131 / 236
最終章
第5話『愛実とのいつもの時間-半日期間編・後編-』
しおりを挟む
昼食を食べた後は俺が後片付けをする。愛実が「片付けもやるよ」と言ってくれたけど、美味しいお昼ご飯を作ってくれたので、「お礼も兼ねてやらせてほしい」と言って俺が片付けをすることになった。
水道の水がほのかに冷たくて気持ちいいし、隣に立つ愛実と話しながら洗ったので、楽しく皿洗いをすることができた。
皿洗いが終わった後は、愛実の部屋に行き、昨日の深夜に放送された日常系アニメを観ることに。愛実と隣同士に座り、愛実の淹れてくれたアイスコーヒーを飲みながら。これも、半日期間の放課後の愛実との過ごし方の一つだ。
また、今観ているアニメは昨日からスタートし、俺も愛実も持っている漫画が原作の作品だ。なので、キャラクターのことやエピソードのことを中心に語り合いながら観た。
「アニメになっても面白いね!」
「そうだな! 動画サイトで公開されていたPVを観て期待していたけど、その通りだった。声の演技も絵柄も良かったな」
「みんな可愛い雰囲気だったよね。面白いから、30分があっという間だった」
「分かる。もうエンディングなのかって思ったよ」
面白いアニメを観られると嬉しい気持ちになる。ただ、そのアニメが自分の好きな漫画やラノベが原作の作品だと個人的にはもっと嬉しい。
この夏から始まったアニメの中では一番楽しみな作品になった。
「面白いから、これから毎週最新話が放送されたら、一度はリョウ君と一緒に観たいな」
「そうだな。この作品は毎週一緒に観よう」
「うんっ!」
とても嬉しそうに返事して、しっかりと頷く愛実。そんな愛実がとても可愛い。
毎クール、愛実と毎週一緒に最新話を観るアニメはある。この夏もそういったアニメがあることを嬉しく思う。
アニメを観終わったからか、愛実は両腕を上げて上半身を伸ばしている。その際「うぅん……」と可愛い声を漏らして。シャツ越しに豊満な胸が存在感を物凄く主張するのもあり、今の愛実がとても艶やかに見える。
「……あっ」
そんな声を漏らすと、愛実の表情がちょっと歪む。
「体を伸ばしたら、気持ち良かったんだけど両肩が痛くて。先週まで期末試験の勉強をしていたから、また凝ってきたのかな」
「それはあるかもしれないな。愛実、定期試験が終わると肩が凝ることが多いし」
「長時間勉強すると肩が凝りやすくて。試験が終わった直後や、半日期間にリョウ君がよくマッサージしてくれるよね。今日もマッサージをお願いできますか?」
「もちろんいいぞ」
「ありがとう!」
さっき、両肩の痛みで表情が歪んだのが嘘であるかのように、愛実はニッコリと笑ってお礼を言ってくれる。今日のお昼ご飯を作ってくれたお礼も兼ねて、愛実の肩の凝りをほぐそう。
俺は愛実の後ろに移動して膝立ちする。愛実の肩にそっと両手を乗せると、愛実の体がピクリと震えた。
「どうした? 手を置いたら痛かったか?」
「ううん。今日は肩開きのTシャツ着ているから、リョウ君の手が肩に直接触れて。だから、ちょっと体がピクッとなっちゃったの」
そう言い、愛実は顔だけこちらに振り返る。そんな彼女の顔にははにかんだ笑みが浮かんでいて。それが可愛いと思うと同時に、痛みが原因じゃなくて一安心した。
普段と違って、肩に直接触れられたらピクッと体も震えるか。しかも後ろからだし。
今の愛実の反応もあり、両手に意識が全集中してしまう。……確かに、普段のマッサージのときは違う感触だ。柔らかな素肌に直接触れているので、普段より優しく感じられる。
「……そうか。痛さがなくて良かった。じゃあ、マッサージを始めるか」
「うんっ、お願いします」
俺の目を見ながらそう言うと、愛実は再び前の方を向いた。
愛実は両腕を上げて上半身を伸ばしたら、肩に痛みを感じた。とりあえずはいつもの力でマッサージをしていくか。そう考え、愛実のマッサージを始めていく。
「あぁっ……」
揉み始めてすぐ、愛実は甘い声を出す。マッサージ中にこういった反応を見せることも結構ある。
痛みを感じるだけあって、今回も愛実の両肩が結構凝っているな。今回もしっかりとマッサージして、凝りをちゃんとほぐしていこう。
「どうだ、愛実」
「凄く気持ちいいよ、リョウ君。さすがだね」
「これまでいっぱい揉んでいるからな。じゃあ、このくらいの力でマッサージしていくよ」
「うんっ、お願いします」
良かった、愛実が気持ちいいと思える力加減でマッサージできていて。
「今回も肩凝っているな。期末試験の勉強を頑張ったもんな。あとは、あおいと一緒に誕生日パーティーの料理を作ってくれたり、今日もお昼ご飯も作ってくれたりしたのもあるか」
「あおいちゃんといっぱい作ったから、パーティーの料理を作ったのは肩凝りの一因になっているかも」
「愛実もそう考えているか。誕生日と今日のお昼のお礼を兼ねて、いつも以上にしっかりとマッサージするよ」
「ふふっ、ありがとう」
愛実はチラッと俺を見てくる。そんな愛実の顔には持ち前の優しい笑みが浮かんでいた。
それからも、愛実の両肩のマッサージをしていく。
今回は愛実の肩に直接触れているから、両手から伝わってくる熱がいつもよりも強い。いつもよりも触り心地もスベスベとしていて。凝りが段々とほぐれてきたので、揉み心地も結構柔らかく感じて。それもあり、愛実の後ろ姿がいつもより大人っぽく感じられる。
「リョウ君と2人で学校から帰ってきて、私の作ったお昼を2人で食べて、アニメを観て、リョウ君に肩のマッサージしてもらって。半日期間らしい時間を過ごしているなって思うよ」
「毎回、半日期間になると、少なくとも1日はこういう放課後の時間を過ごすもんな」
あおいが調津に戻ってきてからは色々なことがあり、新鮮な日々が続いて。そういった時間を過ごすのもいいなって思う。
ただ、愛実とこうしたいつもの時間を過ごすと気持ちが落ち着いて。のんびりできて。こういう時間も好きだなって思うんだ。
「リョウ君と一緒にお昼ご飯を食べたり、アニメ観たりするのが楽しいし、リョウ君にマッサージしてもらうと気持ちいいし。だから、こういう時間を過ごすのが好きだよ」
「愛実もか。俺も愛実とこうやって過ごすのが好きだぞ」
「そうなんだ。嬉しいな……」
えへへっ、と愛実は声に出して笑う。顔は見えないけど、可愛いって思える。
「俺も嬉しいよ」
何度も愛実と一緒に過ごしている好きな時間を、愛実も好きだと言ってくれることが。胸が温かくなっていく。
「あ、あのね……リョウ君」
「うん?」
俺は一言返事して、愛実の言葉を待つ。愛実の肩の凝りがまだ残っているので、マッサージを続けながら。
ただ、愛実から次の言葉がなかなか出てこない。あと、両肩から伝わってくる熱がかなり強くなり、耳も結構赤くなってきていて。どうしたんだろう?
「愛実?」
「え、えっと……こ、これからも、半日期間にはリョウ君とこういう時間を過ごしたいって言いたくて。ただ、言葉にしようとすると何だか緊張しちゃって。さっき、これからもお昼ご飯を一緒に食べようねって言えたのにね」
「同じことをまた言うときって緊張することあるよ。じゃあ、耳が赤かったり、肩が熱かったりするのも……」
「その緊張と……あとは肩に直接触れた状態でマッサージしてもらってドキドキしているからだと思う。もちろん、決して嫌なわけじゃないからね」
愛実は語気を強めて言うと、俺の方に振り返って笑顔を見せてくれる。その笑顔は頬を中心に結構赤くなっている。今も愛実の肩に直接触れているのもあり、今の愛実を見るとドキッとする。
今日のような放課後の時間を過ごすのは恒例になってきている。ただ、それを願望として言葉にしようとすると、照れくさくなってしまうのだろう。それに、愛実は大人しくて控え目な性格でもあるし。
「愛実がそう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。俺も……これからも、愛実とこういう時間を過ごしたいって思っているよ」
そう言って、右手で愛実の頭を優しく撫でる。柔らかな髪越しではあるけど、肩に触れていたときと同じくらいに愛実の熱を強く感じた。また、それと同時にシャンプーの甘い匂いが香ってきて。
俺に頭を撫でられたからか、愛実の笑顔は柔らかいものになり、
「うんっ」
と、可愛らしく返事してくれた。そんな愛実にキュンとなって。俺もちょっと体が熱くなってきたよ。
肩を再び揉んでいくと……結構マッサージしたのもあって、両肩の凝りもかなりほぐれてきたな。一旦、愛実に両肩はどうか訊いてみるか。
「愛実。凝りがほぐれたから確認してくれないか」
「分かった」
俺が両肩から手を離すと、愛実は両肩をゆっくりと回す。さあ、どうだろう。
「うんっ、凄く楽になったよ! ありがとう!」
愛実はスッキリとした笑顔でそう言ってくれる。毎回、愛実が笑顔でお礼を言ってくれると、マッサージして良かったと思えるのだ。
「いえいえ。凝りがほぐれて良かった」
「ありがとう。……今日の授業では特に課題も出なかったし、またアニメを観ようよ」
「ああ。そうしよう」
それからは愛実も俺も好きなラブコメアニメを観始める。マッサージ前に日常系アニメを観ていたときと同じく、愛実と隣同士に座って。
やっぱり、愛実と一緒に好きなアニメを観ると、楽しくて癒しにもなる。そう思いながら、愛実とのいつもの時間を楽しむのであった。
水道の水がほのかに冷たくて気持ちいいし、隣に立つ愛実と話しながら洗ったので、楽しく皿洗いをすることができた。
皿洗いが終わった後は、愛実の部屋に行き、昨日の深夜に放送された日常系アニメを観ることに。愛実と隣同士に座り、愛実の淹れてくれたアイスコーヒーを飲みながら。これも、半日期間の放課後の愛実との過ごし方の一つだ。
また、今観ているアニメは昨日からスタートし、俺も愛実も持っている漫画が原作の作品だ。なので、キャラクターのことやエピソードのことを中心に語り合いながら観た。
「アニメになっても面白いね!」
「そうだな! 動画サイトで公開されていたPVを観て期待していたけど、その通りだった。声の演技も絵柄も良かったな」
「みんな可愛い雰囲気だったよね。面白いから、30分があっという間だった」
「分かる。もうエンディングなのかって思ったよ」
面白いアニメを観られると嬉しい気持ちになる。ただ、そのアニメが自分の好きな漫画やラノベが原作の作品だと個人的にはもっと嬉しい。
この夏から始まったアニメの中では一番楽しみな作品になった。
「面白いから、これから毎週最新話が放送されたら、一度はリョウ君と一緒に観たいな」
「そうだな。この作品は毎週一緒に観よう」
「うんっ!」
とても嬉しそうに返事して、しっかりと頷く愛実。そんな愛実がとても可愛い。
毎クール、愛実と毎週一緒に最新話を観るアニメはある。この夏もそういったアニメがあることを嬉しく思う。
アニメを観終わったからか、愛実は両腕を上げて上半身を伸ばしている。その際「うぅん……」と可愛い声を漏らして。シャツ越しに豊満な胸が存在感を物凄く主張するのもあり、今の愛実がとても艶やかに見える。
「……あっ」
そんな声を漏らすと、愛実の表情がちょっと歪む。
「体を伸ばしたら、気持ち良かったんだけど両肩が痛くて。先週まで期末試験の勉強をしていたから、また凝ってきたのかな」
