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第1話 始まり リョーミズ
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第1話「リョーミズ」
高校3年生、春
???「リョウー!」
後ろから鞄で叩かれる
リョウ「痛っ、、コラどこの誰....ミズキちゃんでしたかこんにちは。
外で抱きつくとはいつもらしくないっすね」
ミズキ「良かったー。無事3年生になり一緒に帰ってますね」
リョウ「ミズキ様さまですよ、マジでありがとう
母ちゃん泣かす所だった....」
ーーーーーーーーーーーーーー
《となる前の2年生、期末テスト前》
新宿区にあるマンションの202号室がリョウの住んでいる家。
家族構成:母ちゃん(保育士)リョウ(高校2年)ミウ(妹。中学二年生)身長150cm弱
苗字【藍原(あいはら)】
(2年C組)
22時、酒屋のバイトから帰宅
(店内で販売、発注、お得意先の店舗に原付で配達など)
リョウ「はあ、疲れた」
ミウ「お兄ー!」
リョウ「なにー?」
ミウ「遊ぼう」
リョウ「いや、おれ疲れてんだけど...母ちゃんは?」
ミウ「泊まりの仕事だってさ」
リョウ「ふーん、朝鍵閉め忘れんなよ。で、メシ食ったの?」
ミウ「うん」
基本的に活発な妹は今日も元気だ。
リョウ「まあ入れよ」
ミウ「何して遊ぶー?期末テスト終わったのに、友達すぐ帰っちゃって暇なのだ」
リョウ「おれは疲れてんの、ちっぱいに付き合ってる元気はない」
ミウ「これからこの胸は育っていくはずだー」
リョウ「あ、ミズキにL⚪︎NE入れとこ」
〈 【いま帰ってきた】
『おつかれさま。明日8時前に改札ね、よろしく留年候補No.1くん』
【了解】 〉
パイポ
ミウ「禁煙続いてるの?」
リョウ「ゼッッッタイにやめなきゃいけないからな」
謹慎2回、もう1発食らったら退学
ミウ「ミズキちゃんも大変だ」
リョウ「本当に心配かけてるよ。ということでおれもテスト控えてるから大変なんだ、ちっぱい」
ミウ「だから誰が貧乳だ!してないじゃん勉強」
リョウ「あ、明日ミズキに教えて貰う...」
ミウ「だらしないなぁ、お兄は」
リョウ「お前みたいに天才肌じゃないからスッと頭に入って来ねーんだよ」
ミウ「バカだもんなー」
リョウ「うるせーな、良いから夜薬飲んで寝ろ」
妹のミウは小学校高学年ごろから感情の浮き沈みが激しく心療内科に通院。
家で寝込む日も多々あり中学生に入ると精神疾患である
『双極性障害2型(躁うつ病)』
という診断が下った。
まだ13才。一般的には早すぎる診断だった。
ミウ「今日はまだ良いかなぁ。アプリ対戦しようよアプリー!!」
リョウ「....乗った。先に風呂入ってくる」
ーーーーーーーーーーーーーーー
リョウ「お前のエルフ、強すぎない?」
ミウ「お兄のロイヤルはまだまだだね」
リョウ「もう1戦!」
ーーーーーーーーーーーー
朝
リョウ「zzzzzzzzzんー。。。」
ミウ「お兄、何回起こしても起きなかったから先行くよー」
リョウ「はっ!いま何時?」
ミウ「8時前、鍵忘れるなよー」
......ミズキから着信とLINEが入ってる
『既読が付かないと言うことは家を出る準備をしているのでしょうか?それともまだ寝ているのでしょうか?』
【8時半じゃダメですか?】
『コロス、先に行ってるね』
リョウ「うおぉぉぉぉ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
下校時
リョウ「ミズキ、ごめんな」
*【淺野(あさの) ミズキ】中学生の頃から付き合っている黒髪ロングの自慢の彼女。(2年A組)
ミズキ「留年は先生としてはリョウだけの問題だけど私としては一緒に進級してそのまま卒業したいの」
リョウ「うん、もちおれも」
ミズキ「電話までして"あげた"のに」
リョウ「はい...」
ミズキ「バイトそんなに疲れてたの?」
リョウ「う、う、うん」
ミズキ「何そのマ」
リョウ「べ、別に」
ミズキ「高校生の本業は何ですか?」
リョウ「勉強です」
ミズキ「バイト頑張りすぎじゃない?」
リョウ「だってケータイ代とかお前との遊び代惜しみたくないとかいろいろ」
ミズキ「今の状況わかってる?進級かかってんの」
リョウ「うん、本当にごめん今日は待たせたのもあるし...。なんでもおごるから」
ミズキ「なんでも?」
リョウ「おう」
ミズキ「じゃあヴィトンの財布」
リョウ「うっ、...3ヶ月待ってくれればプレゼントする」
ミズキ「そういうとこ!できる範囲ならお金で解決しようとする癖」
リョウ「でも先立つ物は..」
ミズキ「えーとリョウのお父さんが亡くなった原因は少し...」
リョウ「いいよその話し重いから」
ミズキ「では、お金、勉強、私どれが1番大切?」
リョウ「そりゃミズキ」
ミズキ「じゃあさ、私のためを思って学校遅れないでよ 勉強は教えるから」
リョウ「だよな、それが1番だよな」
ミズキ「ほんとに伝わってる?」
リョウ「当たり前じゃん」
ミズキ「ならいまほっぺにキス」
リョウ「は?」
ミズキ「伝わってないの?」
リョウ「いや、周りにみんないるじゃん」
ミズキ「ふーん、伝わってない...」
ちゅっ
ミズキ「よろしい」
リョウ「ざわついてんじゃん」
ミズキ「周りからみたらリョウから一方的にだね」
リョウ「お前...」
ミズキ「だからお願い、お金は私もいつまでもリョウに頼る訳にはいかないから2人でやりくりね」
リョウ「えーそれは...」
ミズキ「その頑固。いつも嬉しいんだけど今はダメ」
リョウ「わかった貯蓄な」
ミズキ「ちゃんと教科書ノートは鞄に入れてきた?」
リョウ「全部のはずだ」
ミズキ「では即私んち、徹底的。そのあとはご褒美ちょうだいっ」
リョウ「後者は言わなくても...今やっと顔が天使になったよな」
ミズキ「地元の駅からなら腕...組んでいいよね」
リョウ「それも言わなくても」
。。。。。。。。。。。。。。
【ミズキの家到着】
ミズキ「よし、カバンの中の物全部」
リョウ「ほい」
ミズキ「あれ?英語がありませんが」
リョウ「あれ、なんで?」
ミズキ「リョーちゃん....何が無いのかも把握してないのか。重症」
リョウ「おれも怖くなってきた」
ミズキ「良いよもう、私のキレーにマークしてる教科書使いましょう。
でもバツとして、と私のやる気あげるとして5分間チュウ」
リョウ「ええ、5分?」
ミズキ「おーねーがーいー!!」
リョウ「わかったよ」
。。。。。。。。。。。。
リョウ「ミズキなんか今日体熱くない?」
ミズキ「うぅ...うるさい」
リョウ「どした?」
ぎゅっ
リョウ「い"っ、股間痛いイタイ!」
ミズキ「ぷはぁ、ぜぇ、ぜぇ」
リョウ「5分持たないな今日」
ミズキ「もういい、さて現代文から!」
リョウ「お願いします!」
ーーーーーーーーーーーーー
リョウ「終わったー!」
ゴロリ
ミズキ「うーん。ちゃんと頭に入ったのー?」
リョウ「ミズキの教え方がうまいからなんか楽しかったよ逆に」
ミズキ「ふふ、良かった。じゃご褒美して」
リョウ「ちょっとだけ間を置きませんか?パイポを...」
ミズキ「んー、じゃあその間後ろから抱きついてる」
リョウ「はい」
机にぐだる
ミズキ「もう良い?」(耳元)
リョウ「んっ、、、なんで女の子って髪そんないい匂いなの?」
股間を握られる
リョウ「痛ぇっ!!」
ミズキ「他の女の子の嗅ぐ機会あったのですか?」
リョウ「違くてミズキの髪いつもいい匂いじゃん。飽きるとか考えた事ないしブレないじゃん」
ミズキ「いつも、いつも?」
リョウ「いつもやで」
ミズキ「良かったぁ。リョウが飽きるの絶対やだから気を使ってるの」
リョウ「そうなの?もうおれら3年経つけど、そんなに気を使わないでも飽きないよ」
ミズキ「嬉しいこと言ってくれるね、私もリョウからタバコの臭い消えて最近嬉しいわっ」
リョウ「そ、そんなに臭いした?」
ミズキ「慣れっこだったけどやっぱ無くなるとわかった。新しいリョウの発見よー」
リョウ「おりゃあっ」
じゃれ合い
ミズキ「いきなりリョウからなんて久しぶりだねー」
リョウ「謝罪はもう嫌だろ?だから感謝という事で」
ミズキ「ずるいよそういうの」
リョウ「主導権は?」
ミズキ「リョウ、私、私、最後もたぶん私」
リョウ「りょ、了解」
ミズキ「さあ、エッチの始まりよっ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
