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異常と想定外
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「…ねぇ、おかしくない?」
「あぁ、変だな。」
私達は暫く廊下を進んでいたが、廊下は本当にただの廊下で敵も罠も何もなかった。拍子抜けというか期待はずれというか。
「何にも出て来ないなんてな。」
「あ、見て。扉がある。」
かれこれ30分近く歩いた所でやっと廊下の終わりが見えた。窓もなく景色も変わらない一本道の廊下をひたすら歩くのは飽きてしまっていたので終わりが見えた事にひとまずホッとする。
「…開けるぞ。」
アレクの言葉に私達は頷く。アレクは重厚そうな扉をギギギ、と開いた。
「「「「────!!!」」」」
「グアォォォォォオオオ!!!!」
扉を開いた瞬間、咆哮が轟いた。…何、あれ。いやでもこの魔力は…⁉︎
『何だこれは⁉︎』
『これは…⁉︎魔力計測器のバグか…⁉︎』
「マリウス、これって…!」
「あぁ…、“前”とは随分違うがこの魔力は…」
「!みんな避けろ!!」
ドガン、とこちらに魔法が放たれる。魔法で壁や結界を張ってなんとかやり過ごすが、振り向くと天井が破壊され退路がなくなっていた。…マジか…。
「ちょ、うっそでしょ…⁉︎」
「今回のダンジョンボス、やばいな…。」
「ただのダンジョンボスじゃないよ、あれは。あれは…、魔王だよ。」
私が言うとマリウス以外のみんなは息を呑んだ。魔法省の人達は大慌てで各所に連絡しているようで、王宮の各所へと繋がって行き頭の固い貴族達がちょっとうるさい。…前の魔王は私達と同じような、人間の姿をしていた。けどこれは知性もあまりなさそうなただの怪物だ。なんでこんな事に…?
『お前達、何とか逃げろ!聖剣じゃなきゃ魔王は倒せない!!』
「いいや、聖剣は魔王を封印するものだ。倒すのに聖剣は必要ない。」
『…退路はないのかい?』
「えぇ、魔王の正面にもう一つ扉があるだけです。」
「おい、次来るぞ!」
「っ、サンドウォール、ホーリーレイ!」
「アイスバリア、アイスロンヒ!」
「スライムウォール!」
私達は攻撃に耐えるとそれぞれ駆け出す。魔王は私達目がけて今度は手足で攻撃して来た。
「あぁもう、完全にロックオンされてる!!」
「どうすんだこれ、魔王の討伐は勇者パーティーの仕事だろ⁉︎」
「王子様達はまだお着きでないようなのですが!!これ私達が戦闘に加わって大丈夫なんですかね⁉︎」
「いやまぁダメって言われたってもう既に魔王に思いっきり攻撃されてるから死ぬしかねぇけどな⁉︎」
『ぐぅ…、しかし殿下の面子が…』
「うるさいなぁ…っ!夜に咲く花!」
私は一発、強力な攻撃を魔王にぶつけた。魔王の周囲で爆発が起こる。私が天空の杖を出すとマリウスも氷魔法で氷の剣を作り出した。本気モードの合図だ。
「じゃあ全部殿下方の手柄って事にして良いので。私達はいつものようにダンジョンボスを倒すわ。…行くよ、みんな。今日も派手に暴れてやろうぜ!」
「「「応!!!!」」」
私の号令を皮切りに、私達ノウムアルゴーは本格的に魔王への攻撃を開始した。まずはアレクとヘレナがそれぞれ剣と魔力銃で両脇から攻撃をする。そして私は背後から魔法を多数展開させ、全方位から攻撃。少し怯んだ隙にマリウスが氷で魔王の足元を固め、今度は私が洗礼の雨で攻撃。マリウスの氷剣での攻撃。魔王からの攻撃も一つ一つが重く私達もそれなりに苦戦したが、私とマリウスは前に戦った記憶があったというのと魔王が恐らく完全体でなかったこと、そして私達のチームワークのおかげか20分も経つ頃には魔王の力はかなり削がれていた。
「ここから一気に叩き込むぞ!」
「あぁ、エミリア!」
パシッとマリウスが投げてよこしたものを受け取るとポーションだった。
「周りの事は考えず派手にぶちかませ。」
「やったね、任せて!ヘレナ、フォローよろしく!」
「オッケー!」
私はニッと笑うとポーションを一気に呷り、魔王の周囲を囲むように魔法陣を設置していく。魔王は全方向への魔法を撃ってきた。ヘレナは魔力弾で相殺し、残りは私が杖で弾く。
「ストラーイク!」
「あっ、アレク右!」
「ぐぁっ!」
「ヒール、花氷」
「サンキュ、マリウス!」
魔王の爪でかなり深く抉られたアレクだがマリウスは一瞬で怪我を治し、アレクも何事もなかったかのように再び魔王に斬りかかって行った。マリウスの恐ろしい所は戦いながらこの一瞬でどんな怪我も治してしまう所で、そのおかげで敵は自分の攻撃が効いていないのかと混乱してしまうところにある。
「グォォォアオオ!!」
「無差別魔法来るぞ!」
「っエミリア!!」
ちょうど魔法陣を設定していた私はほんの少し反応が遅れ、左腕を抉られた。ちっ、油断した…!
「ったいな…、夜に咲く花!!」
「ヒール!ポーション要るか⁉︎」
「大丈夫!」
今のは割と上級魔法で魔力を持って行かれたが、まぁギリギリ大丈夫だろう。
「エミリア、あといくつ⁉︎」
「あと1つ!」
「よし、じゃあ…っあ、」
「ヒール!」
「蔓の鎖!」
魔王にはたき落とされたヘレナをマリウスが治癒し、私は蔦でキャッチする。…よし、終わった。
「みんなお待たせ!」
「よし、離れろ!」
「宙を統べる星々よ、我は光の支配者。その輝きを以て我らが父の威光を示せ。」
辺りはまるで夜のように暗くなり、空なんて見えないはずなのに星が煌めく。みんなは私の後ろへと退避した。
「光れ。ウラノエクスシア!」
「ギャァァァァァアア!!!!」
全方位からの超強力な攻撃に、魔王はついに倒れた。辺りが明るくなり元の景色に戻ると、魔王はピクリとも動かなかった。
「…や…」
やったー!!!!と私達は歓声をあげ、その場に倒れ込んだ。疲れた…、流石にもう魔力ほとんど残ってないよ…。
『素晴らしい、よくぞ倒した!』
『お疲れ様だったね、すぐに人を向かわせるから休んでいると良い。』
『よく頑張ったなお前達。帰ったら宴にしよう。おい、みんな!ノウムアルゴーがやったぞ!!』
魔法省の大臣に魔法協会長のアロイシウスさん、そしてマスターはそれぞれそう言った。マリウスはポーションを飲むと私達にもポーションを渡してくれる。
「ありがとう、マリウス…。」
「まさか私達が魔王に勝っちゃうだなんてね…。」
「はぁ、流石に強かったなぁ。」
「けど最後のエミリアの魔法もすっごかったよねぇ。流石エミリア、エミリアがいなきゃ勝てなかったよ。」
「あぁ、それにめちゃくちゃ綺麗だったな。」
「ありがとう。でも私1人でも勝てなかったよ、私達4人だから勝てた。」
みんなありがとう、と言うとみんなは笑って私達は4人で抱き合った。あぁ、本当に良かった。誰も欠けず、無事に終われて。
ポーションは魔力は回復しても体力は回復しないので少し休んでいると、塞がれていない方の扉が突然開いた。私達は振り返って、…全力で逃げたくなった。
「ここか!」
「あぁ、変だな。」
私達は暫く廊下を進んでいたが、廊下は本当にただの廊下で敵も罠も何もなかった。拍子抜けというか期待はずれというか。
「何にも出て来ないなんてな。」
「あ、見て。扉がある。」
かれこれ30分近く歩いた所でやっと廊下の終わりが見えた。窓もなく景色も変わらない一本道の廊下をひたすら歩くのは飽きてしまっていたので終わりが見えた事にひとまずホッとする。
「…開けるぞ。」
アレクの言葉に私達は頷く。アレクは重厚そうな扉をギギギ、と開いた。
「「「「────!!!」」」」
「グアォォォォォオオオ!!!!」
扉を開いた瞬間、咆哮が轟いた。…何、あれ。いやでもこの魔力は…⁉︎
『何だこれは⁉︎』
『これは…⁉︎魔力計測器のバグか…⁉︎』
「マリウス、これって…!」
「あぁ…、“前”とは随分違うがこの魔力は…」
「!みんな避けろ!!」
ドガン、とこちらに魔法が放たれる。魔法で壁や結界を張ってなんとかやり過ごすが、振り向くと天井が破壊され退路がなくなっていた。…マジか…。
「ちょ、うっそでしょ…⁉︎」
「今回のダンジョンボス、やばいな…。」
「ただのダンジョンボスじゃないよ、あれは。あれは…、魔王だよ。」
私が言うとマリウス以外のみんなは息を呑んだ。魔法省の人達は大慌てで各所に連絡しているようで、王宮の各所へと繋がって行き頭の固い貴族達がちょっとうるさい。…前の魔王は私達と同じような、人間の姿をしていた。けどこれは知性もあまりなさそうなただの怪物だ。なんでこんな事に…?
『お前達、何とか逃げろ!聖剣じゃなきゃ魔王は倒せない!!』
「いいや、聖剣は魔王を封印するものだ。倒すのに聖剣は必要ない。」
『…退路はないのかい?』
「えぇ、魔王の正面にもう一つ扉があるだけです。」
「おい、次来るぞ!」
「っ、サンドウォール、ホーリーレイ!」
「アイスバリア、アイスロンヒ!」
「スライムウォール!」
私達は攻撃に耐えるとそれぞれ駆け出す。魔王は私達目がけて今度は手足で攻撃して来た。
「あぁもう、完全にロックオンされてる!!」
「どうすんだこれ、魔王の討伐は勇者パーティーの仕事だろ⁉︎」
「王子様達はまだお着きでないようなのですが!!これ私達が戦闘に加わって大丈夫なんですかね⁉︎」
「いやまぁダメって言われたってもう既に魔王に思いっきり攻撃されてるから死ぬしかねぇけどな⁉︎」
『ぐぅ…、しかし殿下の面子が…』
「うるさいなぁ…っ!夜に咲く花!」
私は一発、強力な攻撃を魔王にぶつけた。魔王の周囲で爆発が起こる。私が天空の杖を出すとマリウスも氷魔法で氷の剣を作り出した。本気モードの合図だ。
「じゃあ全部殿下方の手柄って事にして良いので。私達はいつものようにダンジョンボスを倒すわ。…行くよ、みんな。今日も派手に暴れてやろうぜ!」
「「「応!!!!」」」
私の号令を皮切りに、私達ノウムアルゴーは本格的に魔王への攻撃を開始した。まずはアレクとヘレナがそれぞれ剣と魔力銃で両脇から攻撃をする。そして私は背後から魔法を多数展開させ、全方位から攻撃。少し怯んだ隙にマリウスが氷で魔王の足元を固め、今度は私が洗礼の雨で攻撃。マリウスの氷剣での攻撃。魔王からの攻撃も一つ一つが重く私達もそれなりに苦戦したが、私とマリウスは前に戦った記憶があったというのと魔王が恐らく完全体でなかったこと、そして私達のチームワークのおかげか20分も経つ頃には魔王の力はかなり削がれていた。
「ここから一気に叩き込むぞ!」
「あぁ、エミリア!」
パシッとマリウスが投げてよこしたものを受け取るとポーションだった。
「周りの事は考えず派手にぶちかませ。」
「やったね、任せて!ヘレナ、フォローよろしく!」
「オッケー!」
私はニッと笑うとポーションを一気に呷り、魔王の周囲を囲むように魔法陣を設置していく。魔王は全方向への魔法を撃ってきた。ヘレナは魔力弾で相殺し、残りは私が杖で弾く。
「ストラーイク!」
「あっ、アレク右!」
「ぐぁっ!」
「ヒール、花氷」
「サンキュ、マリウス!」
魔王の爪でかなり深く抉られたアレクだがマリウスは一瞬で怪我を治し、アレクも何事もなかったかのように再び魔王に斬りかかって行った。マリウスの恐ろしい所は戦いながらこの一瞬でどんな怪我も治してしまう所で、そのおかげで敵は自分の攻撃が効いていないのかと混乱してしまうところにある。
「グォォォアオオ!!」
「無差別魔法来るぞ!」
「っエミリア!!」
ちょうど魔法陣を設定していた私はほんの少し反応が遅れ、左腕を抉られた。ちっ、油断した…!
「ったいな…、夜に咲く花!!」
「ヒール!ポーション要るか⁉︎」
「大丈夫!」
今のは割と上級魔法で魔力を持って行かれたが、まぁギリギリ大丈夫だろう。
「エミリア、あといくつ⁉︎」
「あと1つ!」
「よし、じゃあ…っあ、」
「ヒール!」
「蔓の鎖!」
魔王にはたき落とされたヘレナをマリウスが治癒し、私は蔦でキャッチする。…よし、終わった。
「みんなお待たせ!」
「よし、離れろ!」
「宙を統べる星々よ、我は光の支配者。その輝きを以て我らが父の威光を示せ。」
辺りはまるで夜のように暗くなり、空なんて見えないはずなのに星が煌めく。みんなは私の後ろへと退避した。
「光れ。ウラノエクスシア!」
「ギャァァァァァアア!!!!」
全方位からの超強力な攻撃に、魔王はついに倒れた。辺りが明るくなり元の景色に戻ると、魔王はピクリとも動かなかった。
「…や…」
やったー!!!!と私達は歓声をあげ、その場に倒れ込んだ。疲れた…、流石にもう魔力ほとんど残ってないよ…。
『素晴らしい、よくぞ倒した!』
『お疲れ様だったね、すぐに人を向かわせるから休んでいると良い。』
『よく頑張ったなお前達。帰ったら宴にしよう。おい、みんな!ノウムアルゴーがやったぞ!!』
魔法省の大臣に魔法協会長のアロイシウスさん、そしてマスターはそれぞれそう言った。マリウスはポーションを飲むと私達にもポーションを渡してくれる。
「ありがとう、マリウス…。」
「まさか私達が魔王に勝っちゃうだなんてね…。」
「はぁ、流石に強かったなぁ。」
「けど最後のエミリアの魔法もすっごかったよねぇ。流石エミリア、エミリアがいなきゃ勝てなかったよ。」
「あぁ、それにめちゃくちゃ綺麗だったな。」
「ありがとう。でも私1人でも勝てなかったよ、私達4人だから勝てた。」
みんなありがとう、と言うとみんなは笑って私達は4人で抱き合った。あぁ、本当に良かった。誰も欠けず、無事に終われて。
ポーションは魔力は回復しても体力は回復しないので少し休んでいると、塞がれていない方の扉が突然開いた。私達は振り返って、…全力で逃げたくなった。
「ここか!」
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