上 下
64 / 100
予想外のハプニングsideシャルル

64

しおりを挟む
俺は付き合ってから密かに綾乃に付けていたガードに電話する。

「ジーク、現状を報告しろ。」

「シャルル様、彼女は現在ご自宅ではなく一緒に居たご友人宅においでです。朝彼女が出かける時に下手な尾行の2人組がおりまして、彼女の出かけ先であるイタリアンカフェまで追跡後どこかに連絡しておりました。
その後その原因のお嬢さんがお店の外で待機しており、シャルルさまにくっ付いてお店に入ったという次第です。」


「何かあれば証言しろ。」
「怪しかったので写真も逐一撮ってありますのでまとめて報告書として上げさせていただきます。」

「できあがったらケントの法律事務所に送れ。」

「かしこまりました。」


そう言って電話を切る。

そして再び別の相手に電話をする


「リカルド、私だ。」 
「はい、シャルル様。シャルル様の読み通りお店の店員を脅してシャルル様たちの購入商品を聞き出し刻印内容も聞いて彫っていたそうです。」


「よし、証拠も掴んでそれをまとめてケントに送れ。」

「かしこまりました。」


「どうやらいろいろ証拠も掴めてるようだね?」


「あぁ。俺の大切な綾乃に手を出したことを後悔させてやる。」


「おぉ、怖い。普段大人しい奴を怒らせちゃダメだよねぇ。ほんとおバカさんはやらかすねぇ。」

そう言いつつケントもサクサクと連絡すべきところに連絡して体制を整えていた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寵妃にすべてを奪われ下賜された先は毒薔薇の貴公子でしたが、何故か愛されてしまいました!

ユウ
恋愛
エリーゼは、王妃になる予定だった。 故郷を失い後ろ盾を失くし代わりに王妃として選ばれたのは後から妃候補となった侯爵令嬢だった。 聖女の資格を持ち国に貢献した暁に正妃となりエリーゼは側妃となったが夜の渡りもなく周りから冷遇される日々を送っていた。 日陰の日々を送る中、婚約者であり唯一の理解者にも忘れされる中。 長らく魔物の侵略を受けていた東の大陸を取り戻したことでとある騎士に妃を下賜することとなったのだが、選ばれたのはエリーゼだった。 下賜される相手は冷たく人をよせつけず、猛毒を持つ薔薇の貴公子と呼ばれる男だった。 用済みになったエリーゼは殺されるのかと思ったが… 「私は貴女以外に妻を持つ気はない」 愛されることはないと思っていたのに何故か甘い言葉に甘い笑顔を向けられてしまう。 その頃、すべてを手に入れた側妃から正妃となった聖女に不幸が訪れるのだった。

いつだって二番目。こんな自分とさよならします!

椿蛍
恋愛
小説『二番目の姫』の中に転生した私。 ヒロインは第二王女として生まれ、いつも脇役の二番目にされてしまう運命にある。 ヒロインは婚約者から嫌われ、両親からは差別され、周囲も冷たい。 嫉妬したヒロインは暴走し、ラストは『お姉様……。私を救ってくれてありがとう』ガクッ……で終わるお話だ。  そんなヒロインはちょっとね……って、私が転生したのは二番目の姫!? 小説どおり、私はいつも『二番目』扱い。 いつも第一王女の姉が優先される日々。 そして、待ち受ける死。 ――この運命、私は変えられるの? ※表紙イラストは作成者様からお借りしてます。

この見合いなんとしてでも阻止します

hayama_25
恋愛
妹の代わりに行かされたお見合い。癪に触ったのでぶち壊して、むちゃくちゃにしてやろうと思ったのに、そこに現れたのは私が働いている会社の社長だった。その上、求婚までされちゃうし、 もう訳わかんないんですけど!?

