なにがどうしてこうなった?!

織原深雪

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エピローグ

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チャペルの前で待っててくれた義兄さん。
ちょっと表情が固い。

「義兄さん、リラックス!私とのこれは美乃梨の時のための予行演習だよ?普通の人は予行演習なんて出来ないんだからいい経験と思って!」

そう言ってにこっと笑った私に

「綾乃ちゃん、綾乃ちゃんは俺にとっても大切な妹だよ。だって小学生の頃から見てきてるんだからね。」

そう、義兄さんはお姉ちゃんとは大学時代からのお付き合い。
結婚まで長かったのは私が居たから。
でも邪険にされたことなんてない。
お姉ちゃんと同じくらい義兄さんもちゃんと私を見てきてくれた。
だからとても感謝している。

「うん、ありがとう義兄さん。お世話になりました。」

そうしてチャペルが開いて歩き出した。

その先には愛しい大切な人。



何がなんだか分からなかった最初から一気にジェットコースターみたいに駆け抜けてきた私の初めての恋。

出逢うべくして出逢った相手だったと心から思う。



「それでは誓のキスを」


ベールを上げてくれるシャルと微笑みあってキスをした。

そうしてチャペルを抜ければ私の大好きな人達が笑顔で祝ってくれている。

「これからもっともっと幸せになろうね!」

そう告げて私達は大切な家族と友人に囲まれて素敵な記念日となる式を挙げた。


Fin
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