なにがどうしてこうなった?!

織原深雪

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告白からの2度目のデート

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そうして朝5時30分に起きた私はまずシャワーを浴びて髪をブローした。

いつでも真っ直ぐなストレートの黒髪。
癖もつきにくく、おかげでコテで巻いてもすぐとれる。

某ハードスプレーも役に立たない見事なまでのストレートである。
もう最近は諦めてストレートにブローする程度だ。
セットが楽なのはお得かもしれない。

その後は軽くトーストにスクランブルエッグとカリカリに焼いたベーコンに林檎にヨーグルトをかけて食べる。

ご飯が終わって起床から一時間と少し。

私はクローゼットの中身を見ながらあれこれコーディネートを模索する。

デニムまでカジュアルにするか、ワンピースで綺麗めにするか。
流行りのワイドパンツはこの私の身長だとちょっと厳しい。
フィッシュテイルのスカートにモリ袖のカットソーにするかな。


女子同士のお出掛けなら行先から何から分かっていたりしてそこまで服に悩まない。

しかし、今日のお出かけの相手は金髪碧眼の麗しい程の大人の雰囲気満載のイケメンなのだ。

昨日だってどれだけバーでも見られていたか。

しかも隣に私がいるのをすっごく不思議そうに見るんだよ。


分かる、分かるよその気持ち!

なんでこんなイケメンがちんちくりんの小娘連れてんの?
おかしくない?って視線だって気づいてた。


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