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第78話『信じること』
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昼休み。
私はお弁当を持って理沙ちゃんと一緒に風紀委員会の活動室へと向かう。
東雲先生の忠告のおかげもあって何もされていないけれど、ダブル・ブレッドのメンバーがリアルに進出してきたこともあって、私達を睨んでくる生徒もちらほらいる。……ダブル・ブレッドってメンバーがこんなにいたんだなぁ。
風紀委員会の活動室に入ると、そこにはぐったりとしているひより先輩が。
「お疲れ様です、ひより先輩」
「お疲れ様です!」
「……うん、お疲れ様。ごめんね、こんな感じで。うちのクラスにダブル・ブレッドのメンバーがいてね。その子の視線が凄くてさ……精神的に疲れが溜まっちゃって」
「あたし達もそうでしたよ。まあ、あたしはたまにことみんの髪の匂いを嗅いで、気持ちを何とか保っていました」
そういえば、背後から空気の流れを感じたときがあったけど、やっぱり理沙ちゃんが私の髪の匂いを嗅いでいたんだ。
「私は誰かの視線というよりは、千晴先輩がブランと名乗って私達にあんな振る舞いを見せたことが頭から離れなくて。授業に全然集中できませんでした……」
「私もあまり集中できなかったな。……朝倉先輩はまだ来ていないけれど、先に食べ始めちゃおっか」
「そうですね」
「じゃあ、いただきまーす!」
私達はお昼ご飯を食べ始めるけれど……正直、あまり食欲ないんだよね。大好物の甘い玉子焼きも美味しいけど、食欲をそそるほどではなかった。
「うん、美味しい」
普段と変わらずに美味しそうに食べている理沙ちゃんが羨ましい。これも、私の髪の匂いを嗅いで気持ちを保っていた賜物なのだろうか。
「おっ、琴実ちゃん達来ていたんだね」
「みんな、午前中はお疲れ様」
沙耶先輩と秋川先生が部屋の中に入ってきた。沙耶先輩の顔を見て幾らか気持ちが落ち着く。東雲先生は今も千晴先輩から話を聞いているのかな。
「お先にお昼ご飯いただいています。といっても、あまり食欲が湧かないですけど」
「まあ、今朝のことがあったからね。食べられるだけ食べればいいんじゃないかな。……唐沢さんだけはそんなの関係なしにモリモリ食べているみたいだけれど」
「ことみんのヘアーフレグランスのおかげです!」
「なるほど、気持ちを保てる術があるっていうのはいいね。私も見習わないとなぁ。私も琴実ちゃんやひよりちゃんみたいに、あんまり食欲ない。だから……琴実ちゃんのパンツを堪能してもいいかな?」
「先輩が元気になるまでいくらでも堪能していいですよ」
あまり元気がないので抵抗する気にもならない。それに……沙耶先輩に堪能してもらうことで元気になれるかもしれないし。先輩が私のパンツを堪能しやすくするために脚を広げる。
「それじゃ、遠慮なく……」
沙耶先輩は私のスカートの中に顔を入れてパンツを堪能してくる。沙耶先輩の生温かい吐息が脚にかかってくすぐったい。
「縞模様パンツいいねぇ」
「……実況しないでください」
ただ、沙耶先輩にこんなことをされるのも……悪くない。すっかりと沙耶先輩のパンツ欲に慣れてしまった。
「……ふぅ、今日のパンツも良かった。食欲も湧いてきたよ」
「それは良かったです」
沙耶先輩といい理沙ちゃんといい……私の体ってそんなに元気を与えられるのかな? それは嬉しいけど。
沙耶先輩もお弁当を食べ始める。
「そういえば、恵先生。藤堂さんの方はどうですか?」
「真衣子さんが色々と話を聞いているけど、千晴ちゃんが本物のブランだと考えてもおかしくないって状況かな」