「それはあるかもしれないな。愛実、定期試験が終わると肩が凝ることが多いし」
「長時間勉強すると肩が凝りやすくて。試験が終わった直後や、半日期間にリョウ君がよくマッサージしてくれるよね。今日もマッサージをお願いできますか?」
「もちろんいいぞ」
「ありがとう!」
さっき、両肩の痛みで表情が歪んだのが嘘であるかのように、愛実はニッコリと笑ってお礼を言ってくれる。今日のお昼ご飯を作ってくれたお礼も兼ねて、愛実の肩の凝りをほぐそう。
俺は愛実の後ろに移動して膝立ちする。愛実の肩にそっと両手を乗せると、愛実の体がピクリと震えた。
「どうした? 手を置いたら痛かったか?」
「ううん。今日は肩開きのTシャツ着ているから、リョウ君の手が肩に直接触れて。だから、ちょっと体がピクッとなっちゃったの」
そう言い、愛実は顔だけこちらに振り返る。そんな彼女の顔にははにかんだ笑みが浮かんでいて。それが可愛いと思うと同時に、痛みが原因じゃなくて一安心した。
普段と違って、肩に直接触れられたらピクッと体も震えるか。しかも後ろからだし。
今の愛実の反応もあり、両手に意識が全集中してしまう。……確かに、普段のマッサージのときは違う感触だ。柔らかな素肌に直接触れているので、普段より優しく感じられる。
「……そうか。痛さがなくて良かった。じゃあ、マッサージを始めるか」
「うんっ、お願いします」
俺の目を見ながらそう言うと、愛実は再び前の方を向いた。
愛実は両腕を上げて上半身を伸ばしたら、肩に痛みを感じた。とりあえずはいつもの力でマッサージをしていくか。そう考え、愛実のマッサージを始めていく。
「あぁっ……」
揉み始めてすぐ、愛実は甘い声を出す。マッサージ中にこういった反応を見せることも結構ある。
痛みを感じるだけあって、今回も愛実の両肩が結構凝っているな。今回もしっかりとマッサージして、凝りをちゃんとほぐしていこう。
「どうだ、愛実」
「凄く気持ちいいよ、リョウ君。さすがだね」
「これまでいっぱい揉んでいるからな。じゃあ、このくらいの力でマッサージしていくよ」
「うんっ、お願いします」
良かった、愛実が気持ちいいと思える力加減でマッサージできていて。
「今回も肩凝っているな。期末試験の勉強を頑張ったもんな。あとは、あおいと一緒に誕生日パーティーの料理を作ってくれたり、今日もお昼ご飯も作ってくれたりしたのもあるか」
「あおいちゃんといっぱい作ったから、パーティーの料理を作ったのは肩凝りの一因になっているかも」
「愛実もそう考えているか。誕生日と今日のお昼のお礼を兼ねて、いつも以上にしっかりとマッサージするよ」
「ふふっ、ありがとう」
愛実はチラッと俺を見てくる。そんな愛実の顔には持ち前の優しい笑みが浮かんでいた。
それからも、愛実の両肩のマッサージをしていく。
今回は愛実の肩に直接触れているから、両手から伝わってくる熱がいつもよりも強い。いつもよりも触り心地もスベスベとしていて。凝りが段々とほぐれてきたので、揉み心地も結構柔らかく感じて。それもあり、愛実の後ろ姿がいつもより大人っぽく感じられる。
「リョウ君と2人で学校から帰ってきて、私の作ったお昼を2人で食べて、アニメを観て、リョウ君に肩のマッサージしてもらって。半日期間らしい時間を過ごしているなって思うよ」
「毎回、半日期間になると、少なくとも1日はこういう放課後の時間を過ごすもんな」
あおいが調津に戻ってきてからは色々なことがあり、新鮮な日々が続いて。そういった時間を過ごすのもいいなって思う。
ただ、愛実とこうしたいつもの時間を過ごすと気持ちが落ち着いて。のんびりできて。こういう時間も好きだなって思うんだ。
「リョウ君と一緒にお昼ご飯を食べたり、アニメ観たりするのが楽しいし、リョウ君にマッサージしてもらうと気持ちいいし。だから、こういう時間を過ごすのが好きだよ」
「愛実もか。俺も愛実とこうやって過ごすのが好きだぞ」
「そうなんだ。嬉しいな……」
えへへっ、と愛実は声に出して笑う。顔は見えないけど、可愛いって思える。
「俺も嬉しいよ」
何度も愛実と一緒に過ごしている好きな時間を、愛実も好きだと言ってくれることが。胸が温かくなっていく。
「あ、あのね……リョウ君」
「うん?」
俺は一言返事して、愛実の言葉を待つ。愛実の肩の凝りがまだ残っているので、マッサージを続けながら。
ただ、愛実から次の言葉がなかなか出てこない。あと、両肩から伝わってくる熱がかなり強くなり、耳も結構赤くなってきていて。どうしたんだろう?
