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最終章
第3話『いつもより近くに』
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7月12日、火曜日。
依然として梅雨空が広がっている。このシトシトと降る雨と、ジメッとした蒸し暑い空気はいつまで続くのだろうか。平年通りであれば、あと1週間ほどで梅雨が明けて夏本番になるけど。今年もそうなってほしいものだ。
今日もいつも通りにあおいと愛実と3人で登校することに。
昨日は告白してから初めて俺と顔を合わせた状況だったので、あおいは照れくさそうにしていて、愛実と相合い傘をしていた。しかし、
「涼我君! 相合い傘したいですっ! いいですか?」
今日は家を出発してから1分もしないうちにそう言ってきたのだ。
昨日は学校に着いてからは普通に話したし、放課後のバイトでは冗談で俺をお持ち帰りしたいと言っていた。そういったことを経て、昨日の朝のような照れくささを払拭できたのだろう。
「いいぞ、あおい」
「ありがとうございますっ!」
嬉しそうにお礼を言うと、あおいは自分の傘を閉じ、俺の傘の中に入ってきた。すぐ近くまで来るので、あおいの甘い匂いが濃く香ってきて。
学校に向かって再び歩き始めようとしたとき、あおいは右手で傘の柄を持つ俺の左手をそっと握ってきた。あおいとこうするのは初めてなので、ちょっとドキッとしてしまう。いつもより近くにいるように感じる。
「あ、あおい?」
「……相合い傘をしていますから、傘を一緒に持ちたくて。まあ、掴んでいるのが涼我君の手ですから、一緒に持っているかどうかは微妙ですが」
あははっ、とあおいは小さな声で笑う。そんなあおいの顔は頬を中心にほんのりと赤くなっている。
「学校までこうしていていいですか?」
「ああ、いいぞ」
「ありがとうございますっ」
さっきと同様に、あおいはとても嬉しそうにお礼を言った。俺のことが好きだから、相合い傘をしているときはこうして俺の手を握りたいと考えたのかもしれない。
俺達は学校に向かって歩き始める。
「昨日の朝の照れ方が嘘みたいだね、あおいちゃん」
あおいに微笑みかけながら言う愛実。
「俺もそれは思った」
「き、昨日は告白してから初めて涼我君に会いましたからね。今もドキドキしていますが、涼我君の近くにいたい気持ちの方が強いですから」
ニッコリと笑いながらそう言うあおい。あおいの右手から伝わる温もりはとても強いから、今の言葉に嘘偽りはないだろう。
1学期は残り少ないけど、今後も登校中に雨が降っていたらこうしてあおいと相合い傘をするのが恒例になるかもしれないな。
学校に到着するまでの間、あおいはずっと俺の左手を握っていた。優しく、しっかりと。
今日も期末試験が明けてから最初の授業となる教科は、答案返却と解説の時間だ。
今日返却された教科も中間試験と同じくらいのいい点数で一安心。あと、試験の解説だと、普段の授業よりも時間が早く過ぎるからいいな。
1時間目、2時間目と授業が終わり、次は……数学Ⅱか。数Ⅱは昨日も授業があり、答案返却がされたから、今日は普通に授業をする予定になっている。
「……あっ」
「どうかしたか? あおい」
「す、数Ⅱの教科書を忘れてしまいました。昨日、家で改めて期末試験の見直しをしたからでしょうか。そのときも教科書を見ていましたし」
あおいは苦笑いをしながらそう言ってくる。あおいが教科書を忘れるなんて珍しい。家での勉強で教科書を使っていたけど、バッグに入れるのを忘れてしまったのか。
「試験を返すならまだしも、今日は普通の授業だから教科書必要だよね」
今のあおいの話が聞こえたのか、愛実はあおいにそう言う。
「愛実の言う通りだな。じゃあ、数Ⅱの時間は俺と席をくっつけるか」
