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番外編
結婚式当夜 その夜のふたり
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無事に式も済み、みんなに祝ってもらってほわほわと暖かな気持ちそのままに写真撮影も終えて、みんなで和やかな食事会をして解散した。
とっても楽しくて、嬉しくて、幸せで。
思い出に残る式が、出来て本当に良かった。
私の旦那様がシャルで本当に嬉しい。
だからこそ、今夜は頑張らなきゃいけない!!
否が応でも緊張感は高まっていく。
そう、結婚した私はもう奥様。
新婚夫婦で結婚式をした夜は・・・
そりゃもう、お姉ちゃんから菜乃花からしこたま聞かされた。
覚悟するようにと、それはそれはもう超絶具体的に
真っ赤になってショート寸前だったけど、そりゃ必要なことだから頑張って聞いた。
シャルにガッカリされたくない。
怖いけれども、それは幸せな事だと言うし。
マリーさんもジェームズさんも孫が見たいと言ってたし。
そう考えつつ何とかドレスを脱いでお風呂に入る。
そうして、出てきた頃には疲れからかうつらうつらと髪を乾かしながらもハッと起きるを繰り返していた。
「綾乃?そんなに船漕いでるなら早くベットに入りなよ?」
クスッと笑っていうシャルに
「うん、そうだね・・・」
緊張しつつも照れくさく、そそくさと足早にベットルームに向かうべく動き出すと
「それとも、俺のお姫様は一緒に行きたいのかな?」
そういうなり私はあっという間にシャルの腕に乗せられ、すっかりお姫様抱っこの状態に
「シャ、シャル??!」
びっくりして、思わず噛んでしまうと
「綾乃大丈夫?ごめん。びっくりさせた?」
「でも、綾乃そんなに緊張しないで。優しくする。嫌だと思ったらイヤって言って?もう、結婚もしたし綾乃が大丈夫と思えるまで俺は待てるよ?」
そう囁きこめかみにキスを落とすシャルに私は首に腕を回してギュッと抱きしめた
「あのね、初めてだし・・・。痛いって聞いてるし緊張はあるの。でもね、シャルずっと待っててくれたでしょ?はしたないかもしれないけど、最近はキスだけじゃ何か寂しくなってきてたから・・・」
そう、素直に気持ちを伝えると目を丸くしてこちらを見るシャルにますます私は顔を赤くして俯いてしまった。
やっぱり言わない方が良かったかな・・・
そう複雑に凹むと
「綾乃、嬉しい。俺は果報者だね!優しく、優しくする。だから俺に綾乃を愛させて?」
そうこれ以上ないという気持ち溢れる笑顔を向けられて、間違えてなかった事に安心しつつ
「うん、お願いします。シャル、私も愛してる」
そう言って私からもキスを送る。
「うん、うん、愛してるよ、綾乃。」
こうして、ベットにたどり着いた後はひたすらに愛されて、それに応えるかのように私の身体は溶けていき
そうして、夜が深くなる頃私とシャルは一つになった。
痛みよりも、一つになれた事の多幸感で涙が溢れて
愛しくて、愛しくて
『Charles、Je t'aime a' la forie.』
覚えたフランス語で記憶をなくす前に愛を伝えた。
結婚式当夜 その夜のふたり 完
とっても楽しくて、嬉しくて、幸せで。
思い出に残る式が、出来て本当に良かった。
私の旦那様がシャルで本当に嬉しい。
だからこそ、今夜は頑張らなきゃいけない!!
否が応でも緊張感は高まっていく。
そう、結婚した私はもう奥様。
新婚夫婦で結婚式をした夜は・・・
そりゃもう、お姉ちゃんから菜乃花からしこたま聞かされた。
覚悟するようにと、それはそれはもう超絶具体的に
真っ赤になってショート寸前だったけど、そりゃ必要なことだから頑張って聞いた。
シャルにガッカリされたくない。
怖いけれども、それは幸せな事だと言うし。
マリーさんもジェームズさんも孫が見たいと言ってたし。
そう考えつつ何とかドレスを脱いでお風呂に入る。
そうして、出てきた頃には疲れからかうつらうつらと髪を乾かしながらもハッと起きるを繰り返していた。
「綾乃?そんなに船漕いでるなら早くベットに入りなよ?」
クスッと笑っていうシャルに
「うん、そうだね・・・」
緊張しつつも照れくさく、そそくさと足早にベットルームに向かうべく動き出すと
「それとも、俺のお姫様は一緒に行きたいのかな?」
そういうなり私はあっという間にシャルの腕に乗せられ、すっかりお姫様抱っこの状態に
「シャ、シャル??!」
びっくりして、思わず噛んでしまうと
「綾乃大丈夫?ごめん。びっくりさせた?」
「でも、綾乃そんなに緊張しないで。優しくする。嫌だと思ったらイヤって言って?もう、結婚もしたし綾乃が大丈夫と思えるまで俺は待てるよ?」
そう囁きこめかみにキスを落とすシャルに私は首に腕を回してギュッと抱きしめた
「あのね、初めてだし・・・。痛いって聞いてるし緊張はあるの。でもね、シャルずっと待っててくれたでしょ?はしたないかもしれないけど、最近はキスだけじゃ何か寂しくなってきてたから・・・」
そう、素直に気持ちを伝えると目を丸くしてこちらを見るシャルにますます私は顔を赤くして俯いてしまった。
やっぱり言わない方が良かったかな・・・
そう複雑に凹むと
「綾乃、嬉しい。俺は果報者だね!優しく、優しくする。だから俺に綾乃を愛させて?」
そうこれ以上ないという気持ち溢れる笑顔を向けられて、間違えてなかった事に安心しつつ
「うん、お願いします。シャル、私も愛してる」
そう言って私からもキスを送る。
「うん、うん、愛してるよ、綾乃。」
こうして、ベットにたどり着いた後はひたすらに愛されて、それに応えるかのように私の身体は溶けていき
そうして、夜が深くなる頃私とシャルは一つになった。
痛みよりも、一つになれた事の多幸感で涙が溢れて
愛しくて、愛しくて
『Charles、Je t'aime a' la forie.』
覚えたフランス語で記憶をなくす前に愛を伝えた。
結婚式当夜 その夜のふたり 完
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ありがとうございます。
ちゃーんと勘違いさんはそれ相応の対処になりました。
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楽しんで読んでもらえるように頑張ります。
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