「愛実?」
「え、えっと……こ、これからも、半日期間にはリョウ君とこういう時間を過ごしたいって言いたくて。ただ、言葉にしようとすると何だか緊張しちゃって。さっき、これからもお昼ご飯を一緒に食べようねって言えたのにね」
「同じことをまた言うときって緊張することあるよ。じゃあ、耳が赤かったり、肩が熱かったりするのも……」
「その緊張と……あとは肩に直接触れた状態でマッサージしてもらってドキドキしているからだと思う。もちろん、決して嫌なわけじゃないからね」
愛実は語気を強めて言うと、俺の方に振り返って笑顔を見せてくれる。その笑顔は頬を中心に結構赤くなっている。今も愛実の肩に直接触れているのもあり、今の愛実を見るとドキッとする。
今日のような放課後の時間を過ごすのは恒例になってきている。ただ、それを願望として言葉にしようとすると、照れくさくなってしまうのだろう。それに、愛実は大人しくて控え目な性格でもあるし。
「愛実がそう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。俺も……これからも、愛実とこういう時間を過ごしたいって思っているよ」
そう言って、右手で愛実の頭を優しく撫でる。柔らかな髪越しではあるけど、肩に触れていたときと同じくらいに愛実の熱を強く感じた。また、それと同時にシャンプーの甘い匂いが香ってきて。
俺に頭を撫でられたからか、愛実の笑顔は柔らかいものになり、
「うんっ」
と、可愛らしく返事してくれた。そんな愛実にキュンとなって。俺もちょっと体が熱くなってきたよ。
肩を再び揉んでいくと……結構マッサージしたのもあって、両肩の凝りもかなりほぐれてきたな。一旦、愛実に両肩はどうか訊いてみるか。
「愛実。凝りがほぐれたから確認してくれないか」
「分かった」
俺が両肩から手を離すと、愛実は両肩をゆっくりと回す。さあ、どうだろう。
「うんっ、凄く楽になったよ! ありがとう!」
愛実はスッキリとした笑顔でそう言ってくれる。毎回、愛実が笑顔でお礼を言ってくれると、マッサージして良かったと思えるのだ。
「いえいえ。凝りがほぐれて良かった」
「ありがとう。……今日の授業では特に課題も出なかったし、またアニメを観ようよ」
「ああ。そうしよう」
それからは愛実も俺も好きなラブコメアニメを観始める。マッサージ前に日常系アニメを観ていたときと同じく、愛実と隣同士に座って。
やっぱり、愛実と一緒に好きなアニメを観ると、楽しくて癒しにもなる。そう思いながら、愛実とのいつもの時間を楽しむのであった。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説

ルピナス
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の藍沢直人は後輩の宮原彩花と一緒に、学校の寮の2人部屋で暮らしている。彩花にとって直人は不良達から救ってくれた大好きな先輩。しかし、直人にとって彩花は不良達から救ったことを機に一緒に住んでいる後輩の女の子。直人が一定の距離を保とうとすることに耐えられなくなった彩花は、ある日の夜、手錠を使って直人を束縛しようとする。
そして、直人のクラスメイトである吉岡渚からの告白をきっかけに直人、彩花、渚の恋物語が激しく動き始める。
物語の鍵は、人の心とルピナスの花。たくさんの人達の気持ちが温かく、甘く、そして切なく交錯する青春ラブストーリーシリーズ。
※特別編-入れ替わりの夏-は『ハナノカオリ』のキャラクターが登場しています。
※1日3話ずつ更新する予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※続編がスタートしました!(2025.2.8)
※1日1話ずつ公開していく予定です。
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2024.8.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる