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第4章
第8話『ニアゼロ-中編-』
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「直人……」
広瀬先輩は直人先輩のことを見つめながら彼の名前を呟く。
「直人、体調はどう? 無理はしないでいいからね」
「……ありがとうございます」
直人先輩は静かにお礼を言った。その反応が面白かったのか、広瀬先輩は「ふふっ」と面白そうに笑う。
「もう、どうしたの? かしこまっちゃって。まるで、今、初めて会ったみたいじゃない。まあ、あんな形で恋人同士になったから、仰々しくなっちゃうのも仕方ないのかな。でも、直人があたしのことが好きになれるように頑張るから」
きっと、直人先輩が意識を取り戻したことがとても嬉しいんだろう。恋人になったことで気持ちにけじめを付けたんだろう。広瀬先輩は無邪気な笑顔を浮かべている。
「えっ? えっ……」
けれど、直人先輩は焦っているように見えた。きっと、広瀬先輩の記憶も抜け落ちてしまっているんだ。突然、目の前にいる自分の知らない女の子が恋人であると告げられて、訳が分からなくなっているに違いない。
「表情が思わしくないけど、気分が悪くなっちゃった?」
「……いえ、その……」
直人先輩は言葉に詰まっていた。きっと、広瀬先輩のことが分からないと言いたいんだろうけれど、傷つけないためにどのように言えばいいのか迷っているんだ。記憶を失ってもそういう気遣いは変わらないんだ。
「……あ、あの。広瀬先輩」
「うん?」
代わりに記憶喪失であることを言おうと声をかけたけど、広瀬先輩の幸せそうな笑顔をこっちに向けられるとなかなか言えない。
誰か言うかもしれないと周りを見てみても、みんな俯いてしまっているので私が言うしかないのか。
「どうしたの、宮原さん」
「……ええと、ですね。落ち着いて聞いてくださいね」
「うん」
広瀬先輩は笑顔で私のことをじっと見つめてくる。うううっ、余計に言い辛くなっちゃうよ。
でも、大切なことだから、きちんと伝えないと。それがいずれ分かってしまうことでも、ちゃんと伝えなきゃ。
「実は……直人先輩、これまでの記憶が一切ないんです」
広瀬先輩の目をしっかりと見て、はっきりとそう告げた。
「……えっ?」
信じられないからか、広瀬先輩は甲高い声を漏らした。その後、私の言ったことが本当なのかを確かめるかのように、周りを見渡す。
「……直人。私のことを覚えていないの?」
広瀬先輩は当の本人である直人先輩に直接問いかける。
すると、直人先輩は申し訳なさそうな表情をして、
「……ごめんなさい。僕、あなたのことが全く分からなくて。あなたと恋人であることも本当に分からなくて。本当にごめんなさい」
ありのままのことを広瀬先輩に伝える。さっき、広瀬先輩が冗談っぽく言ったことが真実であったということを。
「嘘、だよね」
何度か、広瀬先輩は首を横に振って、
「嘘だって言ってよ!」
一瞬にして悲壮的な表情に変わり、私に迫ってくる。それはまるで、やり場のない悲しみや悔しさを私にぶつけているようかのようだった。
「広瀬先輩のことだけではありません。直人先輩はここにいる全員のこと。今まで出会ってきた人達のこと。自分自身のことさえも分からないんです。広瀬先輩と同じようにみんなも悔しくて、悲しいと思っているんです。嘘とか夢だって思いたいです!」
私だって思ってるよ。病室に入ってきてから今、この瞬間までのことがドッキリでしたって言ってほしいって。記憶喪失なんか嘘だって。今見ているのが夢なんじゃないかって。
「広瀬さん、ショックだと思うけれど……」
「……そんなのいやっ!」
「落ち着いて!」
渚先輩が広瀬先輩の肩に掴むけど、広瀬先輩はそれを勢いよく振り払って、直人先輩のすぐ側まで歩いて行く。
「ねえ、直人。本当にあたしのこと、覚えてない? ここにいる皆のことも、今まで出会ってきた人のことも、自分のことも全部忘れちゃったの?」
「……分かりません。ごめんなさい。ごめんなさい……」
直人先輩は謝りながら俯いてしまった。そして、体が小刻みに震えている。覚えていないことが悪いことだという印象を植え付けてしまったかもしれない。
「直人は何も悪くないよ。だから、覚えていないことを謝る必要なんてないよ」
渚先輩が直人先輩に優しい言葉をかけて慰める。
「そうですよ。みんな、直人先輩が目を覚ましてくれて嬉しいんです。記憶は少しずつ取り戻せるようになればいいんです。ね?」
