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話し合い2
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「実は私は…、“渡り人”なのです。」
「「「「…!!」」」」
渡り人。こことは違う、異世界で生きた記憶を持つというとても希少な存在だ。それこそ光属性よりも少し多いくらいにしか現れない存在で、…あぁでも、そう言えば光属性持ちは単に前世の記憶を持って生まれる“前世持ち”である確率が高いという仮説があったような。光属性持ちがこれまでの歴史でも少なすぎて、確実にそうとはまだ言い切れないようだが。
「渡り人は魔法ではなく科学が発展した世界で生まれた者が多く、科学的知見や文化などで多くの有益な知識をもたらす存在。故に多方面から狙われるため、どの国に現れても常に王族との婚姻もしくは養子にする事で守る。…これが世界の首脳達での暗黙の了解となっております。」
「えぇ、その通りよ。」
「私も10歳の時に前世を思い出し渡り人だと判明した瞬間、父が陛下に直接ご報告させていただきました。そしてその後私も交えて協議させていただいた結果、年の近い王太子殿下と第二王子殿下は既に婚約者もいらしたため、王弟殿下であらせられるニコラス様の養子になるという事で一応決定致しました。」
確かに10歳なら丁度わたくしとレオナルド様の婚約者が確定して公にされた時期だ。わたくし達は先を促すよう頷く。
「ですがニコラス様が、『王族になると色々としがらみも増える。せっかくならせめて学生の間は自由にのびのびと過ごして色々な経験をしてほしいな。』と仰ってくださり、養子になるのは卒業直後まで延期される事になりました。」
「なるほど、確かにニコラス様ならそう仰るかもしれませんわね。」
わたくしは頷く。王弟で魔法師団全体を纏める魔法師団長のニコラス様も柔軟な考えをお持ちで、何より若くして魔法師団を総括しているとても優秀な魔導師だ。
「まぁ最近では少し流れは変わってきたのですが…それは良いでしょう。私が渡り人である事を知るのは陛下とニコラス様、王妃殿下、王太子殿下、私の家族、それから私が渡り人だと最初に気付いたお隣さんの幼馴染です。正直レオナルド殿下がご存知なのかは私には分かりかねますが…、どちらにせよ渡り人である事か光属性である事が目的で近づいてきたのではないでしょうか?」
セシリアさんは冷静に言った。
「レティシア様とご結婚されれば公爵家という強力な後ろ盾を得られる。だというのにそのレティシア様ではなく私に近づくのはそれ相応の理由がなければただの馬鹿です。」
「随分ハッキリ仰るのね…、まぁ本当の事だけれど。」
「良いわね、私はそういうの好きよ。」
わたくしは苦笑しつつも心の中では同意する。一方アリシア様とグラシアは少しワクワクしているようだ。
「結界は張ってありますので。…私が持つのは“知識”と“力”です。私でなくてはいけない理由は、渡り人で尚且つ光属性持ちの私を使って王太子の座を奪おうとしているか…、もしくは光属性は神からの祝福とも考えられておりますから、私を出しにして神殿を掌握したいと考えていらっしゃるのかも。」
「…その可能性はない、とは言い切れませんわね。」
「えぇ、殿下はそれで説明がつきますわね。けれど、リカルド様や他の皆様は?」
「…、私は平民です。貴族の方々に何か頼まれれば余程の事がない限り断るだなんて恐ろしくてできません。…殿下方のような、貴族の中でも高位の家門の方々でしたら尚更。」
「それは…。」
それは本当にその通りだ。だからこそわたくしは普段から、貴族科にはクラスの性質上平民はいないが他の科の平民の方と話す事があればできるだけ圧を与えないように、けれど舐められる事もないように接しようと心がけている。
「ですので…なんでも言う事の聞く都合の良い存在が心地良くなってしまったのでは?卒業後であれば話も変わって来るでしょうが、今の私には嗜める事もできませんし本当に文字通り、ただ頷く事しかできないので。…オルニートガルム君は単に観察対象としてつけ回しているような気がしますが。」
「…。」
「もしくは、…皆様には大変失礼ですが、ご自身の婚約者が気に入らないと感じていたところに平民の、光属性の物珍しい女が目に入った、とか。平民なら手を出しても許されるでしょうし。」
「ちょっと、流石に王立学院でそんな事があるわけ…!」
「いいえ、残念ながらあるのですよ。私達の出身の中等学校の卒業生で、王立学院に進学した女子生徒が素行の悪い貴族の子息に無体を働かれたそうで。挙句揉み消されたそうで、結局その女子生徒は川に身投げしたそうです。…それからうちの母校では王立学院志望者には先生方からよくよく気をつけるようにと言い聞かせられるのですよ。」
ラウラにしれっと返すセシリアさんの話にわたくし達は息を呑む。セシリアさんの容赦のなさはご自身に対してもそうならしい。わたくしはなんだか貴族と平民の現実を突きつけられた気がして、少し愕然としてしまう。
「まぁですが、殿下方は手を出して来るような素振りはありませんね。…話は一切聞いてくださいませんが。…やはり、平民だから聞く価値もないと思われているのでしょうか。」
「セシリアさん…。」
セシリアさんはふ、と自嘲気味に笑う。
「…その、それはそれでものすごく問題なのだけれど。少なくともレオナルド様は誰の話も基本的にあまり聞いていらっしゃいませんわ。ご自分の都合の良い所だけ聞き取る方よ。」
「れ、レティシア様?」
わたくしがそんな事を言うとは思っていなかったのか、セシリアさんは驚いたように目を瞬かせた。…やっぱり、セシリアさんの瞳はとても澄んでいて綺麗だわ。わたくしはふふ、と笑う。
「ねぇセシリアさん。セシリアさんはレオナルド様達に付き纏われて困っている、という認識でよろしいかしら?」
「⁉︎は、はい、そうです…。」
「…セシリアさんは今後王族に身を連ねる予定の方。そして殿下方も影響力の大きい方々。…お互い醜聞が広まるのは困るわよね。」
「ですがここまで噂になって目撃者も増えてしまっては、もうなかった事にはできないのでは?」
「いえどうでしょう、今ならまだ若い内の火遊びで済むのではなくて?」
アリシア様が言うとセシリアさんは気まずそうな表情になり、視線を逸らした。
「セシリアさん?どうかなさいまして?」
「いえ、その…。大体はそれで済むと思うのですが、…オルニートガルム君は…厳しいかもしれない…です…。」
セシリアさんはとても気まずそうに言う。グラシアは不思議そうに首を傾げた。
「あら、何故かしら?」
「…その、私も殿下方から逃げようと努力はしているのですよ。昼休みは必ず昼食に誘いにいらっしゃるので友人と食べると言ってみたり。先生に質問があると言って職員室に長居してみたり。転移魔法で逃げてみたり。」
「…え、それで“あれ”なんですの?」
ラウラは驚いたように言う。
「はは…、本当、困ってしまいますよね…。」
「逆にどうしたらああなるの⁉︎ご友人と一緒にランチ作戦は?」
「それは殿下が『ならば皆で食べれば良い!』と仰いまして。」
「あぁ…。」
乾いた目で言うセシリアさんにそう来るか、とわたくし達も頭を抱える。
「1週間程続けていたのですが殿下方は毎回全員で食べようと仰るので。友人達に申し訳なさすぎてやめました。」
「「「「…!!」」」」
渡り人。こことは違う、異世界で生きた記憶を持つというとても希少な存在だ。それこそ光属性よりも少し多いくらいにしか現れない存在で、…あぁでも、そう言えば光属性持ちは単に前世の記憶を持って生まれる“前世持ち”である確率が高いという仮説があったような。光属性持ちがこれまでの歴史でも少なすぎて、確実にそうとはまだ言い切れないようだが。
「渡り人は魔法ではなく科学が発展した世界で生まれた者が多く、科学的知見や文化などで多くの有益な知識をもたらす存在。故に多方面から狙われるため、どの国に現れても常に王族との婚姻もしくは養子にする事で守る。…これが世界の首脳達での暗黙の了解となっております。」
「えぇ、その通りよ。」
「私も10歳の時に前世を思い出し渡り人だと判明した瞬間、父が陛下に直接ご報告させていただきました。そしてその後私も交えて協議させていただいた結果、年の近い王太子殿下と第二王子殿下は既に婚約者もいらしたため、王弟殿下であらせられるニコラス様の養子になるという事で一応決定致しました。」
確かに10歳なら丁度わたくしとレオナルド様の婚約者が確定して公にされた時期だ。わたくし達は先を促すよう頷く。
「ですがニコラス様が、『王族になると色々としがらみも増える。せっかくならせめて学生の間は自由にのびのびと過ごして色々な経験をしてほしいな。』と仰ってくださり、養子になるのは卒業直後まで延期される事になりました。」
「なるほど、確かにニコラス様ならそう仰るかもしれませんわね。」
わたくしは頷く。王弟で魔法師団全体を纏める魔法師団長のニコラス様も柔軟な考えをお持ちで、何より若くして魔法師団を総括しているとても優秀な魔導師だ。
「まぁ最近では少し流れは変わってきたのですが…それは良いでしょう。私が渡り人である事を知るのは陛下とニコラス様、王妃殿下、王太子殿下、私の家族、それから私が渡り人だと最初に気付いたお隣さんの幼馴染です。正直レオナルド殿下がご存知なのかは私には分かりかねますが…、どちらにせよ渡り人である事か光属性である事が目的で近づいてきたのではないでしょうか?」
セシリアさんは冷静に言った。
「レティシア様とご結婚されれば公爵家という強力な後ろ盾を得られる。だというのにそのレティシア様ではなく私に近づくのはそれ相応の理由がなければただの馬鹿です。」
「随分ハッキリ仰るのね…、まぁ本当の事だけれど。」
「良いわね、私はそういうの好きよ。」
わたくしは苦笑しつつも心の中では同意する。一方アリシア様とグラシアは少しワクワクしているようだ。
「結界は張ってありますので。…私が持つのは“知識”と“力”です。私でなくてはいけない理由は、渡り人で尚且つ光属性持ちの私を使って王太子の座を奪おうとしているか…、もしくは光属性は神からの祝福とも考えられておりますから、私を出しにして神殿を掌握したいと考えていらっしゃるのかも。」
「…その可能性はない、とは言い切れませんわね。」
「えぇ、殿下はそれで説明がつきますわね。けれど、リカルド様や他の皆様は?」
「…、私は平民です。貴族の方々に何か頼まれれば余程の事がない限り断るだなんて恐ろしくてできません。…殿下方のような、貴族の中でも高位の家門の方々でしたら尚更。」
「それは…。」
それは本当にその通りだ。だからこそわたくしは普段から、貴族科にはクラスの性質上平民はいないが他の科の平民の方と話す事があればできるだけ圧を与えないように、けれど舐められる事もないように接しようと心がけている。
「ですので…なんでも言う事の聞く都合の良い存在が心地良くなってしまったのでは?卒業後であれば話も変わって来るでしょうが、今の私には嗜める事もできませんし本当に文字通り、ただ頷く事しかできないので。…オルニートガルム君は単に観察対象としてつけ回しているような気がしますが。」
「…。」
「もしくは、…皆様には大変失礼ですが、ご自身の婚約者が気に入らないと感じていたところに平民の、光属性の物珍しい女が目に入った、とか。平民なら手を出しても許されるでしょうし。」
「ちょっと、流石に王立学院でそんな事があるわけ…!」
「いいえ、残念ながらあるのですよ。私達の出身の中等学校の卒業生で、王立学院に進学した女子生徒が素行の悪い貴族の子息に無体を働かれたそうで。挙句揉み消されたそうで、結局その女子生徒は川に身投げしたそうです。…それからうちの母校では王立学院志望者には先生方からよくよく気をつけるようにと言い聞かせられるのですよ。」
ラウラにしれっと返すセシリアさんの話にわたくし達は息を呑む。セシリアさんの容赦のなさはご自身に対してもそうならしい。わたくしはなんだか貴族と平民の現実を突きつけられた気がして、少し愕然としてしまう。
「まぁですが、殿下方は手を出して来るような素振りはありませんね。…話は一切聞いてくださいませんが。…やはり、平民だから聞く価値もないと思われているのでしょうか。」
「セシリアさん…。」
セシリアさんはふ、と自嘲気味に笑う。
「…その、それはそれでものすごく問題なのだけれど。少なくともレオナルド様は誰の話も基本的にあまり聞いていらっしゃいませんわ。ご自分の都合の良い所だけ聞き取る方よ。」
「れ、レティシア様?」
わたくしがそんな事を言うとは思っていなかったのか、セシリアさんは驚いたように目を瞬かせた。…やっぱり、セシリアさんの瞳はとても澄んでいて綺麗だわ。わたくしはふふ、と笑う。
「ねぇセシリアさん。セシリアさんはレオナルド様達に付き纏われて困っている、という認識でよろしいかしら?」
「⁉︎は、はい、そうです…。」
「…セシリアさんは今後王族に身を連ねる予定の方。そして殿下方も影響力の大きい方々。…お互い醜聞が広まるのは困るわよね。」
「ですがここまで噂になって目撃者も増えてしまっては、もうなかった事にはできないのでは?」
「いえどうでしょう、今ならまだ若い内の火遊びで済むのではなくて?」
アリシア様が言うとセシリアさんは気まずそうな表情になり、視線を逸らした。
「セシリアさん?どうかなさいまして?」
「いえ、その…。大体はそれで済むと思うのですが、…オルニートガルム君は…厳しいかもしれない…です…。」
セシリアさんはとても気まずそうに言う。グラシアは不思議そうに首を傾げた。
「あら、何故かしら?」
「…その、私も殿下方から逃げようと努力はしているのですよ。昼休みは必ず昼食に誘いにいらっしゃるので友人と食べると言ってみたり。先生に質問があると言って職員室に長居してみたり。転移魔法で逃げてみたり。」
「…え、それで“あれ”なんですの?」
ラウラは驚いたように言う。
「はは…、本当、困ってしまいますよね…。」
「逆にどうしたらああなるの⁉︎ご友人と一緒にランチ作戦は?」
「それは殿下が『ならば皆で食べれば良い!』と仰いまして。」
「あぁ…。」
乾いた目で言うセシリアさんにそう来るか、とわたくし達も頭を抱える。
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