたときに寝ぼけちゃって、間違えて美来のスマートフォンを見ちゃってごめんね」
「い、いえ……いいんですよ」
「学校の友達には、週末に僕の家に来ていることを言ってないんだね」
「……言うのには勇気が必要で。何人かには訊かれたんですけど、実家に帰っていたとごまかしているんです」
「そっか」
と言っても、諸澄君には見られているんだよなぁ。僕と美来がデートをしている姿を目撃している生徒が彼以外にもいるかもしれない。
『週末になると寮からいなくなるけど何やってんの?』
僕が見たあのメッセージ。
もしかしたら、美来から聞いていることが、実際と食い違っているから送られたのかもしれない。でも、それは僕の考えすぎかもしれないから、可能性の1つとして心に留めておこう。
「えっ! な、何なのこの服は!」
浴室の方から有紗さんの声が聞こえた。
「月村さんに着てほしい服です」
そういえば、有紗さんがお風呂に入ることになったとき、美来が着替えを用意しておくと言っていたな。有紗さんがあんな反応をするなんて、いったいどんな服を着替えとして脱衣室に置いておいたんだ?
「どうしてこれなの……」
「私も着ていますから大丈夫ですって」
美来も着ているってことはメイド服か。有紗さんのメイド服姿……想像できないなぁ。でも、きっと可愛いんだろうな。
「えっ、美来ちゃんも着ているの? それならいいかな……」
いいのかよ。美来が着ているなら、僕にメイド服姿を見られることの恥ずかしさに勝ったのか。
「美来ちゃん、これ、どうやって着るの?」
「普通に着ればいいんですよ。そちらに行きますね。智也さんは覗かないでくださいね」
「覗かないから安心して行きなさい」
僕は一度たりとも美来の着替えを覗きに行ったことはないんだけれどな。有紗さんにはすると思っているのか?
「きゃっ! 美来ちゃん、どこを触ってるの!」
「月村さん、お肌が綺麗だなと思いまして。スタイルもいいですよね。私よりも背が高いですし、羨ましいなぁ」
「胸とか脚をそんなに触らないで、くすぐったい……」
いったい、美来と有紗さんは何をやっているんだか。
美来が浴室の方に行ってから2、3分後。
「やっと終わりました。ほら、月村さんも」
「う、うん……」
美来に手を引かれて出てきた有紗さんはもちろんメイド服姿。カチューシャをきちんと頭に付けていて。
ちなみに、有紗さんとお揃いの姿になることが嬉しいのか、美来は可愛らしい笑みを見せる。
「……に、似合っているかな?」
「似合っていますよ。とても可愛らしいです」
メイド服を着ている姿を見ていると、不思議と2人の年齢がそこまで離れていないように思える。
「そっか。なら良かった。もしかして、智也君ってメイドさん好きなの?」
「メイド喫茶は一度も行ったことはありませんが。服装としては好きですね」
「……ご主人様。なんてね。ふふっ」
有紗さんの嬉しそうな笑顔はとても可愛い。思わず見惚れてしまった。まさか、有紗さんにご主人様と言われる日が来るなんてなぁ。
家の中にメイドさんが1人増えたことになるのか。こんなアパートの一室に。先週よりもシュールさが増しているぞ。
「さあ、朝ご飯ができましたよ。一緒に食べましょう」
2人で美来の作った朝食を配膳する。メイド服を着た女性が食事の準備をしてくれると、お金持ちになったような気分になるけれど、あくまでも気分だけ。ここは一人暮らしの人間が住むアパートの一室だ。
「あたしの分までありがとね、美来ちゃん」
「いいえ、いいんですよ。2人分も3人分もあまり変わりません。では、3人で一緒に食べましょう。いただきます」
『いただきます』
僕はメイド服姿の2人に挟まれて、美来の作った朝食を食べる。今日も和風だけれど、とても美味しい。味噌汁を飲むと落ち着くな。
「そういえば、月曜日に私が作った煮物、ちゃんと食べきってくれたんですね。ありがとうございます」
「お礼を言うのは僕の方だよ。朝も炊いたご飯に、野菜を取るために煮物をちょっとずつ食べたよ。やっぱり、朝ご飯って大事だね」
「でしょう? 朝ご飯は大切なんですよ。食べられそうなときはなるべく食べてから会社に行くようにしてくださいね」
朝ご飯をちょっと食べても、満員電車の中で気持ち悪くなくなってきたし。これなら、これからも朝食を食べてから家を出ることができそうだ。
「何だか夫婦みたいで羨ましいなぁ」
「羨ましいですか? ちなみに私はこの家の鍵も持っているんですよ!」
「……そうだと思った。だって、昨日の夜からここにいたもんね」
誇らしげに胸を張る美来に、羨ましそうに頬を膨らます有紗さん。何とも言えない空気が僕の部屋を包み込んでいる。
「まあ、しょうがないわよね。美来ちゃんの方が先にそういう関係になったものね」
「月村さんが先でしたら、きっと月村さんの方が鍵を受け取っていたと思いますよ」
「まるで同棲しているみたいね。いいなぁ」
美来が家の鍵を持っているということで、有紗さんは美来よりも何歩も後ろにいると思っているんだろうな。
「正直なところ、智也君と美来ちゃんってどのくらいまで進んでるの?」
熟れたトマトのように顔を真っ赤にして、有紗さんはそんなことを訊いてくる。
「キスまではしましたよ?」
「キ、キスですって!」
美来からあっさりと事実を告げられ、有紗さんは悶えている。
「昨晩も月村さんが寝ている横でたくさんキスしましたよね」
「……そ、そうだね」
美来の不安だった気持ちを少しでも取り除くためだったんだけれど。
「……ねえ、智也君」
「何でしょうか?」
もじもじして、チラチラと有紗さんは僕のことを見てくる。
「あ、あたしともキスしてくれない?」
美来の前でキスをするっていうのか。それを美来が許すかどうか……って、美来はのほほんと味噌汁をすすっている。
「キスをするんですか? するのでしたら、私のことは気にせずにキスしてください。わ、私はご飯を……た、食べていますので……」
本人は平静を装っているつもりなんだろうけど、お椀を持っている手が震えており、今にも味噌汁が溢れそうだ。とっても気になっているみたい。
「するのであれば、早くしてしまいましょうか」
「う、うん。あたしから……していい?」
「分かりました」
まさか、有紗さんとキスをすることになるなんて。美来のときと同じか、いや……それ以上に緊張する。
有紗さんは僕のことをそっと抱きしめ、ゆっくりと顔を近づけていく。
「じゃあ、するよ?」
「はい」
「……智也君、好きだよ」
そう言うと、有紗さんは僕にキスをしてきた。ほんの数秒だったけれど、有紗さんの唇の柔らかさと温もりが確かに感じられる。
「まさか、智也君とキスできるときが来るなんて思わなかったよ。恋人同士ならもっと嬉しかったんだけれどね」
「そうですか」
唇を離したときの有紗さんの笑顔には、思わず惹かれてしまう。こんな有紗さんを他の男性は知っているのだろうか。なるべく、知っていてほしくない。
「ねえ、もう1度してもいい?」
「……好きなだけどうぞ」
僕がそう言ったからか、有紗さんは何度も唇を重ねてくる。舌まで絡ませてくるからドキドキするけれど、味噌汁の風味が感じられるので落ち着くという不思議な感覚に包まれている。キスは味噌の味……日本人らしい。
「早く食べないとご飯が冷めちゃいますよ」
いつまでもキスをしている僕と有紗さんを見かねたのか、美来はいつもよりも低い声でそう言った。
「そ、そうだね! 早く食べちゃいましょう!」
「そうですね」
僕と有紗さんは食事を再開する。美来のご機嫌を取るためにも美味しいと言い続け、食事の後片付けも有紗さんと2人でするのであった。
朝食の準備をしようと思ったら、朝食を作るのでゆっくりしていてほしいと美来から言われたので、僕はリビングでのんびりとしている。ちなみに、美来の今の服装は先週の日曜日に着ていたメイド服。好きなのかな、あの服。
今、僕の家には2人の女性がいる。1人は入浴中で、もう1人は朝食を作ってくれている。しかも、どちらの女性も僕に好意を抱いていて。岡村にこのことを言ったら、嫉妬のあまりに殺されてしまうかもしれないな。あいつには言うべきときが来るまで絶対に言わないでおこう。
「……言うのを忘れてた。美来、起きたときに寝ぼけちゃって、間違えて美来のスマートフォンを見ちゃってごめんね」
「い、いえ……いいんですよ」
「学校の友達には、週末に僕の家に来ていることを言ってないんだね」
「……言うのには勇気が必要で。何人かには訊かれたんですけど、実家に帰っていたとごまかしているんです」
「そっか」
と言っても、諸澄君には見られているんだよなぁ。僕と美来がデートをしている姿を目撃している生徒が彼以外にもいるかもしれない。
『週末になると寮からいなくなるけど何やってんの?』
僕が見たあのメッセージ。
もしかしたら、美来から聞いていることが、実際と食い違っているから送られたのかもしれない。でも、それは僕の考えすぎかもしれないから、可能性の1つとして心に留めておこう。
「えっ! な、何なのこの服は!」
浴室の方から有紗さんの声が聞こえた。
「月村さんに着てほしい服です」
そういえば、有紗さんがお風呂に入ることになったとき、美来が着替えを用意しておくと言っていたな。有紗さんがあんな反応をするなんて、いったいどんな服を着替えとして脱衣室に置いておいたんだ?
「どうしてこれなの……」
「私も着ていますから大丈夫ですって」
美来も着ているってことはメイド服か。有紗さんのメイド服姿……想像できないなぁ。でも、きっと可愛いんだろうな。
「えっ、美来ちゃんも着ているの? それならいいかな……」
いいのかよ。美来が着ているなら、僕にメイド服姿を見られることの恥ずかしさに勝ったのか。
「美来ちゃん、これ、どうやって着るの?」
「普通に着ればいいんですよ。そちらに行きますね。智也さんは覗かないでくださいね」
「覗かないから安心して行きなさい」
僕は一度たりとも美来の着替えを覗きに行ったことはないんだけれどな。有紗さんにはすると思っているのか?
「きゃっ! 美来ちゃん、どこを触ってるの!」
「月村さん、お肌が綺麗だなと思いまして。スタイルもいいですよね。私よりも背が高いですし、羨ましいなぁ」
「胸とか脚をそんなに触らないで、くすぐったい……」
いったい、美来と有紗さんは何をやっているんだか。
美来が浴室の方に行ってから2、3分後。
「やっと終わりました。ほら、月村さんも」
「う、うん……」
美来に手を引かれて出てきた有紗さんはもちろんメイド服姿。カチューシャをきちんと頭に付けていて。
ちなみに、有紗さんとお揃いの姿になることが嬉しいのか、美来は可愛らしい笑みを見せる。
「……に、似合っているかな?」
「似合っていますよ。とても可愛らしいです」
メイド服を着ている姿を見ていると、不思議と2人の年齢がそこまで離れていないように思える。
「そっか。なら良かった。もしかして、智也君ってメイドさん好きなの?」
「メイド喫茶は一度も行ったことはありませんが。服装としては好きですね」
「……ご主人様。なんてね。ふふっ」
有紗さんの嬉しそうな笑顔はとても可愛い。思わず見惚れてしまった。まさか、有紗さんにご主人様と言われる日が来るなんてなぁ。
家の中にメイドさんが1人増えたことになるのか。こんなアパートの一室に。先週よりもシュールさが増しているぞ。
「さあ、朝ご飯ができましたよ。一緒に食べましょう」
2人で美来の作った朝食を配膳する。メイド服を着た女性が食事の準備をしてくれると、お金持ちになったような気分になるけれど、あくまでも気分だけ。ここは一人暮らしの人間が住むアパートの一室だ。
「あたしの分までありがとね、美来ちゃん」
「いいえ、いいんですよ。2人分も3人分もあまり変わりません。では、3人で一緒に食べましょう。いただきます」
『いただきます』
僕はメイド服姿の2人に挟まれて、美来の作った朝食を食べる。今日も和風だけれど、とても美味しい。味噌汁を飲むと落ち着くな。
「そういえば、月曜日に私が作った煮物、ちゃんと食べきってくれたんですね。ありがとうございます」
「お礼を言うのは僕の方だよ。朝も炊いたご飯に、野菜を取るために煮物をちょっとずつ食べたよ。やっぱり、朝ご飯って大事だね」
「でしょう? 朝ご飯は大切なんですよ。食べられそうなときはなるべく食べてから会社に行くようにしてくださいね」
朝ご飯をちょっと食べても、満員電車の中で気持ち悪くなくなってきたし。これなら、これからも朝食を食べてから家を出ることができそうだ。
「何だか夫婦みたいで羨ましいなぁ」
「羨ましいですか? ちなみに私はこの家の鍵も持っているんですよ!」
「……そうだと思った。だって、昨日の夜からここにいたもんね」
誇らしげに胸を張る美来に、羨ましそうに頬を膨らます有紗さん。何とも言えない空気が僕の部屋を包み込んでいる。
「まあ、しょうがないわよね。美来ちゃんの方が先にそういう関係になったものね」
「月村さんが先でしたら、きっと月村さんの方が鍵を受け取っていたと思いますよ」
「まるで同棲しているみたいね。いいなぁ」
美来が家の鍵を持っているということで、有紗さんは美来よりも何歩も後ろにいると思っているんだろうな。
「正直なところ、智也君と美来ちゃんってどのくらいまで進んでるの?」
熟れたトマトのように顔を真っ赤にして、有紗さんはそんなことを訊いてくる。
「キスまではしましたよ?」
「キ、キスですって!」
美来からあっさりと事実を告げられ、有紗さんは悶えている。
「昨晩も月村さんが寝ている横でたくさんキスしましたよね」
「……そ、そうだね」
美来の不安だった気持ちを少しでも取り除くためだったんだけれど。
「……ねえ、智也君」
「何でしょうか?」
もじもじして、チラチラと有紗さんは僕のことを見てくる。
「あ、あたしともキスしてくれない?」
美来の前でキスをするっていうのか。それを美来が許すかどうか……って、美来はのほほんと味噌汁をすすっている。
「キスをするんですか? するのでしたら、私のことは気にせずにキスしてください。わ、私はご飯を……た、食べていますので……」
本人は平静を装っているつもりなんだろうけど、お椀を持っている手が震えており、今にも味噌汁が溢れそうだ。とっても気になっているみたい。
「するのであれば、早くしてしまいましょうか」
「う、うん。あたしから……していい?」
「分かりました」
まさか、有紗さんとキスをすることになるなんて。美来のときと同じか、いや……それ以上に緊張する。
有紗さんは僕のことをそっと抱きしめ、ゆっくりと顔を近づけていく。
「じゃあ、するよ?」
「はい」
「……智也君、好きだよ」
そう言うと、有紗さんは僕にキスをしてきた。ほんの数秒だったけれど、有紗さんの唇の柔らかさと温もりが確かに感じられる。
「まさか、智也君とキスできるときが来るなんて思わなかったよ。恋人同士ならもっと嬉しかったんだけれどね」
「そうですか」
唇を離したときの有紗さんの笑顔には、思わず惹かれてしまう。こんな有紗さんを他の男性は知っているのだろうか。なるべく、知っていてほしくない。
「ねえ、もう1度してもいい?」
「……好きなだけどうぞ」
僕がそう言ったからか、有紗さんは何度も唇を重ねてくる。舌まで絡ませてくるからドキドキするけれど、味噌汁の風味が感じられるので落ち着くという不思議な感覚に包まれている。キスは味噌の味……日本人らしい。
「早く食べないとご飯が冷めちゃいますよ」
いつまでもキスをしている僕と有紗さんを見かねたのか、美来はいつもよりも低い声でそう言った。
「そ、そうだね! 早く食べちゃいましょう!」
「そうですね」
僕と有紗さんは食事を再開する。美来のご機嫌を取るためにも美味しいと言い続け、食事の後片付けも有紗さんと2人でするのであった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2024.8.2)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サイキック・ガール!
スズキアカネ
恋愛
『──あなたは、超能力者なんです』
そこは、不思議な能力を持つ人間が集う不思議な研究都市。ユニークな能力者に囲まれた、ハチャメチャな私の学園ライフがはじまる。
どんな場所に置かれようと、私はなにものにも縛られない!
車を再起不能にする程度の超能力を持つ少女・藤が織りなすサイキックラブコメディ!
※
無断転載転用禁止
Do not repost.
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる