102 / 194
続編-ゴールデンウィーク編-
第1話『○○は口ほどに』
しおりを挟む
現代文での一件もあり、午後の授業は集中して取り組むようにした。
たまに、サクラのことをチラッと見ると癒され、サクラと目が合ったときは胸が温かくなり、授業の疲れが取れていく。サクラも目が合うと微笑んでいるので、昼休みに言っていた通り癒されているのだろう。
サクラと距離ができてしまっていた期間もあった。なので、サクラとこうしていられることに幸せを感じた。
サクラのおかげで、あっという間に放課後になった。
今日は午後7時まで、杏奈と一緒にマスバーガーというファストフード店でバイトをする予定になっている。
「ダイちゃん、バイト頑張ってね」
「速水君、バイトがあるんだ。頑張って」
「ありがとう。サクラと小泉さんも掃除頑張って」
そう。今週はサクラと小泉さんのいる班が掃除当番なのだ。2人は既にほうきを持っている。
当番は出席番号順で決められており、俺は羽柴と同じ班。再来週に掃除当番になる予定だ。再来週はゴールデンウィーク明けなので、登校するのは木曜日と金曜日しかない。それが分かったとき、俺達はラッキーだと羽柴とハイタッチしたっけ。
「ダイちゃん」
俺の名前を呼ぶと、サクラは俺の目の前まで近づいてキスしてくる。その瞬間に女子達の黄色い声が聞こえる。ほんの一瞬だったけど、サクラの温もりと柔らかさが唇からしっかりと感じられた。
唇を離したサクラの顔はとても赤いけど、やんわりとした笑みが浮かんでいる。
「ダ、ダイちゃんに今日のバイトを頑張ってほしいから。あと……私も2年生初の掃除を頑張るための元気がほしくて。正直、そっちの方がメインだったりします」
「……そういうことか」
凄く可愛らしい理由だ。サクラの可愛さで、周りから注目されていることの恥ずかしさが吹き飛ぶ。
俺はサクラの頭にそっと手を乗せる。サクラの柔らかな茶髪越しに確かな温もりを感じる。
「ありがとう、サクラ。お互い頑張ろうな」
そう言って、俺はサクラにお返しのキスをした。まだまだ教室には生徒がいるので、さっきと同じように一瞬。
ゆっくり唇を離すと、さっき以上にサクラの顔が赤くなっている。でも、笑みは消えていない。俺と目が合うと、サクラはニッコリと笑って首肯した。
「大輝君と文香さん、本当にラブラブね」
「甘々なラブコメのラノベを読んだときと同じような気分だぜ。口から砂糖を吐きそうだ。そういうの俺は好きだけどな」
「甘々系の小説を書きたくなってくるわ。2人がモチーフにしたら面白そう。……さてと、今日は文芸部の活動があるから、私はそろそろ行こうかしら。文香さん、青葉さん、掃除当番頑張って」
「頑張れよ」
「ありがとう! 速水君から元気をもらった文香と一緒に頑張るよ!」
「も、もう青葉ちゃんったら。でも、ありがとね。ダイちゃん、後で友達と一緒にマスバーガーに行くね」
「分かった」
サクラが来てくれるなら、いつも以上にバイトを頑張れそうだ。
俺は一紗と羽柴と一緒に教室を後にする。今週はこれがスタンダードになりそうだ。
ただ、一紗は文芸部の活動があるため、特別棟への連絡に繋がる3階でお別れ。彼女も部活終わりにマスバーガーに来てくれるとのこと。
それからは、杏奈との待ち合わせ場所である校門前まで羽柴と2人で行くことに。
「おっ、今日は校舎から校門までの間にあまり人がいないぞ」
羽柴は上機嫌な様子でそう言う。確かに、今は校門やグラウンドに向かって歩いている生徒しかいない。
先週までは部活の仮入部期間だったため、校舎から校門までの間に、部活やサークルのチラシを持った生徒がたくさん立っていたのだ。1年生だけでなく、2年生である俺達にも勧誘する生徒が多く、中にはしつこい生徒もいて。そのことに羽柴はウンザリとしていた。
「良かったな。平和な雰囲気に戻って」
「ああ。行こうぜ」
俺は羽柴と一緒に校門に向かって歩き出す。
部活やサークルの勧誘をされることなく、すんなりと歩けるのって気持ちがいい。羽柴が鼻歌まで歌うのも納得だ。
「あっ、先輩方! お疲れ様でーす」
歩き始めてすぐ、校門の方からそんな可愛らしい声が聞こえた。
待ち合わせ場所の校門前には、既に杏奈の姿があった。杏奈は持ち前の明るい笑顔を浮かべ、俺達に向かって元気よく手を振ってくれる。
今朝も俺達の教室で笑顔を見せてくれたけど、彼女は昨日俺にフラれた。だから、杏奈の笑顔を見ると安心感を抱く。
「お疲れ、杏奈」
「お疲れさん、小鳥遊」
「どうもです。勧誘とかもないので、校舎の近くにいる先輩方を見つけられました。特に絡まれることなく、校門まで来られるのっていいですよね」
「小鳥遊もそう思うか」
「これがいつもの放課後だと思ってくれていいよ、杏奈」
「そうですか。良かったです」
そう言って、安堵の笑みを浮かべる杏奈。俺達に同意を求めるほどだし、彼女も仮入部期間までの部活やサークルの勧誘が嫌だったのだろう。
その後、駐輪場から自転車を押してきた羽柴と一緒に、俺と杏奈のバイト先のマスバーガーまで歩くことに。
これまでと同じように、俺は杏奈と隣り合って歩いている。しかし、これまでよりも少しだけ距離が開いたように思える。
「昨日のことがありましたから……何だか、こうして大輝先輩と一緒に歩いていると不思議な感じがしますね」
「……そうか」
「でも、一歩一歩前に進む度に、嬉しい気持ちが膨らんできます。これからも、バイトが放課後にあるときには、こうして一緒に行ってもいいですか?」
「そのくらいなら全然」
「……ありがとうございます」
杏奈は頬を赤くし、俺の目を見ながらニッコリと笑う。
バイト先に行くからとはいえ、前日に自分を振った好きな人と一緒に歩いている。不思議な気持ちになるのも、段々と嬉しい気持ちになるのも、俺に対する好意が彼女の心に強くあるからなのだろう。今朝、一紗と一緒に俺に好意を持ち続けてもいいかと訊き、俺から許しを得たのもあるかもしれない。
「ところで、大輝先輩。今朝は詳しく教えてもらえなかったのですが……ぶっちゃけ、文香先輩とは昨日、どんなことをしたんですか?」
「俺もちょっと気になるな」
左右両側から視線を向けられる。特に杏奈は興味津々そうな様子で。今朝、教室で一紗が同じ質問をしたときも、杏奈は目を輝かせて俺とサクラのことを見ていたな。
「サクラとのことだからな。そういうことを、俺が勝手にはっきりと教えていいものか……」
今朝は周りにクラスメイトがたくさんいたこともあってか、サクラは顔を真っ赤にして、はっきりとしたことまでは言わなかった。だから、彼女のいない場で色々と語る気にはあまりなれない。
「確かに、速水の言う通り、お前だけのことじゃないもんな」
「それに、文香先輩がいない場ですからね。こんなことを訊いてすみませんでした」
「謝るほどのことじゃないさ。それに、気になる気持ちも理解できるし。サクラさえよければ、俺も話すんだけど」
サクラも今頃、一緒に掃除をしている小泉さんなどに同じようなことを訊かれているのかな。もし、サクラが詳しく教えてしまっても俺はかまわないけど。
「ただ、大輝先輩と文香先輩は同居していますから、一緒にお風呂に入ったり、同じベッドで寝たりしているイメージがありますね」
「分かるなぁ。幼馴染だし、小さい頃は桜井とたくさんお泊まり会をしたそうだから」
「なるほどです! 恋人になったし、ひさしぶりに一緒にお風呂に入ろうって展開はありそうですね!」
杏奈と羽柴、見事な推理だ。昨日の夜はひさしぶりにサクラと一緒にお風呂に入って、サクラのベッドで一緒に寝たよ。
というか、今の2人の推理を聞いたせいでそのときのことを思い出してしまう。お風呂に入ったときのサクラはとても素敵だった。昔と比べて、色々なところが成長して大人っぽくなっていたし。お風呂やベッドの中ではたくさんキスして。あぁ……ドキドキして顔が熱くなってきた。
「羽柴先輩。どうやら、あたし達の推理、当たっているっぽいですよ。大輝先輩の頬が赤くなっていますし」
「みたいだな。今朝、桜井が顔を真っ赤にしていたのも納得だ」
小声で話しているけど、2人に挟まれて歩いている俺にはちゃんと聞こえているからな。ううっ、さらに頬が熱くなってきた。
世の中には『目は口ほどにものを言う』という言葉があるけど、俺は頬も口ほどにものを言ってしまう体質なのかも。気をつけよう。
その後、マスバーガーが見えるまで、頬の熱が消えることはなかった。
たまに、サクラのことをチラッと見ると癒され、サクラと目が合ったときは胸が温かくなり、授業の疲れが取れていく。サクラも目が合うと微笑んでいるので、昼休みに言っていた通り癒されているのだろう。