「……まあ、風紀委員会の状況はよく知っていますし、掛布さんや黒瀬さんに素早く連絡を断ち切れますからね。そこも本物のブランに上手く言えと命令されている可能性はありますが」
「もちろん、真衣子さんや私もそう考えているよ」
本物のブランが別にいるなら、風紀委員長の千晴先輩は利用するのにはうってつけと言えそうだ。
「一通り話を聞いたから、藤堂は親御さんと一緒に家に帰ってもらったよ。そして、この件が解決するまで、彼女は自宅謹慎ということになった」
気付けば、東雲先生が部屋の中に入ってきていた。手に持っているのは秋川先生の手作り弁当なのかな。ずっと話を聞いていたからなのか、先生はちょっと疲れた様子。
「お疲れ様です、真衣子さん」
「ああ。本物のブランは別にいるっていう可能性を探っているんだが、藤堂も頭のいい奴だから、まるで彼女が本物のブランだと思わせることばかり言ってくる。これまでのことを考えても、藤堂がブランだと考えても筋は通るからやっかいだ……」
ううん……と、東雲先生は考え込んでしまった。ここまで悩んでいる先生を見るのは初めてだな。
「真衣子さん。そういうときはまず、私の手作り弁当を食べてください」
「……そうだな」
すると、東雲先生は秋川先生の横に座って、お弁当を勢いよく食べている。本当にお腹が空いていて、お弁当がとても美味しいんだって伝わってくる。
「真衣子さんったら、ゆっくり食べないと喉を詰まらせてしまいますよ」
「恵の弁当がすごく美味いんだよ。それに、恵が側にいるんだ。喉が詰まったら恵に思いっきり背中を叩かれればいいのさ。そうやって私を助けてくれるって信じてる」
「信じてくれるのは嬉しいですけど……まったく、自分勝手な方なんですから」
ふふっ、と恵先生は優しい笑みを浮かべている。お互いのことを分かり合って、信頼している夫婦のように見える。そんな先生方を見ていると、沙耶先輩とこういう関係になりたいなと強く思う。
「信じる……か」
「うん? どうしたの、ことみん」
「いや、その……今朝の千晴先輩を見たら何を信じればいいのか分からなくなったけれど、千晴先輩はとても純情で真っ直ぐな人だから。火曜日に沙耶先輩のことで恋愛相談されたときも……あっ」
しまった、これは千晴先輩から口止めされていることだったんだ。まあ、今朝……沙耶先輩に告白して振られたことを自分で言っていたけれど。
「いいんだよ、琴実ちゃん。きっと、藤堂さんは琴実ちゃんなら信頼できそうだと思って相談したんだと思うから。琴実ちゃんも親身になって話を聞いたんでしょ?」
そう言う沙耶先輩の笑みはちょっと切なそうに見えて。
「そうですね。素直に想いを伝えるのが一番だとアドバイスしました」
「……それがあの可愛らしい告白に繋がったってことか。あのときの藤堂さんを思い出すと、やっぱり彼女がブランだとは思えない」
「私も同じ思いです! 一緒に見回りをしたり、服装チェックをしたりしていますけど、朝倉先輩が言うように千晴先輩がブランだとは思えません。きっと、千晴先輩は本物のブランからいいように操られているだけです! それに、千晴先輩がいないと寂しいです……」
いつも笑顔が絶えず穏やかなひより先輩がここまで感情的になるなんて。考えてみれば、千晴先輩と最も一緒にいるのはひより先輩なんだよね。寂しいという言葉にとても重みを感じる。
「この4人でも風紀委員会はやっていけるかもしれないけど、藤堂さんがいないと締まりがないんだよなぁ。私でも委員長は務まるかもしれないけど、適任は藤堂さんだと思っているし。あと、ひよりちゃんの言葉を借りれば……寂しいかな」