悪役令嬢は自称親友の令嬢に婚約者を取られ、予定どおり無事に婚約破棄されることに成功しましたが、そのあとのことは考えてませんでした

みゅー
恋愛
婚約者のエーリクと共に招待された舞踏会、公の場に二人で参加するのは初めてだったオルヘルスは、緊張しながらその場へ臨んだ。 会場に入ると前方にいた幼馴染みのアリネアと目が合った。すると、彼女は突然泣き出しそんな彼女にあろうことか婚約者のエーリクが駆け寄る。 そんな二人に注目が集まるなか、エーリクは突然オルヘルスに婚約破棄を言い渡す……。

ダンジョンが生えた現実世界でおうちを守りたかっただけなんです!

miZU
ファンタジー
新たな年を迎える直前、世界は大きな地震に見舞われ各地にダンジョンが現れた。 混乱する人々の頭に声が響き声の主は言った。 《これは救いであり試練である》ーーと。 消費され壊されていく自然と、下らない欲を満たす為の争いを繰り返す人類に神々は一手を打った。 生きたければ戦え。 ダンジョンには試練と恩恵があると。 しかし人類の殆どは混乱し、神の思惑を外した。 一人の少女を除いて――。 眞守鈴子。 母親に再婚の邪魔だと祖父母宅に置いて行かれて11年、祖父母は亡くなり遺産を受け継いだ少女は祖父母が残してくれた家で一人暮らしをしていた。 祖母が残してくれた家にまさかダンジョンが出来ると誰が思うのか。 ダンジョンには火を吐く魔物が居て、そいつらが外に出てきたら家が火事になってしまうしダンジョンがある事を知られたら国に家が取られてしまう。 そう思った私は自らの手でダンジョンをどうにかしようとし――何故か色々な能力を得てしまう。 《この世界の誰よりも早く ダンジョンに踏み込みました》 《この世界の誰よりも早く 魔物を討伐しました》 《この世界の誰よりも早く アイテムを手にしました》 《この世界の誰よりも早くーー》 きっと同じようなタイミングでダンジョンに踏みこみ世界でバラけるはずだった特別な称号と異能を得てしまい頭を抱えることになった。 祖母の残してくれた家を守りたかっただけなのに…。 タイトル変更しました。 前:現実世界のダンジョン事情

【完結】要らない私は消えます

かずき りり
恋愛
虐げてくる義母、義妹 会わない父と兄 浮気ばかりの婚約者 どうして私なの? どうして どうして どうして 妃教育が進むにつれ、自分に詰め込まれる情報の重要性。 もう戻れないのだと知る。 ……ならば…… ◇ HOT&人気ランキング一位 ありがとうございます((。´・ω・)。´_ _))ペコリ  ※こちらの作品はカクヨムにも掲載しています

ありあまるほどの、幸せを

十時(如月皐)
BL
アシェルはオルシア大国に並ぶバーチェラ王国の侯爵令息で、フィアナ王妃の兄だ。しかし三男であるため爵位もなく、事故で足の自由を失った自分を社交界がすべてと言っても過言ではない貴族社会で求める者もいないだろうと、早々に退職を決意して田舎でのんびり過ごすことを夢見ていた。 しかし、そんなアシェルを凱旋した精鋭部隊の連隊長が褒美として欲しいと式典で言い出して……。 静かに諦めたアシェルと、にこやかに逃がす気の無いルイとの、静かな物語が幕を開ける。 「望んだものはただ、ひとつ」に出てきたバーチェラ王国フィアナ王妃の兄のお話です。 このお話単体でも全然読めると思います!

【完結】夫は王太子妃の愛人

紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵家長女であるローゼミリアは、侯爵家を継ぐはずだったのに、女ったらしの幼馴染みの公爵から求婚され、急遽結婚することになった。 しかし、持参金不要、式まで1ヶ月。 これは愛人多数?など訳ありの結婚に違いないと悟る。 案の定、初夜すら屋敷に戻らず、 3ヶ月以上も放置されーー。 そんな時に、驚きの手紙が届いた。 ーー公爵は、王太子妃と毎日ベッドを共にしている、と。 ローゼは、王宮に乗り込むのだがそこで驚きの光景を目撃してしまいーー。 *誤字脱字多数あるかと思います。 *初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ *ゆるふわ設定です

処理中です...