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逆・恋心編
4月12日(土)
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午前6時。
土曜日でお休みなのに、平日と同じ時間に目が覚めてしまった。
昨日はいつもよりも遅く寝たはずなのにスッキリとした目覚め。多分、彼の通っている高校が土曜日も授業があると分かったから。ちなみに、彼の高校がどこなのか分かった理由は……制服を思い出して、友達に訊いたから。
彼に会いたい気持ちでいっぱいだけれど、さすがに彼に会いに行くためだけにいつもの電車に乗るのは躊躇してしまう。それに、私の通っている高校が土曜休みだと知っていたら、彼はきっと私のことを変に思うだろうし。
「いや、部活があると思わせれば……」
私も部活に入っているけれど、茶道部だし土日に活動はない。それよりも、彼に嘘は付きたくない。そこまでして彼と会っても心苦しいだけ。
「でも、会いたい……」
ううっ、会いに行こうかどうか迷ってしまう。
そんなことをずっと考えていたら、気付けばいつもの電車が高津田駅を発車する時間を過ぎてしまった。虚しさを抱きつつ二度寝をするのであった。
土曜日でお休みなのに、平日と同じ時間に目が覚めてしまった。
昨日はいつもよりも遅く寝たはずなのにスッキリとした目覚め。多分、彼の通っている高校が土曜日も授業があると分かったから。ちなみに、彼の高校がどこなのか分かった理由は……制服を思い出して、友達に訊いたから。
彼に会いたい気持ちでいっぱいだけれど、さすがに彼に会いに行くためだけにいつもの電車に乗るのは躊躇してしまう。それに、私の通っている高校が土曜休みだと知っていたら、彼はきっと私のことを変に思うだろうし。
「いや、部活があると思わせれば……」
私も部活に入っているけれど、茶道部だし土日に活動はない。それよりも、彼に嘘は付きたくない。そこまでして彼と会っても心苦しいだけ。
「でも、会いたい……」
ううっ、会いに行こうかどうか迷ってしまう。
そんなことをずっと考えていたら、気付けばいつもの電車が高津田駅を発車する時間を過ぎてしまった。虚しさを抱きつつ二度寝をするのであった。
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