そう言う沙耶先輩は照れくさそうに笑っていた。沙耶先輩はいつも爽やかに笑うか、パンツのときにニヤニヤすることが多いので何だか意外だ。可愛らしい。
「じゃあ、千晴先輩を取り戻しましょうよ、風紀委員会に。きっと……千晴先輩とは別にブランがいるはずですから!」
「そうだね、琴実ちゃん。藤堂さんは打倒ダブル・ブレッドを掲げている風紀委員長だってことを信じよう」
沙耶先輩はやる気に満ちた表情で私のことを見つめてくる。これでこそ沙耶先輩って感じがする。
「うおおっ! 燃えてきたぜ!」
「うわっ!」
理沙ちゃんがいきなり立ち上がって叫ぶから驚いちゃったよ。
「気持ちは分かるけれど落ち着こう、唐沢さん。ただ、千晴先輩を取り戻すと言ってもどうするんですか? 千晴先輩は自分がブランだと思っているようですが……」
「……ブランだっていう思い込みを解くしかないでしょ、ひよりちゃん。思い当たる方法はないけれど」
沙耶先輩の言うとおりだ。ブランからの洗脳を私達で解くしかない。
「私もいい方法は思いつきませんね。でも、千晴先輩にかかっている洗脳を解けるのは朝倉先輩と琴実ちゃんしかいないと思います。2人は千晴先輩にとって特に大好きな人と、信頼している人ですから」
「成田の言う通りかもな。それに、全員で押しかけるよりも、朝倉と折笠だけの方がいいかもしれない。私の車に乗ることができる人数も限られているし」
「じゃあ、放課後は二手に分かれて行動するということですね、真衣子さん」
「ああ。朝倉と折笠は私と一緒に藤堂の家に向かおう。成田と唐沢は恵と一緒に学校で待機だ。あと、麻美と深津さんにここに来てくれるように私から頼んでおく」
どうやら、私達の進むべき道が見えてきたようだ。まずは千晴先輩にかかっている洗脳を解いて、ブランの情報を引き出すこと。
放課後にお腹が空いていたら何もできないと思うので、私もお弁当を食べ進めるのであった。
私はお弁当を持って理沙ちゃんと一緒に風紀委員会の活動室へと向かう。
東雲先生の忠告のおかげもあって何もされていないけれど、ダブル・ブレッドのメンバーがリアルに進出してきたこともあって、私達を睨んでくる生徒もちらほらいる。……ダブル・ブレッドってメンバーがこんなにいたんだなぁ。
風紀委員会の活動室に入ると、そこにはぐったりとしているひより先輩が。
「お疲れ様です、ひより先輩」
「お疲れ様です!」
「……うん、お疲れ様。ごめんね、こんな感じで。うちのクラスにダブル・ブレッドのメンバーがいてね。その子の視線が凄くてさ……精神的に疲れが溜まっちゃって」
「あたし達もそうでしたよ。まあ、あたしはたまにことみんの髪の匂いを嗅いで、気持ちを何とか保っていました」
そういえば、背後から空気の流れを感じたときがあったけど、やっぱり理沙ちゃんが私の髪の匂いを嗅いでいたんだ。
「私は誰かの視線というよりは、千晴先輩がブランと名乗って私達にあんな振る舞いを見せたことが頭から離れなくて。授業に全然集中できませんでした……」
「私もあまり集中できなかったな。……朝倉先輩はまだ来ていないけれど、先に食べ始めちゃおっか」
「そうですね」
「じゃあ、いただきまーす!」
私達はお昼ご飯を食べ始めるけれど……正直、あまり食欲ないんだよね。大好物の甘い玉子焼きも美味しいけど、食欲をそそるほどではなかった。
「うん、美味しい」
普段と変わらずに美味しそうに食べている理沙ちゃんが羨ましい。これも、私の髪の匂いを嗅いで気持ちを保っていた賜物なのだろうか。
「おっ、琴実ちゃん達来ていたんだね」
「みんな、午前中はお疲れ様」
沙耶先輩と秋川先生が部屋の中に入ってきた。沙耶先輩の顔を見て幾らか気持ちが落ち着く。東雲先生は今も千晴先輩から話を聞いているのかな。
