56 / 194
本編-新年度編-
第23話『猫カフェ』
しおりを挟む
「カフェオレ美味しかったぁ」
タピオカカフェオレを全部飲んだサクラは、満足げにそう言った。
「紅茶も美味しかったよ」
「良かった。羽柴君がバイトしているお店だし、これからもたまに来ようね」
「そうだな」
今後は、お互いに予定が入っていない放課後や休日には、サクラと一緒にパールヨタカに行くことが多くなりそうだ。これからの季節的にも、よりタピオカドリンクが美味しく感じられるようになるだろう。
「次はどうしようか?」
「ここに行きたい! って考えていたのはパールヨタカだけだからなぁ。サクラはいくつかあるみたいだし、今日はサクラの行ってみたいお店に行くのはどうだろう? どんなお店なのか興味あるし」
「分かった! ただ、どこかお店に行きたくなったら遠慮なく言ってね」
「了解」
「じゃあ、次のお店に行こうか」
空になったコップを広場の中にあるゴミ箱へ捨てに行く。その途中、空になったパールヨタカのコップを見つけたのでそれも一緒に。ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てないとね。
俺達は再び手を繋いで、広場を後にする。サクラの行きたいお店は四鷹駅の北口近くにあるので、駅方面に向かって歩き始める。
「サクラ。次はどんなお店に行くんだ?」
「ひ・み・つ。2、3分で到着するから、それまでのお楽しみ」
「ははっ、そっか。それも面白そうでいいな」
あと少しで分かるのなら、お店に到着するまで楽しみにしておこう。サクラの行きたいところなら変なところではないだろうし。
駅周辺はさっき以上に人が多く、賑わいを見せている。友人同士なのか楽しそうに歩く人達。恋人同士なのか抱きしめ会う人達。急いでいるのか全速力で走るスーツ姿の人。よろしくお願いしまーす、とチラシを配っている人。坩堝ってこういう場所のことを言うのかな。
あと、パールヨタカの行列は俺達が並んだときよりもさらに長くなっていた。頑張れよ、羽柴。
「ここの1階だよ」
サクラの宣言通り2、3分後に俺達は立ち止まる。目の前にあるのは、灰色を基調とした落ち着いた外観が特徴的な商業ビル。その1階には、
「あぁ、この猫カフェか」
お店の入口には白い看板に、黒く『猫カフェ・にゃんだかな』と柔らかな形の店名と、猫の顔のシルエットが描かれている。お店には入ったことはないけど、猫好きだし『にゃんだかな』という珍妙な店名なので、この外観は覚えていた。
「ここに来たことがあるの?」
「ううん、一度もない。ただ、ここら辺は何度も歩いたことがあるから、ここに猫カフェがあるのは知ってた」
「そうだったんだ。確か、2年前の今ぐらいの時期にオープンして。友達や和奏ちゃんと一緒に何度も来ているの」
「そうなのか。……そういえば、中3の夏休みだったかな。和奏姉さんがサクラと2人で猫カフェに行ったって言っていたな。それがここだったのかもしれない。受験勉強や部活の疲れが取れたって」
「その時期に、和奏ちゃんと癒しを求めにここに来たよ。和奏ちゃん、近寄ってきた猫を抱きしめて幸せそうだった」
和奏姉さんも猫が大好きだからな。猫を抱きしめて幸せそうにしている姉さんの姿が容易に想像できる。
「ダイちゃんとは何年も猫カフェには行ってないからね。2人きりだと一度もないし」
「そうだな」
小学生のときに何度か、和奏姉さんや母さん、美紀さんと一緒に行ったことがある。中学以降は行っていないので、数年ぶりの猫カフェだ。
「さっ、中に入ろうか」
サクラに手を引かれる形で、俺は猫カフェ・にゃんだかなの中に入る。よーし、今日は猫を堪能するぞ。
お店の中は結構静かで、「かわいい~」などという人間の声と、可愛らしい猫の鳴き声が聞こえてくる。
入口近くにある受付で、俺達は60分コースの料金を支払う。サクラは店員さんに落ち着いて話していたり、支払いのときにポイントカードを出したりと常連客ぶりを発揮。
受付を済ませると、サクラと俺は奥へと入っていく。そこにはたくさんの猫がおり、10名ほどのお客さんが猫と戯れている。どのお客さんも幸せそうだ。穏やかな雰囲気に包まれている。
「今日も可愛い猫がたくさんいる……」
俺の隣にも幸せそうな奴がいる。サクラは目を輝かせてお店の中を見ている。
「あっちの方のソファーが空いているから、とりあえずはあそこに座ろうか」
「そうだな」
サクラと一緒に壁掛けの長いソファーに腰を下ろす。
すると、さっそく俺の足元にでっかい黒猫が近寄ってきて、脚に体をすりすりしてくる。お前、可愛い奴だな。頭を優しく撫でると、黒猫は「にゃ~ん」と鳴いた。
「ふふっ、さっそく乗ってきたね」
サクラの膝の上に茶トラ猫が乗り、その場でゴロゴロする。
「この茶トラ猫、サクラの膝が気に入ったんだな。さっそくゴロゴロしてるよ」
「この猫は前に来たときも、こうして膝の上に乗ってきてくれたんだよ」
「そうだったのか」
何度も来たことがある人の言葉だな。あと、この茶トラ猫……俺と気が合いそうな気がする。
「今日はさっそく来てくれて嬉しいよぉ。いい子だね~」
「にゃぉん」
「あぁ、可愛い!」
サクラは茶トラ猫の頭から背中に掛けて撫でていく。それが気持ちいいのか、茶トラ猫はたまに「にゃん」と鳴いている。凄く羨ましいな。
「あぁ、いい毛触り。にゃおにゃお~ん」
「にゃん」
それから少しの間、サクラは会話しているかのように、茶トラ猫とにゃんにゃん言い合っている。あの……茶トラ猫さん。サクラを気に入っているのは分かっているけど、少しの間だけでいいので、俺と場所を変わっていただけませんか?
「ダイちゃん、茶トラ猫が好みだったっけ? じっと見ているけど」
「す、好きな模様の一つだよ。あと、昔とは違って、今はすぐにサクラに猫が来るんだな」
「あのときとは違って、猫を前にしてもある程度は落ち着いていられるからね。昔は興奮して、和奏ちゃんと一緒に猫に迫ったな。だから、猫が逃げちゃって、ダイちゃんやお母さん、優子さんの後ろに隠れるのがお決まりだったよね」
「そうだったな。そんなサクラと和奏姉さんのおかげで、俺はただ座るだけで猫がたくさん来てくれたよ」
「ふふっ、そうだったね。楽しかったから、またダイちゃんと一緒に来られて嬉しいよ」
「……俺こそ。ありがとな」
俺の家の庭やこもれび公園で、たまにノラ猫を見かけて、触ることがある。ただ、こういう場所で猫と触れ合うのもいいな。
そんなことを考えていると、俺の脚に擦り寄っていた黒猫が膝の上に乗って箱座りをする。そんな黒猫の背中をそっと触る。柔らかな毛が気持ちいい。
「ダイちゃんの膝の上にも猫ちゃんが来たね」
「ああ。ただ、こいつデカいからちょっと重いな」
「かなり大きいよね。ここにいる人達の中ではダイちゃんが一番大柄だし、ちょうどいい人間の寝場所だと思ったのかもね」
サクラのその言葉のおかげか、この黒猫が膝に乗ってくれたことが凄く嬉しくなるし、より可愛く思えてきたぞ。いい子だから、俺がたっぷりと撫でてやろう。
「にゃぉぉ~ん」
「おぉ、気持ちいいかぁ」
「いいコンビだね、ダイちゃん。……ここの猫カフェは写真も撮っていいし、ダイちゃんと黒猫の写真を撮ってあげようか?」
「じゃあ、お願いできるか? 俺はサクラとその茶トラ猫との写真を撮るよ」
「うん、お願い」
その後、猫が逃げないように気を付けながら、お互いに膝の上に猫が乗っている姿をスマホで撮影し、LIMEで送り合う。
「ありがとね、ダイちゃん」
「こちらこそ」
自分だけでなく、茶トラ猫と戯れているサクラの写真も撮れたし。笑顔でピースサインしていて可愛い。この写真も消去してしまわないように気を付けよう。
サクラの撮ってくれた写真を見ると、俺の膝の上に乗っている黒猫が物凄く大きいことを改めて実感する。お前、普段……他の猫のエサまで食っていそうだな。もしそうならやっちゃダメだぞ。
「な~う」
気付けば、俺の隣にはスコティッシュフォールドが座っており、俺と目が合うと脇腹のあたりに頭をスリスリしてきた。そんなスコティッシュフォールドの頭を撫でる。
「お前も可愛いなぁ」
「スコティッシュフォールドも可愛いね。……あっ、アメリカンショートヘアの猫ちゃんが来た」
いい子だね~、とサクラはアメリカンショートヘアの頭を撫でる。気持ちいいのか、サクラを見て「にゃんっ」と鳴く。サクラに頭を撫でてもらえて羨ましいな。
その後もサクラと一緒に猫と触れたり、猫じゃらしで遊んであげたり、写真を撮ったりする。そんな癒しの時間を過ごし始めてから30分くらい経った頃。
「速水先輩。こんにちは~」
ロングスカートにVネックシャツ姿の小鳥遊さんが来店してきたのであった。
タピオカカフェオレを全部飲んだサクラは、満足げにそう言った。
「紅茶も美味しかったよ」
「良かった。羽柴君がバイトしているお店だし、これからもたまに来ようね」
「そうだな」
今後は、お互いに予定が入っていない放課後や休日には、サクラと一緒にパールヨタカに行くことが多くなりそうだ。これからの季節的にも、よりタピオカドリンクが美味しく感じられるようになるだろう。
「次はどうしようか?」
「ここに行きたい! って考えていたのはパールヨタカだけだからなぁ。サクラはいくつかあるみたいだし、今日はサクラの行ってみたいお店に行くのはどうだろう? どんなお店なのか興味あるし」
「分かった! ただ、どこかお店に行きたくなったら遠慮なく言ってね」
「了解」
「じゃあ、次のお店に行こうか」
空になったコップを広場の中にあるゴミ箱へ捨てに行く。その途中、空になったパールヨタカのコップを見つけたのでそれも一緒に。ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てないとね。
俺達は再び手を繋いで、広場を後にする。サクラの行きたいお店は四鷹駅の北口近くにあるので、駅方面に向かって歩き始める。
「サクラ。次はどんなお店に行くんだ?」
「ひ・み・つ。2、3分で到着するから、それまでのお楽しみ」
「ははっ、そっか。それも面白そうでいいな」
あと少しで分かるのなら、お店に到着するまで楽しみにしておこう。サクラの行きたいところなら変なところではないだろうし。
駅周辺はさっき以上に人が多く、賑わいを見せている。友人同士なのか楽しそうに歩く人達。恋人同士なのか抱きしめ会う人達。急いでいるのか全速力で走るスーツ姿の人。よろしくお願いしまーす、とチラシを配っている人。坩堝ってこういう場所のことを言うのかな。
あと、パールヨタカの行列は俺達が並んだときよりもさらに長くなっていた。頑張れよ、羽柴。
「ここの1階だよ」
サクラの宣言通り2、3分後に俺達は立ち止まる。目の前にあるのは、灰色を基調とした落ち着いた外観が特徴的な商業ビル。その1階には、
「あぁ、この猫カフェか」
お店の入口には白い看板に、黒く『猫カフェ・にゃんだかな』と柔らかな形の店名と、猫の顔のシルエットが描かれている。お店には入ったことはないけど、猫好きだし『にゃんだかな』という珍妙な店名なので、この外観は覚えていた。
「ここに来たことがあるの?」
「ううん、一度もない。ただ、ここら辺は何度も歩いたことがあるから、ここに猫カフェがあるのは知ってた」
「そうだったんだ。確か、2年前の今ぐらいの時期にオープンして。友達や和奏ちゃんと一緒に何度も来ているの」
「そうなのか。……そういえば、中3の夏休みだったかな。和奏姉さんがサクラと2人で猫カフェに行ったって言っていたな。それがここだったのかもしれない。受験勉強や部活の疲れが取れたって」
「その時期に、和奏ちゃんと癒しを求めにここに来たよ。和奏ちゃん、近寄ってきた猫を抱きしめて幸せそうだった」
和奏姉さんも猫が大好きだからな。猫を抱きしめて幸せそうにしている姉さんの姿が容易に想像できる。
「ダイちゃんとは何年も猫カフェには行ってないからね。2人きりだと一度もないし」
「そうだな」
小学生のときに何度か、和奏姉さんや母さん、美紀さんと一緒に行ったことがある。中学以降は行っていないので、数年ぶりの猫カフェだ。
「さっ、中に入ろうか」
サクラに手を引かれる形で、俺は猫カフェ・にゃんだかなの中に入る。よーし、今日は猫を堪能するぞ。
お店の中は結構静かで、「かわいい~」などという人間の声と、可愛らしい猫の鳴き声が聞こえてくる。
入口近くにある受付で、俺達は60分コースの料金を支払う。サクラは店員さんに落ち着いて話していたり、支払いのときにポイントカードを出したりと常連客ぶりを発揮。
受付を済ませると、サクラと俺は奥へと入っていく。そこにはたくさんの猫がおり、10名ほどのお客さんが猫と戯れている。どのお客さんも幸せそうだ。穏やかな雰囲気に包まれている。
「今日も可愛い猫がたくさんいる……」
俺の隣にも幸せそうな奴がいる。サクラは目を輝かせてお店の中を見ている。
「あっちの方のソファーが空いているから、とりあえずはあそこに座ろうか」
「そうだな」
サクラと一緒に壁掛けの長いソファーに腰を下ろす。
すると、さっそく俺の足元にでっかい黒猫が近寄ってきて、脚に体をすりすりしてくる。お前、可愛い奴だな。頭を優しく撫でると、黒猫は「にゃ~ん」と鳴いた。
「ふふっ、さっそく乗ってきたね」
サクラの膝の上に茶トラ猫が乗り、その場でゴロゴロする。