サクラと距離ができてしまっていた期間もあった。なので、サクラとこうしていられることに幸せを感じた。
サクラのおかげで、あっという間に放課後になった。
今日は午後7時まで、杏奈と一緒にマスバーガーというファストフード店でバイトをする予定になっている。
「ダイちゃん、バイト頑張ってね」
「速水君、バイトがあるんだ。頑張って」
「ありがとう。サクラと小泉さんも掃除頑張って」
そう。今週はサクラと小泉さんのいる班が掃除当番なのだ。2人は既にほうきを持っている。
当番は出席番号順で決められており、俺は羽柴と同じ班。再来週に掃除当番になる予定だ。再来週はゴールデンウィーク明けなので、登校するのは木曜日と金曜日しかない。それが分かったとき、俺達はラッキーだと羽柴とハイタッチしたっけ。
「ダイちゃん」
俺の名前を呼ぶと、サクラは俺の目の前まで近づいてキスしてくる。その瞬間に女子達の黄色い声が聞こえる。ほんの一瞬だったけど、サクラの温もりと柔らかさが唇からしっかりと感じられた。
唇を離したサクラの顔はとても赤いけど、やんわりとした笑みが浮かんでいる。
「ダ、ダイちゃんに今日のバイトを頑張ってほしいから。あと……私も2年生初の掃除を頑張るための元気がほしくて。正直、そっちの方がメインだったりします」
「……そういうことか」
凄く可愛らしい理由だ。サクラの可愛さで、周りから注目されていることの恥ずかしさが吹き飛ぶ。
俺はサクラの頭にそっと手を乗せる。サクラの柔らかな茶髪越しに確かな温もりを感じる。
「ありがとう、サクラ。お互い頑張ろうな」
そう言って、俺はサクラにお返しのキスをした。まだまだ教室には生徒がいるので、さっきと同じように一瞬。
ゆっくり唇を離すと、さっき以上にサクラの顔が赤くなっている。でも、笑みは消えていない。俺と目が合うと、サクラはニッコリと笑って首肯した。
「大輝君と文香さん、本当にラブラブね」
「甘々なラブコメのラノベを読んだときと同じような気分だぜ。口から砂糖を吐きそうだ。そういうの俺は好きだけどな」
「甘々系の小説を書きたくなってくるわ。2人がモチーフにしたら面白そう。……さてと、今日は文芸部の活動があるから、私はそろそろ行こうかしら。文香さん、青葉さん、掃除当番頑張って」
「頑張れよ」
「ありがとう! 速水君から元気をもらった文香と一緒に頑張るよ!」
「も、もう青葉ちゃんったら。でも、ありがとね。ダイちゃん、後で友達と一緒にマスバーガーに行くね」
「分かった」
サクラが来てくれるなら、いつも以上にバイトを頑張れそうだ。
俺は一紗と羽柴と一緒に教室を後にする。今週はこれがスタンダードになりそうだ。
ただ、一紗は文芸部の活動があるため、特別棟への連絡に繋がる3階でお別れ。彼女も部活終わりにマスバーガーに来てくれるとのこと。
それからは、杏奈との待ち合わせ場所である校門前まで羽柴と2人で行くことに。
「おっ、今日は校舎から校門までの間にあまり人がいないぞ」
羽柴は上機嫌な様子でそう言う。確かに、今は校門やグラウンドに向かって歩いている生徒しかいない。
先週までは部活の仮入部期間だったため、校舎から校門までの間に、部活やサークルのチラシを持った生徒がたくさん立っていたのだ。1年生だけでなく、2年生である俺達にも勧誘する生徒が多く、中にはしつこい生徒もいて。そのことに羽柴はウンザリとしていた。
「良かったな。平和な雰囲気に戻って」
「ああ。行こうぜ」
俺は羽柴と一緒に校門に向かって歩き出す。
部活やサークルの勧誘をされることなく、すんなりと歩けるのって気持ちがいい。羽柴が鼻歌まで歌うのも納得だ。
「あっ、先輩方! お疲れ様でーす」
歩き始めてすぐ、校門の方からそんな可愛らしい声が聞こえた。
待ち合わせ場所の校門前には、既に杏奈の姿があった。杏奈は持ち前の明るい笑顔を浮かべ、俺達に向かって元気よく手を振ってくれる。
今朝も俺達の教室で笑顔を見せてくれたけど、彼女は昨日俺にフラれた。だから、杏奈の笑顔を見ると安心感を抱く。
「お疲れ、杏奈」
「お疲れさん、小鳥遊」
「どうもです。勧誘とかもないので、校舎の近くにいる先輩方を見つけられました。特に絡まれることなく、校門まで来られるのっていいですよね」
「小鳥遊もそう思うか」
「これがいつもの放課後だと思ってくれていいよ、杏奈」
