41 / 100
一波乱
41
しおりを挟む
「確かに仲良くても社会人になると休みが合わなくなるとなかなか出掛けられなくなるものだな。」
「えぇ、だからたまに仕事帰りに待ち合わせて食事に行って話したりはしますけど。がっつり1日使って一緒に出かけるってのはすっかりなくなりました。」
「そういうものだな。俺も学生時代の友人とはそんな感じだ。大人になり仕事もしてるとなかなか時間が合わないものだ。」
そうして2人で話しながら歩いて目的のイタリアンビュッフェに着いた。
お昼を過ぎて少し混雑していたが、2人なのでそこまで待たずに入れた。
そうして飲み物や各々好きな物をお皿に載せて席に付いた。
「「いただきます。」」
そうして食べ始めて少し
「そういえばシャルは『いただきます』をしますね。これって結構日本独特だと思うんですけど。」
確かにそうだろう。
「この言葉は優子さんに聞いてね。意味がとても気に入ったから日本で食事する時は言う習慣がついたんだよ。」
そう言うとにっこり微笑んで
「それは日本人としても嬉しいです。」
そう言うとお互い微笑んでいろいろ話しながらランチを楽しんだ。
「綾乃、さっきはすまなかったね。プライベートで居るのに仕事の話しをされるとは思わなくて。不快にさせただろうか?」
心配そうな顔で聞いてくるシャルに私は
「いいえ、そんな事はないので心配しないで下さい。きちんとお話し出来ましたか?」
「あぁ、問題ないよ。そうそう、綾乃。敬語じゃなくて普段友達と話す様に喋ってくれないか?なんか綾乃に敬語で話されると距離を置かれてるように感じる。」
そう言うシャルはまたもや耳の垂れたゴールデンが浮かぶような表情だ。
「えぇ、だからたまに仕事帰りに待ち合わせて食事に行って話したりはしますけど。がっつり1日使って一緒に出かけるってのはすっかりなくなりました。」
「そういうものだな。俺も学生時代の友人とはそんな感じだ。大人になり仕事もしてるとなかなか時間が合わないものだ。」
そうして2人で話しながら歩いて目的のイタリアンビュッフェに着いた。
お昼を過ぎて少し混雑していたが、2人なのでそこまで待たずに入れた。
そうして飲み物や各々好きな物をお皿に載せて席に付いた。
「「いただきます。」」
そうして食べ始めて少し
「そういえばシャルは『いただきます』をしますね。これって結構日本独特だと思うんですけど。」
確かにそうだろう。
「この言葉は優子さんに聞いてね。意味がとても気に入ったから日本で食事する時は言う習慣がついたんだよ。」
そう言うとにっこり微笑んで
「それは日本人としても嬉しいです。」
そう言うとお互い微笑んでいろいろ話しながらランチを楽しんだ。
「綾乃、さっきはすまなかったね。プライベートで居るのに仕事の話しをされるとは思わなくて。不快にさせただろうか?」
心配そうな顔で聞いてくるシャルに私は
「いいえ、そんな事はないので心配しないで下さい。きちんとお話し出来ましたか?」
「あぁ、問題ないよ。そうそう、綾乃。敬語じゃなくて普段友達と話す様に喋ってくれないか?なんか綾乃に敬語で話されると距離を置かれてるように感じる。」
そう言うシャルはまたもや耳の垂れたゴールデンが浮かぶような表情だ。
10
お気に入りに追加
1,207
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
けいこ
恋愛
カフェも併設されたオシャレなパン屋で働く私は、大好きなパンに囲まれて幸せな日々を送っていた。
ただ…
トラウマを抱え、恋愛が上手く出来ない私。
誰かを好きになりたいのに傷つくのが怖いって言う恋愛こじらせ女子。
いや…もう女子と言える年齢ではない。
キラキラドキドキした恋愛はしたい…
結婚もしなきゃいけないと…思ってはいる25歳。
最近、パン屋に来てくれるようになったスーツ姿のイケメン過ぎる男性。
彼が百貨店などを幅広く経営する榊グループの社長で御曹司とわかり、店のみんなが騒ぎ出して…
そんな人が、
『「杏」のパンを、時々会社に配達してもらいたい』
だなんて、私を指名してくれて…
そして…
スーパーで買ったイチゴを落としてしまったバカな私を、必死に走って追いかけ、届けてくれた20歳の可愛い系イケメン君には、
『今度、一緒にテーマパーク行って下さい。この…メロンパンと塩パンとカフェオレのお礼したいから』
って、誘われた…
いったい私に何が起こっているの?
パン屋に出入りする同年齢の爽やかイケメン、パン屋の明るい美人店長、バイトの可愛い女の子…
たくさんの個性溢れる人々に関わる中で、私の平凡過ぎる毎日が変わっていくのがわかる。
誰かを思いっきり好きになって…
甘えてみても…いいですか?
※after story別作品で公開中(同じタイトル)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる