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第六章 地上調査
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あれだけあった蛙肉は五人の男によりあらかた平らげられた。
解体された蛙の残骸の前で屈み込む渥美に、河野が声をかけた。
「――渥美、何してる?」
「膏を集めてんだよ」
渥美はナイフの背で蛙の皮をしごいていた。こそげ取った膏を、鉄の小鉢に落としてゆく。
「それは――お鈴じゃないか」
「薬王院の瓦礫の中で拾ったんだ」
仏具だぞ、と河野は呆れたように言った。
「塵になってるよりいいだろ」
続いて渥美が背嚢から取り出したものを見て、河野はぎょっとした。
保存袋に入った二十匹あまりの芋虫だった。
「……それ、どうするつもりだよ……」
乾が凍りついたように呟いた。
「道々な、美味そうなのを集めてたんだ。炒って食おうぜ」
渥美は枝を井型に組むと、中に火のついた薪を入れて上に鈴を置いた。熱で溶けだした脂の中に、芋虫を袋からばらばらと投入する。
「ちゃんと樹液や花の蜜を主食にしてるやつを選んで獲ってきたから。土に潜ってるやつはだめなんだよな、臭くて食えたもんじゃなくってさ」
「虫なんか食えるかよ!」
顔をこわばらせた乾に、渥美はきょとんと目を向ける。
「何言ってんだよ。昆虫は貴重な蛋白質なんだぜ。脊椎動物よりも蛋白質の含有量や質が高いし、食物繊維やアミノ酸、銅、鉄分、マグネシウム、リン、セレン、亜鉛などの栄養分もたくさんとれる。なにより美味いしな」
鈴を掻き回す渥美に、乾は――冗談じゃねえ、と吐き捨てた。
「乾くん。我々が毎日食べている完全食バーの原料は大豆と昆虫ですよ。味よく、増えやすく品種改良したバッタをすりつぶして固めたものです」
斎藤が残った蛙肉の串をひっくり返して炙りながら言った。
乾はあからさまにショックを受けたような顔をした。
「虫食わされてたってのかよ!? 冗談だろ。信じねえぞ俺は」
「確かですよ。私、食用バッタをひたすら育てて増やすレーンで働いていましたから」
刑務作業でね――そう言った斎藤に、乾は目を向けた。
「刑務作業?」
斎藤、と河野が口を挟んだ。
「言う必要はない」
「いいですよ別に。私はね、現在服役中の身なんです。地上調査には囚人枠で参加してます」
渥美も寛人も、驚いたように斎藤を見た。
「……そう言やぁ、祖父母が山梨って言ったよな。移住者の子孫なら考えてみりゃあ上級労働者なのに、地上調査に参加してんのはおかしいもんな」
「ええ。元は教師でした。中等学校の」
先生かよ――乾があからさまに顔を歪めた。
「なんで捕まったんだ? 生徒に手を出したとか?」
「は? 子供相手に? そんなわけないでしょう」
殺人ですよ――斎藤は平坦な声音で言った。斎藤、と河野は憮然とする。
「殺したのは両手の指じゃ足りないくらいです。ちなみに一人目は同僚の教師で。迫られ――というか、お断りしたら逆上されましてね。これ幸いと殺ってしまいました。またとない良い機会で……衝動が押さえられず――」
斎藤はじっと手のひらを見た。
これ幸いとじゃねえよ、殺人かよ――乾は呆れたような口調で腕を組んだ。
「まあ娑婆ではそれ一件です。あとは刑務所内ですね。囚人には自暴自棄の人も多いですから、私みたいな一見ひ弱そうなタイプは鬱憤を晴らす対象に見られやすい。で、向かってこられた方々にことごとく手をかけていました。プロフィールに犯罪歴――ずらっと並んでいたでしょう?」
