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第六章 地上調査
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獣道ですらない道なき道だった。険しく、きつい傾斜で足場もほとんどない。
密生した木々の隙間を身をよじって通り抜け、枝を潜り、木の根を跨ぎ――ただひたすら登るという動作を続ける。
滑る衝撃にも転ぶ痛みにも慣れた。体中が痛みを通り越して麻痺している。だが、徐々に増す脚の重みばかりは寛人を苦しめ続けた。
はあ、はあ。
はあ、はあ、はあ。
周囲には虫や鳥の鳴き声や葉擦れの音があふれているというのに、呼吸音だけがやたらと耳についた。この場では異音だからであろうか。
寛人は、目の前の河野の背嚢だけを見つめて黙々と進んだ。
「……もう無理だ。置いていってくれ」
乾の掠れた呟きに、寛人は我に返った。
「こんなところで置いていけるかよっ。帰ったら姉貴を紹介してやるから。だから頑張れよ 」
寛人は、身体を傾けるようにして後ろに目を向けた。
倒れた大樹の幹を挟んで、渥美が乾を引っ張り上げていた。道が細すぎて肩を貸すことすらできないのだ。
寛人が余裕をなくして自分のことしか考えていない中、渥美はずっと乾を励まし続け、助けていた――今さらのようにそのことに気付き、寛人は恥じた。
かといって、渥美に代わるとは言えなかった。自分がつぶれてしまったら余計迷惑がかかる。
情けなかった。一年以上かけて周到に準備をしてきたつもりだったのに、肝心の体力をつけてこなかったなんて。
寛人はがくがくと震える脚を励まして引き返し、渥美と一緒に乾の腕を掴んだ。
「い……乾さん、ほら、頑張りましょう。……もうちょっとですから」
息を切らしながらなんとか言葉を紡ぐ。
「全部終わったら、地下都市でみんなで集まるなんてどうですか? せっかくご縁ができたんだから……」
「居住区が違えんだから無理だろうが……」
うつろな目を向けた乾に、寛人はにこっと笑ってみせた。
「なんとか会いに行きます。……だからさっさと終わらせて帰りましょう」
「……渥美の姉ちゃんに会うよりは、現実味があるな」
乾は微かに笑った。幹に身体を乗り上げた一瞬――乾は顔を歪め、腹部を庇うような仕草をした。
乾は脂汗を浮かべながら、歯を食いしばってなんとか大樹の幹を乗り越えた。
解熱鎮痛剤があれば――浮かんだ言葉を、寛人は飲み込む。
(……既定の処方量を半分に減らして飲むという手もあったんじゃないのか?)
今さらそんなことを思っても、どうしようもない。なのに、後悔ばかりが胸の内を過ってゆく。
「ほらほら柚木くん、進んで。乾くんのやる気が保ってるうちに」
殿の斎藤が平坦な声で急かした。斎藤は左肩に乾の背嚢を引っ掛け、右手は常に腰に提げたナイフのあたりをさまよわせている。絶えず周囲の気配に神経を研ぎ澄ませているようだった。こんなきつい登りを進みながら緊張感を途切れさせない精神力にはひたすら驚くばかりである。
前方に目を向けると、河野が足をとめて待ってくれていた。遠目にも肩が上下している。真っ白だった合服は泥や枝葉を擦ったように汚れていた。
木々や枝葉で塞がった難路を切り開いてくれている河野に至っては、言葉もない。河野は感染しているのだ。そうとう苦しいだろうに、弱音ひとつ漏らすことなく一番しんどい役割を引き受けてくれている。感謝以上に――申し訳ない思いだった。
自分ができることといえば、せめて足手まといにならないことだけだ。
寛人は渥美の荷をゆすりあげ、重い足を持ち上げた。
ただ――ひたすら前に進む。
身体の感覚も時間の感覚もすっかり失われ、寛人は、ただ機械的に脚を動かすだけの無機物のような気分だった。
思考はほぼ停止していた。人はこんなにも無になれるものなのか。怒りに囚われたり絶望できるのは、余裕があるからなのだ。
急にあたりが明るくなり始め、寛人の意識は久しぶりに周囲に向けられた。いつのまにか空を覆う木々はまばらになり、下草の背も低くなっていた。
