階段落ちたら異世界に落ちてました！

王宮で新生活。ぐいぐいと迫られてます

☆４９

なんということでしょう？
世界変われば色んな常識も変わるのはわかります。
種族が違えば愛情表現やら何やらも違うのでしょう。

しかし、この場合私はこの先ずっとエドと一緒に過ごすと言うことで･･･

あの超絶美形と四六時中一緒に過ごすと言う･･･
あー、考えるのちょっとやめとこ･･･

「えっと、それで番の儀式とは？」

「儀式は簡単ですわ。まどか様が陛下の竜玉を体内に取り込めば完了でず。竜玉を得て正式な番で王妃になりますわ。今も番と言う事に変わりはありませんけれども、竜玉を得てしっかりと番として繋がれるのです。竜人同士であれば互いの竜玉を交換しますが、他種族の場合は竜人からのみ相手に竜玉を与えるのです。」


「ちなみに竜玉ってどんなものなんですか？」

「ほんの小さな飴玉みたいなものですわ。受け取って口に入れたらすぐに溶け込みますわ。竜玉は我々にとって第2の心臓とも言うべき大切なものですわ。それによって互いが何処にいるか分かるのですわ。」

「そうなんですね。因みに片時も離れないってどれ位のレベルなんでしょうか？」


やっぱり先の事を考えると聞かずにはおれず。
おそるおそる、聞いてみる･･･

「我慢させなきゃお風呂もトイレも一緒になりかねませんわね。」
ふぅと少し呆れた風のため息とともに言われました。


･･････････････････

それは無理、むり、ムリだってば！！！！！

顔思いっ切り引き攣らせてたので表情で理解してくれたアンジェリーナさん。


「お風呂は暫くはお止めしますし、トイレは絶対阻止して差し上げますから、そこはまどか様も強気でお断りしてよろしいですわ！その時は給餌行為を止めるとか脅せば大丈夫ですわ。」

これは確かに女性同士じゃなきゃ理解し合えない問題だった！
ローレンスさんナイス気配り！


アンジェリーナさんの協力の元、そこは絶対譲れませんので頑張ります。