「うん、彩花ちゃんの言う通りだよ。私は直人が目を覚ましてくれてとても嬉しい!」
「そうだよ。だって、お兄ちゃん……一生目が覚めないかもって先生に言われたんだよ。だから、お兄ちゃんと話せるようになって嬉しいよ」
渚先輩と美月ちゃんは精一杯の笑顔を直人先輩に見せた。
記憶を失っていることに対する悲しみがあるのも事実であれば、意識を取り戻したことに対する嬉しさがあるのもまた事実。その嬉しさを噛みしめないと。そうしないと、辛すぎてやっていけない気がするから。
「……あたしだって、直人が目を覚ましたことは嬉しいよ。でも、悔しいし、諦めきれないよ。ねえ、直人……」
広瀬先輩は涙を流したまま直人先輩に近づいて、
「これで、ちょっとは思い出せる……?」
そっとキスした。
言葉でダメなら行動でということか。唇を重ね合わせたときの感覚を、体で覚えているんじゃないかという可能性に賭けているのだと思う。
それにしても、今の光景を見ていると胸が締め付けられる。この場から逃げ出したいくらいに。直人先輩が記憶を失ったことの方がましと思えるくらいの辛かった。心の片隅では、広瀬先輩が恋人であることをまだ受け入れることができていないんだ。
唇を離すと広瀬先輩は恥ずかしそうな表情をしていた。私や渚先輩だけならともかく、直人先輩のご家族や長谷部先生の前でキスしてしまったのだから。
それに対して、直人先輩は目を見開いたまま黙っている。
「……ねえ、直人。あたしとキスしたこと、覚えてるかな……」
広瀬先輩は視線をちらつかせながらそう言った。
「……ご、ごめんなさい。何も思い出せないです。でも、こんなに多くの人の前でキスしてしまうなんて、は、恥ずかしい……」
直人先輩は頬を赤く染めると、恥ずかしそうな表情をして、ふとんで顔を隠してしまった。不謹慎かもしれないけれど、今の直人先輩が可愛く思えてしまったのは私だけかな。こういうときに何を考えているんだろう、私。
「どうやら、直人を恥ずかしい想いをさせるだけになっちゃったね。まあ、こういう直人も新鮮で悪くないかなって思っちゃった私が言える立場じゃないと思うけど……」
今の直人先輩の反応にキュンってなったのは私だけじゃなかったんだ。
でも、直人先輩がちゃんと感情を顔に出せるのが分かってちょっと安心した。無表情や悲しそうな感じの表情だけでは不安になるから。
「……思い出せないんだ」
どうやら、広瀬先輩は記憶を全く取り戻せていないショックがかなり大きいみたい。今の口づけでも状況が変わらないことが追い打ちになってしまっているのかも。より一層、悲しそうな表情を浮かべている。
「目の前にいるのは直人なのに、記憶がなくなっているなんて嫌だよ!」
涙の訴えをすると、広瀬先輩は病室から走り去ってしまった。
「広瀬さん!」
渚先輩は広瀬さんを追いに病室を飛び出す。そのことで病室に残ったのは、さっきと変わらない重たくてちょっと冷たい空気。
「……また、女の子と悲しませてしまいました。僕はどうすれば人を悲しませずにいられるのでしょうね」
布団から顔を出した直人先輩は再び悲しそうな表情を浮かべた。しかし、私達に気を遣っているのか、口角が少し上がっていた。
「さっき、みなさんが言ったように直人先輩が目を覚まして、こうやってお話しできて嬉しいんです。記憶を失ってしまったのは直人先輩のせいではありませんから。だから、自分が悪いなんて思う必要はないんですよ」
「……本当にそうであればいいのですが。ええと、宮原さんですよね。あなたの顔を見ているとそういう風には思えなくて。ごめんなさい。思ったことを言ってしまって……」
「いえ、いいんですよ」
さすがは直人先輩だな。記憶を失っても、周りの人のことを考える性格が変わっていないことが何だか嬉しかった。
「……あの、先ほどの……僕の恋人だと言っていた女の子は大丈夫でしょうか。体調が良ければ、僕も追いかけられるのですが……」
「渚先輩が追いかけているので大丈夫だと思います。ちょっと私も行ってきますね」
「……はい」
ここに来て初めて直人先輩の優しい微笑みを見た。不覚にもその笑顔に私はキュンとなってしまう。広瀬先輩の恋人なのに、抱きしめたいし、キスだってしたい。そのくらいに直人先輩のことが好き。
「それが、あなたの本当の笑顔なのですね。とても可愛いです」
「……恋人がいるのに、そんなこと言わないでくださいよ。もう。広瀬先輩がいたら、きっと嫉妬されていましたよ」
「広瀬先輩……それが僕の恋人のお名前なんですね。あんなに素敵な女の子が僕の恋人なんですよね。信じられないな……」
恋人になったのは昨日からだし、信じられないと思っても仕方ないか。
