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第4章
第19話『体育祭⑨-チーム対抗男子・女子リレー-』
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『ここで招集連絡です。チーム対抗男子リレー、女子リレー、混合リレーに出場する生徒のみなさんは、本部テント横の招集場所に集まってください』
体育祭午後の部の種目は進んでいき、いよいよ最終種目のチーム対抗リレーに出場する生徒の招集がかかった。
男子リレーには道本、混合リレーにはあおいと俺が走者として出場する。俺達3人はレジャーシートから立ち上がる。
「いよいよチーム対抗のリレーですね!」
「そうだな、あおい」
「このときが来たな。麻丘とは別のリレーだけど、同じチームでチーム対抗リレーに出られて嬉しいぜ」
「これまで、体育祭のチーム対抗リレーに出たのは中1のときだけだけど、そのときは道本と別のチームだったもんな」
「ああ。陸上大会のリレーを含めても3年ぶりだからな。桐山も4月の麻丘とのレースが凄かったから期待してる」
「ええ! 涼我君と一緒に混合リレーを頑張ります!」
あおいはいつもの明るい笑顔で道本に言う。今のところ、混合リレーが近いことの緊張はあまりなさそうだ。
あおいのはつらつとした返事に、道本は爽やかな笑顔でしっかりと頷いた。
「リョウ君、あおいちゃん、道本君、リレー頑張ってね!」
「頑張って! ここから応援しているわ」
「3人のことを応援するぜ!」
「2位の青チーム粘っているし、リレーの配点は高いから、結果はリレー次第になりそうだね。ただ、3人のいる緑チームならきっと大丈夫だと思っているよ。愛実ちゃん達と一緒に応援するよ。頑張って」
愛実達はリレーに向かう俺、あおい、道本に向けて笑顔で応援の言葉を贈ってくれる。あおいと道本は分からないけど、俺にはその言葉で体が少し軽くなった気がした。
愛実達とはもちろんのこと、クラスメイト達ともグータッチして、俺はあおいや道本などチーム対抗リレーに出る生徒達と一緒に招集場所へ向かう。
招集場所に行くと……青チームの颯田部長を含め、陸上部の短距離走専門の部員が何人もいる。
「マネージャーのお手伝いのときにタイム計測をした部員が何人もいますね」
「そうだな、あおい」
「俺を含めて、陸上の大会で学校対抗のリレーに出ている部員もいるからな。確か、颯田部長は女子リレーのアンカーだって言っていたな」
「そうなのか」
颯田部長……部活動対抗リレーだけじゃなくて、チーム対抗リレーでもアンカーなのか。部長は足がかなり速いからそれも納得かな。
陸上部員以外にも、部活動対抗リレーに出ていた生徒もちらほらいる。チーム対抗リレーは配点の高い競技だからな。どのチームも足が速かったり、走りに自信があったりする生徒を揃えてきた感じか。混合リレーに誰が出るのかは分からないけど、1位を取るのは簡単ではなさそうなのは分かった。
緑チームの生徒で固まっていると、
「すみません。緑チームのみなさんの中で、各種リレーのアンカーはどなたですか?」
係の腕章を付けた男子生徒からそんなことを訊かれた。
俺が混合リレーのアンカーであると伝えると、男子生徒は俺に『3』の番号付きの緑色のビブスを渡した。また、男子リレーのアンカーである道本には『1』の番号付きのビブスを渡す。男子生徒曰く、アンカーだと分かるようにビブスを体操着の上から着てほしいとのこと。おそらく、ビブスの番号はリレー種別を現しているのだと思う。女子リレーアンカーの颯田部長は『2』と番号がついている青いビブスを着ているから。
「お二人ともよく似合っていますね」
「ありがとう、あおい」
「ありがとな」
「ビブスを着ると、アンカーなんだって実感するよ」
だから、身が引き締まる。事故に遭うまでは、学校の体育祭でも陸上の大会でもリレーではアンカーを務めることが多かった。だから、この感覚が懐かしくて。この感覚をまた体感するときが来るとは思わなかったな。
「道本は男子リレー。あおいと俺は混合リレー。1位を取れるように頑張ろう。点差からして、このリレーでチームの順位も決まるから」
あおいと道本のことを見ながら俺はそう言った。
配点の高いリレー競技が3レースもある。レース次第では1位のまま終われば、4位で終わる可能性だってある。
「そうですね。頑張りましょう!」
「頑張ろうな」
あおいも道本も勇ましい様子でそう言ってくれる。道本はもちろん、あおいも一緒に走ったり、バトンパスの練習をしたりしたから頼れる雰囲気がある。
その後、係の生徒によって、チーム対抗リレーに出場する生徒達はグラウンドに連れて行かされる。
『さあ、ついにラストの種目になりました。これから、チーム対抗リレーを行います! 男子、女子、混合の順でレースしていきます。また、得点の集計係によると、このリレー次第でどのチームにも優勝の可能性があるとのことです!』
放送席の女子生徒のそんな言葉により、会場はかなり盛り上がる。やっぱり、このリレー次第でチームの最終結果がガラリと変わるのか。
『どのリレーも1チーム12人。男子リレーは1人1周、女子リレーと混合リレーは1人半周ずつ走ります。まずは男子リレーから行います。各チームの第1走者の生徒はスタート地点に来てください。それ以外の生徒はスタート地点付近で、走順に並んでください』
「じゃあ、行ってくる」
「ああ。頑張れよ」
「頑張ってください!」
俺とあおいは道本にグータッチして送り出した。道本のアンカーとしての走りに期待するよ。
男子リレーの各チームの第1走者はスタート地点に向かい、クラウチングスタートの姿勢に。それ以外の選手はスタート地点の近くで並ぶ。道本はアンカーなので緑チームの列の最後尾に並んでいた。
――パァン!