「お先にお昼ご飯いただいています。といっても、あまり食欲が湧かないですけど」
「まあ、今朝のことがあったからね。食べられるだけ食べればいいんじゃないかな。……唐沢さんだけはそんなの関係なしにモリモリ食べているみたいだけれど」
「ことみんのヘアーフレグランスのおかげです!」
「なるほど、気持ちを保てる術があるっていうのはいいね。私も見習わないとなぁ。私も琴実ちゃんやひよりちゃんみたいに、あんまり食欲ない。だから……琴実ちゃんのパンツを堪能してもいいかな?」
「先輩が元気になるまでいくらでも堪能していいですよ」
あまり元気がないので抵抗する気にもならない。それに……沙耶先輩に堪能してもらうことで元気になれるかもしれないし。先輩が私のパンツを堪能しやすくするために脚を広げる。
「それじゃ、遠慮なく……」
沙耶先輩は私のスカートの中に顔を入れてパンツを堪能してくる。沙耶先輩の生温かい吐息が脚にかかってくすぐったい。
「縞模様パンツいいねぇ」
「……実況しないでください」
ただ、沙耶先輩にこんなことをされるのも……悪くない。すっかりと沙耶先輩のパンツ欲に慣れてしまった。
「……ふぅ、今日のパンツも良かった。食欲も湧いてきたよ」
「それは良かったです」
沙耶先輩といい理沙ちゃんといい……私の体ってそんなに元気を与えられるのかな? それは嬉しいけど。
沙耶先輩もお弁当を食べ始める。
「そういえば、恵先生。藤堂さんの方はどうですか?」
「真衣子さんが色々と話を聞いているけど、千晴ちゃんが本物のブランだと考えてもおかしくないって状況かな」
「……まあ、風紀委員会の状況はよく知っていますし、掛布さんや黒瀬さんに素早く連絡を断ち切れますからね。そこも本物のブランに上手く言えと命令されている可能性はありますが」
「もちろん、真衣子さんや私もそう考えているよ」
本物のブランが別にいるなら、風紀委員長の千晴先輩は利用するのにはうってつけと言えそうだ。
「一通り話を聞いたから、藤堂は親御さんと一緒に家に帰ってもらったよ。そして、この件が解決するまで、彼女は自宅謹慎ということになった」
気付けば、東雲先生が部屋の中に入ってきていた。手に持っているのは秋川先生の手作り弁当なのかな。ずっと話を聞いていたからなのか、先生はちょっと疲れた様子。
「お疲れ様です、真衣子さん」
「ああ。本物のブランは別にいるっていう可能性を探っているんだが、藤堂も頭のいい奴だから、まるで彼女が本物のブランだと思わせることばかり言ってくる。これまでのことを考えても、藤堂がブランだと考えても筋は通るからやっかいだ……」
ううん……と、東雲先生は考え込んでしまった。ここまで悩んでいる先生を見るのは初めてだな。
「真衣子さん。そういうときはまず、私の手作り弁当を食べてください」
「……そうだな」
すると、東雲先生は秋川先生の横に座って、お弁当を勢いよく食べている。本当にお腹が空いていて、お弁当がとても美味しいんだって伝わってくる。
「真衣子さんったら、ゆっくり食べないと喉を詰まらせてしまいますよ」
「恵の弁当がすごく美味いんだよ。それに、恵が側にいるんだ。喉が詰まったら恵に思いっきり背中を叩かれればいいのさ。そうやって私を助けてくれるって信じてる」
「信じてくれるのは嬉しいですけど……まったく、自分勝手な方なんですから」
ふふっ、と恵先生は優しい笑みを浮かべている。お互いのことを分かり合って、信頼している夫婦のように見える。そんな先生方を見ていると、沙耶先輩とこういう関係になりたいなと強く思う。
「信じる……か」
