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特別編2
第4話『佐藤先生の気になること』
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夜。
明日の授業の予習を済ませ、入浴した後、自室のベッドで横になりながらラノベを読んでいる。夏休み明けで授業の復習や課題も一切ないため、自由な時間が結構ある。なので、今夜はラノベをたっぷりと読もう。夏休み中に好きなラノベの新刊や気になるラノベをいっぱい買って、何冊も積んであるから。
「あははっ」
今は大好きなラブコメラノベの最新巻を読んでいる。この作品はコメディの部分が凄く笑える。最新巻でも健在だ。何度も声に出して笑ってしまう。面白いから、今日中に結構な量を読み進められそうだ。
――プルルッ。プルルッ。
おっ、スマホが鳴っている。この鳴り方は……電話がかかってきているのか。愛実だろうか。……いや、愛実なら窓を開けて、俺の顔を見ながら直接話すだろう。そうしたいときは電話ではなくメッセージで連絡すると思う。
可能性があるとすれば、あおいか道本あたりだろうか。そう推理しながら、スマホを手にとって画面を見ると、
「えっ、佐藤先生?」
LIMEというSNSアプリを通じて、佐藤先生から着信中と画面に表示されている。夜に漫画やアニメのことでメッセージをすることはあるけど、電話は全然ない。何かあったのだろうか。
俺は応答ボタンにタップして、佐藤先生からの電話に出る。
「もしもし、麻丘です」
『こんばんは、涼我君。今、電話しても大丈夫かい?』
「大丈夫ですよ。今日はもう自由に過ごそうと決めていましたし」
『それは良かった。ありがとう』
「先生が夜に電話してくるなんて珍しいですね。何かあったんですか?」
『ううん、特に何かあったわけじゃないよ。ただ、涼我君のことで気になることがあってね。それで電話を掛けたんだ』
「気になること?」
どんなことだろう? 夏休み中にも何度か会っていたけど、2学期になって学校で会ったことで何か気になることができたのだろうか。
『愛実ちゃんと……どこまで進んだのか気になってね』
「愛実と……ですか」
『ああ。今日の2人の様子を見ていたら、ラブラブなのが伝わってきたからね。本当は学校で直接訊きたかったけど、周りに生徒がいっぱいいるからね。だから、こうして夜になってから涼我君に電話したんだ。涼我君の口から聞きたくて。慕っている君からね』
「なるほど」
佐藤先生らしい理由だ。
愛実と俺は学校だけではなくプライベートでも親交がある。それに、俺は愛実とあおいと告白されて返事を待たせているときに告白の相談もした。それもあって、俺達の恋人としての進展具合が気になるのだろう。
まあ、現役の教え子カップルに進展具合を訊いてくるのは教師としてどうかしているが。高校や教育委員会にセクハラとして訴えれば認められるレベルではなかろうか。まあ、俺と先生の仲なので訴えることはしないけど。
『それで……進展具合はどうなんだい?』
そう問いかける佐藤先生の声はちょっと弾んでいて。楽しげな笑顔がすぐに頭に思い浮かぶよ。
愛実の進展具合か。付き合い始めた夜に最後までしたけど……果たしてそれを話してしまっていいのかどうか。俺だけじゃなくて愛実とのことだし。
『沈黙するということは、私の脳内で涼我君は愛実ちゃんと最後までしたと解釈してしまうけど、それでもいいかい? 恋愛相談をされた段階で愛実ちゃんとキスしたことは聞いているし』
ふふっ、と佐藤先生は声に出して笑う。
直接的な言葉ではないけど、あおいには俺達が最後までしたことを愛実と一緒に伝えている。
それに、佐藤先生は……俺が恋愛相談をしたとき、学生時代のこととはいえ、かつて付き合っていた恋人に最後までしたことを話してくれた。愛実とも親しい佐藤先生なら話してもいいか。