「じゃあ、行ってきますね」
「ええ」
私は広瀬先輩と話をするために、病室を出るのであった。
広瀬先輩は直人先輩のことを見つめながら彼の名前を呟く。
「直人、体調はどう? 無理はしないでいいからね」
「……ありがとうございます」
直人先輩は静かにお礼を言った。その反応が面白かったのか、広瀬先輩は「ふふっ」と面白そうに笑う。
「もう、どうしたの? かしこまっちゃって。まるで、今、初めて会ったみたいじゃない。まあ、あんな形で恋人同士になったから、仰々しくなっちゃうのも仕方ないのかな。でも、直人があたしのことが好きになれるように頑張るから」
きっと、直人先輩が意識を取り戻したことがとても嬉しいんだろう。恋人になったことで気持ちにけじめを付けたんだろう。広瀬先輩は無邪気な笑顔を浮かべている。
「えっ? えっ……」
けれど、直人先輩は焦っているように見えた。きっと、広瀬先輩の記憶も抜け落ちてしまっているんだ。突然、目の前にいる自分の知らない女の子が恋人であると告げられて、訳が分からなくなっているに違いない。
「表情が思わしくないけど、気分が悪くなっちゃった?」
「……いえ、その……」
直人先輩は言葉に詰まっていた。きっと、広瀬先輩のことが分からないと言いたいんだろうけれど、傷つけないためにどのように言えばいいのか迷っているんだ。記憶を失ってもそういう気遣いは変わらないんだ。
「……あ、あの。広瀬先輩」
「うん?」
代わりに記憶喪失であることを言おうと声をかけたけど、広瀬先輩の幸せそうな笑顔をこっちに向けられるとなかなか言えない。
誰か言うかもしれないと周りを見てみても、みんな俯いてしまっているので私が言うしかないのか。
「どうしたの、宮原さん」
「……ええと、ですね。落ち着いて聞いてくださいね」
「うん」
広瀬先輩は笑顔で私のことをじっと見つめてくる。うううっ、余計に言い辛くなっちゃうよ。
でも、大切なことだから、きちんと伝えないと。それがいずれ分かってしまうことでも、ちゃんと伝えなきゃ。
「実は……直人先輩、これまでの記憶が一切ないんです」
広瀬先輩の目をしっかりと見て、はっきりとそう告げた。
「……えっ?」
信じられないからか、広瀬先輩は甲高い声を漏らした。その後、私の言ったことが本当なのかを確かめるかのように、周りを見渡す。
「……直人。私のことを覚えていないの?」
広瀬先輩は当の本人である直人先輩に直接問いかける。
すると、直人先輩は申し訳なさそうな表情をして、
「……ごめんなさい。僕、あなたのことが全く分からなくて。あなたと恋人であることも本当に分からなくて。本当にごめんなさい」
ありのままのことを広瀬先輩に伝える。さっき、広瀬先輩が冗談っぽく言ったことが真実であったということを。
「嘘、だよね」
何度か、広瀬先輩は首を横に振って、
「嘘だって言ってよ!」
一瞬にして悲壮的な表情に変わり、私に迫ってくる。それはまるで、やり場のない悲しみや悔しさを私にぶつけているようかのようだった。
「広瀬先輩のことだけではありません。直人先輩はここにいる全員のこと。今まで出会ってきた人達のこと。自分自身のことさえも分からないんです。広瀬先輩と同じようにみんなも悔しくて、悲しいと思っているんです。嘘とか夢だって思いたいです!」
私だって思ってるよ。病室に入ってきてから今、この瞬間までのことがドッキリでしたって言ってほしいって。記憶喪失なんか嘘だって。今見ているのが夢なんじゃないかって。
「広瀬さん、ショックだと思うけれど……」
「……そんなのいやっ!」
「落ち着いて!」
渚先輩が広瀬先輩の肩に掴むけど、広瀬先輩はそれを勢いよく振り払って、直人先輩のすぐ側まで歩いて行く。
「ねえ、直人。本当にあたしのこと、覚えてない? ここにいる皆のことも、今まで出会ってきた人のことも、自分のことも全部忘れちゃったの?」
「……分かりません。ごめんなさい。ごめんなさい……」
直人先輩は謝りながら俯いてしまった。そして、体が小刻みに震えている。覚えていないことが悪いことだという印象を植え付けてしまったかもしれない。
「直人は何も悪くないよ。だから、覚えていないことを謝る必要なんてないよ」
渚先輩が直人先輩に優しい言葉をかけて慰める。
「そうですよ。みんな、直人先輩が目を覚ましてくれて嬉しいんです。記憶は少しずつ取り戻せるようになればいいんです。ね?」
「うん、彩花ちゃんの言う通りだよ。私は直人が目を覚ましてくれてとても嬉しい!」
「そうだよ。だって、お兄ちゃん……一生目が覚めないかもって先生に言われたんだよ。だから、お兄ちゃんと話せるようになって嬉しいよ」
