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続編-ゴールデンウィーク編-
第10話『ゴールデンウィークの予定』
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「ゴールデンウィーク中に、大輝先輩のお姉さんが帰省されるんですね!」
「和奏お姉様と会えるのね! それは楽しみだわ!」
4月23日、木曜日。
昼休み。杏奈と6人でお昼ご飯を食べる中、俺とサクラは和奏姉さんがゴールデンウィーク中に帰省することを伝えた。これまで会ったことのない一紗と杏奈は特に楽しみにしているようだ。
ちなみに、午前中に和奏姉さんから、帰省の日程についてのメッセージがあった。バイトのシフト希望が通ったので、5月2日に帰省し、5日の夕方まで滞在することに。
「お姉様から、大輝君と文香さんにまつわる面白い話をたくさん聞けそうね。きっと、帰省するのは年に数えるほどしかないでしょうから、2人の家にお泊まりしたいくらいだわ……」
お泊まりしているときのことを妄そ……想像しているからか、一紗はうっとりとした様子に。
「一紗先輩の気持ちは分かりますけど、大輝先輩と文香先輩はお付き合いしていますからね。先輩方のお宅に泊まるのはまずいかと」
「引っ越す前の文香の家に泊まったことはあるけど、これからはダメかもね。速水君の家に住んでいる限りは」
「少なくとも、桜井から許可が出ないと可能性はゼロだろうな。ちなみに、俺は泊まりはせずに、4日間のどこかで和奏さんに会おうかと思ってる」
羽柴の言う通り、サクラが許可を出さなければ、俺も女性が泊まることについて許可することはできないな。男性が泊まりに来る場合も同じく。
「3人なら泊まりに来てもいいよ」
サクラはいつもと変わらない明るい口調で言う。意外だな。今のサクラにとって特に付き合いの深い友人の一紗と小泉さん、後輩でもある杏奈だから言えるのかもしれない。
「いいのか? サクラ」
「もちろん条件付きだけどね。ダイちゃんは泊まりに来る3人に変なことはしない。3人もダイちゃんに変なことはしない。特に一紗ちゃんは。それが約束できるなら、私は3人が泊まりに来てもいいって思ってるよ」
「約束するわっ!」
張り切った様子でそう言うと、一紗は右手をピシッと挙げる。こういう人に限って、お泊まり中に色々なことをしそうなイメージがある。
一紗と和奏姉さん……以前に電話で話したときは凄く楽しそうだった。実際に会わせたら、意気投合してとんでもないことをしでかす可能性がある。
「文香先輩がそう言うのであれば、あたしも……お泊まりしてみたいですね。でも、和奏さんが帰省しているのに、あたし達まで泊まったら、お家にご迷惑がかかってしまいそうですが……」
「昔はサクラがよく泊まりに来ていたし、サクラの友達と和奏姉さんの友達が同時に泊まりに来たこともあったから、そこは大丈夫じゃないかと思う。ちょっと確認してみる」
LIMEの速水家のグループトークに『姉さんの帰省中に、一紗と杏奈、小泉さんが泊まりに来たいそうだ。姉さんと親睦を深めたいらしい』とメッセージを送る。
昼休みの時間帯なのもあってか、1分もしないうちに両親と和奏姉さんから、3人が泊まりに来てもOKだというメッセージが送られてきた。
「両親も和奏姉さんも泊まりに来てOKだってさ」
「そうですか! 良かったです」
懸念していたポイントが払拭されたのか、杏奈は明るい笑みを浮かべる。
「じゃあ、あたしも泊まろうかな。でも、3日から6日までテニス部の合宿があるからね。泊まるなら2日しかないな。学校の校門前に集合だから、2人の家に泊まれたら嬉しいかも。朝、ちょっとはゆっくり起きられるし」
「そうだね。じゃあ、合宿の荷物を持って泊まりに来るといいよ、青葉ちゃん」
「うん、そうする!」
小泉さんが2日に泊まるのは確定だな。俺達の家から学校までは徒歩数分なので、電車通学の小泉さんにとっては好都合かも。
「青葉さんが1泊するのなら、私も1泊したいわ。ただ、2日は親戚の法事があって、家に帰ってくるのも夜になるの。だから、泊まるなら3日か4日になるわね」
「あたしは2日と4日は、大輝先輩と一緒にバイトのシフト希望を出しています。なので、泊まりに行くなら3日にしたいと思います」
「じゃあ、私も3日にお泊まりするわ! 杏奈さんと一緒に寝たり、お風呂に入ったりしたいもの……」
うふふっ……と厭らしさも感じられる笑い声を出す一紗。一紗は杏奈のことをとても気に入っているので、一緒にお泊まりしたくなるか。それに対して杏奈は、
「あ、あたしも2日にお泊まりしましょうかね……」
青ざめた様子でそう言った。
杏奈は初めてのバイトの日に一紗と出会った。しかし、接客の際に一紗が「あなたをお持ち帰りしたいわ」と言ったことが原因で、一紗をヤバい人認定をしていた。それでも、俺やサクラを通じて付き合いを重ねるうちに、距離が縮まってきているように思えたのだが。今の言動が原因で、再び2人の間に距離ができてしまったかも。
「杏奈さん! 厭らしいことはしないから、どうか私と一緒にお泊まりしてください。お願いします」
真剣な様子でそう言うと一紗は杏奈に向かって頭を下げる。杏奈と相当お泊まりしたいことが伺える。
「じゃあ、一紗ちゃんには『杏奈ちゃんにも厭らしいことはしない』ことも泊まる条件にしようか」
「それでもちろん構わないわ、文香さん」
「……そこまで言うのであれば、3日に一紗先輩と一緒に泊まりましょう」
「ありがとう、杏奈さん! 当日が待ち遠しいわ……」
ようやく頭を上げた一紗。そんな一紗の顔には満面の笑みが浮かんでいる。好きな人の家に気に入っている後輩と一緒にお泊まりできるのだから、待ち遠しくもなるのも当然か。
「じゃあ、俺は速水と小鳥遊のバイトがない3日に遊びに行くか。3日は……午前中から昼までバイトだから、午後に行くよ」
「分かったよ、羽柴」
これで、和奏姉さんの希望通り、帰省中にみんなと会えるな。姉さんもきっと喜ぶことだろう。
そして、予想もしない形で予定が決まるパターンもある。
「大輝。文香ちゃん」
両親とサクラと4人で夕食を食べ始める直前、父さんは俺達の前に2枚のチケットを差し出した。そのチケットを見てみると、
「と、東京パークランドの1日招待券ですか!」
普段よりも高い声色でそう言うサクラ。招待券を見てサクラは興奮した様子に。
東京パークランドというのは東京郊外にある遊園地のこと。多くのアトラクションがあって人気の高い遊園地だ。
俺もサクラも、パークランドには何度も行ったことがある。家族ぐるみなのはもちろんのこと、友達だけで行ったことも。ただ、サクラと2人きりでは一度なかったはず。あと、サクラは分からないけど、俺はここ数年行っていない。
「1日招待券が2枚って……どうしたんだよ、父さん」
「同期から譲り受けたんだ。去年の忘年会のビンゴ大会で、彼が当てたんだ。ただ、同期夫婦も子供達も遊園地はそこまで興味がないみたいで。以前、僕から東京パークランドへ遊びに行った話を聞いたことを思い出したそうで、僕にくれたんだよ。この招待券、期限が5月6日までなんだ。母さんから、ゴールデンウィーク中に1日デートをする予定だと聞いてる。もし良ければ、2人が使ってほしい」
「……是非使いたいな、ダイちゃん」
パークランドの1日招待券を2枚持って、俺のことを見つめてくるサクラ。そんなサクラの目がとても輝いている。この様子からして、サクラは29日に東京パークランドへ行きたいと心に決めているのだろう。
最近、遊園地は行っていないけど、サクラと一緒だし、何度も行ったことのある東京パークランドならきっと楽しめるだろう。
俺はサクラの手から、東京パークランドの1日招待券を1枚抜き取る。見てみると、この招待券は1日フリーパス券として使えるようだ。
「じゃあ、来週の29日は東京パークランドでデートしようか」
「うんっ! 行き先決定だね! ありがとうございます、徹さん!」
「ありがとう、父さん」
「喜んでくれて嬉しいよ。譲ってくれた同期には父さんからお礼を言っておく。当日は楽しんできなさい」
「はいっ!」
「ひさしぶりにパークランドを楽しむよ」
「2人とも楽しんできてね! 29日は祝日だから、若い2人に倣って当日は私達もデートしましょう? お家でもお外でもいいから」
「そうだね、母さん」
父さんと母さんは穏やかに笑い合う。本当にうちの両親は仲がいいなぁ。両親に倣って、何歳になってもサクラと仲良くあり続けたい。
「今日はゴールデンウィークの日程が続々と決まる日になったね!」
「一気に決まったよなぁ」
「今年のゴールデンウィークは去年よりもかなり楽しくなりそうだね。楽しい予定もいっぱいあるし。それ以前に……ダイちゃんの家に住んで、ダイちゃんと付き合い始めたからね」
「俺もそう思っているよ。楽しいゴールデンウィークにしよう」
サクラの頭を優しく撫でると、サクラはとても嬉しそうな笑顔になり、しっかりと頷いた。
去年のゴールデンウィークはバイトを頑張ったり、羽柴と好きなアニメの鑑賞会をしたりしたっけ。去年も楽しかったけど、今年の方がより楽しくなるのは間違いないだろう。サクラという恋人がいるのだから。
「和奏お姉様と会えるのね! それは楽しみだわ!」
4月23日、木曜日。
昼休み。杏奈と6人でお昼ご飯を食べる中、俺とサクラは和奏姉さんがゴールデンウィーク中に帰省することを伝えた。これまで会ったことのない一紗と杏奈は特に楽しみにしているようだ。
ちなみに、午前中に和奏姉さんから、帰省の日程についてのメッセージがあった。バイトのシフト希望が通ったので、5月2日に帰省し、5日の夕方まで滞在することに。
「お姉様から、大輝君と文香さんにまつわる面白い話をたくさん聞けそうね。きっと、帰省するのは年に数えるほどしかないでしょうから、2人の家にお泊まりしたいくらいだわ……」
お泊まりしているときのことを妄そ……想像しているからか、一紗はうっとりとした様子に。
「一紗先輩の気持ちは分かりますけど、大輝先輩と文香先輩はお付き合いしていますからね。先輩方のお宅に泊まるのはまずいかと」
「引っ越す前の文香の家に泊まったことはあるけど、これからはダメかもね。速水君の家に住んでいる限りは」
「少なくとも、桜井から許可が出ないと可能性はゼロだろうな。ちなみに、俺は泊まりはせずに、4日間のどこかで和奏さんに会おうかと思ってる」
羽柴の言う通り、サクラが許可を出さなければ、俺も女性が泊まることについて許可することはできないな。男性が泊まりに来る場合も同じく。
「3人なら泊まりに来てもいいよ」
サクラはいつもと変わらない明るい口調で言う。意外だな。今のサクラにとって特に付き合いの深い友人の一紗と小泉さん、後輩でもある杏奈だから言えるのかもしれない。
「いいのか? サクラ」
「もちろん条件付きだけどね。ダイちゃんは泊まりに来る3人に変なことはしない。3人もダイちゃんに変なことはしない。特に一紗ちゃんは。それが約束できるなら、私は3人が泊まりに来てもいいって思ってるよ」
「約束するわっ!」
張り切った様子でそう言うと、一紗は右手をピシッと挙げる。こういう人に限って、お泊まり中に色々なことをしそうなイメージがある。
一紗と和奏姉さん……以前に電話で話したときは凄く楽しそうだった。実際に会わせたら、意気投合してとんでもないことをしでかす可能性がある。
「文香先輩がそう言うのであれば、あたしも……お泊まりしてみたいですね。でも、和奏さんが帰省しているのに、あたし達まで泊まったら、お家にご迷惑がかかってしまいそうですが……」
「昔はサクラがよく泊まりに来ていたし、サクラの友達と和奏姉さんの友達が同時に泊まりに来たこともあったから、そこは大丈夫じゃないかと思う。ちょっと確認してみる」
LIMEの速水家のグループトークに『姉さんの帰省中に、一紗と杏奈、小泉さんが泊まりに来たいそうだ。姉さんと親睦を深めたいらしい』とメッセージを送る。
昼休みの時間帯なのもあってか、1分もしないうちに両親と和奏姉さんから、3人が泊まりに来てもOKだというメッセージが送られてきた。
「両親も和奏姉さんも泊まりに来てOKだってさ」
「そうですか! 良かったです」
懸念していたポイントが払拭されたのか、杏奈は明るい笑みを浮かべる。
「じゃあ、あたしも泊まろうかな。でも、3日から6日までテニス部の合宿があるからね。泊まるなら2日しかないな。学校の校門前に集合だから、2人の家に泊まれたら嬉しいかも。朝、ちょっとはゆっくり起きられるし」
「そうだね。じゃあ、合宿の荷物を持って泊まりに来るといいよ、青葉ちゃん」
「うん、そうする!」
小泉さんが2日に泊まるのは確定だな。俺達の家から学校までは徒歩数分なので、電車通学の小泉さんにとっては好都合かも。
「青葉さんが1泊するのなら、私も1泊したいわ。ただ、2日は親戚の法事があって、家に帰ってくるのも夜になるの。だから、泊まるなら3日か4日になるわね」
「あたしは2日と4日は、大輝先輩と一緒にバイトのシフト希望を出しています。なので、泊まりに行くなら3日にしたいと思います」
「じゃあ、私も3日にお泊まりするわ! 杏奈さんと一緒に寝たり、お風呂に入ったりしたいもの……」
うふふっ……と厭らしさも感じられる笑い声を出す一紗。一紗は杏奈のことをとても気に入っているので、一緒にお泊まりしたくなるか。それに対して杏奈は、
「あ、あたしも2日にお泊まりしましょうかね……」
青ざめた様子でそう言った。
杏奈は初めてのバイトの日に一紗と出会った。しかし、接客の際に一紗が「あなたをお持ち帰りしたいわ」と言ったことが原因で、一紗をヤバい人認定をしていた。それでも、俺やサクラを通じて付き合いを重ねるうちに、距離が縮まってきているように思えたのだが。今の言動が原因で、再び2人の間に距離ができてしまったかも。
「杏奈さん! 厭らしいことはしないから、どうか私と一緒にお泊まりしてください。お願いします」
真剣な様子でそう言うと一紗は杏奈に向かって頭を下げる。杏奈と相当お泊まりしたいことが伺える。
「じゃあ、一紗ちゃんには『杏奈ちゃんにも厭らしいことはしない』ことも泊まる条件にしようか」
「それでもちろん構わないわ、文香さん」
「……そこまで言うのであれば、3日に一紗先輩と一緒に泊まりましょう」
「ありがとう、杏奈さん! 当日が待ち遠しいわ……」
ようやく頭を上げた一紗。そんな一紗の顔には満面の笑みが浮かんでいる。好きな人の家に気に入っている後輩と一緒にお泊まりできるのだから、待ち遠しくもなるのも当然か。
「じゃあ、俺は速水と小鳥遊のバイトがない3日に遊びに行くか。3日は……午前中から昼までバイトだから、午後に行くよ」
「分かったよ、羽柴」
これで、和奏姉さんの希望通り、帰省中にみんなと会えるな。姉さんもきっと喜ぶことだろう。
そして、予想もしない形で予定が決まるパターンもある。
「大輝。文香ちゃん」
両親とサクラと4人で夕食を食べ始める直前、父さんは俺達の前に2枚のチケットを差し出した。そのチケットを見てみると、
「と、東京パークランドの1日招待券ですか!」
普段よりも高い声色でそう言うサクラ。招待券を見てサクラは興奮した様子に。
東京パークランドというのは東京郊外にある遊園地のこと。多くのアトラクションがあって人気の高い遊園地だ。
俺もサクラも、パークランドには何度も行ったことがある。家族ぐるみなのはもちろんのこと、友達だけで行ったことも。ただ、サクラと2人きりでは一度なかったはず。あと、サクラは分からないけど、俺はここ数年行っていない。
「1日招待券が2枚って……どうしたんだよ、父さん」
「同期から譲り受けたんだ。去年の忘年会のビンゴ大会で、彼が当てたんだ。ただ、同期夫婦も子供達も遊園地はそこまで興味がないみたいで。以前、僕から東京パークランドへ遊びに行った話を聞いたことを思い出したそうで、僕にくれたんだよ。この招待券、期限が5月6日までなんだ。母さんから、ゴールデンウィーク中に1日デートをする予定だと聞いてる。もし良ければ、2人が使ってほしい」
「……是非使いたいな、ダイちゃん」
パークランドの1日招待券を2枚持って、俺のことを見つめてくるサクラ。そんなサクラの目がとても輝いている。この様子からして、サクラは29日に東京パークランドへ行きたいと心に決めているのだろう。
最近、遊園地は行っていないけど、サクラと一緒だし、何度も行ったことのある東京パークランドならきっと楽しめるだろう。
俺はサクラの手から、東京パークランドの1日招待券を1枚抜き取る。見てみると、この招待券は1日フリーパス券として使えるようだ。
「じゃあ、来週の29日は東京パークランドでデートしようか」
「うんっ! 行き先決定だね! ありがとうございます、徹さん!」
「ありがとう、父さん」
「喜んでくれて嬉しいよ。譲ってくれた同期には父さんからお礼を言っておく。当日は楽しんできなさい」
「はいっ!」
「ひさしぶりにパークランドを楽しむよ」
「2人とも楽しんできてね! 29日は祝日だから、若い2人に倣って当日は私達もデートしましょう? お家でもお外でもいいから」
「そうだね、母さん」
父さんと母さんは穏やかに笑い合う。本当にうちの両親は仲がいいなぁ。両親に倣って、何歳になってもサクラと仲良くあり続けたい。
「今日はゴールデンウィークの日程が続々と決まる日になったね!」
「一気に決まったよなぁ」
「今年のゴールデンウィークは去年よりもかなり楽しくなりそうだね。楽しい予定もいっぱいあるし。それ以前に……ダイちゃんの家に住んで、ダイちゃんと付き合い始めたからね」
「俺もそう思っているよ。楽しいゴールデンウィークにしよう」
サクラの頭を優しく撫でると、サクラはとても嬉しそうな笑顔になり、しっかりと頷いた。
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