逆光で影となった河野が振り返り、声をあげた。
「――頂上だ」
なんだか夢の世界から引き戻されたような気持ちになって立ち尽くしていると、河野が引き返してきた。息を切らしながら、寛人の腕を掴んで引っ張った。
「あと一息だ。頑張れ」
袖をまくった河野の丈夫そうな腕は、打ち傷や切り傷で無惨なありさまだった。寛人は泣きたくなった。
スプーンで掬い取ったような急斜面をやっと這い上がると、そこは平地だった。背の高い下草が生い茂り、黄色や白の小花がところどころに咲いている。
高尾山頂――そう墨書された石柱の元で、寛人は倒れ込むように膝をついた。
河野は背嚢を寛人に預けると、早々に引き返していった。乾に手を貸しに行ったのだろう。
寛人はもう一歩も動ける気がしなかった。
やっと呼吸が落ち着いたところで、なんとなく石柱を見上げた。
(五九九点一五メートル……)
石柱には標高が記されていた。もう少しで切りよく六百メートルだったのに――なんだか惜しい気がしたが、山にとっては人間が勝手に定めた単位なんて何の意味もないものだ。
疲弊した頭でそんなことを考えていると、背後で渥美の声が響いた。
「見ろよ、乾さん。関東平野が一望だぜ! すげえ景色だ! 」
「……ただの森じゃねえか。ヘリで見ただろうがよ……」
渥美と河野に支えられながら歩く、乾の姿が目に入った。一歩遅れて、斎藤が後ろを歩いている。
皆、汚れてひどい姿だった。たった七百五十メートルの道程だったというのに、何十キロもの密林を歩いてきたようだった。
「反対側は山だな。――ああ、富士山が見える」
渥美は乾を石柱に凭れさせると、西の方角を見つめた。
乾は「そうかよ」と大きく息を吐いた。
「まあ……壮観だわな……ここで死ぬのも、悪くねえ……」
馬鹿言うなよ、と渥美は乾を睨んだ。
「……元気だな、渥美は」
河野が呆れたように言う。
「乾はここで休んでいろ。ドームを探す。渥美、行けるな? 斎藤も行けるか?」
「河野さんこそ休んでてください。僕が行きます」
寛人は腰を浮かした。その瞬間、がくりと膝をつく。
愕然とした。膝が震えて、まるっきり力が入らなかった。
河野は微かに笑った。
「柚木は乾についていてくれ」
「でも……」
「大丈夫だ。――なんだか、急に楽になったんだ」
えっ、と寛人は河野を見上げた。
楽になったとは――どうゆうことだ。
河野の顔色は悪いままだったが、確かに疲れはそれほど感じていないようだった。
「よくなってきてるんじゃないですか? よかったですねえ」
斎藤が乾の荷物をおろしながら言った。
(回復――したのか?)
河野の体力が、住血吸虫症に勝ったのだろうか。
(――それは……ありえない)
戦前の資料によれば、住血吸虫症は感染しても死に至るのは十数パーセント程度と言われている。重症化する場合もあるが、まったく症状が出ずに終わる場合も、下痢や発熱といった初期症状で済む場合もあった。だがそれはあくまで戦前のデータによるもので、寛人が見てきた地上調査隊の重症化率は百パーセントだった。
回復するはずがない――ではどうして、河野は楽になったのだ。
不意に、寛人の脳裏に茸に寄生された男が過った。
(……日本住血吸虫が、戦前のものから形質が大きく変異しただけでなく、痛みなどの感覚を司る神経系をコントロールするすべを獲得していたとしたら……)
宿主が痛みなく動き回れるなら、より広範囲に繁殖できる。あの寄生茸のように。
ならば、河野が突然動けるようになったということは――住血吸虫が身体から出ていく準備が整ったということではないのだろうか。
(そんな……)
冷たい汗が背筋を伝った。
ついしんどそうな乾のほうにばかり気を取られ、河野の症状の進行に気付かなかった。
河野は体力があるうえに、弱みを見せない性格だ。それをふまえて状態を気にしておくべきだったのに。
「か――河野さん、あの……」
声が震えた。いけない、と口を噤んだところで、河野が「柚木」と低く呟いた。
「まだ動けるうちに、俺にできることをやらせてくれ。乾を頼んだぞ」
寛人は何も言うことができず――乾に目を馳せた。
乾は自分のリュックを抱えるように石柱にもたれ、目を瞑っていた。
呼吸が浅くなっている。――急がなきゃならない。
獣道ですらない道なき道だった。険しく、きつい傾斜で足場もほとんどない。
密生した木々の隙間を身をよじって通り抜け、枝を潜り、木の根を跨ぎ――ただひたすら登るという動作を続ける。
滑る衝撃にも転ぶ痛みにも慣れた。体中が痛みを通り越して麻痺している。だが、徐々に増す脚の重みばかりは寛人を苦しめ続けた。
はあ、はあ。
はあ、はあ、はあ。
周囲には虫や鳥の鳴き声や葉擦れの音があふれているというのに、呼吸音だけがやたらと耳についた。この場では異音だからであろうか。
寛人は、目の前の河野の背嚢だけを見つめて黙々と進んだ。
「……もう無理だ。置いていってくれ」
乾の掠れた呟きに、寛人は我に返った。
「こんなところで置いていけるかよっ。帰ったら姉貴を紹介してやるから。だから頑張れよ 」
寛人は、身体を傾けるようにして後ろに目を向けた。
倒れた大樹の幹を挟んで、渥美が乾を引っ張り上げていた。道が細すぎて肩を貸すことすらできないのだ。
寛人が余裕をなくして自分のことしか考えていない中、渥美はずっと乾を励まし続け、助けていた――今さらのようにそのことに気付き、寛人は恥じた。
かといって、渥美に代わるとは言えなかった。自分がつぶれてしまったら余計迷惑がかかる。
情けなかった。一年以上かけて周到に準備をしてきたつもりだったのに、肝心の体力をつけてこなかったなんて。
寛人はがくがくと震える脚を励まして引き返し、渥美と一緒に乾の腕を掴んだ。
「い……乾さん、ほら、頑張りましょう。……もうちょっとですから」
息を切らしながらなんとか言葉を紡ぐ。
「全部終わったら、地下都市でみんなで集まるなんてどうですか? せっかくご縁ができたんだから……」
「居住区が違えんだから無理だろうが……」
うつろな目を向けた乾に、寛人はにこっと笑ってみせた。
「なんとか会いに行きます。……だからさっさと終わらせて帰りましょう」
「……渥美の姉ちゃんに会うよりは、現実味があるな」
乾は微かに笑った。幹に身体を乗り上げた一瞬――乾は顔を歪め、腹部を庇うような仕草をした。
乾は脂汗を浮かべながら、歯を食いしばってなんとか大樹の幹を乗り越えた。
解熱鎮痛剤があれば――浮かんだ言葉を、寛人は飲み込む。
(……既定の処方量を半分に減らして飲むという手もあったんじゃないのか?)
今さらそんなことを思っても、どうしようもない。なのに、後悔ばかりが胸の内を過ってゆく。
「ほらほら柚木くん、進んで。乾くんのやる気が保ってるうちに」
殿の斎藤が平坦な声で急かした。斎藤は左肩に乾の背嚢を引っ掛け、右手は常に腰に提げたナイフのあたりをさまよわせている。絶えず周囲の気配に神経を研ぎ澄ませているようだった。こんなきつい登りを進みながら緊張感を途切れさせない精神力にはひたすら驚くばかりである。
前方に目を向けると、河野が足をとめて待ってくれていた。遠目にも肩が上下している。真っ白だった合服は泥や枝葉を擦ったように汚れていた。
木々や枝葉で塞がった難路を切り開いてくれている河野に至っては、言葉もない。河野は感染しているのだ。そうとう苦しいだろうに、弱音ひとつ漏らすことなく一番しんどい役割を引き受けてくれている。感謝以上に――申し訳ない思いだった。
自分ができることといえば、せめて足手まといにならないことだけだ。
寛人は渥美の荷をゆすりあげ、重い足を持ち上げた。
ただ――ひたすら前に進む。
身体の感覚も時間の感覚もすっかり失われ、寛人は、ただ機械的に脚を動かすだけの無機物のような気分だった。
思考はほぼ停止していた。人はこんなにも無になれるものなのか。怒りに囚われたり絶望できるのは、余裕があるからなのだ。
急にあたりが明るくなり始め、寛人の意識は久しぶりに周囲に向けられた。いつのまにか空を覆う木々はまばらになり、下草の背も低くなっていた。
逆光で影となった河野が振り返り、声をあげた。
「――頂上だ」
なんだか夢の世界から引き戻されたような気持ちになって立ち尽くしていると、河野が引き返してきた。息を切らしながら、寛人の腕を掴んで引っ張った。
「あと一息だ。頑張れ」
袖をまくった河野の丈夫そうな腕は、打ち傷や切り傷で無惨なありさまだった。寛人は泣きたくなった。
スプーンで掬い取ったような急斜面をやっと這い上がると、そこは平地だった。背の高い下草が生い茂り、黄色や白の小花がところどころに咲いている。
高尾山頂――そう墨書された石柱の元で、寛人は倒れ込むように膝をついた。
河野は背嚢を寛人に預けると、早々に引き返していった。乾に手を貸しに行ったのだろう。
寛人はもう一歩も動ける気がしなかった。
やっと呼吸が落ち着いたところで、なんとなく石柱を見上げた。
(五九九点一五メートル……)
石柱には標高が記されていた。もう少しで切りよく六百メートルだったのに――なんだか惜しい気がしたが、山にとっては人間が勝手に定めた単位なんて何の意味もないものだ。
疲弊した頭でそんなことを考えていると、背後で渥美の声が響いた。
「見ろよ、乾さん。関東平野が一望だぜ! すげえ景色だ! 」
「……ただの森じゃねえか。ヘリで見ただろうがよ……」
渥美と河野に支えられながら歩く、乾の姿が目に入った。一歩遅れて、斎藤が後ろを歩いている。
皆、汚れてひどい姿だった。たった七百五十メートルの道程だったというのに、何十キロもの密林を歩いてきたようだった。
「反対側は山だな。――ああ、富士山が見える」
渥美は乾を石柱に凭れさせると、西の方角を見つめた。
乾は「そうかよ」と大きく息を吐いた。
「まあ……壮観だわな……ここで死ぬのも、悪くねえ……」
馬鹿言うなよ、と渥美は乾を睨んだ。
「……元気だな、渥美は」
河野が呆れたように言う。
「乾はここで休んでいろ。ドームを探す。渥美、行けるな? 斎藤も行けるか?」
「河野さんこそ休んでてください。僕が行きます」
寛人は腰を浮かした。その瞬間、がくりと膝をつく。
愕然とした。膝が震えて、まるっきり力が入らなかった。
河野は微かに笑った。
「柚木は乾についていてくれ」
「でも……」
「大丈夫だ。――なんだか、急に楽になったんだ」
えっ、と寛人は河野を見上げた。
楽になったとは――どうゆうことだ。
河野の顔色は悪いままだったが、確かに疲れはそれほど感じていないようだった。
「よくなってきてるんじゃないですか? よかったですねえ」
斎藤が乾の荷物をおろしながら言った。
(回復――したのか?)
河野の体力が、住血吸虫症に勝ったのだろうか。
(――それは……ありえない)
戦前の資料によれば、住血吸虫症は感染しても死に至るのは十数パーセント程度と言われている。重症化する場合もあるが、まったく症状が出ずに終わる場合も、下痢や発熱といった初期症状で済む場合もあった。だがそれはあくまで戦前のデータによるもので、寛人が見てきた地上調査隊の重症化率は百パーセントだった。
回復するはずがない――ではどうして、河野は楽になったのだ。
不意に、寛人の脳裏に茸に寄生された男が過った。
(……日本住血吸虫が、戦前のものから形質が大きく変異しただけでなく、痛みなどの感覚を司る神経系をコントロールするすべを獲得していたとしたら……)
宿主が痛みなく動き回れるなら、より広範囲に繁殖できる。あの寄生茸のように。
ならば、河野が突然動けるようになったということは――住血吸虫が身体から出ていく準備が整ったということではないのだろうか。
(そんな……)
冷たい汗が背筋を伝った。
ついしんどそうな乾のほうにばかり気を取られ、河野の症状の進行に気付かなかった。
河野は体力があるうえに、弱みを見せない性格だ。それをふまえて状態を気にしておくべきだったのに。
「か――河野さん、あの……」
声が震えた。いけない、と口を噤んだところで、河野が「柚木」と低く呟いた。
「まだ動けるうちに、俺にできることをやらせてくれ。乾を頼んだぞ」
寛人は何も言うことができず――乾に目を馳せた。
乾は自分のリュックを抱えるように石柱にもたれ、目を瞑っていた。
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