渚先輩と美月ちゃんは精一杯の笑顔を直人先輩に見せた。
記憶を失っていることに対する悲しみがあるのも事実であれば、意識を取り戻したことに対する嬉しさがあるのもまた事実。その嬉しさを噛みしめないと。そうしないと、辛すぎてやっていけない気がするから。
「……あたしだって、直人が目を覚ましたことは嬉しいよ。でも、悔しいし、諦めきれないよ。ねえ、直人……」
広瀬先輩は涙を流したまま直人先輩に近づいて、
「これで、ちょっとは思い出せる……?」
そっとキスした。
言葉でダメなら行動でということか。唇を重ね合わせたときの感覚を、体で覚えているんじゃないかという可能性に賭けているのだと思う。
それにしても、今の光景を見ていると胸が締め付けられる。この場から逃げ出したいくらいに。直人先輩が記憶を失ったことの方がましと思えるくらいの辛かった。心の片隅では、広瀬先輩が恋人であることをまだ受け入れることができていないんだ。
唇を離すと広瀬先輩は恥ずかしそうな表情をしていた。私や渚先輩だけならともかく、直人先輩のご家族や長谷部先生の前でキスしてしまったのだから。
それに対して、直人先輩は目を見開いたまま黙っている。
「……ねえ、直人。あたしとキスしたこと、覚えてるかな……」
広瀬先輩は視線をちらつかせながらそう言った。
「……ご、ごめんなさい。何も思い出せないです。でも、こんなに多くの人の前でキスしてしまうなんて、は、恥ずかしい……」
直人先輩は頬を赤く染めると、恥ずかしそうな表情をして、ふとんで顔を隠してしまった。不謹慎かもしれないけれど、今の直人先輩が可愛く思えてしまったのは私だけかな。こういうときに何を考えているんだろう、私。
「どうやら、直人を恥ずかしい想いをさせるだけになっちゃったね。まあ、こういう直人も新鮮で悪くないかなって思っちゃった私が言える立場じゃないと思うけど……」
今の直人先輩の反応にキュンってなったのは私だけじゃなかったんだ。
でも、直人先輩がちゃんと感情を顔に出せるのが分かってちょっと安心した。無表情や悲しそうな感じの表情だけでは不安になるから。
「……思い出せないんだ」
どうやら、広瀬先輩は記憶を全く取り戻せていないショックがかなり大きいみたい。今の口づけでも状況が変わらないことが追い打ちになってしまっているのかも。より一層、悲しそうな表情を浮かべている。
「目の前にいるのは直人なのに、記憶がなくなっているなんて嫌だよ!」
涙の訴えをすると、広瀬先輩は病室から走り去ってしまった。
「広瀬さん!」
渚先輩は広瀬さんを追いに病室を飛び出す。そのことで病室に残ったのは、さっきと変わらない重たくてちょっと冷たい空気。
「……また、女の子と悲しませてしまいました。僕はどうすれば人を悲しませずにいられるのでしょうね」
布団から顔を出した直人先輩は再び悲しそうな表情を浮かべた。しかし、私達に気を遣っているのか、口角が少し上がっていた。
「さっき、みなさんが言ったように直人先輩が目を覚まして、こうやってお話しできて嬉しいんです。記憶を失ってしまったのは直人先輩のせいではありませんから。だから、自分が悪いなんて思う必要はないんですよ」
「……本当にそうであればいいのですが。ええと、宮原さんですよね。あなたの顔を見ているとそういう風には思えなくて。ごめんなさい。思ったことを言ってしまって……」
「いえ、いいんですよ」
さすがは直人先輩だな。記憶を失っても、周りの人のことを考える性格が変わっていないことが何だか嬉しかった。
「……あの、先ほどの……僕の恋人だと言っていた女の子は大丈夫でしょうか。体調が良ければ、僕も追いかけられるのですが……」
「渚先輩が追いかけているので大丈夫だと思います。ちょっと私も行ってきますね」
「……はい」
ここに来て初めて直人先輩の優しい微笑みを見た。不覚にもその笑顔に私はキュンとなってしまう。広瀬先輩の恋人なのに、抱きしめたいし、キスだってしたい。そのくらいに直人先輩のことが好き。
「それが、あなたの本当の笑顔なのですね。とても可愛いです」
「……恋人がいるのに、そんなこと言わないでくださいよ。もう。広瀬先輩がいたら、きっと嫉妬されていましたよ」
「広瀬先輩……それが僕の恋人のお名前なんですね。あんなに素敵な女の子が僕の恋人なんですよね。信じられないな……」
恋人になったのは昨日からだし、信じられないと思っても仕方ないか。
「じゃあ、行ってきますね」
「ええ」
私は広瀬先輩と話をするために、病室を出るのであった。
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