なにがどうしてこうなった?!

織原深雪

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告白からの2度目のデート

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そう言うとシャルはギュッとハグしてきた。

びっくりして固まると


「ごめん、綾乃が可愛すぎてハグしたくなっちゃった。びっくりしたよね?」


「びっくりはしたけど、嫌ではなかったから大丈夫。」

そう微笑んでかえすとシャルはホッとしたように息をついた。

「良かった。綾乃に嫌われたら俺は腑抜けになって使いものにならなくなるよ。」

そうおどけて言うシャルにくすくす笑ってしまう。


そうしてまた手を繋いで私の歩幅に合わせて2人で歩いて駅へ向かった。

電車に乗って目指すは都内の水族館。

水族館には当初の待ち合わせ時間に着いて開館直後に入れた。

平日だし開館すぐだから空いている。

ゆっくり歩きながらいろんな水槽を見て回る。

いろんな魚にカニ、くらげ。

アシカにペンギン。

どれも可愛い。

大きな水槽にはマンタに小魚、サメなど様々なお魚が自由に泳いでいる。

2人で見ながらあれはどうとか、これは可愛いとか、これは面白い顔だとか言いながら楽しく見て回った。


11時からはイルカショーがあるのでショースペースに移動した。
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