【R18】鬼上司は今日も私に甘くない

白波瀬 綾音

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01. 鬼上司と秘密の関係

04.残業後、事務所で

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「梨沙、ボーッとしすぎだ」
打ち合わせ前に会議室に呼び出される。

「すみません…」
「頼むから普通にしててくれよ」

高濱さんから見下ろされて、疼く。

「やっぱり俺はいない方がいいみたいだな、
 もう今日は外で仕事する」

「あっ…」

「その顔どうにかしてから打ち合わせ入れよ」

めちゃくちゃ熱くて、胸がギュッとなってる。
また高濱さんに抱かれたくなってる。



代理店との打ち合わせはいつも通りこなしたけど、
1人の作業になると身が入らない。

誰かと話す仕事でないと、
余計なことを考えてしまう。

「梨沙さん、大丈夫?」
同じチームの1つ上の先輩、
久野くのさんが声をかけてくる。
「体調悪い?」
「あ、すみません…なんかちょっと眠たくって…」
「そっか、無理しないようにね」

久野さんは計算高くて仕事ができるけど、
物腰柔らかくて、優しい。
私のことを良く気にかけてくれる。
「電話きてるよ」
「あっ、すみませんありがとうございます」

久野さんにペコっと頭を下げて携帯を見ると
高濱さんからだった。

「はい、鈴木です」
『明日の社長説明資料、本部長からやり直せって
 連絡来てるからすぐ対応してくれ、
 今日中に配信までやっていってほしい』

一方的に喋られて、茫然としていると
高濱さんがまた口を開く。

『…18時過ぎに俺も事務所戻るから、
 修正点送るから確認して』

「あ、はい、よろしくお願いします…」

通話が切れると、すぐに転送メールが来た。

今は17時半。
ざっと目を通すが、明らかに今からやったら
21時は確実に過ぎる。

軽く溜息をついて、パワポデータを開き直す。




しばらくすると、高濱さんが戻ってきた。

「梨沙、収支表とか俺がやるから
 説明資料だけ先に直して」

荷物を下ろしてジャケットを椅子にかけて
pcを起動させる。

「ありがとうございます…」

1人でやることになっていたら、と
絶望していたので心強い。

背中合わせの席で、後ろに高濱さんがいてくれるのに
ホッとしていた。

前はあんなに嫌だったのに。



ほぼ全資料修正になったので、
細部までチェックするのに時間がかかり、
結局22時前になってしまった。

「終わりました~!」
「お疲れ」

本部長の急な心変わりでうちのチームメンバーが
振り回されているのはよく見ていたが、
みんなこんなことさせられてよく文句ひとつ言わずに
できているなと思う。

「お腹空きました」
「飯食って帰るか」
「私たち最後じゃないですか~施錠して帰らなきゃ」

うちは結構ホワイトな方なので、
この時間に残っている人は滅多にいない。
今日も緊急対応の私たちだけだ。

会議室のあるエリアを施錠して、
事務所に戻ってくると、高濱さんが
一番手前以外消灯して、もうすぐ出られるように
してくれていた。

「高濱さんありがとうございます、
 あ、書類しまい忘れた」

自分のロッカーに書類をしまって
出入口の方に戻ると高濱さんに行く手を阻まれる。
「えっ」
不意にキスされる。
「んっ、…ッ高濱さん、っ」
「したかったんだろ」

壁に押し付けられて、首筋を舐められる。
「高濱さ…ッッう…」
スカートの中に手を入れられて、
ストッキングを脱がされる。

「こんなに濡らして…」
「あっ、ッ…!」
クチュクチュっと音を立てられて、
思わず声が出る。

「こんなとこでだめです…っ」
「こんなとこでしたくない人はそんな誘うような
 表情かお、しないと思うけど」


近くのデスクの上に座らされて、
脚を開かされる。

「や、やだ…っ、ッん!」
ツププっと私のクリに舌先を押し付ける。
「や、っ…汚いです…ッ」
恥ずかしくて思わず顔を背ける。
チュッジュッッと音を立てて吸い上げられる。

「ひァ、ッッ!あア゛っ、!高濱さ、っ…!」
「もし誰か来たらどうすんだよ、静かにして」

れろぉっと大きく周りを舐められて
ビクッと反応してしまう。

守衛さんは、0時を回るまでは
セキュリティ異常があった時しか来ない。が、

「高濱さん、ッほんとに…」
「…何?」

クリを舌で舐められて、膣内ナカ
指を入れられてジュプジュプ刺激される。

「あっ…!ふ、っ……」

口を両手で押さえて、声が漏れないようにする。

ピンポイントでいいところを擦られて
イキそうになる。


「ッあっ、ん…!」

イキそうだったのにどっちも止められて、
もっとして欲しくなる。

デスクから降りるよう促される。

「ここに手ついて」

後ろから耳元で高濱さんの低い声で囁かれて
全身ビクビク反応する。

「もっと高いヒール履いてこいよ、届かねえよ」

高さが足りなくて椅子に膝をつけさせられて
後ろから思いっきり突かれる。

「んん゛~~ッッっ!!ンッ!ッあ、っ!」

事務所に響く音と声が恥ずかしくて堪らない。

「あっ、ああ゛ッ…!ッオっ!イク、
 いぐイキますぁあっ、!!」

「もう少し我慢しろよ…昼間から発情しやがって
 見てらんねえよ」

「アあっ、ッごめんなさい、
 っ我慢できなくてッ…!」

「梨沙が謝ってんの、
 好きなんだよ俺…もっと反省しろよ」

「あア゛ッッ、!ごめんなさいッ高濱さんこんな
 遅くまで付き合ってもらってごめんなさいぃッッ」

高濱さんはスイッチが入ったように
壊れるくらい奥まで何度もガンガン突いてくる。

「こわれるっ、!頭おかしくなる…ッ!!」
「一日中思い出してここ濡らしてんのは
 もう既に頭おかしいんだよ」
「っあッ!ンッ、ん!いくイク、っ
 またイッちゃいます、ッッア゛あっ!!!」

もう手をついていられなくて、デスクに倒れ込む。

「ハァ、っは、も、帰りましょ、ね?」
涙目で振り返ると顔色を変えずに私の顔を掴む。
「まだイッてねえんだよ、こっちは」
「はぅッ、!や、も、ダメッ…!」

ギシギシッとデスクが音を立てる。
さっきよりもっと速く打ちつけられる。
「高濱、さっ、!」
「梨沙ッ、っは…」

後ろから大きい手が私の首を絞めてくる。
「っ!んん゛ッ…!っは、ァ…ッ!!」
勝手に膣内ナカもキュンキュン反応して
高濱さんを締め上げる。

「あー…気持ちいっ…梨沙っいいよ…」
こんなの知らない…っ!!
「は、ッア、!っ、…」

苦しい、息ができない。
落ちそうになったタイミングで
ちょうどよく高濱さんの手が離れる。

「梨沙、こっち向いて」
振り向くと、身体ごと高濱さんの方を向かされて、
口の中に高濱さんのを突っ込まれる。

「んンッ、!ん゛っ」

私の口の中を思いっきり犯して、
なおも私を苦しくさせる。

「っハァッ、出すよ?、もうイク…ッ
 あぁ、っイクい、っく…!」

ゴプゴプッと高濱さんの精液が
喉の方まで流れ込んでくる。

「っはァ…っ、ハア…、梨沙」
顎先を掴まれて、中を見せるように促される。

口を開くとツンとした匂いで思わず
半分くらい飲み込んでしまう。

「全部」
「んンッ…ッ」

言われた通りに全部飲み込んで見せると
高濱さんは満足そうに私の頭を撫でた。
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