サクラブストーリー

桜庭かなめ

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本編-新年度編-

第39話『教えて! 大輝先生』

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 午後5時半過ぎ。
 卒業した中学校などの話で盛り上がった俺と杏奈、羽柴はマスバーガーを後にする。
 下校した直後よりも雲が取れている。また、今も残る雲が茜色に色づいていて。一日の終わりが近づいていると実感させてくれる。

「もう5時半過ぎですか。結構いい時間ですけど、これからどうします?」
「マスバーガーで速水と小鳥遊と色々話せたから、俺はもう帰ろうかな」
「俺も十分に楽しめたよ。楽しみにしていた漫画を買えたし、杏奈にチーズバーガーを奢ってもらえたから。杏奈もいたからとても楽しい時間になった。ありがとう」

 お礼を言うと、杏奈はいつもの明るく元気な笑顔を見せてくれる。そんな杏奈の顔が赤く見えるのは夕陽のせいなのか。それとも、本当に赤くなっているのか。少し気になったけど、そこは掘り下げないでおこう。杏奈の笑顔が崩れてしまいそうだから。

「いえいえ。こちらこそありがとうございました。やりたかったことができましたし。チーズバーガーを美味しそうに食べる可愛い大輝先輩を見られましたから」

 えへへっ、と杏奈の笑顔に悪戯っぽさが混じる。それが連鎖したのか、羽柴も面白そうに笑う。

「今言われても恥ずかしいな。スマホで盗撮なんてしてないよな?」

 BL小説の朗読を一紗にこっそりと録音された経験があるので、ついそんなことを杏奈に訊いてしまう。
 俺の思考を読んだのか、杏奈は「ふふっ」と声に出して笑う。

「してませんよ。撮っておいても良かったかもしれませんけど。可愛かったですし」
「何度も可愛い言うな」
「えへへっ、ごめんなさい」

 笑顔で謝られると怖いなぁ。チーズバーガー以外にもマスバーガーでの好物メニューはいくつもあるので、まかないを食べるときには気を付けないと。この子、からかい上手の小鳥遊さんな気がするし。

「では、今日はこれでお開きですね。明日の放課後は校門で待っていればいいですか?」
「そうだね。ただ、今週は勧誘期間だから、明日と木曜日は校門を出たところで待ってくれるかな。あそこなら、部活や同好会からの勧誘の嵐には遭わないと思うから」
「了解でーす」

 そう言って、敬礼ポーズをする杏奈。普段、友達にはこういう風に言うのだろうか。

「それでは、大輝先輩。また明日です」
「また明日な。羽柴も」
「おう。小鳥遊、方向は同じだろうから途中まで一緒に帰るか」
「ですね~。では、失礼しま~す」

 杏奈と羽柴は一緒に四鷹駅の方に向かって歩き始める。後ろ姿だけど、2人とも金髪なのもあって兄妹に見えてくる。マスバーガーで中学校の話をしているときは、2人とも楽しそうだったし、多少は仲良くなってくれれば幸い。俺の話題だと意気投合しそうだ。
 俺は一人で自宅に向かって歩き出す。部活帰りのサクラに会えるかなと思って、周りに注意しながら。
 しかし、部活が終わる時刻までまだ時間があるからか、サクラと会うことなく自宅に辿り着いてしまった。会えればいいなと思っていたけど、実際に会えないと結構寂しい。好きな人だもんね。サクラと帰る場所が同じで良かったと思った。
 家に帰ってからは、アニメイクで買ったラブコメ漫画をさっそく読む。原作のラノベを読んでいるときも面白かったけど、コミカライズでも面白い。買って良かったと思える一冊だった。あと、幼馴染ヒロイン最高!


 夕食後。
 今日の授業で数学Ⅱと英語表現Ⅱの課題プリントが出たので、俺はそれを片付けることに。数学Ⅱの方は明日提出なので、まずはそっちから。課題が終わったら風呂に入って、昨日の深夜に放送されたアニメを観よう。
 そういえば、サクラは昔から算数や数学は苦手な方だったな。今は克服できたのだろうか。中2からのわだかまり期間中、課題を手伝ったり、試験勉強をしたりすることはなかった。高校生になってから、定期試験の返却されたとき、がっかりしていたり、焦っていたりする様子を見ることはなかったけど。

「まあ、何かあったら訊きにくるだろう」

 仲直りできたんだし、部屋も隣同士だから。
 数学Ⅱの課題が終わり、英語表現Ⅱの課題も半分ほど終わったところで、
 ――コンコン。
 ノック音が聞こえてきた。普通のノック音だけど、静かな環境の中で勉強していたのでやけに響いた。

「はい」

 部屋の扉を開けると、そこには淡い桃色のパーカー型の寝間着を着たサクラが立っていた。そんなサクラは数学Ⅱの教科書とノートを持っている。そのことで、ここに来たおおよその理由が分かった。

「どうした、サクラ」
「数学Ⅱの課題プリントをやろうと思って。ただ、昔から算数や数学はあまり得意じゃないから不安で。だから、すぐにダイちゃんに訊けるように、ここで課題をしたいなって思っているんだけど……いいかな?」
「もちろんいいよ」

 ほっとした表情になるサクラ。
 小学生の頃は課題を写させてほしいと言うこともあった。なので、分からないところを訊く姿勢に変わったのはいいなと思う。もちろん、どうしても分からないのなら見せるつもりだけど。

「……ちなみに、ダイちゃんはもう課題終わった?」
「うん、終わったよ。全部解けた。今は明後日に提出する英語表現の課題プリントをやってる」
「そうなんだ! さすがはダイちゃん!」

 そう言って見せてくれる明るい笑みは、中1までのサクラを彷彿とさせる。また、こういう笑顔を見られるようになって良かった。そう思うのはもう何度目だろうか。
 サクラを部屋に招き入れ、テーブルの近くにあるクッションに座ってもらう。
 いつでもサクラに手助けできるように、勉強机からテーブルに移動。サクラの左斜め前のところに座り、俺は英語表現の課題の続きをする……のだが。すぐ近くにお風呂上がりのサクラがいるので、なかなか集中ができない。ボディーソープとかシャンプーの甘い匂いが香るのでドキドキしてくる。顔が赤くなっていないかどうか心配だ。

「ダイちゃん」
「は、はい!」

 ポンポン、と腕を軽く叩かれたこともあり、思わず大きな声が出てしまった。そのことにサクラも驚いた様子だ。俺と目が合うと、サクラは申し訳なさそうな表情に。

「ご、ごめん。驚かせるつもりはなかったの。ただ、分からないところがあるから教えてほしくて」
「ううん、いいんだよ。気にしないで。宿題に集中していたし、サクラとこうして一緒に勉強するのもひさしぶりだったからさ。何か驚いちゃったんだ」
「なるほどね。それなら良かったよ」

 ほっとするサクラ。そういえば、サクラと一緒に宿題をやっていると、たまに腕や肩を叩いて俺に助けを求めることが多かった。

「それで、どこが分からないの?」
「因数分解でつまずいちゃって」
「因数分解の問題あったな。ええと……どれどれ……」

 サクラの課題プリントを見るために、俺は彼女に少し近づく。
 俺の解説を聞きやすくするためなのか、サクラも俺の方に近づいてきた。気付けば、少しでも体を傾ければ触れるくらいの距離になっていた。だから、サクラの甘い匂いはさっきよりもはっきりしており、心なしか彼女の方から熱も伝わっている。サクラと目が合うと、彼女の頬がほんのりと赤く染まる。

「こ、この因数分解の問題の問5が解けないの」
「ああ、この問題か。ちょっと難しいよな」

 ひねりのある問題なので、俺も少しの間考えた。それ以外の問題なら、教科書とか板書を写したノートを見ればすぐに分かるけど。
 俺はサクラに因数分解の問題を解説していく。

「……それで、正解はこれになるんだ」
「ああ、なるほどね! さすがはダイちゃんだね。小学生の頃から変わらずに分かりやすい解説だった」
「いえいえ、それほどでも」

 とは言うけど、サクラに褒められて嬉しい。
 小学生の頃からサクラに色々なことを教えていたし、サクラとのわだかまりがあった期間も友人に宿題や試験勉強を教えることはあった。高1のときは羽柴に理系科目中心に助けたことが何度もあったし。

「ありがとう、ダイちゃん。あと少し頑張るね」
「俺も英語があと少しだから頑張ろう」

 さっきの場所に戻って、俺は英語表現の課題の残りを片付ける。
 もしかしたら、数学など、サクラがあまり得意じゃない科目の課題が出たときは、こうして一緒に取り組むのがこれからの日常になるかもしれないな。

「……よし、これで英語の方も終わった」
「お疲れ様。私も……うん、これで数学終わり!」
「サクラもお疲れ様」
「ありがとう。……青葉ちゃんから連絡が来たら教えようかな。青葉ちゃんもそんなに数学は得意じゃないから」
「そうなのか」