リョウ「ミズキ今日ちょっといつもと違くない?」
ミズキ「な、なんで?」
リョウ「敏感すぎというかカラダ火照ってる」
ミズキ「そうかなぁ」
リョウ「大丈夫か?」
ミズキ「ほ、ほらぁ下着新しくしたからとか」
リョウ「やっぱ最後もミズキなの?」
ミズキ「うんっ」
上に乗ってくる
ミズキ「挿れるねっ」
リョウ「あ、ゴム」
「はっ忘れてた」
リョウ「届くところにあるからすごいよな」
ミズキ「出来るだけムード壊したくないじゃん」
リョウ「わかるけど」
ミズキ「付けたげる」
リョウ「ありがと」
ミズキ「じゃあ、挿れるよリョーちゃん」
リョウ「ミズ、ちょっとキス」
腕を組んで引き寄せる
ミズキ「リョ、挿れられないじゃん」
リョウ「お前、熱あんだろ?」
ミズキ「い?な、ないよ?」
リョウ「おでこ...」
ぴた
リョウ「やっぱ熱い気がする。口開けて」
ミズキ「あーん」
ジトッー
リョウ「唾液垂らすプレイじゃねぇっての。ほらもうちょい」
ミズキ「はい...あーん」
リョウ「おれの見る限り腫れてる。喉痛いだろ?」
ミズキ「ううん」
リョウ「目をそらすな」
ミズキ「良いじゃんシラケちゃう」
リョウ「ダメ...
帰りとか勉強のとき、元気だったじゃん」
ミズキ「うん」
リョウ「ずっと我慢してたの?」
ミズキ「うんエッチを」
リョウ「じゃなくて熱」
ミズキ「うん...」
リョウ「はあ...一回で答えろって」
ミズキ「ごめん。風邪だったら移しちゃうかもだったし」
リョウ「ナントカは風邪ひかないって言うじゃん」
ミズキ「でもリョーちゃん大事な時期だし...でも一緒に居たいし」
リョウ「さっきまで無理に頑張ってたのか...ごめん気づけなくて」
ミズキ「リョーちゃんのせいじゃないって」
リョウ「なんで無理に....今日しなくても良かったんじゃない?」
ミズキ「次が絶対あるって保証ないじゃん」
リョウ「....どした?」
ミズキ「昨日アツ君から連絡きた」
リョウ「え、お前アツシの連絡先知ってたっけ?」
ミズキ「違うよなんか複雑だよそれ。
正確には彼女のユリちゃんのケータイから」
リョウ「で、アツシがなんかバカな事言ったの?」
ミズキ「バカな事なのかどうか...。
"この前リョウの妹とすれ違って元気そうだったけど、本人元気か?また無理してんとちゃうか?"
って。頼むよって」
リョウ「あのバカ...」
ミズキ「私たち付き合ったのってきっかけはアツ君じゃん?」
リョウ「きっかけがあいつというかミズが変な男連れてきたやつというか
...ってちょっと待って。いま最中な訳だが後で話しても問題ないですか?」
ミズキ「う、うん...」
リョウ「で、続けるの?止めとく?」
ミズキ「続けたい」
リョウ「わかった」
せいっ!
。。。。。。。。。。。。。
ミズキ「リョーちゃんありがとう。グスッ」
リョウ「泣いてかしこまるなって」
ミズキ「うん、、もうちょいこのまま...良い?」
リョウ「良いよ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ミズキ風呂上がり
リョウ「ちゃんと温まったか?」
ミズキ「うん、さすがにふらついてるけど...」
リョウ「今日無理に頑張りすぎたよな、ごめん」
ミズキ「パパが赴任先から帰って来ない時はママが泊まりNG出す訳ないじゃん。パート遅くなるから逆にお願いって」
リョウ「長くお世話になってるけど遅刻が怖いから...とは言えないし」
ミズキ「もう2着ぐらいパンツと寝間着持って来といたら?」
リョウ「今度ミズが選んで。ふつーのね」
ミズキ「なに毎回ヘンタイ的言い回しー。でも節約、高くないやつね、2人で買いに行こうよ」
リョウ「お母さんに熱あること言った?」
ミズキ「しんどいなら早く寝なさいって」
リョウ「だな」
パイポ加えつつ
リョウ「そーいやさ」
ミズキ「ん?」
リョウ「アツシがどうとか言ってなかった?次がある保証ないとか」
【アツシ】:中学の時の喧嘩友達、リョウが付けたあだ名は「野獣」
【ユリ】:アツシの彼女、アツシを尻に敷いている
(2人とも高校は別)
ミズキ「あ、うん。最初にリョウに会ったときのこと覚えてる?」
リョウ「何、今さら3年前に遡るの?
忘れる訳ないじゃんおれが小学生の時イジメられてるのをミズキが助け....痛ててて」
リョウ「しょーもない冗談は良いから。3年前は中学生よ。
私が同じ中学の人に変に気がある様な態度取っちゃってストーカーされ逃げるハメに...」
リョウ「世の中こわいよなー。いまミズの方がこわい気もするよ」
ミズキ「そこにリョーちゃんとアツ君がいてすぐに来てくれたじゃん?って言ってもあなた達殴り合う寸前だったらしいけど...
アツ君が割り込んで離してくれただけで良かったんだけど、リョウ血が上って馬乗りでその人殴るのやめなかったじゃん」
リョウ「でもミズが今度おれを必死に後ろから止めてくれたんだったよね。
泣きながらもうやめてって、ごめんなさいって」
ミズキ「とことんだったのでおかげであのキモ男は次の日から目も合うこともなくなれたけど」
リョウ「キモ男て...間違いじゃないけど」
ミズキ「あんな止まらないリョウに惚れた訳じゃないけど、アツ君がそのとき言ったんだよね...『コイツにはお前が必要かも』って」
リョウ「アツシより先に飛び火覚悟で止めに入ってくれたらしいなミズは。
あいつそのとき敵ながらかっこよさげなセリフ、ムカつくわー。野獣のくせに。
要はおれにはストッパーが必要だったってことだろ?誰かがそばにいないとって」
ミズキ「出会う前までを知らないけどあながち間違ってないかもね」
リョウ「おかげでミズがいてくれて安心なんだけど」
ミズキ「まあユリちゃん含めて違う中学でも仲良くなりだして、今に至ると言うことで。よーするにアツくんから「頼むよ」とかユリちゃんから「リョウくん元気なの?」とか言われると私がしっかりしなきゃと思って」
リョウ「いまミズが1番こわいからもう痛いことしないよ」
ミズキ「だからケンカじゃないし、一言多いし、まあ母性本能...なの?」
リョウ「うん...え?」
ミズキ「とにかく幸せ手放したくないからリョーちゃんにもしっかりしてもらわなきゃだし、なんかこの先大丈夫かなって不安で今日...」
リョウ「そうだったのか...めちゃくちゃ無理させたね。主におれが全部悪いじゃん、ごめんなさい」
ミズキ「それを言いたいのじゃなくて」
リョウ「いや、うん。いろいろ受け止めてます。ちょっと甘えすぎてたかなミズに」
ミズキ「とにかくリョーちゃんもうちょいしっかりと。昔のいい部分だけ残して頼れる男に戻ってね」
リョウ「はい!ドンとこい!ミズ、2人での貯金、積み立てだけ任せていい?」
ミズキ「うんっ
リョーちゃん、最初私に謝ることすら知らなかったけどすっかり言ってくれるね。変わりましたね」
リョウ「ミズのおかげです」
ミズキ「もう夜遅いし寝よっか」
リョウ「おう」
ベッドで腕枕
リョウ「あ、ミズ最近ハマってるアプリがあってシャドウ...」
ミズキ「T、E、S、てぃ」
リョウ「ごめんなさい。テスト終わったら言わせてください...」
ミズキ「待ってるわー良い報告を」
ではおやすみ、二人だけの時しか呼ばない
【ミズ】と『リョーちゃん』
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして現左高校3年生の始業式帰りに至る。
ここから、リョウのストーリーが始まる
ーーーーーーーーーーーーーーー
基本9.5割がセリフの掛け合いです(笑)
1話は単純に妹ミウと彼女のミズキの紹介になりました。
2話からが本格始動です。
(自己満でテキトーにスマホに打ち込んでたので気付いたら現在50話ほど溜まっていました。笑)
高校3年生、春
???「リョウー!」
後ろから鞄で叩かれる
リョウ「痛っ、、コラどこの誰....ミズキちゃんでしたかこんにちは。
外で抱きつくとはいつもらしくないっすね」
ミズキ「良かったー。無事3年生になり一緒に帰ってますね」
リョウ「ミズキ様さまですよ、マジでありがとう
母ちゃん泣かす所だった....」
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《となる前の2年生、期末テスト前》
新宿区にあるマンションの202号室がリョウの住んでいる家。
家族構成:母ちゃん(保育士)リョウ(高校2年)ミウ(妹。中学二年生)身長150cm弱
苗字【藍原(あいはら)】
(2年C組)
22時、酒屋のバイトから帰宅
(店内で販売、発注、お得意先の店舗に原付で配達など)
リョウ「はあ、疲れた」
ミウ「お兄ー!」
リョウ「なにー?」
ミウ「遊ぼう」
リョウ「いや、おれ疲れてんだけど...母ちゃんは?」
ミウ「泊まりの仕事だってさ」
リョウ「ふーん、朝鍵閉め忘れんなよ。で、メシ食ったの?」
ミウ「うん」
基本的に活発な妹は今日も元気だ。
リョウ「まあ入れよ」
ミウ「何して遊ぶー?期末テスト終わったのに、友達すぐ帰っちゃって暇なのだ」
リョウ「おれは疲れてんの、ちっぱいに付き合ってる元気はない」
ミウ「これからこの胸は育っていくはずだー」
リョウ「あ、ミズキにL⚪︎NE入れとこ」
〈 【いま帰ってきた】
『おつかれさま。明日8時前に改札ね、よろしく留年候補No.1くん』
【了解】 〉
パイポ
ミウ「禁煙続いてるの?」
リョウ「ゼッッッタイにやめなきゃいけないからな」
謹慎2回、もう1発食らったら退学
ミウ「ミズキちゃんも大変だ」
リョウ「本当に心配かけてるよ。ということでおれもテスト控えてるから大変なんだ、ちっぱい」
ミウ「だから誰が貧乳だ!してないじゃん勉強」
リョウ「あ、明日ミズキに教えて貰う...」
ミウ「だらしないなぁ、お兄は」
リョウ「お前みたいに天才肌じゃないからスッと頭に入って来ねーんだよ」
ミウ「バカだもんなー」
リョウ「うるせーな、良いから夜薬飲んで寝ろ」
妹のミウは小学校高学年ごろから感情の浮き沈みが激しく心療内科に通院。
家で寝込む日も多々あり中学生に入ると精神疾患である
『双極性障害2型(躁うつ病)』
という診断が下った。
まだ13才。一般的には早すぎる診断だった。
ミウ「今日はまだ良いかなぁ。アプリ対戦しようよアプリー!!」
リョウ「....乗った。先に風呂入ってくる」
ーーーーーーーーーーーーーーー
リョウ「お前のエルフ、強すぎない?」
ミウ「お兄のロイヤルはまだまだだね」
リョウ「もう1戦!」
ーーーーーーーーーーーー
朝
リョウ「zzzzzzzzzんー。。。」
ミウ「お兄、何回起こしても起きなかったから先行くよー」
リョウ「はっ!いま何時?」
ミウ「8時前、鍵忘れるなよー」
......ミズキから着信とLINEが入ってる
『既読が付かないと言うことは家を出る準備をしているのでしょうか?それともまだ寝ているのでしょうか?』
【8時半じゃダメですか?】
『コロス、先に行ってるね』
リョウ「うおぉぉぉぉ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
下校時
リョウ「ミズキ、ごめんな」
*【淺野(あさの) ミズキ】中学生の頃から付き合っている黒髪ロングの自慢の彼女。(2年A組)
ミズキ「留年は先生としてはリョウだけの問題だけど私としては一緒に進級してそのまま卒業したいの」
リョウ「うん、もちおれも」
ミズキ「電話までして"あげた"のに」
リョウ「はい...」
ミズキ「バイトそんなに疲れてたの?」
リョウ「う、う、うん」
ミズキ「何そのマ」
リョウ「べ、別に」
ミズキ「高校生の本業は何ですか?」
リョウ「勉強です」
ミズキ「バイト頑張りすぎじゃない?」
リョウ「だってケータイ代とかお前との遊び代惜しみたくないとかいろいろ」
ミズキ「今の状況わかってる?進級かかってんの」
リョウ「うん、本当にごめん今日は待たせたのもあるし...。なんでもおごるから」
ミズキ「なんでも?」
リョウ「おう」
ミズキ「じゃあヴィトンの財布」
リョウ「うっ、...3ヶ月待ってくれればプレゼントする」
ミズキ「そういうとこ!できる範囲ならお金で解決しようとする癖」
リョウ「でも先立つ物は..」
ミズキ「えーとリョウのお父さんが亡くなった原因は少し...」
リョウ「いいよその話し重いから」
ミズキ「では、お金、勉強、私どれが1番大切?」
リョウ「そりゃミズキ」
ミズキ「じゃあさ、私のためを思って学校遅れないでよ 勉強は教えるから」
リョウ「だよな、それが1番だよな」
ミズキ「ほんとに伝わってる?」
リョウ「当たり前じゃん」
ミズキ「ならいまほっぺにキス」
リョウ「は?」
ミズキ「伝わってないの?」
リョウ「いや、周りにみんないるじゃん」
ミズキ「ふーん、伝わってない...」
ちゅっ
ミズキ「よろしい」
リョウ「ざわついてんじゃん」
ミズキ「周りからみたらリョウから一方的にだね」
リョウ「お前...」
ミズキ「だからお願い、お金は私もいつまでもリョウに頼る訳にはいかないから2人でやりくりね」
リョウ「えーそれは...」
ミズキ「その頑固。いつも嬉しいんだけど今はダメ」
リョウ「わかった貯蓄な」
ミズキ「ちゃんと教科書ノートは鞄に入れてきた?」
リョウ「全部のはずだ」
ミズキ「では即私んち、徹底的。そのあとはご褒美ちょうだいっ」
リョウ「後者は言わなくても...今やっと顔が天使になったよな」
ミズキ「地元の駅からなら腕...組んでいいよね」
リョウ「それも言わなくても」
。。。。。。。。。。。。。。
【ミズキの家到着】
ミズキ「よし、カバンの中の物全部」
リョウ「ほい」
ミズキ「あれ?英語がありませんが」
リョウ「あれ、なんで?」
ミズキ「リョーちゃん....何が無いのかも把握してないのか。重症」
リョウ「おれも怖くなってきた」
ミズキ「良いよもう、私のキレーにマークしてる教科書使いましょう。
でもバツとして、と私のやる気あげるとして5分間チュウ」
リョウ「ええ、5分?」
ミズキ「おーねーがーいー!!」
リョウ「わかったよ」
。。。。。。。。。。。。
リョウ「ミズキなんか今日体熱くない?」
ミズキ「うぅ...うるさい」
リョウ「どした?」
ぎゅっ
リョウ「い"っ、股間痛いイタイ!」
ミズキ「ぷはぁ、ぜぇ、ぜぇ」
リョウ「5分持たないな今日」
ミズキ「もういい、さて現代文から!」
リョウ「お願いします!」
ーーーーーーーーーーーーー
リョウ「終わったー!」
ゴロリ
ミズキ「うーん。ちゃんと頭に入ったのー?」
リョウ「ミズキの教え方がうまいからなんか楽しかったよ逆に」
ミズキ「ふふ、良かった。じゃご褒美して」
リョウ「ちょっとだけ間を置きませんか?パイポを...」
ミズキ「んー、じゃあその間後ろから抱きついてる」
リョウ「はい」
机にぐだる
ミズキ「もう良い?」(耳元)
リョウ「んっ、、、なんで女の子って髪そんないい匂いなの?」
股間を握られる
リョウ「痛ぇっ!!」
ミズキ「他の女の子の嗅ぐ機会あったのですか?」
リョウ「違くてミズキの髪いつもいい匂いじゃん。飽きるとか考えた事ないしブレないじゃん」
ミズキ「いつも、いつも?」
リョウ「いつもやで」
ミズキ「良かったぁ。リョウが飽きるの絶対やだから気を使ってるの」
リョウ「そうなの?もうおれら3年経つけど、そんなに気を使わないでも飽きないよ」
ミズキ「嬉しいこと言ってくれるね、私もリョウからタバコの臭い消えて最近嬉しいわっ」
リョウ「そ、そんなに臭いした?」
ミズキ「慣れっこだったけどやっぱ無くなるとわかった。新しいリョウの発見よー」
リョウ「おりゃあっ」
じゃれ合い
ミズキ「いきなりリョウからなんて久しぶりだねー」
リョウ「謝罪はもう嫌だろ?だから感謝という事で」
ミズキ「ずるいよそういうの」
リョウ「主導権は?」
ミズキ「リョウ、私、私、最後もたぶん私」
リョウ「りょ、了解」
ミズキ「さあ、エッチの始まりよっ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
リョウ「ミズキ今日ちょっといつもと違くない?」
ミズキ「な、なんで?」
リョウ「敏感すぎというかカラダ火照ってる」
ミズキ「そうかなぁ」
リョウ「大丈夫か?」
ミズキ「ほ、ほらぁ下着新しくしたからとか」
リョウ「やっぱ最後もミズキなの?」
ミズキ「うんっ」
上に乗ってくる
ミズキ「挿れるねっ」
リョウ「あ、ゴム」
「はっ忘れてた」
リョウ「届くところにあるからすごいよな」
ミズキ「出来るだけムード壊したくないじゃん」
リョウ「わかるけど」
ミズキ「付けたげる」
リョウ「ありがと」
ミズキ「じゃあ、挿れるよリョーちゃん」
リョウ「ミズ、ちょっとキス」
腕を組んで引き寄せる
ミズキ「リョ、挿れられないじゃん」
リョウ「お前、熱あんだろ?」
ミズキ「い?な、ないよ?」
リョウ「おでこ...」
ぴた
リョウ「やっぱ熱い気がする。口開けて」
ミズキ「あーん」
ジトッー
リョウ「唾液垂らすプレイじゃねぇっての。ほらもうちょい」
ミズキ「はい...あーん」
リョウ「おれの見る限り腫れてる。喉痛いだろ?」
ミズキ「ううん」
リョウ「目をそらすな」
ミズキ「良いじゃんシラケちゃう」
リョウ「ダメ...
帰りとか勉強のとき、元気だったじゃん」
ミズキ「うん」
リョウ「ずっと我慢してたの?」
ミズキ「うんエッチを」
リョウ「じゃなくて熱」
ミズキ「うん...」
リョウ「はあ...一回で答えろって」
ミズキ「ごめん。風邪だったら移しちゃうかもだったし」
リョウ「ナントカは風邪ひかないって言うじゃん」
ミズキ「でもリョーちゃん大事な時期だし...でも一緒に居たいし」
リョウ「さっきまで無理に頑張ってたのか...ごめん気づけなくて」
ミズキ「リョーちゃんのせいじゃないって」
リョウ「なんで無理に....今日しなくても良かったんじゃない?」
ミズキ「次が絶対あるって保証ないじゃん」
リョウ「....どした?」
ミズキ「昨日アツ君から連絡きた」
リョウ「え、お前アツシの連絡先知ってたっけ?」
ミズキ「違うよなんか複雑だよそれ。
正確には彼女のユリちゃんのケータイから」
リョウ「で、アツシがなんかバカな事言ったの?」
ミズキ「バカな事なのかどうか...。
"この前リョウの妹とすれ違って元気そうだったけど、本人元気か?また無理してんとちゃうか?"
って。頼むよって」
リョウ「あのバカ...」
ミズキ「私たち付き合ったのってきっかけはアツ君じゃん?」
リョウ「きっかけがあいつというかミズが変な男連れてきたやつというか
...ってちょっと待って。いま最中な訳だが後で話しても問題ないですか?」
ミズキ「う、うん...」
リョウ「で、続けるの?止めとく?」
ミズキ「続けたい」
リョウ「わかった」
せいっ!
。。。。。。。。。。。。。
ミズキ「リョーちゃんありがとう。グスッ」
リョウ「泣いてかしこまるなって」
ミズキ「うん、、もうちょいこのまま...良い?」
リョウ「良いよ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ミズキ風呂上がり
リョウ「ちゃんと温まったか?」
ミズキ「うん、さすがにふらついてるけど...」
リョウ「今日無理に頑張りすぎたよな、ごめん」
ミズキ「パパが赴任先から帰って来ない時はママが泊まりNG出す訳ないじゃん。パート遅くなるから逆にお願いって」
リョウ「長くお世話になってるけど遅刻が怖いから...とは言えないし」
ミズキ「もう2着ぐらいパンツと寝間着持って来といたら?」
リョウ「今度ミズが選んで。ふつーのね」
ミズキ「なに毎回ヘンタイ的言い回しー。でも節約、高くないやつね、2人で買いに行こうよ」
リョウ「お母さんに熱あること言った?」
ミズキ「しんどいなら早く寝なさいって」
リョウ「だな」
パイポ加えつつ
リョウ「そーいやさ」
ミズキ「ん?」
リョウ「アツシがどうとか言ってなかった?次がある保証ないとか」
【アツシ】:中学の時の喧嘩友達、リョウが付けたあだ名は「野獣」
【ユリ】:アツシの彼女、アツシを尻に敷いている
(2人とも高校は別)
ミズキ「あ、うん。最初にリョウに会ったときのこと覚えてる?」
リョウ「何、今さら3年前に遡るの?
忘れる訳ないじゃんおれが小学生の時イジメられてるのをミズキが助け....痛ててて」
リョウ「しょーもない冗談は良いから。3年前は中学生よ。
私が同じ中学の人に変に気がある様な態度取っちゃってストーカーされ逃げるハメに...」
リョウ「世の中こわいよなー。いまミズの方がこわい気もするよ」
ミズキ「そこにリョーちゃんとアツ君がいてすぐに来てくれたじゃん?って言ってもあなた達殴り合う寸前だったらしいけど...
アツ君が割り込んで離してくれただけで良かったんだけど、リョウ血が上って馬乗りでその人殴るのやめなかったじゃん」
リョウ「でもミズが今度おれを必死に後ろから止めてくれたんだったよね。
泣きながらもうやめてって、ごめんなさいって」
ミズキ「とことんだったのでおかげであのキモ男は次の日から目も合うこともなくなれたけど」
リョウ「キモ男て...間違いじゃないけど」
ミズキ「あんな止まらないリョウに惚れた訳じゃないけど、アツ君がそのとき言ったんだよね...『コイツにはお前が必要かも』って」
リョウ「アツシより先に飛び火覚悟で止めに入ってくれたらしいなミズは。
あいつそのとき敵ながらかっこよさげなセリフ、ムカつくわー。野獣のくせに。
要はおれにはストッパーが必要だったってことだろ?誰かがそばにいないとって」
ミズキ「出会う前までを知らないけどあながち間違ってないかもね」
リョウ「おかげでミズがいてくれて安心なんだけど」
ミズキ「まあユリちゃん含めて違う中学でも仲良くなりだして、今に至ると言うことで。よーするにアツくんから「頼むよ」とかユリちゃんから「リョウくん元気なの?」とか言われると私がしっかりしなきゃと思って」
リョウ「いまミズが1番こわいからもう痛いことしないよ」
ミズキ「だからケンカじゃないし、一言多いし、まあ母性本能...なの?」
リョウ「うん...え?」
ミズキ「とにかく幸せ手放したくないからリョーちゃんにもしっかりしてもらわなきゃだし、なんかこの先大丈夫かなって不安で今日...」
リョウ「そうだったのか...めちゃくちゃ無理させたね。主におれが全部悪いじゃん、ごめんなさい」
ミズキ「それを言いたいのじゃなくて」
リョウ「いや、うん。いろいろ受け止めてます。ちょっと甘えすぎてたかなミズに」
ミズキ「とにかくリョーちゃんもうちょいしっかりと。昔のいい部分だけ残して頼れる男に戻ってね」
リョウ「はい!ドンとこい!ミズ、2人での貯金、積み立てだけ任せていい?」
ミズキ「うんっ
リョーちゃん、最初私に謝ることすら知らなかったけどすっかり言ってくれるね。変わりましたね」
リョウ「ミズのおかげです」
ミズキ「もう夜遅いし寝よっか」
リョウ「おう」
ベッドで腕枕
リョウ「あ、ミズ最近ハマってるアプリがあってシャドウ...」
ミズキ「T、E、S、てぃ」
リョウ「ごめんなさい。テスト終わったら言わせてください...」
ミズキ「待ってるわー良い報告を」
ではおやすみ、二人だけの時しか呼ばない
【ミズ】と『リョーちゃん』
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして現左高校3年生の始業式帰りに至る。
ここから、リョウのストーリーが始まる
ーーーーーーーーーーーーーーー
基本9.5割がセリフの掛け合いです(笑)
1話は単純に妹ミウと彼女のミズキの紹介になりました。
2話からが本格始動です。
(自己満でテキトーにスマホに打ち込んでたので気付いたら現在50話ほど溜まっていました。笑)
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