斎藤は河野に目を向けた。
河野は言いにくそうに咳払いをすると――さあなと呟いた。
「ちゃんと服役し罪を償ったなら、それ以前のことは不問に伏す」
「河野くん、真面目だし甘いなあ。駄目ですよ。書いてある情報はすべて参考にしなきゃあ。まあ私の経歴を見ながらも他の隊員と公平に接してもらえたのは河野さんが初めてですよ。――刑務所では河野さんのような善良な看守は少数派でね。一様に苛々していて私語一つで殴るような理不尽な輩ばかりでした。でもね、囚人を殺しても怒られないんですよ。刑期は伸びますが。そもそも犯罪者を飼っとく余裕は地下都市にはありませんでしょうから、タダ飯食いが減ったと喜ばれていたのかもしれませんね。便宜を払ってもらったりしてましたし。――まあでも、さすがに人数が二桁に乗ったくらいで刑務所内でも名が売れてしまって、誰も近づいてこなくなりましてね」
それでフラストレーションが溜まってねぇ――斎藤は焚火の炎をじっと見つめた。
「そこで気づいたんです。地上ならば大手を振って生き物を殺められると。そのために地上調査隊に志願したんですが――実際の捕食生物は想像を超えていました。良い意味でね。求めていた世界はここにあるのだと」
「……わかる」
小枝で鈴をかき回しながら渥美が呟いた。
「いや、殺人衝動とかじゃないからな。――ただ、斎藤さんが地上に自分の居場所を見つけたって気持ちがわかるんだ。ほら、地下都市には日本人らしい日本人しかいないだろ。俺は見てくれがこんなんだから、歪な生き物たちに混じって生きていけたらってずっと思ってた」
ああそれなら――斎藤は渥美に目を向けた。
「渥美くん、私と地上で一緒に暮らしませんか? 私が命を張って食料を狩ってきますから。渥美くんは地上生物の造詣も深いですし、利害も一致しているでしょう」
真顔で問う斎藤に、渥美は「斎藤さんと二人はちょっと……」と片頬を引き攣らせると、鈴に視線を落とした。
「そろそろ頃合いだな」
鈴の中では幼虫がこうばしげに色づいていた。渥美はその中の一匹を串で突き刺し、ぱくっと口に入れた。
乾は「うっ」と硬く目をつむって顔をそらす。
「うん、いける。――ほら河野さん。甘いもん食うと疲れも取れるから」
「いや、俺は――」
「頂きましょう」
身を引いた河野のかわりに、斎藤が串を受け取った。躊躇なく口に入れ噛みしだくと――美味しいですねと表情一つ変えずに言った。
「柚木も食えよな。斎藤さんの証言だけじゃ美味いって誰も信じてくれねえだろ」
渥美に圧をかけられ、寛人は串を受け取った。暫しの逡巡の後、思い切って口に入れる。
「あ――甘い」
寛人は驚いたように目を見開いた。
「河野さん、大丈夫ですよ。甘くて香ばしい。すごくおいしい」
「……いや、柚木。問題は味じゃないんだぞ」
ほら、と渥美に串を握らされ――河野は意を決したように口に放り込んだ。噛まずにごくりと丸呑みすると、はーっと大きく息を吐いた。
斎藤が二匹目の幼虫を嚙みながら「頑張りましたね」と河野を労った。
「乾さん、食わねえの?」
乾は耐えきれないという風に俯いた。
「俺はもう――蛙で腹いっぱいだわ」
傾きつつある太陽が血のような色を放ちはじめていた。
「……目ぇあけてらんねえな」
渥美が呟き、寛人もその眩しさに目を眇めた。
地下都市も十七時から十八時の間は空が赤く染まる。それが夕焼けと教えられてきた。
本物はまるで別物だ。この世の終末のような凄まじい美しさだった。
寛人は東の空に滲む紫色を見つめながら、あれが夜の端っこだろうかと思っていると――ふいに河野が両手を合わせ、「ご馳走様でした」と呟いた。
「……今夜はここで休ませてもらおう」
山頂を背にした奥の院は、黒々としたシルエットと化していた。
解体された蛙の残骸の前で屈み込む渥美に、河野が声をかけた。
「――渥美、何してる?」
「膏を集めてんだよ」
渥美はナイフの背で蛙の皮をしごいていた。こそげ取った膏を、鉄の小鉢に落としてゆく。
「それは――お鈴じゃないか」
「薬王院の瓦礫の中で拾ったんだ」
仏具だぞ、と河野は呆れたように言った。
「塵になってるよりいいだろ」
続いて渥美が背嚢から取り出したものを見て、河野はぎょっとした。
保存袋に入った二十匹あまりの芋虫だった。
「……それ、どうするつもりだよ……」
乾が凍りついたように呟いた。
「道々な、美味そうなのを集めてたんだ。炒って食おうぜ」
渥美は枝を井型に組むと、中に火のついた薪を入れて上に鈴を置いた。熱で溶けだした脂の中に、芋虫を袋からばらばらと投入する。
「ちゃんと樹液や花の蜜を主食にしてるやつを選んで獲ってきたから。土に潜ってるやつはだめなんだよな、臭くて食えたもんじゃなくってさ」
「虫なんか食えるかよ!」
顔をこわばらせた乾に、渥美はきょとんと目を向ける。
「何言ってんだよ。昆虫は貴重な蛋白質なんだぜ。脊椎動物よりも蛋白質の含有量や質が高いし、食物繊維やアミノ酸、銅、鉄分、マグネシウム、リン、セレン、亜鉛などの栄養分もたくさんとれる。なにより美味いしな」
鈴を掻き回す渥美に、乾は――冗談じゃねえ、と吐き捨てた。
「乾くん。我々が毎日食べている完全食バーの原料は大豆と昆虫ですよ。味よく、増えやすく品種改良したバッタをすりつぶして固めたものです」
斎藤が残った蛙肉の串をひっくり返して炙りながら言った。
乾はあからさまにショックを受けたような顔をした。
「虫食わされてたってのかよ!? 冗談だろ。信じねえぞ俺は」
「確かですよ。私、食用バッタをひたすら育てて増やすレーンで働いていましたから」
刑務作業でね――そう言った斎藤に、乾は目を向けた。
「刑務作業?」
斎藤、と河野が口を挟んだ。
「言う必要はない」
「いいですよ別に。私はね、現在服役中の身なんです。地上調査には囚人枠で参加してます」
渥美も寛人も、驚いたように斎藤を見た。
「……そう言やぁ、祖父母が山梨って言ったよな。移住者の子孫なら考えてみりゃあ上級労働者なのに、地上調査に参加してんのはおかしいもんな」
「ええ。元は教師でした。中等学校の」
先生かよ――乾があからさまに顔を歪めた。
「なんで捕まったんだ? 生徒に手を出したとか?」
「は? 子供相手に? そんなわけないでしょう」
殺人ですよ――斎藤は平坦な声音で言った。斎藤、と河野は憮然とする。
「殺したのは両手の指じゃ足りないくらいです。ちなみに一人目は同僚の教師で。迫られ――というか、お断りしたら逆上されましてね。これ幸いと殺ってしまいました。またとない良い機会で……衝動が押さえられず――」
斎藤はじっと手のひらを見た。
これ幸いとじゃねえよ、殺人かよ――乾は呆れたような口調で腕を組んだ。
「まあ娑婆ではそれ一件です。あとは刑務所内ですね。囚人には自暴自棄の人も多いですから、私みたいな一見ひ弱そうなタイプは鬱憤を晴らす対象に見られやすい。で、向かってこられた方々にことごとく手をかけていました。プロフィールに犯罪歴――ずらっと並んでいたでしょう?」
斎藤は河野に目を向けた。
河野は言いにくそうに咳払いをすると――さあなと呟いた。
「ちゃんと服役し罪を償ったなら、それ以前のことは不問に伏す」
「河野くん、真面目だし甘いなあ。駄目ですよ。書いてある情報はすべて参考にしなきゃあ。まあ私の経歴を見ながらも他の隊員と公平に接してもらえたのは河野さんが初めてですよ。――刑務所では河野さんのような善良な看守は少数派でね。一様に苛々していて私語一つで殴るような理不尽な輩ばかりでした。でもね、囚人を殺しても怒られないんですよ。刑期は伸びますが。そもそも犯罪者を飼っとく余裕は地下都市にはありませんでしょうから、タダ飯食いが減ったと喜ばれていたのかもしれませんね。便宜を払ってもらったりしてましたし。――まあでも、さすがに人数が二桁に乗ったくらいで刑務所内でも名が売れてしまって、誰も近づいてこなくなりましてね」
それでフラストレーションが溜まってねぇ――斎藤は焚火の炎をじっと見つめた。
「そこで気づいたんです。地上ならば大手を振って生き物を殺められると。そのために地上調査隊に志願したんですが――実際の捕食生物は想像を超えていました。良い意味でね。求めていた世界はここにあるのだと」
「……わかる」
小枝で鈴をかき回しながら渥美が呟いた。
「いや、殺人衝動とかじゃないからな。――ただ、斎藤さんが地上に自分の居場所を見つけたって気持ちがわかるんだ。ほら、地下都市には日本人らしい日本人しかいないだろ。俺は見てくれがこんなんだから、歪な生き物たちに混じって生きていけたらってずっと思ってた」
ああそれなら――斎藤は渥美に目を向けた。
「渥美くん、私と地上で一緒に暮らしませんか? 私が命を張って食料を狩ってきますから。渥美くんは地上生物の造詣も深いですし、利害も一致しているでしょう」
真顔で問う斎藤に、渥美は「斎藤さんと二人はちょっと……」と片頬を引き攣らせると、鈴に視線を落とした。
「そろそろ頃合いだな」
鈴の中では幼虫がこうばしげに色づいていた。渥美はその中の一匹を串で突き刺し、ぱくっと口に入れた。
乾は「うっ」と硬く目をつむって顔をそらす。
「うん、いける。――ほら河野さん。甘いもん食うと疲れも取れるから」
「いや、俺は――」
「頂きましょう」
身を引いた河野のかわりに、斎藤が串を受け取った。躊躇なく口に入れ噛みしだくと――美味しいですねと表情一つ変えずに言った。
「柚木も食えよな。斎藤さんの証言だけじゃ美味いって誰も信じてくれねえだろ」
渥美に圧をかけられ、寛人は串を受け取った。暫しの逡巡の後、思い切って口に入れる。
「あ――甘い」
寛人は驚いたように目を見開いた。
「河野さん、大丈夫ですよ。甘くて香ばしい。すごくおいしい」
「……いや、柚木。問題は味じゃないんだぞ」
ほら、と渥美に串を握らされ――河野は意を決したように口に放り込んだ。噛まずにごくりと丸呑みすると、はーっと大きく息を吐いた。
斎藤が二匹目の幼虫を嚙みながら「頑張りましたね」と河野を労った。
「乾さん、食わねえの?」
乾は耐えきれないという風に俯いた。
「俺はもう――蛙で腹いっぱいだわ」
傾きつつある太陽が血のような色を放ちはじめていた。
「……目ぇあけてらんねえな」
渥美が呟き、寛人もその眩しさに目を眇めた。
地下都市も十七時から十八時の間は空が赤く染まる。それが夕焼けと教えられてきた。
本物はまるで別物だ。この世の終末のような凄まじい美しさだった。
寛人は東の空に滲む紫色を見つめながら、あれが夜の端っこだろうかと思っていると――ふいに河野が両手を合わせ、「ご馳走様でした」と呟いた。
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