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Ep.13 山道と魔物
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山門を抜けて日没も近くなってきた頃、雲に隠れた山頂を見上げていた。灰色の壁、壁、壁がゼクスたちの前に立ちはだかっていた。
命ある色は全く見せず荒廃とした山肌だけが視界を埋め尽くす。
逃げるように山門を抜けてから、何事もなかったかのような静けさだけが木霊していた。聞こえるのは時折吹く突風と二人のまばらな足音だけ。
「サラ、問題はなさそうか」
フードを外して髪を風に揺らし、前を歩くサラに声をかける。
「今の所問題ない。けどなんだか不気味」
鼻と魔力感知に長けたサラに周囲の索敵をさせていたのだ。
人の出入りがない、その代わり魔物はうようよ居るはずだと思っていたからだ。しかし蓋を開けてみたら虫はおろかなんの気配もしなかったのだ。
「そうだな。けど注意は怠らないでくれ」
小さく呟いた「言われなくともー」の軽い声は風にかき消された。
(にしても本当に不気味だ。厳しい環境とはいえ一匹も姿を見せないなんて)
もうそろそろ日が沈む。その前にどこか見渡せる場所に陣取り、魔物が活発になる夜を乗り切りたい。
けれどこうも姿を見せないとどこに潜んでいるか全く見当もつかず悪ければ巣の中でキャンプを張ってしまう。
「——っと、あぶねっ」
こぶし大の石に足を引っ掛けてしまったようだ。
「ちょっと気をつけてよね。転んでも助けないよ」
「へいへい」
考え事をしていたとは言え、こんなに目立つ石に気づかないものだろうか?
じっと変哲もないやけに丸みを帯びた石を凝視する。
「……………………………………」
……………………………………カタ
「——ッ!」
かすかに、しかし確実に一人でに動いた。それは坂道に逆らって登ってから、脇道のくぼみに飛び跳ねるように姿をくらます。
入れ替わるようにゼクスを押しつぶせる大きさの岩の塊——巨大な一つ目を覗かせた『アイゴーレム』がゼクスの頭上に迫り来る。
「うおっっ」
とっさに坂下に飛び退けてぺしゃんこになるのは免れた。だが逃げた場所が良くなかった。
アイゴーレムは丸い岩の魔物。坂道とほぼ同じ大きさの体を道に沿って転がらせる。
「サラーッ! 飛んで助けてくれぇっー」
坂道を駆け下りながら叫ぶが——
「いや無理だって」
サラの前に岩肌と同じ色と質感を持った狼『ロックウルフ』の群がよだれを垂らしてサラに牙を剥いていた。
「まじかよーー……」
だんだんと遠ざかっていくゼクスの声。
このままサラと離されるのは好ましくない。夜は月明かりがあるとはいえ合流は難しい。
それにゼクス一人で夜を乗り切るのは、ちょっと、難しいかな。
ゼクスは走る足を止めて、ズサーッと砂埃を立てながらバルバの店で買っておいたラウンドシールドを構えて岩壁に背中を向け構えた。
ガィン、と鈍い衝撃音を立てるとアイゴーレムは道を外れて落ちていく。
「イッテェ! なんだよこれっあんま意味ねぇじゃんか!」
以前使っていた盾だったらこのくらい身体強化を使わずとも流せたはず。が、腕が痺れてブンブン振る。
「サラと離されちまった。急いで戻らないと」
サラも苦戦していた。ロックウルフの連携した攻撃を躱すのは問題なかった。現に紙一重で牙を避け、短剣で腹部に一撃食らわせるほどの余裕を持っていた。
しかし、その攻撃で倒すことはおろか、傷をつけることはできていなかった。
「硬いなぁ……」