「……愛実と最後までしました」
電話だけど、愛実と最後までしたことを言うと恥ずかしい気持ちになるな。体が急に熱くなってきた。エアコンの設定温度、下げた方がいいかな。
『おおっ! そうかいそうかいそうかい! おめでとう!』
佐藤先生は大きめの声でそう言ってくれた。その後、パチパチと音が聞こえてきた。きっと、拍手しているのだろう。恥ずかしい気持ちが依然としてあるけど、ちょっと嬉しくなってきたぞ。
『付き合い始めてから数日だけど、愛実ちゃんとは幼馴染だもんね。私の予想通り最後までしていたか』
「そんな予想をしていたんですか。俺達、先生の現役の教え子カップルですよ。まあ、先生らしいですけど」
『ふふっ。それで、いつしたんだい?』
「詳しく訊くんですか」
『気になっちゃってね。やはり、付き合い始めた花火大会の日の夜かな?』
「……ええ。俺の家に泊まらないかって誘って。それで、俺の部屋で」
『おぉ、そうなのかい。付き合い始めた日にお泊まりに誘って、そのときに最後までした……か。いやぁ、素敵だね! 素晴らしいね! 尊いね!』
とても弾んだ声で佐藤先生はそう言ってくる。きっと、先生はニッコリとした笑顔になっているんだろうな。
「先生なら大丈夫だと思いますが……このことは誰にも言わないでくださいよ」
『もちろんさ。そこは安心してくれ』
「頼みますよ」
『ああ。あと、涼我君。愛実ちゃんのことを大切にするんだよ。あと、交尾するときはしっかりと避妊するんだよ』
「交尾って」
『セックスって言ったら直接的すぎると思ってね。生物教師らしく交尾と言ってみた』
「結局言っちゃってますけどね」
『あははっ、そうだね。……でも、交尾は生殖のためにするから、交尾のときは避妊というのは矛盾しているかもしれないなぁ』
「そうかもしれませんね」
『とにかく、避妊はしっかりしてね』
「……はい、分かりました」
愛実と俺は高校生だからな。子供ができてしまわないように気をつけないと。担任教師として、近くにいる大人として佐藤先生がそう言うのは当然だろう。ただ、夜に通話で言われる生徒は世の中にどれだけいるのだろうか。
「……あと、教え子カップルの進展具合とか、最後までしたときの状況とかを他の生徒には訊かない方がいいですよ。セクハラですし。訴えられるかもしれませんし。教師できなくなるかもしれませんし」
『ああ。気をつけるよ。ただ、訊きたいと思えるほどに興味が持つのは涼我君と愛実ちゃんだからだよ』
「……そうですか」
そう言われると、愛実との進展具合を訊かれたことも悪くないと思えてしまう。とりあえずは佐藤先生の言葉を信じることにしよう。
『これからも愛実ちゃんと仲良くね。そして、2人の仲睦まじい様子を見られるのを楽しみしているよ』
「はい」
『夜に突然済まなかったね。教えてくれてありがとう。では、また明日』
「はい、また明日。おやすみなさい」
『おやすみ、涼我君』
そう言って、佐藤先生の方から通話を切った。
佐藤先生に愛実と俺の進展具合を話してしまったな。
佐藤先生が俺達の進展具合を知ったことで興奮し、電話やメッセージで愛実におめでとうと言う可能性は十分にあり得る。愛実が驚いてしまうかもしれないし、事前に俺から伝えておくか。
俺は愛実にLIMEで、佐藤先生から電話が掛かってきて、俺達が最後までしたことを教えた旨のメッセージを送る。するとすぐに、
『了解だよ。まあ、樹理先生はえっちな話が好きだからね。先生らしいな。プライベートでも付き合いがあるし、いずれは訊かれるんじゃないかと思っていたよ』
というメッセージが愛実から届いた。俺以上に付き合いが深いだけあって、先生が俺達の進展具合を訊くかもしれないと思っていたか。さすがは愛実だ。
また、この直後、愛実は佐藤先生から電話が掛かってきて、俺と最後までしたことについておめでとうと言われたとのこと。予想が見事に当たって、ちょっと笑ってしまった。
明日の授業の予習を済ませ、入浴した後、自室のベッドで横になりながらラノベを読んでいる。夏休み明けで授業の復習や課題も一切ないため、自由な時間が結構ある。なので、今夜はラノベをたっぷりと読もう。夏休み中に好きなラノベの新刊や気になるラノベをいっぱい買って、何冊も積んであるから。
「あははっ」
今は大好きなラブコメラノベの最新巻を読んでいる。この作品はコメディの部分が凄く笑える。最新巻でも健在だ。何度も声に出して笑ってしまう。面白いから、今日中に結構な量を読み進められそうだ。
――プルルッ。プルルッ。
おっ、スマホが鳴っている。この鳴り方は……電話がかかってきているのか。愛実だろうか。……いや、愛実なら窓を開けて、俺の顔を見ながら直接話すだろう。そうしたいときは電話ではなくメッセージで連絡すると思う。
可能性があるとすれば、あおいか道本あたりだろうか。そう推理しながら、スマホを手にとって画面を見ると、
「えっ、佐藤先生?」
LIMEというSNSアプリを通じて、佐藤先生から着信中と画面に表示されている。夜に漫画やアニメのことでメッセージをすることはあるけど、電話は全然ない。何かあったのだろうか。
俺は応答ボタンにタップして、佐藤先生からの電話に出る。
「もしもし、麻丘です」
『こんばんは、涼我君。今、電話しても大丈夫かい?』
「大丈夫ですよ。今日はもう自由に過ごそうと決めていましたし」
『それは良かった。ありがとう』
「先生が夜に電話してくるなんて珍しいですね。何かあったんですか?」
『ううん、特に何かあったわけじゃないよ。ただ、涼我君のことで気になることがあってね。それで電話を掛けたんだ』
「気になること?」
どんなことだろう? 夏休み中にも何度か会っていたけど、2学期になって学校で会ったことで何か気になることができたのだろうか。
『愛実ちゃんと……どこまで進んだのか気になってね』
「愛実と……ですか」
『ああ。今日の2人の様子を見ていたら、ラブラブなのが伝わってきたからね。本当は学校で直接訊きたかったけど、周りに生徒がいっぱいいるからね。だから、こうして夜になってから涼我君に電話したんだ。涼我君の口から聞きたくて。慕っている君からね』
「なるほど」
佐藤先生らしい理由だ。
愛実と俺は学校だけではなくプライベートでも親交がある。それに、俺は愛実とあおいと告白されて返事を待たせているときに告白の相談もした。それもあって、俺達の恋人としての進展具合が気になるのだろう。
まあ、現役の教え子カップルに進展具合を訊いてくるのは教師としてどうかしているが。高校や教育委員会にセクハラとして訴えれば認められるレベルではなかろうか。まあ、俺と先生の仲なので訴えることはしないけど。
『それで……進展具合はどうなんだい?』
そう問いかける佐藤先生の声はちょっと弾んでいて。楽しげな笑顔がすぐに頭に思い浮かぶよ。
愛実の進展具合か。付き合い始めた夜に最後までしたけど……果たしてそれを話してしまっていいのかどうか。俺だけじゃなくて愛実とのことだし。
『沈黙するということは、私の脳内で涼我君は愛実ちゃんと最後までしたと解釈してしまうけど、それでもいいかい? 恋愛相談をされた段階で愛実ちゃんとキスしたことは聞いているし』
ふふっ、と佐藤先生は声に出して笑う。
直接的な言葉ではないけど、あおいには俺達が最後までしたことを愛実と一緒に伝えている。
それに、佐藤先生は……俺が恋愛相談をしたとき、学生時代のこととはいえ、かつて付き合っていた恋人に最後までしたことを話してくれた。愛実とも親しい佐藤先生なら話してもいいか。
「……愛実と最後までしました」
電話だけど、愛実と最後までしたことを言うと恥ずかしい気持ちになるな。体が急に熱くなってきた。エアコンの設定温度、下げた方がいいかな。
『おおっ! そうかいそうかいそうかい! おめでとう!』
佐藤先生は大きめの声でそう言ってくれた。その後、パチパチと音が聞こえてきた。きっと、拍手しているのだろう。恥ずかしい気持ちが依然としてあるけど、ちょっと嬉しくなってきたぞ。
『付き合い始めてから数日だけど、愛実ちゃんとは幼馴染だもんね。私の予想通り最後までしていたか』
「そんな予想をしていたんですか。俺達、先生の現役の教え子カップルですよ。まあ、先生らしいですけど」
『ふふっ。それで、いつしたんだい?』
「詳しく訊くんですか」
『気になっちゃってね。やはり、付き合い始めた花火大会の日の夜かな?』
「……ええ。俺の家に泊まらないかって誘って。それで、俺の部屋で」
『おぉ、そうなのかい。付き合い始めた日にお泊まりに誘って、そのときに最後までした……か。いやぁ、素敵だね! 素晴らしいね! 尊いね!』
とても弾んだ声で佐藤先生はそう言ってくる。きっと、先生はニッコリとした笑顔になっているんだろうな。
「先生なら大丈夫だと思いますが……このことは誰にも言わないでくださいよ」
『もちろんさ。そこは安心してくれ』
「頼みますよ」
『ああ。あと、涼我君。愛実ちゃんのことを大切にするんだよ。あと、交尾するときはしっかりと避妊するんだよ』
「交尾って」
『セックスって言ったら直接的すぎると思ってね。生物教師らしく交尾と言ってみた』
「結局言っちゃってますけどね」
『あははっ、そうだね。……でも、交尾は生殖のためにするから、交尾のときは避妊というのは矛盾しているかもしれないなぁ』
「そうかもしれませんね」
『とにかく、避妊はしっかりしてね』
「……はい、分かりました」
愛実と俺は高校生だからな。子供ができてしまわないように気をつけないと。担任教師として、近くにいる大人として佐藤先生がそう言うのは当然だろう。ただ、夜に通話で言われる生徒は世の中にどれだけいるのだろうか。
「……あと、教え子カップルの進展具合とか、最後までしたときの状況とかを他の生徒には訊かない方がいいですよ。セクハラですし。訴えられるかもしれませんし。教師できなくなるかもしれませんし」
『ああ。気をつけるよ。ただ、訊きたいと思えるほどに興味が持つのは涼我君と愛実ちゃんだからだよ』
「……そうですか」
そう言われると、愛実との進展具合を訊かれたことも悪くないと思えてしまう。とりあえずは佐藤先生の言葉を信じることにしよう。
『これからも愛実ちゃんと仲良くね。そして、2人の仲睦まじい様子を見られるのを楽しみしているよ』
「はい」
『夜に突然済まなかったね。教えてくれてありがとう。では、また明日』
「はい、また明日。おやすみなさい」
『おやすみ、涼我君』
そう言って、佐藤先生の方から通話を切った。
佐藤先生に愛実と俺の進展具合を話してしまったな。
佐藤先生が俺達の進展具合を知ったことで興奮し、電話やメッセージで愛実におめでとうと言う可能性は十分にあり得る。愛実が驚いてしまうかもしれないし、事前に俺から伝えておくか。
俺は愛実にLIMEで、佐藤先生から電話が掛かってきて、俺達が最後までしたことを教えた旨のメッセージを送る。するとすぐに、
『了解だよ。まあ、樹理先生はえっちな話が好きだからね。先生らしいな。プライベートでも付き合いがあるし、いずれは訊かれるんじゃないかと思っていたよ』
というメッセージが愛実から届いた。俺以上に付き合いが深いだけあって、先生が俺達の進展具合を訊くかもしれないと思っていたか。さすがは愛実だ。
また、この直後、愛実は佐藤先生から電話が掛かってきて、俺と最後までしたことについておめでとうと言われたとのこと。予想が見事に当たって、ちょっと笑ってしまった。
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