「そうですか。良かったです」
そう言って、安堵の笑みを浮かべる杏奈。俺達に同意を求めるほどだし、彼女も仮入部期間までの部活やサークルの勧誘が嫌だったのだろう。
その後、駐輪場から自転車を押してきた羽柴と一緒に、俺と杏奈のバイト先のマスバーガーまで歩くことに。
これまでと同じように、俺は杏奈と隣り合って歩いている。しかし、これまでよりも少しだけ距離が開いたように思える。
「昨日のことがありましたから……何だか、こうして大輝先輩と一緒に歩いていると不思議な感じがしますね」
「……そうか」
「でも、一歩一歩前に進む度に、嬉しい気持ちが膨らんできます。これからも、バイトが放課後にあるときには、こうして一緒に行ってもいいですか?」
「そのくらいなら全然」
「……ありがとうございます」
杏奈は頬を赤くし、俺の目を見ながらニッコリと笑う。
バイト先に行くからとはいえ、前日に自分を振った好きな人と一緒に歩いている。不思議な気持ちになるのも、段々と嬉しい気持ちになるのも、俺に対する好意が彼女の心に強くあるからなのだろう。今朝、一紗と一緒に俺に好意を持ち続けてもいいかと訊き、俺から許しを得たのもあるかもしれない。
「ところで、大輝先輩。今朝は詳しく教えてもらえなかったのですが……ぶっちゃけ、文香先輩とは昨日、どんなことをしたんですか?」
「俺もちょっと気になるな」
左右両側から視線を向けられる。特に杏奈は興味津々そうな様子で。今朝、教室で一紗が同じ質問をしたときも、杏奈は目を輝かせて俺とサクラのことを見ていたな。
「サクラとのことだからな。そういうことを、俺が勝手にはっきりと教えていいものか……」
今朝は周りにクラスメイトがたくさんいたこともあってか、サクラは顔を真っ赤にして、はっきりとしたことまでは言わなかった。だから、彼女のいない場で色々と語る気にはあまりなれない。
「確かに、速水の言う通り、お前だけのことじゃないもんな」
「それに、文香先輩がいない場ですからね。こんなことを訊いてすみませんでした」
「謝るほどのことじゃないさ。それに、気になる気持ちも理解できるし。サクラさえよければ、俺も話すんだけど」
サクラも今頃、一緒に掃除をしている小泉さんなどに同じようなことを訊かれているのかな。もし、サクラが詳しく教えてしまっても俺はかまわないけど。
「ただ、大輝先輩と文香先輩は同居していますから、一緒にお風呂に入ったり、同じベッドで寝たりしているイメージがありますね」
「分かるなぁ。幼馴染だし、小さい頃は桜井とたくさんお泊まり会をしたそうだから」
「なるほどです! 恋人になったし、ひさしぶりに一緒にお風呂に入ろうって展開はありそうですね!」
杏奈と羽柴、見事な推理だ。昨日の夜はひさしぶりにサクラと一緒にお風呂に入って、サクラのベッドで一緒に寝たよ。
というか、今の2人の推理を聞いたせいでそのときのことを思い出してしまう。お風呂に入ったときのサクラはとても素敵だった。昔と比べて、色々なところが成長して大人っぽくなっていたし。お風呂やベッドの中ではたくさんキスして。あぁ……ドキドキして顔が熱くなってきた。
「羽柴先輩。どうやら、あたし達の推理、当たっているっぽいですよ。大輝先輩の頬が赤くなっていますし」
「みたいだな。今朝、桜井が顔を真っ赤にしていたのも納得だ」
小声で話しているけど、2人に挟まれて歩いている俺にはちゃんと聞こえているからな。ううっ、さらに頬が熱くなってきた。
世の中には『目は口ほどにものを言う』という言葉があるけど、俺は頬も口ほどにものを言ってしまう体質なのかも。気をつけよう。
その後、マスバーガーが見えるまで、頬の熱が消えることはなかった。
0
読んでいただきありがとうございます。お気に入り登録や感想をお待ちしております。
『クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。』の続編がスタートしました!(2025.2.8) 学園ラブコメです。是非、読みに来てみてください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/89864889
『高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。』は全編公開中です。 学園ラブコメ作品です。是非、読みに来てみてください。宜しくお願いします。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/441389601
『まずはお嫁さんからお願いします。』は全編公開中です。高校生夫婦学園ラブコメです。是非、読みに来て見てください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/120759248
『クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。』の続編がスタートしました!(2025.2.8) 学園ラブコメです。是非、読みに来てみてください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/89864889
『高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。』は全編公開中です。 学園ラブコメ作品です。是非、読みに来てみてください。宜しくお願いします。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/441389601
『まずはお嫁さんからお願いします。』は全編公開中です。高校生夫婦学園ラブコメです。是非、読みに来て見てください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/120759248
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2024.8.2)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

向日葵と隣同士で咲き誇る。~ツンツンしているクラスメイトの美少女が、可愛い笑顔を僕に見せてくれることが段々と多くなっていく件~
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の加瀬桔梗のクラスには、宝来向日葵という女子生徒がいる。向日葵は男子生徒中心に人気が高く、学校一の美少女と言われることも。
しかし、桔梗はなぜか向日葵に1年生の秋頃から何度も舌打ちされたり、睨まれたりしていた。それでも、桔梗は自分のように花の名前である向日葵にちょっと興味を抱いていた。
ゴールデンウィーク目前のある日。桔梗はバイト中に男達にしつこく絡まれている向日葵を助ける。このことをきっかけに、桔梗は向日葵との関わりが増え、彼女との距離が少しずつ縮まっていく。そんな中で、向日葵は桔梗に可愛らしい笑顔を段々と見せていくように。
桔梗と向日葵。花の名を持つ男女2人が織りなす、温もりと甘味が少しずつ増してゆく学園ラブコメディ!
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

管理人さんといっしょ。
桜庭かなめ
恋愛
桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。
しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。
風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、
「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」
高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。
ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!
※特別編10が完結しました!(2024.6.21)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※続編がスタートしました!(2025.2.8)
※1日1話ずつ公開していく予定です。
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる