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第二章 美月と竹流
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竹流は地上から帰宅すると、防護服のままの姿で滅菌室に入り、エアシャワーを浴びた。
熱風で全身を乾燥させ、やっとヘルメットを外す。
「暑っつー」
大きく息を吐いた。
防護服は気密性が高いためにすぐに熱がこもる。
(もう五月だもんな)
外の密林にかつてのような四季の変化はそれほど見られなかったが、暦の上では今は初夏なのだ。
「防護服に冷却ファンでもつけるか……」
独りごちて時計を見ると、十六時を少し過ぎたくらいだった。日が暮れる前に撤収できたことに安堵する。
夜、地上の様子は一変する。日が高いうちは窟や土中で眠っていた大型の捕食者たちが暗闇にまぎれ、獲物を求めて跳梁跋扈しはじめるのだ。人間など、やつらにかかれば防護服ごと一飲みである。
竹流はダッシュボードに防護服を放り込み、隣接したシャワー室に入った。
(池の肉の出来は上々だったな。いつでも出荷できる。あとは試食者を待つばかりか……)
竹流は熱いシャワーを浴びながら、彼らの訪れはいつになるだろうかと考える。問題なければそろそろだと思うが――問題が起こればいつになるかわからない。こればかりは計画通りとはいかない。なにせ彼らは国の監視の目をかいくぐって地下都市から地上に買いつけにくる密売人なのだ。その中の一人に試食者はいた。
(肉は若すぎても量がとれねえし、育ちすぎても味が落ちるからな。――美月がものを食えりゃ試食者を待つ必要ねえのに……つくづく使えねえ化け物だ。そういやあいつ、留守の間何してたんだ? 本物の美月だったらこんな何もないドームに閉じ込めていたらブチ切れてるだろうに)
――冗談じゃないわ、こんなジャングルみたいなところ! 買い物もできない、美容室もない――。
アーモンド型の目を猫のようにつり上げて殺気立つさまが今でもありありと目に浮かぶ。美月との結婚生活はひどく短く――しかも半世紀以上も前だというのに。
(あいつちゃんと風呂に入ったかな。烏賊をそうとう気味悪がっていたが……)
竹流はシャワーをとめて、ボディソープを手のひらに出した。
――この香り、大好き。
そう言いながら、首もとに顔を寄せてきた美月。くすぐるような声音が耳朶をくすぐった。
顔が熱くなるのを感じ、ぎょっとした。
(あれは美月じゃない。俺の造った人工生物だ。人間ですらでない――)
竹流は拳をぐっと握りしめる。指の間から白濁した泡が腕を伝って落ちていった。
あんなものに心乱されることが許せなかった。
(――処分しちまえばいい)
あれだけ似せて造ったアンドロイドだって何体も処分してきたではないか。
(所詮はあれも、失敗作なんだ)
竹流はタオルでがしがしと頭をこすりながら螺旋階段を下りた。
「おかえりなさい」
竹流はぎくりと顔をあげた。
ソファーに凭れた美月がこっちを見ている。
(だから――あれは美月じゃない。模造品だろ)
竹流は心中で強く呟く。心臓がだくだくと鳴っている。
それにしてもなぜリビングにいるのか。自室に引きこもっていればいいものを。
そもそもこの家に自分以外の人間がいることにひどい違和感があるのだ。いっこうに慣れない。慣れる日は来るのか。
竹流は動揺を隠し、ぶっきらぼうに言った。
「風呂、ちゃんと入ったのか?」
「うん。いいお湯でした。ありがとう」
微笑んだ美月に、竹流は面食らう。
「入ったのか? 烏賊はどうしたんだ、傷つけちゃいねえだろうな?」
「浴槽に戻したわ。水槽は狭くてかわいそうだったから」
竹流は唖然として美月を見やり、すぐに不機嫌もあらわに舌打ちをした。
「かわいそうとか、そうゆうのいらねーから。どうせバラすんだ。そのために育ててるんだからな」
「うん」
「……風呂に入れなくなるけどいいのかよ」
「うん」
(気持ち悪いって言ってたじゃねえか)
この短い間に心境の変化があったというのだろうか。――何があった?
ふいに美月が戸惑ったように曖昧に微笑み、自分がじっと見てめていたことに気付いた。
目をそらす。本当に、なんてできの悪い複製だろう。美月はあんな柔らかな表情など見せたことないというのに。
ふと美月が手にしている本に気づいた。『沈む都』だった。
「おまえ、それ読んだのか?」
「うん。じつはね、二回目読み返し中なの」
言いながら、美月は少しずれてソファーに座りなおした。
(隣に座れということか。――ソファーはこんなに広いのに)
人慣れしている。人間の自分よりはるかに高いコミュニケーション能力を見せつけられたようで、竹流は動揺した。
「ところどころ難しいとこもあったけど、すごく面白かった。未来の作家さんにもすごい人がいるのね。美月さん、読書が好きだったの?」
「……美月は小説なんか読まねえよ」
美月は本を勧めても一切興味を示さなかった。触れさえもしなかったのだ。
(なのに、この人工生物は――)
竹流は動揺を隠し、ひっそりと息を飲んだ。
AIに美月の情報を組み込んだアンドロイドを作ったこともあったが駄目だった。どこか違和感をぬぐえなかった。なのに、この人工生物は物語を楽しんでいるのか。
(人間らしさだけじゃねえ)
竹流はかつて、美月と本の面白さを共有したいと願ったことがあった。美月は小説なんて時間の無駄だと言い捨てたのだが――あの時の想いまでも、変化のさいに反映されたということか。
美月は『沈む都』の頁をパラパラとめくった。
「お菓子とお茶をお伴に読めたら最高なんだけどなぁ」
「冗談でも食うなよ。ゲロ吐くじゃすまねえぞ」
竹流はソファーに――美月の隣でなく、その横の一人掛けソファーに腰をおろした。
「平成や令和はあんな素晴らしい時代じゃなかったよね」
「……そうだな」
「でもそれがすごく面白かった。もう、ページをめくる手がとまらなくて。あの世界観を文字だけで表現できるなんてほんとうにすごいなぁ」
「まあ、一種の天才ってやつなんだろうな」
足置きに脚を組んだ竹流に、美月は目を向けた。
「それをあなたが言うのね」
竹流は顔をあげた。
「竹流さんこそ天才じゃない。だってわたしを造ったんでしょ? 信じられないわ」
澄んだ目がじっと竹流を見つめている。竹流は動揺を隠し、床に目を落とす。
「まあ――俺のような天才にしかできねえだろうな」
誰でもない美月から言ってほしかった言葉が、模造品の口からつるつると出てくる。
(――ばかみてえ)
唐突に虚しさに突き落とされた。これは自分が造ったものなのだ。言わせたようなものだ。
「どうしたの?」
気遣うような声音。竹流は顔をあげ、美月を見据えた。
「……こんなところで、俺と暮らすなんていやだろう」
美月はきょとんとしている。苛立ちが増した。
「見ただろ、外の景色を。店ひとつない。お前の好きな服や装飾品、何一つ買えないんだぞ」
「本があるし、平気よ」
「嘘をつけ!!」
美月はびくりと身じろぎした。
「……竹流さん?」
上目使いにこっちを見つめる瞳に、怯えが浮かんでいた。
(俺のことが大っ嫌いだった美月が、この俺に媚びのひとつでも売る姿を見せたならどんなにか溜飲が下がるだろう――ずっとそう思ってきたのに。なんでこんなに苛つくんだ)
足置きを蹴り倒してやった。激しく音が鳴り、美月は身を竦ませる。
「おい。本気で怯えてんのか? 怒鳴り返してみせろよ!」
凍りつく美月に、竹流はがりがりと頭をかきむしった。
「くそっ。失敗作が!!」
竹流は歯を食いしばり、両手で顔を覆った。
このドームの生活部分は、かつての美月との新居――美月の要望を詰め込んだ――をまるごと移したものだった。そこに美月の実家の部屋を模した部屋を造り、自分の研究室を継ぎ接ぎして造った世界だ。
居心地のいいものを詰め込んだはずなのに。現在と過去と理想が混じりあい、ちぐはぐで、異様な空間になってしまった。
ここに自分の理想の美月がいれば、すべてがうまくはまるはず――そう思ったのに。
(ああ。俺はありのままの美月が欲しかったんだ。気が強く、生意気で見栄っ張りな美月が。なのに――理想の女にしちまった)
こうであったらいいという美月は、美月ではないのだ。だから造っても造っても、しっくりこなかったのだ。満たされなかったのだ。
今更気づいてももう遅い。――いや遅くない。
造りなおせばいいのだ。もう何回もやってきたことだ。
次こそが最後の一体になると信じて。
竹流は顔をあげ、ゆらりと立ち上がった。見上げる美月の前に立ち、いつもの――模造品にとっては最後の質問を投げかける。
「よぉ、失敗作。おまえが俺の理想の美月なら、俺のことを心底愛しているはずだ。本物と違ってな。――俺を、愛してるだろ?」
熱風で全身を乾燥させ、やっとヘルメットを外す。
「暑っつー」
大きく息を吐いた。
防護服は気密性が高いためにすぐに熱がこもる。
(もう五月だもんな)
外の密林にかつてのような四季の変化はそれほど見られなかったが、暦の上では今は初夏なのだ。
「防護服に冷却ファンでもつけるか……」
独りごちて時計を見ると、十六時を少し過ぎたくらいだった。日が暮れる前に撤収できたことに安堵する。
夜、地上の様子は一変する。日が高いうちは窟や土中で眠っていた大型の捕食者たちが暗闇にまぎれ、獲物を求めて跳梁跋扈しはじめるのだ。人間など、やつらにかかれば防護服ごと一飲みである。
竹流はダッシュボードに防護服を放り込み、隣接したシャワー室に入った。
(池の肉の出来は上々だったな。いつでも出荷できる。あとは試食者を待つばかりか……)
竹流は熱いシャワーを浴びながら、彼らの訪れはいつになるだろうかと考える。問題なければそろそろだと思うが――問題が起こればいつになるかわからない。こればかりは計画通りとはいかない。なにせ彼らは国の監視の目をかいくぐって地下都市から地上に買いつけにくる密売人なのだ。その中の一人に試食者はいた。
(肉は若すぎても量がとれねえし、育ちすぎても味が落ちるからな。――美月がものを食えりゃ試食者を待つ必要ねえのに……つくづく使えねえ化け物だ。そういやあいつ、留守の間何してたんだ? 本物の美月だったらこんな何もないドームに閉じ込めていたらブチ切れてるだろうに)
――冗談じゃないわ、こんなジャングルみたいなところ! 買い物もできない、美容室もない――。
アーモンド型の目を猫のようにつり上げて殺気立つさまが今でもありありと目に浮かぶ。美月との結婚生活はひどく短く――しかも半世紀以上も前だというのに。
(あいつちゃんと風呂に入ったかな。烏賊をそうとう気味悪がっていたが……)
竹流はシャワーをとめて、ボディソープを手のひらに出した。
――この香り、大好き。
そう言いながら、首もとに顔を寄せてきた美月。くすぐるような声音が耳朶をくすぐった。
顔が熱くなるのを感じ、ぎょっとした。
(あれは美月じゃない。俺の造った人工生物だ。人間ですらでない――)
竹流は拳をぐっと握りしめる。指の間から白濁した泡が腕を伝って落ちていった。
あんなものに心乱されることが許せなかった。
(――処分しちまえばいい)
あれだけ似せて造ったアンドロイドだって何体も処分してきたではないか。
(所詮はあれも、失敗作なんだ)
竹流はタオルでがしがしと頭をこすりながら螺旋階段を下りた。
「おかえりなさい」
竹流はぎくりと顔をあげた。
ソファーに凭れた美月がこっちを見ている。
(だから――あれは美月じゃない。模造品だろ)
竹流は心中で強く呟く。心臓がだくだくと鳴っている。
それにしてもなぜリビングにいるのか。自室に引きこもっていればいいものを。
そもそもこの家に自分以外の人間がいることにひどい違和感があるのだ。いっこうに慣れない。慣れる日は来るのか。
竹流は動揺を隠し、ぶっきらぼうに言った。
「風呂、ちゃんと入ったのか?」
「うん。いいお湯でした。ありがとう」
微笑んだ美月に、竹流は面食らう。
「入ったのか? 烏賊はどうしたんだ、傷つけちゃいねえだろうな?」
「浴槽に戻したわ。水槽は狭くてかわいそうだったから」
竹流は唖然として美月を見やり、すぐに不機嫌もあらわに舌打ちをした。
「かわいそうとか、そうゆうのいらねーから。どうせバラすんだ。そのために育ててるんだからな」
「うん」
「……風呂に入れなくなるけどいいのかよ」
「うん」
(気持ち悪いって言ってたじゃねえか)
この短い間に心境の変化があったというのだろうか。――何があった?
ふいに美月が戸惑ったように曖昧に微笑み、自分がじっと見てめていたことに気付いた。
目をそらす。本当に、なんてできの悪い複製だろう。美月はあんな柔らかな表情など見せたことないというのに。
ふと美月が手にしている本に気づいた。『沈む都』だった。
「おまえ、それ読んだのか?」
「うん。じつはね、二回目読み返し中なの」
言いながら、美月は少しずれてソファーに座りなおした。
(隣に座れということか。――ソファーはこんなに広いのに)
人慣れしている。人間の自分よりはるかに高いコミュニケーション能力を見せつけられたようで、竹流は動揺した。
「ところどころ難しいとこもあったけど、すごく面白かった。未来の作家さんにもすごい人がいるのね。美月さん、読書が好きだったの?」
「……美月は小説なんか読まねえよ」
美月は本を勧めても一切興味を示さなかった。触れさえもしなかったのだ。
(なのに、この人工生物は――)
竹流は動揺を隠し、ひっそりと息を飲んだ。
AIに美月の情報を組み込んだアンドロイドを作ったこともあったが駄目だった。どこか違和感をぬぐえなかった。なのに、この人工生物は物語を楽しんでいるのか。
(人間らしさだけじゃねえ)
竹流はかつて、美月と本の面白さを共有したいと願ったことがあった。美月は小説なんて時間の無駄だと言い捨てたのだが――あの時の想いまでも、変化のさいに反映されたということか。
美月は『沈む都』の頁をパラパラとめくった。
「お菓子とお茶をお伴に読めたら最高なんだけどなぁ」
「冗談でも食うなよ。ゲロ吐くじゃすまねえぞ」
竹流はソファーに――美月の隣でなく、その横の一人掛けソファーに腰をおろした。
「平成や令和はあんな素晴らしい時代じゃなかったよね」
「……そうだな」
「でもそれがすごく面白かった。もう、ページをめくる手がとまらなくて。あの世界観を文字だけで表現できるなんてほんとうにすごいなぁ」
「まあ、一種の天才ってやつなんだろうな」
足置きに脚を組んだ竹流に、美月は目を向けた。
「それをあなたが言うのね」
竹流は顔をあげた。
「竹流さんこそ天才じゃない。だってわたしを造ったんでしょ? 信じられないわ」
澄んだ目がじっと竹流を見つめている。竹流は動揺を隠し、床に目を落とす。
「まあ――俺のような天才にしかできねえだろうな」
誰でもない美月から言ってほしかった言葉が、模造品の口からつるつると出てくる。
(――ばかみてえ)
唐突に虚しさに突き落とされた。これは自分が造ったものなのだ。言わせたようなものだ。
「どうしたの?」
気遣うような声音。竹流は顔をあげ、美月を見据えた。
「……こんなところで、俺と暮らすなんていやだろう」
美月はきょとんとしている。苛立ちが増した。
「見ただろ、外の景色を。店ひとつない。お前の好きな服や装飾品、何一つ買えないんだぞ」
「本があるし、平気よ」
「嘘をつけ!!」
美月はびくりと身じろぎした。
「……竹流さん?」
上目使いにこっちを見つめる瞳に、怯えが浮かんでいた。
(俺のことが大っ嫌いだった美月が、この俺に媚びのひとつでも売る姿を見せたならどんなにか溜飲が下がるだろう――ずっとそう思ってきたのに。なんでこんなに苛つくんだ)
足置きを蹴り倒してやった。激しく音が鳴り、美月は身を竦ませる。
「おい。本気で怯えてんのか? 怒鳴り返してみせろよ!」
凍りつく美月に、竹流はがりがりと頭をかきむしった。
「くそっ。失敗作が!!」
竹流は歯を食いしばり、両手で顔を覆った。
このドームの生活部分は、かつての美月との新居――美月の要望を詰め込んだ――をまるごと移したものだった。そこに美月の実家の部屋を模した部屋を造り、自分の研究室を継ぎ接ぎして造った世界だ。
居心地のいいものを詰め込んだはずなのに。現在と過去と理想が混じりあい、ちぐはぐで、異様な空間になってしまった。
ここに自分の理想の美月がいれば、すべてがうまくはまるはず――そう思ったのに。
(ああ。俺はありのままの美月が欲しかったんだ。気が強く、生意気で見栄っ張りな美月が。なのに――理想の女にしちまった)
こうであったらいいという美月は、美月ではないのだ。だから造っても造っても、しっくりこなかったのだ。満たされなかったのだ。
今更気づいてももう遅い。――いや遅くない。
造りなおせばいいのだ。もう何回もやってきたことだ。
次こそが最後の一体になると信じて。
竹流は顔をあげ、ゆらりと立ち上がった。見上げる美月の前に立ち、いつもの――模造品にとっては最後の質問を投げかける。
「よぉ、失敗作。おまえが俺の理想の美月なら、俺のことを心底愛しているはずだ。本物と違ってな。――俺を、愛してるだろ?」
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