岩肌のような表皮は環境に溶け込んで擬態するだけでなく、鎧の役割も持っていた。ゼクスとは違い、手入れをしっかり行なっていたサラの短剣でもその体表を貫くことはできなかった。
「さて、どうしたものか」。と思った矢先、ゴロゴロ、とがけ崩れのような音が聞こえてくる。
盾を持ったゼクスが全力疾走。
その後ろを坂に逆らって転がるアイゴーレムの群。ゼクスが奴らを率れてるようにも見える。
「いやちょっと待って! ゼクスこっち来んなっ!!」
空に飛ぼうと思ったがローブが邪魔して飛び立てない。ならば、とサラは逆にゼクスに向かって走り始めた。
二人が交差する瞬間。
ゼクスはロックウルフの口めがけて長剣を突き立て、サラはアイゴーレムの瞳を短剣で突き刺した。
「選手交代と行きましょうか、サラさん」
互いに敵を入れ替えて立ち向かう。
「信っじられないっ」
ドカッ
「まあいいじゃねえか。なんとか倒せたんだし」
ドカッ
「『まあいいじゃねえか』じゃないでしょ! ゼクスほんっといい加減」
ドカッ
「分かったって。だから太もも蹴るのやめてくれない? アイゴーレムより痛い」
「まったく……」
ドカッ
最後にゼクスの太ももに思いっきり一撃を食らわせてやると倒れているロックウルフの死骸をまじまじと観察する。
(岩と皮膚が同化してる。これじゃ気づかないわけだ)
ロックウルフの体全体が岩そのものになっていた。環境に適応させるのはそうおかしくはない。
しかしそれは長い年月をかけた場合。キールの話と照らし合わせて、人が立ち入らなくなってから長く見積もって数百年。
(そんな時間で変異するものなのかな)
サラが頭を悩ませているのをラウンドシールドをしまいながら見ていたゼクス。
「そいつ食えないと思うぞ」
「別に食べようとしてないよ。それより気づいた? アレ」
駆け上がって来た場所から見えたのは崖の間をつなぐ橋。
「ああ。まだ人が立ち入ってた頃の物——ならすでに腐り落ちてるか」
二人とも気になりその橋の元に向かうことにした。
休憩
木で作られた大橋は人はもちろん馬車も通れるほどの頑丈さだった。一目見ただけで職人の技というのが見てとれた。
恐る恐る片足を載せてみるのが失礼なほどに、軋まず二人を受け入れてくれた。
それよりも崖下。川が流れ、暗くひんやりとした空気は魔界へと通ずる入り口のようにも思えた。
橋を渡りきる拓けた見晴らしの良い平地にたどり着く。
「敵の気配は?」
「ない。というかここ魔物避けが張られてる、と思う」
「……やけにきな臭いな。まぁいい。もう日も落ちる、魔物避けが張られてるんなら都合がいい。それにあやからせてもらおうじゃないか」
ゼクスは岩に腰掛け、左手の魔法陣から水の入った皮袋を取り出して煽る。そしてもう一つ、サラに放り投げる。
日がとても大きく見える。地平線の先に半分顔を埋め、今日の役目を終えようとしていた。
世界の全てが真っ赤に染まり、燃え上がったかのように錯覚させる。しかしそれは畏怖ではなく、どこか慈愛に満ちたとても温かなもの。
二人は同じ人——シエラのことを思っていた。
ゼクスはふと視界の端に映ったものに注意を向けた。
二人が登っていたラーディケスの山門だった。指先よりも更に小さな山門の様子は伺えないが閉じている。フィオが食い止めたのだろう。
一安心したゼクスは皮袋をしまいサラに声をかけようとする。が、すんすん、と鼻を嗅いでいる。
「どうした?」
「なんか、煙の匂いがする」
「煙? 活火山だからしてもおかしくないんじゃないのか」
「いや、違う。石炭とか、薪を燃やす匂い」
サラマンダーは火を操る。それゆえに火に間することは人間とは比べ物にならないほど正確に当ててくる。
となればサラの言っていることは間違いない。いよいよ本格的にきな臭くなってきたとゼクスは警戒する。
「あっちの方からする」
そんなゼクスとは裏腹にサラは匂いの元を辿って行ってしまう。
「おい! サラッ——ったくほどほどにしとけよなっ」
命ある色は全く見せず荒廃とした山肌だけが視界を埋め尽くす。
逃げるように山門を抜けてから、何事もなかったかのような静けさだけが木霊していた。聞こえるのは時折吹く突風と二人のまばらな足音だけ。
「サラ、問題はなさそうか」
フードを外して髪を風に揺らし、前を歩くサラに声をかける。
「今の所問題ない。けどなんだか不気味」
鼻と魔力感知に長けたサラに周囲の索敵をさせていたのだ。
人の出入りがない、その代わり魔物はうようよ居るはずだと思っていたからだ。しかし蓋を開けてみたら虫はおろかなんの気配もしなかったのだ。
「そうだな。けど注意は怠らないでくれ」
小さく呟いた「言われなくともー」の軽い声は風にかき消された。
(にしても本当に不気味だ。厳しい環境とはいえ一匹も姿を見せないなんて)
もうそろそろ日が沈む。その前にどこか見渡せる場所に陣取り、魔物が活発になる夜を乗り切りたい。
けれどこうも姿を見せないとどこに潜んでいるか全く見当もつかず悪ければ巣の中でキャンプを張ってしまう。
「——っと、あぶねっ」
こぶし大の石に足を引っ掛けてしまったようだ。
「ちょっと気をつけてよね。転んでも助けないよ」
「へいへい」
考え事をしていたとは言え、こんなに目立つ石に気づかないものだろうか?
じっと変哲もないやけに丸みを帯びた石を凝視する。
「……………………………………」
……………………………………カタ
「——ッ!」
かすかに、しかし確実に一人でに動いた。それは坂道に逆らって登ってから、脇道のくぼみに飛び跳ねるように姿をくらます。
入れ替わるようにゼクスを押しつぶせる大きさの岩の塊——巨大な一つ目を覗かせた『アイゴーレム』がゼクスの頭上に迫り来る。
「うおっっ」
とっさに坂下に飛び退けてぺしゃんこになるのは免れた。だが逃げた場所が良くなかった。
アイゴーレムは丸い岩の魔物。坂道とほぼ同じ大きさの体を道に沿って転がらせる。
「サラーッ! 飛んで助けてくれぇっー」
坂道を駆け下りながら叫ぶが——
「いや無理だって」
サラの前に岩肌と同じ色と質感を持った狼『ロックウルフ』の群がよだれを垂らしてサラに牙を剥いていた。
「まじかよーー……」
だんだんと遠ざかっていくゼクスの声。
このままサラと離されるのは好ましくない。夜は月明かりがあるとはいえ合流は難しい。
それにゼクス一人で夜を乗り切るのは、ちょっと、難しいかな。
ゼクスは走る足を止めて、ズサーッと砂埃を立てながらバルバの店で買っておいたラウンドシールドを構えて岩壁に背中を向け構えた。
ガィン、と鈍い衝撃音を立てるとアイゴーレムは道を外れて落ちていく。
「イッテェ! なんだよこれっあんま意味ねぇじゃんか!」
以前使っていた盾だったらこのくらい身体強化を使わずとも流せたはず。が、腕が痺れてブンブン振る。
「サラと離されちまった。急いで戻らないと」
サラも苦戦していた。ロックウルフの連携した攻撃を躱すのは問題なかった。現に紙一重で牙を避け、短剣で腹部に一撃食らわせるほどの余裕を持っていた。
しかし、その攻撃で倒すことはおろか、傷をつけることはできていなかった。
「硬いなぁ……」
岩肌のような表皮は環境に溶け込んで擬態するだけでなく、鎧の役割も持っていた。ゼクスとは違い、手入れをしっかり行なっていたサラの短剣でもその体表を貫くことはできなかった。
「さて、どうしたものか」。と思った矢先、ゴロゴロ、とがけ崩れのような音が聞こえてくる。
盾を持ったゼクスが全力疾走。
その後ろを坂に逆らって転がるアイゴーレムの群。ゼクスが奴らを率れてるようにも見える。
「いやちょっと待って! ゼクスこっち来んなっ!!」
空に飛ぼうと思ったがローブが邪魔して飛び立てない。ならば、とサラは逆にゼクスに向かって走り始めた。
二人が交差する瞬間。
ゼクスはロックウルフの口めがけて長剣を突き立て、サラはアイゴーレムの瞳を短剣で突き刺した。
「選手交代と行きましょうか、サラさん」
互いに敵を入れ替えて立ち向かう。
「信っじられないっ」
ドカッ
「まあいいじゃねえか。なんとか倒せたんだし」
ドカッ
「『まあいいじゃねえか』じゃないでしょ! ゼクスほんっといい加減」
ドカッ
「分かったって。だから太もも蹴るのやめてくれない? アイゴーレムより痛い」
「まったく……」
ドカッ
最後にゼクスの太ももに思いっきり一撃を食らわせてやると倒れているロックウルフの死骸をまじまじと観察する。
(岩と皮膚が同化してる。これじゃ気づかないわけだ)
ロックウルフの体全体が岩そのものになっていた。環境に適応させるのはそうおかしくはない。
しかしそれは長い年月をかけた場合。キールの話と照らし合わせて、人が立ち入らなくなってから長く見積もって数百年。
(そんな時間で変異するものなのかな)
サラが頭を悩ませているのをラウンドシールドをしまいながら見ていたゼクス。
「そいつ食えないと思うぞ」
「別に食べようとしてないよ。それより気づいた? アレ」
駆け上がって来た場所から見えたのは崖の間をつなぐ橋。
「ああ。まだ人が立ち入ってた頃の物——ならすでに腐り落ちてるか」
二人とも気になりその橋の元に向かうことにした。
休憩
木で作られた大橋は人はもちろん馬車も通れるほどの頑丈さだった。一目見ただけで職人の技というのが見てとれた。
恐る恐る片足を載せてみるのが失礼なほどに、軋まず二人を受け入れてくれた。
それよりも崖下。川が流れ、暗くひんやりとした空気は魔界へと通ずる入り口のようにも思えた。
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「敵の気配は?」
「ない。というかここ魔物避けが張られてる、と思う」
「……やけにきな臭いな。まぁいい。もう日も落ちる、魔物避けが張られてるんなら都合がいい。それにあやからせてもらおうじゃないか」
ゼクスは岩に腰掛け、左手の魔法陣から水の入った皮袋を取り出して煽る。そしてもう一つ、サラに放り投げる。
日がとても大きく見える。地平線の先に半分顔を埋め、今日の役目を終えようとしていた。
世界の全てが真っ赤に染まり、燃え上がったかのように錯覚させる。しかしそれは畏怖ではなく、どこか慈愛に満ちたとても温かなもの。
二人は同じ人——シエラのことを思っていた。
ゼクスはふと視界の端に映ったものに注意を向けた。
二人が登っていたラーディケスの山門だった。指先よりも更に小さな山門の様子は伺えないが閉じている。フィオが食い止めたのだろう。
一安心したゼクスは皮袋をしまいサラに声をかけようとする。が、すんすん、と鼻を嗅いでいる。
「どうした?」
「なんか、煙の匂いがする」
「煙? 活火山だからしてもおかしくないんじゃないのか」
「いや、違う。石炭とか、薪を燃やす匂い」
サラマンダーは火を操る。それゆえに火に間することは人間とは比べ物にならないほど正確に当ててくる。
となればサラの言っていることは間違いない。いよいよ本格的にきな臭くなってきたとゼクスは警戒する。
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