「うん? どうしたの、ことみん」
「いや、その……今朝の千晴先輩を見たら何を信じればいいのか分からなくなったけれど、千晴先輩はとても純情で真っ直ぐな人だから。火曜日に沙耶先輩のことで恋愛相談されたときも……あっ」
しまった、これは千晴先輩から口止めされていることだったんだ。まあ、今朝……沙耶先輩に告白して振られたことを自分で言っていたけれど。
「いいんだよ、琴実ちゃん。きっと、藤堂さんは琴実ちゃんなら信頼できそうだと思って相談したんだと思うから。琴実ちゃんも親身になって話を聞いたんでしょ?」
そう言う沙耶先輩の笑みはちょっと切なそうに見えて。
「そうですね。素直に想いを伝えるのが一番だとアドバイスしました」
「……それがあの可愛らしい告白に繋がったってことか。あのときの藤堂さんを思い出すと、やっぱり彼女がブランだとは思えない」
「私も同じ思いです! 一緒に見回りをしたり、服装チェックをしたりしていますけど、朝倉先輩が言うように千晴先輩がブランだとは思えません。きっと、千晴先輩は本物のブランからいいように操られているだけです! それに、千晴先輩がいないと寂しいです……」
いつも笑顔が絶えず穏やかなひより先輩がここまで感情的になるなんて。考えてみれば、千晴先輩と最も一緒にいるのはひより先輩なんだよね。寂しいという言葉にとても重みを感じる。
「この4人でも風紀委員会はやっていけるかもしれないけど、藤堂さんがいないと締まりがないんだよなぁ。私でも委員長は務まるかもしれないけど、適任は藤堂さんだと思っているし。あと、ひよりちゃんの言葉を借りれば……寂しいかな」
そう言う沙耶先輩は照れくさそうに笑っていた。沙耶先輩はいつも爽やかに笑うか、パンツのときにニヤニヤすることが多いので何だか意外だ。可愛らしい。
「じゃあ、千晴先輩を取り戻しましょうよ、風紀委員会に。きっと……千晴先輩とは別にブランがいるはずですから!」
「そうだね、琴実ちゃん。藤堂さんは打倒ダブル・ブレッドを掲げている風紀委員長だってことを信じよう」
沙耶先輩はやる気に満ちた表情で私のことを見つめてくる。これでこそ沙耶先輩って感じがする。
「うおおっ! 燃えてきたぜ!」
「うわっ!」
理沙ちゃんがいきなり立ち上がって叫ぶから驚いちゃったよ。
「気持ちは分かるけれど落ち着こう、唐沢さん。ただ、千晴先輩を取り戻すと言ってもどうするんですか? 千晴先輩は自分がブランだと思っているようですが……」
「……ブランだっていう思い込みを解くしかないでしょ、ひよりちゃん。思い当たる方法はないけれど」
沙耶先輩の言うとおりだ。ブランからの洗脳を私達で解くしかない。
「私もいい方法は思いつきませんね。でも、千晴先輩にかかっている洗脳を解けるのは朝倉先輩と琴実ちゃんしかいないと思います。2人は千晴先輩にとって特に大好きな人と、信頼している人ですから」
「成田の言う通りかもな。それに、全員で押しかけるよりも、朝倉と折笠だけの方がいいかもしれない。私の車に乗ることができる人数も限られているし」
「じゃあ、放課後は二手に分かれて行動するということですね、真衣子さん」
「ああ。朝倉と折笠は私と一緒に藤堂の家に向かおう。成田と唐沢は恵と一緒に学校で待機だ。あと、麻美と深津さんにここに来てくれるように私から頼んでおく」
どうやら、私達の進むべき道が見えてきたようだ。まずは千晴先輩にかかっている洗脳を解いて、ブランの情報を引き出すこと。
放課後にお腹が空いていたら何もできないと思うので、私もお弁当を食べ進めるのであった。
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