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第四章 国立女性保護施設
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渥美はむっつりと不機嫌もあらわに寮の階段を上る。
後に続く寛人に振り向きもせずに言った。
「先輩の名前、知ってたのかよ」
「社員証を見たからね」
明日には寮中で橋立先輩と妙な噂を立てられると思うとうんざりした。世の中の女性がことごとく国家の厳重管理下に置かれているため、相手が同性でも揶揄の対象になるのだ。
「……なんで俺に盗聴器が仕掛けられてるってわかったんだ」
「盗聴発見機が反応したから」
渥美はぎょっと振り向く。寛人は鞄からトランシーバーのような小型機械を出してみせた。
「パイロットランプが緑だからもう大丈夫。反応があると赤く点滅するんだ」
「――なんでそんなもん持ってんだよ」
「僕自身が常に盗聴器を仕掛けられてるからね。僕は柚木竹流の唯一の親族だから、いつ連絡がくるかもしれないと思われてるんだ。――もちろん普段つけられてる盗聴器は外してきたよ。ショパンの葬送行進曲をエンドレスリピートしているスピーカーの前に置いてきた」
「そんなことしたら外したってばれるだろ」
「いいんだよばれたって。違法なことしてるのは向こうなんだから」
呆気にとられたように見下ろす渥美を、寛人は見上げた。
「盗聴器をつけたまま生活してる人なんてこの地下都市にはたくさんいる。盗聴されてるのを気づいているかいないかの違いだよ」
そんなことを話しているうち、気づけば自室のドアの前に着いていた。
(こいつを部屋に招くなんて――)
どうしてこんなことになったのか。
その時、階下からがやがやと大勢の声が上がってきて、渥美は慌ててドアを開けると、寛人を中に引っ張り込んだ。
「座れよ。ベッドしかねえけど」
敷居の前で突っ立ったままの寛人にそう言い捨てると、渥美は床にどかっとあぐらをかいた。
入社年数の短い研究員の寮室は六畳一間と狭く、渥美は部屋にローテーブルとベッドと本棚くらいしか置いていない。
寛人は遠慮がちにベッドに腰を掛けた。きちんと膝をそろえて視線を膝に落とし――なんだか落ち着かなそうである。
ただ憎らしく思っていたが、こう改めて真向かうと妙な男だと思う。同年代のがさつさがない。歳は十八か十九あたりであるはずなのに、線の細い少年のような雰囲気なのである。
唐突に寛人が目を上げ、視線がかち合った。じっと見ていた渥美は思わずぎくりとし――睨み返した。
「なんだよ。話があるんだろ」
寛人は躊躇したように一瞬言葉を切ると――あの人が見つかった、と言った。
渥美は息を飲んだ。思えば寛人が警察に呼ばれる理由なんて柚木竹流関連のことくらいしかない。
「どこにいたんだ」
「地上だよ。あの後、僕は谷崎警視に呼ばれただろう。曾祖父を捕まえるために地上で捜索活動が行われるらしい。それに僕も参加するように言われたんだ」
やっとか――渥美はぐっとこぶしを握りこむ。
しかし、そのことを報告するために寛人はわざわざ寮にまできたのだろうか。
「逮捕はまだされてないのか?」
そこで寛人は顔を上げた。
「逮捕はされないんだ。あの人は――捕まっても、罰せられないんだよ」
(――なんだって?)
渥美は後ろから殴られたような衝撃を覚えた。衝動的に立ち上がり、寛人の襟首をつかむ。
「罰せられないってどうゆうことだよ!?」
「国はあの人の抗老化技術が欲しいんだ。だから、捕まった後も国の保護の元で研究を続けることになる」
怒りのあまり、足元から震えが立ちのぼってくるほどだった。
「ふ――ふざけんな! あの男は犯罪者だろ!! 許されるなんて……」
「そのとおりだ」
寛人は渥美を見据えた。あらためて見れば、寛人の顔はぎょっとするほど青ざめている。
「あの人が罰も受けずに地下都市でのうのうと研究を続けるなんて絶対に許せない。法が裁いてくれないんなら、自分でやるしかない。警察が捕まえる前にあの人を見つけて――殺す」
おとなしげな寛人の口から出たあまりに物騒な言葉に、渥美は面食らった。
渥美は襟首から手を放した。
「警察より先に見つけるなんて無理だろ……」
「警察が踏み込む前に、曽祖父の居どころを突きとめるために先発隊が派遣されるそうだ。僕はそれに紛れ込むつもりだ」
渥美は唖然とする。
「……ちょっと待てよ。その、先発隊か? どうやって紛れ込むってんだよ。そもそも地上への出入りは厳しく監視されてるだろ」
「方法はある。――君が協力してくれるなら、その方法を教えるよ」
「協力? どうして俺が……!」
声が上擦った。寛人はたたみかけるように言葉を重ねた。
「君も一緒に来て力を貸してほしい。僕一人では無理なんだ」
柚木竹流を殺したいんだろう――そう言って、寛人は渥美を見据えた。
「……何で俺なんだよ」
「僕は地上生物に襲われた隊員を何人も見てきたんだ。君の専門は生物行動学や生態学だろう? 僕は人よりは地上生物には詳しいかもしれないけど、遺伝学や生化学が専門だから。生きてあの人にたどり着くには、君の知識が必要だ」
君は動物が好きだしね、と寛人は言った。
「あの化け猫の処分方法だって二酸化炭素や断頭なら費用も手間かからないのに、あえて安楽死に使うペントバルビタールを選択したじゃないか。ペントバルビタールは向精神薬扱いだから使うのに届けが必要だし、扱いも面倒なのに。――口では残酷なことを言ってたけど、あの地上生物をあわれに思っていたんだろう?」
「……二酸化炭素麻酔した動物の肺を見ると血だらけなんだ。窒息と同じだしな。苦しむのは――可哀想だろ」
「柴田先輩を弄んで食べたのに?」
「それとこれとは別だ。あの地上生物だって無理やり地下都市に連れてこられたんだからな」
ふうん、と寛人は微かに目を細めた。
「僕は溜飲がさがったよ。柴田先輩、嫌いだから」
嫌いだったのか――渥美は意外に思った。
誰に対しても、何の感情も興味も抱かない男だと思っていたのに。
「それに君は、地上生物だけじゃなく、地上の地理や自然環境についてもよく調べてるよね?」
渥美はぎょっとした。
「なんでそれを……」
「君が仇の親族である僕をよく観察していたように、僕だって君のことを調べていたんだ。――渥美、君は地上に行ってみたいんだろう?」
(地上へ――)
心臓が脈打った。
地上に行くのは夢だった。それこそ、物心ついたころからずっと焦がれていたのだ。
窖のような地下都市で、飼われるように生きていかねばならないことに絶望していた。こんな時代に生まれてきたのを恨んだ。あと半世紀早く産まれてこれたならと。
地上にはたくさんの歪な生き物があふれている。人間として歪な姿の自分もそれに混ざって生きてゆきたい――地上生物を相手にする仕事をしながらずっとそう思って生きてきたのだ。
「君ほど協力者の条件に合致した人はいないんだよ。でも一番の理由は、柚木竹流を殺したいっていう目的が一致するってことだ。君が僕のことをものすごく嫌っていることも知ってるよ。僕だって不本意だけど――」
目を伏せた寛人の、長い睫毛を見やる。
不本意は、こっちの台詞だった。
地上に行けるのならーーそして柚木竹流を殺せるのなら、何を捨てても、どうなってもかまわないと思っていた。
だが――。
(――それを叶えるのに、こいつと協力しなければならないなんて)
ずっと憎んできたのだ。
行き場のない怒りや憎しみを寛人にぶつけてなんとかやり過ごしてきた。寛人になんら関係のない、この容姿への好奇の目に対する苛立ちすらも。
そうやって、自己防衛してきたというのに。
後に続く寛人に振り向きもせずに言った。
「先輩の名前、知ってたのかよ」
「社員証を見たからね」
明日には寮中で橋立先輩と妙な噂を立てられると思うとうんざりした。世の中の女性がことごとく国家の厳重管理下に置かれているため、相手が同性でも揶揄の対象になるのだ。
「……なんで俺に盗聴器が仕掛けられてるってわかったんだ」
「盗聴発見機が反応したから」
渥美はぎょっと振り向く。寛人は鞄からトランシーバーのような小型機械を出してみせた。
「パイロットランプが緑だからもう大丈夫。反応があると赤く点滅するんだ」
「――なんでそんなもん持ってんだよ」
「僕自身が常に盗聴器を仕掛けられてるからね。僕は柚木竹流の唯一の親族だから、いつ連絡がくるかもしれないと思われてるんだ。――もちろん普段つけられてる盗聴器は外してきたよ。ショパンの葬送行進曲をエンドレスリピートしているスピーカーの前に置いてきた」
「そんなことしたら外したってばれるだろ」
「いいんだよばれたって。違法なことしてるのは向こうなんだから」
呆気にとられたように見下ろす渥美を、寛人は見上げた。
「盗聴器をつけたまま生活してる人なんてこの地下都市にはたくさんいる。盗聴されてるのを気づいているかいないかの違いだよ」
そんなことを話しているうち、気づけば自室のドアの前に着いていた。
(こいつを部屋に招くなんて――)
どうしてこんなことになったのか。
その時、階下からがやがやと大勢の声が上がってきて、渥美は慌ててドアを開けると、寛人を中に引っ張り込んだ。
「座れよ。ベッドしかねえけど」
敷居の前で突っ立ったままの寛人にそう言い捨てると、渥美は床にどかっとあぐらをかいた。
入社年数の短い研究員の寮室は六畳一間と狭く、渥美は部屋にローテーブルとベッドと本棚くらいしか置いていない。
寛人は遠慮がちにベッドに腰を掛けた。きちんと膝をそろえて視線を膝に落とし――なんだか落ち着かなそうである。
ただ憎らしく思っていたが、こう改めて真向かうと妙な男だと思う。同年代のがさつさがない。歳は十八か十九あたりであるはずなのに、線の細い少年のような雰囲気なのである。
唐突に寛人が目を上げ、視線がかち合った。じっと見ていた渥美は思わずぎくりとし――睨み返した。
「なんだよ。話があるんだろ」
寛人は躊躇したように一瞬言葉を切ると――あの人が見つかった、と言った。
渥美は息を飲んだ。思えば寛人が警察に呼ばれる理由なんて柚木竹流関連のことくらいしかない。
「どこにいたんだ」
「地上だよ。あの後、僕は谷崎警視に呼ばれただろう。曾祖父を捕まえるために地上で捜索活動が行われるらしい。それに僕も参加するように言われたんだ」
やっとか――渥美はぐっとこぶしを握りこむ。
しかし、そのことを報告するために寛人はわざわざ寮にまできたのだろうか。
「逮捕はまだされてないのか?」
そこで寛人は顔を上げた。
「逮捕はされないんだ。あの人は――捕まっても、罰せられないんだよ」
(――なんだって?)
渥美は後ろから殴られたような衝撃を覚えた。衝動的に立ち上がり、寛人の襟首をつかむ。
「罰せられないってどうゆうことだよ!?」
「国はあの人の抗老化技術が欲しいんだ。だから、捕まった後も国の保護の元で研究を続けることになる」
怒りのあまり、足元から震えが立ちのぼってくるほどだった。
「ふ――ふざけんな! あの男は犯罪者だろ!! 許されるなんて……」
「そのとおりだ」
寛人は渥美を見据えた。あらためて見れば、寛人の顔はぎょっとするほど青ざめている。
「あの人が罰も受けずに地下都市でのうのうと研究を続けるなんて絶対に許せない。法が裁いてくれないんなら、自分でやるしかない。警察が捕まえる前にあの人を見つけて――殺す」
おとなしげな寛人の口から出たあまりに物騒な言葉に、渥美は面食らった。
渥美は襟首から手を放した。
「警察より先に見つけるなんて無理だろ……」
「警察が踏み込む前に、曽祖父の居どころを突きとめるために先発隊が派遣されるそうだ。僕はそれに紛れ込むつもりだ」
渥美は唖然とする。
「……ちょっと待てよ。その、先発隊か? どうやって紛れ込むってんだよ。そもそも地上への出入りは厳しく監視されてるだろ」
「方法はある。――君が協力してくれるなら、その方法を教えるよ」
「協力? どうして俺が……!」
声が上擦った。寛人はたたみかけるように言葉を重ねた。
「君も一緒に来て力を貸してほしい。僕一人では無理なんだ」
柚木竹流を殺したいんだろう――そう言って、寛人は渥美を見据えた。
「……何で俺なんだよ」
「僕は地上生物に襲われた隊員を何人も見てきたんだ。君の専門は生物行動学や生態学だろう? 僕は人よりは地上生物には詳しいかもしれないけど、遺伝学や生化学が専門だから。生きてあの人にたどり着くには、君の知識が必要だ」
君は動物が好きだしね、と寛人は言った。
「あの化け猫の処分方法だって二酸化炭素や断頭なら費用も手間かからないのに、あえて安楽死に使うペントバルビタールを選択したじゃないか。ペントバルビタールは向精神薬扱いだから使うのに届けが必要だし、扱いも面倒なのに。――口では残酷なことを言ってたけど、あの地上生物をあわれに思っていたんだろう?」
「……二酸化炭素麻酔した動物の肺を見ると血だらけなんだ。窒息と同じだしな。苦しむのは――可哀想だろ」
「柴田先輩を弄んで食べたのに?」
「それとこれとは別だ。あの地上生物だって無理やり地下都市に連れてこられたんだからな」
ふうん、と寛人は微かに目を細めた。
「僕は溜飲がさがったよ。柴田先輩、嫌いだから」
嫌いだったのか――渥美は意外に思った。
誰に対しても、何の感情も興味も抱かない男だと思っていたのに。
「それに君は、地上生物だけじゃなく、地上の地理や自然環境についてもよく調べてるよね?」
渥美はぎょっとした。
「なんでそれを……」
「君が仇の親族である僕をよく観察していたように、僕だって君のことを調べていたんだ。――渥美、君は地上に行ってみたいんだろう?」
(地上へ――)
心臓が脈打った。
地上に行くのは夢だった。それこそ、物心ついたころからずっと焦がれていたのだ。
窖のような地下都市で、飼われるように生きていかねばならないことに絶望していた。こんな時代に生まれてきたのを恨んだ。あと半世紀早く産まれてこれたならと。
地上にはたくさんの歪な生き物があふれている。人間として歪な姿の自分もそれに混ざって生きてゆきたい――地上生物を相手にする仕事をしながらずっとそう思って生きてきたのだ。
「君ほど協力者の条件に合致した人はいないんだよ。でも一番の理由は、柚木竹流を殺したいっていう目的が一致するってことだ。君が僕のことをものすごく嫌っていることも知ってるよ。僕だって不本意だけど――」
目を伏せた寛人の、長い睫毛を見やる。
不本意は、こっちの台詞だった。
地上に行けるのならーーそして柚木竹流を殺せるのなら、何を捨てても、どうなってもかまわないと思っていた。
だが――。
(――それを叶えるのに、こいつと協力しなければならないなんて)
ずっと憎んできたのだ。
行き場のない怒りや憎しみを寛人にぶつけてなんとかやり過ごしてきた。寛人になんら関係のない、この容姿への好奇の目に対する苛立ちすらも。
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