『さあ、チーム対抗男子リレーがスタートしました!』
いよいよ、チーム対抗リレーがスタートした。
緑チームは……2位か。1位の青チームとの差もあまりないし、いい滑り出しと言えるだろう。
俺はグラウンドの中からあおいと一緒に緑チームを応援する。
チーム対抗のリレーだけあって、どのチームの生徒も結構速いな。特に陸上部の短距離専門の生徒は。
前半、緑チームは赤チームと黄色チームと2位争いを繰り広げていた。ただ、中盤になってスピードを上げ、青チームとの1位争いをする展開に。
青チームの生徒達はなかなか速く、緑チームは1位に躍り出ることができない。ただ、頑張りもあって、青チームに引き離されることなく食らいついている。
バトンがアンカーの1人前の選手へと渡ったため、道本がスタート地点に立つ。今、緑チームは青チームのすぐ後ろを走っている。このままの戦況で道本にバトンが渡れば、道本なら1位でゴールできるはずだ。
アンカー1人前の生徒達が最終コーナーを回り、最後の直線に入る。
『さあ、バトンがアンカーにパスされました! 現在1位は青チーム! その直後に緑チームです!』
道本は青チームと僅差の2位でバトンを受け取った。
道本はそれまでの走っていた緑チームの生徒よりも速い。青チームとの差は少ししかないため、最初のコーナーを回っている間に青チームの生徒を追い抜いた! さすがだ!
「そのまま行け! 道本!」
「頑張ってくださーい!」
俺とあおいの応援の声もさらに大きくなる。
また、アンカーなのもあって、レジャーシートからの応援の声も大きくなって。うちのクラスのシートでは、鈴木と海老名さんが立ち上がって道本を応援している。
道本は他のチームとの差をどんどん広げていく。さすがは陸上部のエースで、短距離走やリレーで関東大会に進出するだけのことはある。中学時代から、その凄さは変わらない。
アンカー手前までの粘りと、アンカーの道本の快走もあり、緑チームは他のチームと大差を付けて1位でゴールした!
『ゴール! 男子リレーは緑チームが1位です!』
「道本君やりましたね!」
「ああ! さすがだ!」
俺は嬉しそうにしているあおいとハイタッチする。
緑チームのレジャーシートを見ると、うちのクラス中心に盛り上がっており、愛実や海老名さん達がハイタッチしている様子が見えた。混合リレーの後も今のような歓喜の雰囲気にしたい。
ゴールした道本を見ると、男子リレーの生徒達と笑顔でハイタッチしている。ただ、道本は俺達と目が合うとこちらにやってきて、
「1位でゴールできたぞ!」
「いい走りだったぞ、道本! おめでとう!」
「おめでとうございます!」
「ありがとう!」
道本は持ち前の爽やかな笑みを浮かべ、俺とあおいにハイタッチしてきた。額や首筋に流れる汗が陽光で煌めいているのもあり、道本がかなりかっこよく見える。
2位は青チーム、3位は黄色チーム、4位は赤チームとなった。
続いては女子リレー。
女子の方は終盤まで全チームによる接戦が繰り広げられた。
ただ、青チームアンカーの颯田部長の奮闘によって、青チームが接戦の状況から1人抜け出す。青チームはそのまま1位でゴールした。こういう場面でいつもの走りができるのはさすがだと思う。
また、女子リレーでは緑チームは3位になった。
残るはチーム対抗混合リレーのみ。男女どちらも1位になったチームはないし、混合リレー次第で、緑チームが優勝できるかどうかが決まりそうだ。
体育祭午後の部の種目は進んでいき、いよいよ最終種目のチーム対抗リレーに出場する生徒の招集がかかった。
男子リレーには道本、混合リレーにはあおいと俺が走者として出場する。俺達3人はレジャーシートから立ち上がる。
「いよいよチーム対抗のリレーですね!」
「そうだな、あおい」
「このときが来たな。麻丘とは別のリレーだけど、同じチームでチーム対抗リレーに出られて嬉しいぜ」
「これまで、体育祭のチーム対抗リレーに出たのは中1のときだけだけど、そのときは道本と別のチームだったもんな」
「ああ。陸上大会のリレーを含めても3年ぶりだからな。桐山も4月の麻丘とのレースが凄かったから期待してる」
「ええ! 涼我君と一緒に混合リレーを頑張ります!」
あおいはいつもの明るい笑顔で道本に言う。今のところ、混合リレーが近いことの緊張はあまりなさそうだ。
あおいのはつらつとした返事に、道本は爽やかな笑顔でしっかりと頷いた。
「リョウ君、あおいちゃん、道本君、リレー頑張ってね!」
「頑張って! ここから応援しているわ」
「3人のことを応援するぜ!」
「2位の青チーム粘っているし、リレーの配点は高いから、結果はリレー次第になりそうだね。ただ、3人のいる緑チームならきっと大丈夫だと思っているよ。愛実ちゃん達と一緒に応援するよ。頑張って」
愛実達はリレーに向かう俺、あおい、道本に向けて笑顔で応援の言葉を贈ってくれる。あおいと道本は分からないけど、俺にはその言葉で体が少し軽くなった気がした。
愛実達とはもちろんのこと、クラスメイト達ともグータッチして、俺はあおいや道本などチーム対抗リレーに出る生徒達と一緒に招集場所へ向かう。
招集場所に行くと……青チームの颯田部長を含め、陸上部の短距離走専門の部員が何人もいる。
「マネージャーのお手伝いのときにタイム計測をした部員が何人もいますね」
「そうだな、あおい」
「俺を含めて、陸上の大会で学校対抗のリレーに出ている部員もいるからな。確か、颯田部長は女子リレーのアンカーだって言っていたな」
「そうなのか」
颯田部長……部活動対抗リレーだけじゃなくて、チーム対抗リレーでもアンカーなのか。部長は足がかなり速いからそれも納得かな。
陸上部員以外にも、部活動対抗リレーに出ていた生徒もちらほらいる。チーム対抗リレーは配点の高い競技だからな。どのチームも足が速かったり、走りに自信があったりする生徒を揃えてきた感じか。混合リレーに誰が出るのかは分からないけど、1位を取るのは簡単ではなさそうなのは分かった。
緑チームの生徒で固まっていると、
「すみません。緑チームのみなさんの中で、各種リレーのアンカーはどなたですか?」
係の腕章を付けた男子生徒からそんなことを訊かれた。
俺が混合リレーのアンカーであると伝えると、男子生徒は俺に『3』の番号付きの緑色のビブスを渡した。また、男子リレーのアンカーである道本には『1』の番号付きのビブスを渡す。男子生徒曰く、アンカーだと分かるようにビブスを体操着の上から着てほしいとのこと。おそらく、ビブスの番号はリレー種別を現しているのだと思う。女子リレーアンカーの颯田部長は『2』と番号がついている青いビブスを着ているから。
「お二人ともよく似合っていますね」
「ありがとう、あおい」
「ありがとな」
「ビブスを着ると、アンカーなんだって実感するよ」
だから、身が引き締まる。事故に遭うまでは、学校の体育祭でも陸上の大会でもリレーではアンカーを務めることが多かった。だから、この感覚が懐かしくて。この感覚をまた体感するときが来るとは思わなかったな。
「道本は男子リレー。あおいと俺は混合リレー。1位を取れるように頑張ろう。点差からして、このリレーでチームの順位も決まるから」
あおいと道本のことを見ながら俺はそう言った。
配点の高いリレー競技が3レースもある。レース次第では1位のまま終われば、4位で終わる可能性だってある。
「そうですね。頑張りましょう!」
「頑張ろうな」
あおいも道本も勇ましい様子でそう言ってくれる。道本はもちろん、あおいも一緒に走ったり、バトンパスの練習をしたりしたから頼れる雰囲気がある。
その後、係の生徒によって、チーム対抗リレーに出場する生徒達はグラウンドに連れて行かされる。
『さあ、ついにラストの種目になりました。これから、チーム対抗リレーを行います! 男子、女子、混合の順でレースしていきます。また、得点の集計係によると、このリレー次第でどのチームにも優勝の可能性があるとのことです!』
放送席の女子生徒のそんな言葉により、会場はかなり盛り上がる。やっぱり、このリレー次第でチームの最終結果がガラリと変わるのか。
『どのリレーも1チーム12人。男子リレーは1人1周、女子リレーと混合リレーは1人半周ずつ走ります。まずは男子リレーから行います。各チームの第1走者の生徒はスタート地点に来てください。それ以外の生徒はスタート地点付近で、走順に並んでください』
「じゃあ、行ってくる」
「ああ。頑張れよ」
「頑張ってください!」
俺とあおいは道本にグータッチして送り出した。道本のアンカーとしての走りに期待するよ。
男子リレーの各チームの第1走者はスタート地点に向かい、クラウチングスタートの姿勢に。それ以外の選手はスタート地点の近くで並ぶ。道本はアンカーなので緑チームの列の最後尾に並んでいた。
――パァン!
『さあ、チーム対抗男子リレーがスタートしました!』
いよいよ、チーム対抗リレーがスタートした。
緑チームは……2位か。1位の青チームとの差もあまりないし、いい滑り出しと言えるだろう。
俺はグラウンドの中からあおいと一緒に緑チームを応援する。
チーム対抗のリレーだけあって、どのチームの生徒も結構速いな。特に陸上部の短距離専門の生徒は。
前半、緑チームは赤チームと黄色チームと2位争いを繰り広げていた。ただ、中盤になってスピードを上げ、青チームとの1位争いをする展開に。
青チームの生徒達はなかなか速く、緑チームは1位に躍り出ることができない。ただ、頑張りもあって、青チームに引き離されることなく食らいついている。
バトンがアンカーの1人前の選手へと渡ったため、道本がスタート地点に立つ。今、緑チームは青チームのすぐ後ろを走っている。このままの戦況で道本にバトンが渡れば、道本なら1位でゴールできるはずだ。
アンカー1人前の生徒達が最終コーナーを回り、最後の直線に入る。
『さあ、バトンがアンカーにパスされました! 現在1位は青チーム! その直後に緑チームです!』
道本は青チームと僅差の2位でバトンを受け取った。
道本はそれまでの走っていた緑チームの生徒よりも速い。青チームとの差は少ししかないため、最初のコーナーを回っている間に青チームの生徒を追い抜いた! さすがだ!
「そのまま行け! 道本!」
「頑張ってくださーい!」
俺とあおいの応援の声もさらに大きくなる。
また、アンカーなのもあって、レジャーシートからの応援の声も大きくなって。うちのクラスのシートでは、鈴木と海老名さんが立ち上がって道本を応援している。
道本は他のチームとの差をどんどん広げていく。さすがは陸上部のエースで、短距離走やリレーで関東大会に進出するだけのことはある。中学時代から、その凄さは変わらない。
アンカー手前までの粘りと、アンカーの道本の快走もあり、緑チームは他のチームと大差を付けて1位でゴールした!
『ゴール! 男子リレーは緑チームが1位です!』
「道本君やりましたね!」
「ああ! さすがだ!」
俺は嬉しそうにしているあおいとハイタッチする。
緑チームのレジャーシートを見ると、うちのクラス中心に盛り上がっており、愛実や海老名さん達がハイタッチしている様子が見えた。混合リレーの後も今のような歓喜の雰囲気にしたい。
ゴールした道本を見ると、男子リレーの生徒達と笑顔でハイタッチしている。ただ、道本は俺達と目が合うとこちらにやってきて、
「1位でゴールできたぞ!」
「いい走りだったぞ、道本! おめでとう!」
「おめでとうございます!」
「ありがとう!」
道本は持ち前の爽やかな笑みを浮かべ、俺とあおいにハイタッチしてきた。額や首筋に流れる汗が陽光で煌めいているのもあり、道本がかなりかっこよく見える。
2位は青チーム、3位は黄色チーム、4位は赤チームとなった。
続いては女子リレー。
女子の方は終盤まで全チームによる接戦が繰り広げられた。
ただ、青チームアンカーの颯田部長の奮闘によって、青チームが接戦の状況から1人抜け出す。青チームはそのまま1位でゴールした。こういう場面でいつもの走りができるのはさすがだと思う。
また、女子リレーでは緑チームは3位になった。
残るはチーム対抗混合リレーのみ。男女どちらも1位になったチームはないし、混合リレー次第で、緑チームが優勝できるかどうかが決まりそうだ。
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