「ありがとうございますっ!」
あおいはとても嬉しそうに言った。ちょっと食い気味に。
俺はあおいと机をくっつけて、自分の席に座る。
あおいはかなり嬉しそうに自分の席に座る。教科書問題が解決できたからか。それとも、普段よりも俺にかなり近い場所で座れるからか。あおいなら後者の可能性が高そう。
あおいの嬉しそうな顔がすぐ側にあるし、甘い匂いも感じられるのでちょっとドキッとするな。
「涼我君とこんなに近くに座れて嬉しいです!」
「そうか」
「机をくっつけている風景を見ると懐かしい気分になるな。机をくっつけて授業を受けたのは小学校までだったし」
「そういえば、中学以降は今みたいに誰かと机をくっつける席の形じゃないもんな」
「私の通ってきた学校もそうでしたね」
地域とかは問わず、小学校では机をくっつけ、中学以降では誰とも机をくっつけないようにする学校が多いのだろうか。
「リョウ君とは何度か隣同士の席になったよね。覚えてる?」
「もちろん覚えているさ。席替えして俺と隣同士になると、愛実は学校でもお隣さんだって喜んでいたよな」
「ふふっ、そうだったのですか。愛実ちゃん、可愛いですっ」
「い、家がお隣同士だし、部屋の窓を開ければ話せるし。リョウ君と隣同士だと安心できるからだよ」
そう言う愛実は頬をほんのりと赤くし、視線を散漫とさせる。そんな愛実がとても可愛らしくて。
愛実を見ながら、あおいは「ふふっ」と楽しそうに笑っている。あおいの笑顔を見ていると、小学校時代に隣同士になったときの愛実の笑顔をいくつも思い出す。
それから程なくして3時間目の開始を知らせるチャイムが鳴り、数学Ⅱを担当する男性教師がやってきた。
俺とあおいが机をくっつけていることに気付いた男性教師が、あおいに「教科書を忘れたのか?」と問うと、あおいは、
「はいっ! 忘れてしまいました!」
と元気良く返事した。教室の中が笑いに包まれる中、教師からこの状態で授業を受ける許可をもらっていた。
あおいへの許可が下りてすぐ、3時間目の数学Ⅱの授業が始まる。
まさか、あおいと机をくっつけて授業を受ける日が来るとは。中間試験直後の席替えで、あおいと隣同士の席になったけど、全然想像しなかった。
席をくっつけて隣同士に座っているから、あおいがとても近く感じて。授業を受けていると何度か、左腕があおいの右腕に当たってしまうこともあり、その感覚に拍車を掛ける。
「ごめん。また当たった」
数回ほど当たったとき、小声であおいにそう謝罪した。
あおいは明るい笑みを浮かべながらかぶりを振って、
「気にしないでください。授業中も涼我君に触れられることが嬉しいですから。それに、できるだけ涼我君側に椅子をずらして座っていますし」
と、俺に耳打ちしてきた。あおいの温かな吐息もあって、今の言葉が俺の体の中に甘美に伝わっていく。
あおいとの距離がかなり近いと思っていたら、あおいから俺に近づいて座っていたのか。もしかしたら、腕が何度も当たるのはあおいの狙い通りだったのかもしれない。
そもそも、こういう時間を過ごしたくて、教科書を忘れたというのは嘘、もしくはわざと持ってこなかった可能性もある。まあ、あおいとは一度もなかったし、いい経験だと思っているから、そのことについては気にしないでおこう。
それにしても、さっきのあおいの言葉を聞いてから、あおいの甘い匂いも感じられるようになってきて。腕が当たるとあおいの温もりを感じて。あおいと目が合うこともしばしば。
「こうして、涼我君と机をくっつけて授業を受けられて幸せです」
と、甘い声色で耳打ちしてくることもあって。
小学校時代に何度も隣同士の席になったことのある愛実ならまだしも、あおいとは初めて。それに、あおいに好きだと告白されているから、授業ではなくあおいの方に意識が向いてしまって。男性教師の言葉があまり頭に入らず、ただ板書を写すだけの時間になった。
期末試験がもう終わっていて良かった。
依然として梅雨空が広がっている。このシトシトと降る雨と、ジメッとした蒸し暑い空気はいつまで続くのだろうか。平年通りであれば、あと1週間ほどで梅雨が明けて夏本番になるけど。今年もそうなってほしいものだ。
今日もいつも通りにあおいと愛実と3人で登校することに。
昨日は告白してから初めて俺と顔を合わせた状況だったので、あおいは照れくさそうにしていて、愛実と相合い傘をしていた。しかし、
「涼我君! 相合い傘したいですっ! いいですか?」
今日は家を出発してから1分もしないうちにそう言ってきたのだ。
昨日は学校に着いてからは普通に話したし、放課後のバイトでは冗談で俺をお持ち帰りしたいと言っていた。そういったことを経て、昨日の朝のような照れくささを払拭できたのだろう。
「いいぞ、あおい」
「ありがとうございますっ!」
嬉しそうにお礼を言うと、あおいは自分の傘を閉じ、俺の傘の中に入ってきた。すぐ近くまで来るので、あおいの甘い匂いが濃く香ってきて。
学校に向かって再び歩き始めようとしたとき、あおいは右手で傘の柄を持つ俺の左手をそっと握ってきた。あおいとこうするのは初めてなので、ちょっとドキッとしてしまう。いつもより近くにいるように感じる。
「あ、あおい?」
「……相合い傘をしていますから、傘を一緒に持ちたくて。まあ、掴んでいるのが涼我君の手ですから、一緒に持っているかどうかは微妙ですが」
あははっ、とあおいは小さな声で笑う。そんなあおいの顔は頬を中心にほんのりと赤くなっている。
「学校までこうしていていいですか?」
「ああ、いいぞ」
「ありがとうございますっ」
さっきと同様に、あおいはとても嬉しそうにお礼を言った。俺のことが好きだから、相合い傘をしているときはこうして俺の手を握りたいと考えたのかもしれない。
俺達は学校に向かって歩き始める。
「昨日の朝の照れ方が嘘みたいだね、あおいちゃん」
あおいに微笑みかけながら言う愛実。
「俺もそれは思った」
「き、昨日は告白してから初めて涼我君に会いましたからね。今もドキドキしていますが、涼我君の近くにいたい気持ちの方が強いですから」
ニッコリと笑いながらそう言うあおい。あおいの右手から伝わる温もりはとても強いから、今の言葉に嘘偽りはないだろう。
1学期は残り少ないけど、今後も登校中に雨が降っていたらこうしてあおいと相合い傘をするのが恒例になるかもしれないな。
学校に到着するまでの間、あおいはずっと俺の左手を握っていた。優しく、しっかりと。
今日も期末試験が明けてから最初の授業となる教科は、答案返却と解説の時間だ。
今日返却された教科も中間試験と同じくらいのいい点数で一安心。あと、試験の解説だと、普段の授業よりも時間が早く過ぎるからいいな。
1時間目、2時間目と授業が終わり、次は……数学Ⅱか。数Ⅱは昨日も授業があり、答案返却がされたから、今日は普通に授業をする予定になっている。
「……あっ」
「どうかしたか? あおい」
「す、数Ⅱの教科書を忘れてしまいました。昨日、家で改めて期末試験の見直しをしたからでしょうか。そのときも教科書を見ていましたし」
あおいは苦笑いをしながらそう言ってくる。あおいが教科書を忘れるなんて珍しい。家での勉強で教科書を使っていたけど、バッグに入れるのを忘れてしまったのか。
「試験を返すならまだしも、今日は普通の授業だから教科書必要だよね」
今のあおいの話が聞こえたのか、愛実はあおいにそう言う。
「愛実の言う通りだな。じゃあ、数Ⅱの時間は俺と席をくっつけるか」
「ありがとうございますっ!」
あおいはとても嬉しそうに言った。ちょっと食い気味に。
俺はあおいと机をくっつけて、自分の席に座る。
あおいはかなり嬉しそうに自分の席に座る。教科書問題が解決できたからか。それとも、普段よりも俺にかなり近い場所で座れるからか。あおいなら後者の可能性が高そう。
あおいの嬉しそうな顔がすぐ側にあるし、甘い匂いも感じられるのでちょっとドキッとするな。
「涼我君とこんなに近くに座れて嬉しいです!」
「そうか」
「机をくっつけている風景を見ると懐かしい気分になるな。机をくっつけて授業を受けたのは小学校までだったし」
「そういえば、中学以降は今みたいに誰かと机をくっつける席の形じゃないもんな」
「私の通ってきた学校もそうでしたね」
地域とかは問わず、小学校では机をくっつけ、中学以降では誰とも机をくっつけないようにする学校が多いのだろうか。
「リョウ君とは何度か隣同士の席になったよね。覚えてる?」
「もちろん覚えているさ。席替えして俺と隣同士になると、愛実は学校でもお隣さんだって喜んでいたよな」
「ふふっ、そうだったのですか。愛実ちゃん、可愛いですっ」
「い、家がお隣同士だし、部屋の窓を開ければ話せるし。リョウ君と隣同士だと安心できるからだよ」
そう言う愛実は頬をほんのりと赤くし、視線を散漫とさせる。そんな愛実がとても可愛らしくて。
愛実を見ながら、あおいは「ふふっ」と楽しそうに笑っている。あおいの笑顔を見ていると、小学校時代に隣同士になったときの愛実の笑顔をいくつも思い出す。
それから程なくして3時間目の開始を知らせるチャイムが鳴り、数学Ⅱを担当する男性教師がやってきた。
俺とあおいが机をくっつけていることに気付いた男性教師が、あおいに「教科書を忘れたのか?」と問うと、あおいは、
「はいっ! 忘れてしまいました!」
と元気良く返事した。教室の中が笑いに包まれる中、教師からこの状態で授業を受ける許可をもらっていた。
あおいへの許可が下りてすぐ、3時間目の数学Ⅱの授業が始まる。
まさか、あおいと机をくっつけて授業を受ける日が来るとは。中間試験直後の席替えで、あおいと隣同士の席になったけど、全然想像しなかった。
席をくっつけて隣同士に座っているから、あおいがとても近く感じて。授業を受けていると何度か、左腕があおいの右腕に当たってしまうこともあり、その感覚に拍車を掛ける。
「ごめん。また当たった」
数回ほど当たったとき、小声であおいにそう謝罪した。
あおいは明るい笑みを浮かべながらかぶりを振って、
「気にしないでください。授業中も涼我君に触れられることが嬉しいですから。それに、できるだけ涼我君側に椅子をずらして座っていますし」
と、俺に耳打ちしてきた。あおいの温かな吐息もあって、今の言葉が俺の体の中に甘美に伝わっていく。
あおいとの距離がかなり近いと思っていたら、あおいから俺に近づいて座っていたのか。もしかしたら、腕が何度も当たるのはあおいの狙い通りだったのかもしれない。
そもそも、こういう時間を過ごしたくて、教科書を忘れたというのは嘘、もしくはわざと持ってこなかった可能性もある。まあ、あおいとは一度もなかったし、いい経験だと思っているから、そのことについては気にしないでおこう。
それにしても、さっきのあおいの言葉を聞いてから、あおいの甘い匂いも感じられるようになってきて。腕が当たるとあおいの温もりを感じて。あおいと目が合うこともしばしば。
「こうして、涼我君と机をくっつけて授業を受けられて幸せです」
と、甘い声色で耳打ちしてくることもあって。
小学校時代に何度も隣同士の席になったことのある愛実ならまだしも、あおいとは初めて。それに、あおいに好きだと告白されているから、授業ではなくあおいの方に意識が向いてしまって。男性教師の言葉があまり頭に入らず、ただ板書を写すだけの時間になった。
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