 俺の友人の中にも、文系クラスに進んだ奴は数学が苦手な奴が多い。羽柴も分野で得意不得意があり、彼にも数学を教えたことはある。

「そういえば、話は変わるけど、今日は放課後ってどうしてた? 羽柴君とアニメイクに行っていたの?」
「アニメイクには行ったけど、羽柴だけじゃなくて杏奈とも一緒に行ったよ。校門前で会ってさ」
「そうだったんだ」
「あとは……2人と一緒にマスバーガーに行って、杏奈にチーズバーガーを奢ってもらったよ。常連客で俺が何度も接客したし、受験勉強の気分転換になったそうで、俺と一緒にマスバーガーに行って奢るのが夢だったらしい」
「へえ。杏奈ちゃん、ダイちゃんに恩を感じていたんだね」
「奢ってもらったからか、チーズバーガー美味かったぞ」
「ダイちゃんの大好物だもんね」

 サクラは可愛げな笑みを浮かべながらそう言う。
 あのチーズバーガーはとても美味しかったな。あとは、杏奈に食べさせてもらったポテトも美味しかった。

「何か、チーズバーガー以外にも何かあったように思えるんだけど」

 ジト目で俺を見てくるサクラ。ポテトのことを考えたとき、顔に変化があったのかな。
 ポテトを食べさせてもらったのは羽柴にも見られたし、何よりも杏奈本人から話されるかもしれない。それなら、この場で言った方がいいな。

「……あ、杏奈にポテトを食べさせてもらいました」
「ただもらったんじゃなくて、食べさせてもらったの? あ~んしてもらったの?」
「……あ~んしてもらいました」
「そうなんだ。そのときのダイちゃん、ちょっと見てみたかったかも。羽柴君が羨ましい」

 ふふっ、とサクラは上品に笑いながらそう言う。さっきはジト目だったし、あのときの話をしたらどんな反応をされるかと思ったけど。笑ってくれて安心した。

「私もダイちゃんにあ~んしてもいい?」
「えっ?」
「実は部活帰りにスーパーでオレンジマシュマロを買ってきたの。だから、宿題を助けてくれたお礼にマシュマロを食べさせてあげる。ダイちゃん、マシュマロ好きだもんね」
「ああ。じゃあ、食べてさせてもらおうかな」
「うんっ。じゃあ、持ってくるから」

 サクラは数学Ⅱ一式と筆記用具を持って、一旦、俺の部屋を出ていった。杏奈の話を聞いて、自分も何か食べさせたくなったのかな。
 それにしても、俺の好きなマシュマロを買ってくるとは。自分で楽しむだけでなく、数学の課題を俺に助けてもらう交渉材料に買ったような気もする。

「お待たせ~」

 1分もしないうちに、サクラはオレンジマシュマロの袋を持って、俺の部屋に戻ってきた。

「そのマシュマロ買ったことある。中にオレンジソースが入ってて美味しいんだ」
「さすがダイちゃん。甘酸っぱいのがいいよね」

 サクラはさっきと同じクッションに座り、マシュマロの袋を開けていく。昔は思いっきり開けて中身をぶちまけることが何度もあったけど、今は丁寧に開けている。成長したんだなぁ。
 サクラは袋からオレンジマシュマロを一つ取り出す。

「この大きさだと、普通に食べさせると指まで咥えちゃうかもね」
「そうだな。じゃあ、口を大きめに開けるから、近くまで持っていったら口の中に入れてくれるか?」
「分かった。じゃあ、あ~ん」
「あ~ん」

 俺が口を大きめに開けると、サクラはニコニコしながら俺のことを見て、口の中にオレンジマシュマロを入れてくれた。
 ゆっくりと咀嚼すると、優しい甘さのマシュマロの中から甘酸っぱいオレンジソースが。

「……うん。美味しい」
「良かった。……私にも食べさせてくれる?」
「了解」

 俺が袋からオレンジマシュマロを一つ取り出すと、サクラは目を瞑り、普段よりも大きく口を開ける。その姿は幼く感じられて可愛い。この姿をずっと見ていたいけど、いつまでも口を開けさせたままでは可哀想なので、サクラの口にマシュマロを入れた。
 マシュマロが口の中に入ると、サクラはすぐにモグモグ。美味しいのか「うふふっ」と無邪気さを感じられる笑い声を出す。本当に可愛いな、俺の幼馴染。

「美味しい。数学の宿題も終わって、ダイちゃんに食べさせてもらったからかな」
「嬉しい言葉だ。やるべきことを終えた後に好きなものを食べると美味しいよな」
「うんっ」

 サクラは小さく頷いた。
 宿題も終わったので、昨晩録画したアニメを観ることに。そのうちの一作はサクラも知っている作品なので、彼女と一緒にその作品を観始めた。オレンジマシュマロを食べながら。
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