ルティア神話

三角関係

1000年に一度、地球は太陽ゼウスと冥王星ハデスとの若かった頃の三角関係を思い出す。
美しかったハデスは、地球アースの興味をひくのが上手で、恋に落ちるのも早かったのに、本当の事を求めないハデスに、アースの気持ちは重かった。美を損ねる程、ハデスへの恋に悩んでいるアースを見てゼウスは人格的に葛藤した。アースを理解する度深く愛している事に気がついたゼウスは、美しく誘惑的なハデスに激しく嫉妬していた。ハデスはアースとの結婚に興味がなかったのに、アースの女性としての愛し方に興味があった。ゼウスはアースへの愛ゆえに、弟であるハデスの美を毒で奪った。権力でアースを手に入れた。
そうしてハデスは太陽ゼウスを憎むようになった。ハデスは地球の二十歳の2000年の時にゼウスに復讐する事を宣告した。地球は太陽への愛ゆえに、自殺を考えていた。深くゼウスを愛していても、昔のハデスの美しい顔に弱かったアースであるから、ハデスの憎しみはつのっていったのだ。