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第五章 本間通運
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「あの、その前に――ひとつ聞いてもいいですか」
唐突に言った美月に、真野岐は興がそがれたようにむっと睨んだ。
「なんだよ」
「エンプセルって……そもそも何?」
真野岐は一瞬ぽかんとし、呆れたように言った。
「あんた、自分がどうゆうもんか知らねえのか? 柚木さん、教えてねえのかよ?」
美月は頷いた。エンプセルという言葉すら、今日初めて聞いたくらいなのだ。
真野岐は舌打ちすると、「しょうがねえな――ちょっとこっち来い」と手招きした。
美月が立ち竦んでいると、真野岐は苛立たし気にばんばんとベッドの上を叩いた。
「教えてやるから。まずは座れよ」
美月はおずおずとベッドの端に腰を掛けた。真野岐はそれを斜に見やり、荷物からサバイバルナイフを取り出した。そして美月の隣に座りなおし、鞘から刃を抜いた。
青紙鋼の煌めきに美月は息を飲む。
「痛みは――感じるんだったか。じゃあ我慢しろよ」
「な、何するの……」
思わず腰の引けた美月の腕をつかむと、片手で器用にナイフを持ち直した。
「暴れんなよな。軽くだ、軽く」
真野岐はナイフの先を美月の手の甲に押し当てると、スーッと縦に引いた。
「い――痛いっ」
傷口からじわっと血がにじみ出て、シーツに滴る。
真野技はナイフの刃をぺろりと舐めた。
「見てな。――あっという間だから」
ひりつく痛みに耐えながら、言われるがままに手の甲を見つめる。
しばらくすると、真っ赤な傷はみるみるうちに薄くなっていった。
美月は目を見開く。シーツの血痕も赤い色を失ってゆき、薄緑のゼリー状に変わっていった。
(涙と一緒だ)
痛みはいつの間にか消えていた。
「見たか? これがエンプセルだ。傷だけじゃねえ。首を切っても元に戻るし――死なねえそうだ」
真野岐は美月の手の甲を指の腹でこすり――はは、と笑った。
「俺も初めて見たがすげえな。ほんとに跡形もなく治るんだな」
あまりのことに美月は呆けたように手の甲を見つめた。
「何驚いてんだ? ほんとに今、知ったのか? 柚木さんに大事に守られて傷ひとつおわず今日まできたのかよ?」
「私……死なないの……?」
呆然と呟く美月を、真野岐はじっと見つめた。
「なあ――エンプセルの肉、食わしてくれよ」
「え?」
美月は思わず真野岐の顔をまともに見返した。一瞬、言葉の意味がわからなかったのだ。
真野岐が顔を寄せてきた。
「あんた――すげえいい匂いすんだよなあ。初めて見た時から、食いたくって食いたくってたまんなかったよ。どこの部位でもいいんだ。あんたが選んでくれていい。頬肉でも、肩肉でも……背肉、腹肉、股、脛――」
真野岐の目線が肌をなぞるように下がってゆく。
(た――食べ物と見られている)
額にじんわりと汗がにじんだ。
「なぁ、いいだろ? こっちはそれだけのリスクを犯すんだぜ? それに――寛人くんに会いてえんだろ」
美月ははっと顔を上げた。
怯えたような眼差しが一変して挑むような強さを宿したさまに――真野岐はにんまりと笑った。
「痛みは一瞬だ。すぐに再生するからな」
「ま――待って」
ちょっと待って、と美月は言った。
「あの、私から離れた部分は緑のべとべとになっちゃうの。ゼリーみたいな。だから……お肉が食べたいのなら、期待に添えられないと思う……」
「原型にはすぐに戻る訳じゃねえだろ? 噛んで飲み込むまでの間、保てばいいんだよ」
真野岐は苛立ったように手の中でナイフをくるくると回した。
ナイフの刃が光を跳ね返すさまを見ながら、美月は恐怖が腹の底からせり上がってくるのを感じた。
それはどれだけの痛みを伴うのか。ちょっと手を傷つけただけで、こんなにも痛いのに。
(でも……我慢すれば寛人に会える。……すぐ治るんだし……)
すぐというのはどれくらいだろうか。何秒――それとも何分耐えればいいのか。
恐怖に嗚咽が漏れそうになり、美月はぐっと歯を食いしばった。
その時。真野岐が痺れを切らしたように美月の肩を強くついた。美月はベッドの上に仰向けに倒れ、真野岐はその上に馬乗りになる。
「ま……待って……!」
「――いやもう待てねえ」
頭をつかまれ、ベッドに押し付けられた。美月はその手をつかんだが、びくともしなかった。
「そもそも肉に忖度すること自体が馬鹿げてんだ。あんたが柚木さんの所有物じゃなけりゃとっくにバラして食っちまってる。主はな、この世のすべてのものを人間に与えられたんだ。――地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、すべての生きて動くものはあなたがたの食物となるであろうと――」
真野岐は美月の喉元にナイフを突きつけた。
「――俺を満たすのはお前の義務だ」
怒気と餓えが綯交ぜになった眼差しに射すくめられ――美月は震えあがった。
その時――。突然、部屋の電気がついた。
あまりの眩しさに、美月は目を眇める。
「そこまでだ、真野技さん」
真野技の手の隙間から何とか視線を馳せると、 戸口に竹流が立っていた。
「出エジプト記二十二章にはこう記されている。牛一頭を盗めば牛五頭で、羊一頭を盗めば羊四頭で償わなければならない。エンプセルを盗めば――エンプセル何体分で償うことになるんだろうな?」
「ゆ――柚木さん……」
真野岐は愕然と呟いた。
「……何すかこのタイミングで登場って。ずっと見てたんすか?」
「見てたな」
唖然とする真野岐に、竹流はにやっと笑った。
「俺は責めてるわけじゃねえよ。むしろこっちが謝んなきゃならねえくらいだ。エンプセル効果についてな、もっとちゃーんと説明しとかなかった俺が悪いんだからなぁ」
竹流はすたすたとベッドに近づいてくると、真野岐の肩をぽんぽんと叩き、その顔を覗き込んだ。
「な、俺のエンプセルには抗えねえだろ? だから抑制剤買っとけって言ったんだ。年長者の言うことはよく聞いとくもんだな」
「美人局かよ……」
真野岐はがっくりと首を落として深く溜め息をつき、ようやく美月から離れた。
「買います。薬もマスクも」
まいどあり、と竹流は錠剤のシートとフィルターマスクを差し出した。
「……すでに用意して持っていたところがいやらしいっすね」
真野岐は呆れたように竹流を見やる。
「まあそう言うなよ。そんな交感神経滾らせた状態でも、このエンプセル効果抑制剤を飲めばきっちり安眠できるぜ。ちゃんと寝れなきゃ下山はきついからなぁ」
竹流は、ベッドの上でへたり込んだままの美月に目をやった。
「こっちに来い、美月」
竹流は美月の腕をつかむとベッドから引き下ろした。
よろめく美月を引きずるようにしてドアまでくると、くるりと振り向く。
「じゃあまた明日な。おやすみ、真野岐さん」
ドアを出るなり、竹流はぱっと腕を離した。
美月はぐっと歯を食いしばる。――薬を売りつけるために、平然と見ていたのか。
ひどい――そう思った瞬間、竹流はぐるりと振り返った。その目が怒りに燃えていて、美月はぎょっとした。
「お前、こんな時間にどうして真野岐さんの部屋にいたんだ?」
それは寛人に会うためだ――無言で見つめる美月を、竹流は激しく睨み返した。
「……言わねえ気かよ。まあいいだろう。お前は俺のもんだからな。俺が、俺のために作った俺だけのものだ。こんど勝手しやがったら――ぶっ殺してやる」
竹流の怒りにひるみそうになりながらも、美月はぐっとこらえて見返した。
踵を返した竹流の背中は怒りが滾っていた。それを見ながら強く思う。
(絶対、絶対に地下都市に行ってみせる――)
唐突に言った美月に、真野岐は興がそがれたようにむっと睨んだ。
「なんだよ」
「エンプセルって……そもそも何?」
真野岐は一瞬ぽかんとし、呆れたように言った。
「あんた、自分がどうゆうもんか知らねえのか? 柚木さん、教えてねえのかよ?」
美月は頷いた。エンプセルという言葉すら、今日初めて聞いたくらいなのだ。
真野岐は舌打ちすると、「しょうがねえな――ちょっとこっち来い」と手招きした。
美月が立ち竦んでいると、真野岐は苛立たし気にばんばんとベッドの上を叩いた。
「教えてやるから。まずは座れよ」
美月はおずおずとベッドの端に腰を掛けた。真野岐はそれを斜に見やり、荷物からサバイバルナイフを取り出した。そして美月の隣に座りなおし、鞘から刃を抜いた。
青紙鋼の煌めきに美月は息を飲む。
「痛みは――感じるんだったか。じゃあ我慢しろよ」
「な、何するの……」
思わず腰の引けた美月の腕をつかむと、片手で器用にナイフを持ち直した。
「暴れんなよな。軽くだ、軽く」
真野岐はナイフの先を美月の手の甲に押し当てると、スーッと縦に引いた。
「い――痛いっ」
傷口からじわっと血がにじみ出て、シーツに滴る。
真野技はナイフの刃をぺろりと舐めた。
「見てな。――あっという間だから」
ひりつく痛みに耐えながら、言われるがままに手の甲を見つめる。
しばらくすると、真っ赤な傷はみるみるうちに薄くなっていった。
美月は目を見開く。シーツの血痕も赤い色を失ってゆき、薄緑のゼリー状に変わっていった。
(涙と一緒だ)
痛みはいつの間にか消えていた。
「見たか? これがエンプセルだ。傷だけじゃねえ。首を切っても元に戻るし――死なねえそうだ」
真野岐は美月の手の甲を指の腹でこすり――はは、と笑った。
「俺も初めて見たがすげえな。ほんとに跡形もなく治るんだな」
あまりのことに美月は呆けたように手の甲を見つめた。
「何驚いてんだ? ほんとに今、知ったのか? 柚木さんに大事に守られて傷ひとつおわず今日まできたのかよ?」
「私……死なないの……?」
呆然と呟く美月を、真野岐はじっと見つめた。
「なあ――エンプセルの肉、食わしてくれよ」
「え?」
美月は思わず真野岐の顔をまともに見返した。一瞬、言葉の意味がわからなかったのだ。
真野岐が顔を寄せてきた。
「あんた――すげえいい匂いすんだよなあ。初めて見た時から、食いたくって食いたくってたまんなかったよ。どこの部位でもいいんだ。あんたが選んでくれていい。頬肉でも、肩肉でも……背肉、腹肉、股、脛――」
真野岐の目線が肌をなぞるように下がってゆく。
(た――食べ物と見られている)
額にじんわりと汗がにじんだ。
「なぁ、いいだろ? こっちはそれだけのリスクを犯すんだぜ? それに――寛人くんに会いてえんだろ」
美月ははっと顔を上げた。
怯えたような眼差しが一変して挑むような強さを宿したさまに――真野岐はにんまりと笑った。
「痛みは一瞬だ。すぐに再生するからな」
「ま――待って」
ちょっと待って、と美月は言った。
「あの、私から離れた部分は緑のべとべとになっちゃうの。ゼリーみたいな。だから……お肉が食べたいのなら、期待に添えられないと思う……」
「原型にはすぐに戻る訳じゃねえだろ? 噛んで飲み込むまでの間、保てばいいんだよ」
真野岐は苛立ったように手の中でナイフをくるくると回した。
ナイフの刃が光を跳ね返すさまを見ながら、美月は恐怖が腹の底からせり上がってくるのを感じた。
それはどれだけの痛みを伴うのか。ちょっと手を傷つけただけで、こんなにも痛いのに。
(でも……我慢すれば寛人に会える。……すぐ治るんだし……)
すぐというのはどれくらいだろうか。何秒――それとも何分耐えればいいのか。
恐怖に嗚咽が漏れそうになり、美月はぐっと歯を食いしばった。
その時。真野岐が痺れを切らしたように美月の肩を強くついた。美月はベッドの上に仰向けに倒れ、真野岐はその上に馬乗りになる。
「ま……待って……!」
「――いやもう待てねえ」
頭をつかまれ、ベッドに押し付けられた。美月はその手をつかんだが、びくともしなかった。
「そもそも肉に忖度すること自体が馬鹿げてんだ。あんたが柚木さんの所有物じゃなけりゃとっくにバラして食っちまってる。主はな、この世のすべてのものを人間に与えられたんだ。――地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、すべての生きて動くものはあなたがたの食物となるであろうと――」
真野岐は美月の喉元にナイフを突きつけた。
「――俺を満たすのはお前の義務だ」
怒気と餓えが綯交ぜになった眼差しに射すくめられ――美月は震えあがった。
その時――。突然、部屋の電気がついた。
あまりの眩しさに、美月は目を眇める。
「そこまでだ、真野技さん」
真野技の手の隙間から何とか視線を馳せると、 戸口に竹流が立っていた。
「出エジプト記二十二章にはこう記されている。牛一頭を盗めば牛五頭で、羊一頭を盗めば羊四頭で償わなければならない。エンプセルを盗めば――エンプセル何体分で償うことになるんだろうな?」
「ゆ――柚木さん……」
真野岐は愕然と呟いた。
「……何すかこのタイミングで登場って。ずっと見てたんすか?」
「見てたな」
唖然とする真野岐に、竹流はにやっと笑った。
「俺は責めてるわけじゃねえよ。むしろこっちが謝んなきゃならねえくらいだ。エンプセル効果についてな、もっとちゃーんと説明しとかなかった俺が悪いんだからなぁ」
竹流はすたすたとベッドに近づいてくると、真野岐の肩をぽんぽんと叩き、その顔を覗き込んだ。
「な、俺のエンプセルには抗えねえだろ? だから抑制剤買っとけって言ったんだ。年長者の言うことはよく聞いとくもんだな」
「美人局かよ……」
真野岐はがっくりと首を落として深く溜め息をつき、ようやく美月から離れた。
「買います。薬もマスクも」
まいどあり、と竹流は錠剤のシートとフィルターマスクを差し出した。
「……すでに用意して持っていたところがいやらしいっすね」
真野岐は呆れたように竹流を見やる。
「まあそう言うなよ。そんな交感神経滾らせた状態でも、このエンプセル効果抑制剤を飲めばきっちり安眠できるぜ。ちゃんと寝れなきゃ下山はきついからなぁ」
竹流は、ベッドの上でへたり込んだままの美月に目をやった。
「こっちに来い、美月」
竹流は美月の腕をつかむとベッドから引き下ろした。
よろめく美月を引きずるようにしてドアまでくると、くるりと振り向く。
「じゃあまた明日な。おやすみ、真野岐さん」
ドアを出るなり、竹流はぱっと腕を離した。
美月はぐっと歯を食いしばる。――薬を売りつけるために、平然と見ていたのか。
ひどい――そう思った瞬間、竹流はぐるりと振り返った。その目が怒りに燃えていて、美月はぎょっとした。
「お前、こんな時間にどうして真野岐さんの部屋にいたんだ?」
それは寛人に会うためだ――無言で見つめる美月を、竹流は激しく睨み返した。
「……言わねえ気かよ。まあいいだろう。お前は俺のもんだからな。俺が、俺のために作った俺だけのものだ。こんど勝手しやがったら――ぶっ殺してやる」
竹流の怒りにひるみそうになりながらも、美月はぐっとこらえて見返した。
踵を返した竹流の背中は怒りが滾っていた。それを見ながら強く思う。
(絶対、絶対に地下都市に行ってみせる――)
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