「この茶トラ猫、サクラの膝が気に入ったんだな。さっそくゴロゴロしてるよ」
「この猫は前に来たときも、こうして膝の上に乗ってきてくれたんだよ」
「そうだったのか」
何度も来たことがある人の言葉だな。あと、この茶トラ猫……俺と気が合いそうな気がする。
「今日はさっそく来てくれて嬉しいよぉ。いい子だね~」
「にゃぉん」
「あぁ、可愛い!」
サクラは茶トラ猫の頭から背中に掛けて撫でていく。それが気持ちいいのか、茶トラ猫はたまに「にゃん」と鳴いている。凄く羨ましいな。
「あぁ、いい毛触り。にゃおにゃお~ん」
「にゃん」
それから少しの間、サクラは会話しているかのように、茶トラ猫とにゃんにゃん言い合っている。あの……茶トラ猫さん。サクラを気に入っているのは分かっているけど、少しの間だけでいいので、俺と場所を変わっていただけませんか?
「ダイちゃん、茶トラ猫が好みだったっけ? じっと見ているけど」
「す、好きな模様の一つだよ。あと、昔とは違って、今はすぐにサクラに猫が来るんだな」
「あのときとは違って、猫を前にしてもある程度は落ち着いていられるからね。昔は興奮して、和奏ちゃんと一緒に猫に迫ったな。だから、猫が逃げちゃって、ダイちゃんやお母さん、優子さんの後ろに隠れるのがお決まりだったよね」
「そうだったな。そんなサクラと和奏姉さんのおかげで、俺はただ座るだけで猫がたくさん来てくれたよ」
「ふふっ、そうだったね。楽しかったから、またダイちゃんと一緒に来られて嬉しいよ」
「……俺こそ。ありがとな」
俺の家の庭やこもれび公園で、たまにノラ猫を見かけて、触ることがある。ただ、こういう場所で猫と触れ合うのもいいな。
そんなことを考えていると、俺の脚に擦り寄っていた黒猫が膝の上に乗って箱座りをする。そんな黒猫の背中をそっと触る。柔らかな毛が気持ちいい。
「ダイちゃんの膝の上にも猫ちゃんが来たね」
「ああ。ただ、こいつデカいからちょっと重いな」
「かなり大きいよね。ここにいる人達の中ではダイちゃんが一番大柄だし、ちょうどいい人間の寝場所だと思ったのかもね」
サクラのその言葉のおかげか、この黒猫が膝に乗ってくれたことが凄く嬉しくなるし、より可愛く思えてきたぞ。いい子だから、俺がたっぷりと撫でてやろう。
「にゃぉぉ~ん」
「おぉ、気持ちいいかぁ」
「いいコンビだね、ダイちゃん。……ここの猫カフェは写真も撮っていいし、ダイちゃんと黒猫の写真を撮ってあげようか?」
「じゃあ、お願いできるか? 俺はサクラとその茶トラ猫との写真を撮るよ」
「うん、お願い」
その後、猫が逃げないように気を付けながら、お互いに膝の上に猫が乗っている姿をスマホで撮影し、LIMEで送り合う。
「ありがとね、ダイちゃん」
「こちらこそ」
自分だけでなく、茶トラ猫と戯れているサクラの写真も撮れたし。笑顔でピースサインしていて可愛い。この写真も消去してしまわないように気を付けよう。
サクラの撮ってくれた写真を見ると、俺の膝の上に乗っている黒猫が物凄く大きいことを改めて実感する。お前、普段……他の猫のエサまで食っていそうだな。もしそうならやっちゃダメだぞ。
「な~う」
気付けば、俺の隣にはスコティッシュフォールドが座っており、俺と目が合うと脇腹のあたりに頭をスリスリしてきた。そんなスコティッシュフォールドの頭を撫でる。
「お前も可愛いなぁ」
「スコティッシュフォールドも可愛いね。……あっ、アメリカンショートヘアの猫ちゃんが来た」
いい子だね~、とサクラはアメリカンショートヘアの頭を撫でる。気持ちいいのか、サクラを見て「にゃんっ」と鳴く。サクラに頭を撫でてもらえて羨ましいな。
その後もサクラと一緒に猫と触れたり、猫じゃらしで遊んであげたり、写真を撮ったりする。そんな癒しの時間を過ごし始めてから30分くらい経った頃。
「速水先輩。こんにちは~」
ロングスカートにVネックシャツ姿の小鳥遊さんが来店してきたのであった。
0
読んでいただきありがとうございます。お気に入り登録や感想をお待ちしております。
『クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。』の続編がスタートしました!(2025.2.8) 学園ラブコメです。是非、読みに来てみてください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/89864889
『高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。』は全編公開中です。 学園ラブコメ作品です。是非、読みに来てみてください。宜しくお願いします。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/441389601
『まずはお嫁さんからお願いします。』は全編公開中です。高校生夫婦学園ラブコメです。是非、読みに来て見てください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/120759248
『クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。』の続編がスタートしました!(2025.2.8) 学園ラブコメです。是非、読みに来てみてください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/89864889
『高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。』は全編公開中です。 学園ラブコメ作品です。是非、読みに来てみてください。宜しくお願いします。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/441389601
『まずはお嫁さんからお願いします。』は全編公開中です。高校生夫婦学園ラブコメです。是非、読みに来て見てください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/120759248
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2024.8.2)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

向日葵と隣同士で咲き誇る。~ツンツンしているクラスメイトの美少女が、可愛い笑顔を僕に見せてくれることが段々と多くなっていく件~
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の加瀬桔梗のクラスには、宝来向日葵という女子生徒がいる。向日葵は男子生徒中心に人気が高く、学校一の美少女と言われることも。
しかし、桔梗はなぜか向日葵に1年生の秋頃から何度も舌打ちされたり、睨まれたりしていた。それでも、桔梗は自分のように花の名前である向日葵にちょっと興味を抱いていた。
ゴールデンウィーク目前のある日。桔梗はバイト中に男達にしつこく絡まれている向日葵を助ける。このことをきっかけに、桔梗は向日葵との関わりが増え、彼女との距離が少しずつ縮まっていく。そんな中で、向日葵は桔梗に可愛らしい笑顔を段々と見せていくように。
桔梗と向日葵。花の名を持つ男女2人が織りなす、温もりと甘味が少しずつ増してゆく学園ラブコメディ!
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

管理人さんといっしょ。
桜庭かなめ
恋愛
桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。
しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。
風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、
「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」
高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。
ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!
※特別編10が完結しました!(2024.6.21)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※続編がスタートしました!(2025.2.8)
※1日1話ずつ公開していく予定です。
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる