208 / 227
四章
深夜 (アルノルド視点)
しおりを挟む
ランプの光だけが灯る薄暗い部屋で、書き終えたばかりの手紙に封をすると、私は窓から見える星空へと目線を向けた。月の位置からすると、いつの間にか真夜中に近い時間になっていたようだ。明日の時間を考えれば、まだ眠る時間はあるものの、どうにも今夜は眠れそうにない。
手紙を書くため手頃な部屋を別に一室借りたのだが、一般的には広いだろうと言える部屋であっても、私にとっては手狭に感じてしまう。そんな部屋の中、月を眺めながら様子を見てくるように頼んだ人物が戻って来るのを待っていれば、程なくして扉を叩く音が聞こえて来た。
「入れ」
入室の許可を出せば、扉が軋む音と共に1人の人間が入って来る気配を感じ、そちらの方へと視線を向ける。だが、仄暗い部屋の中では、顔を確認するのにも限度がある。しかし、誰が入って来たかは分かりきっているため、前置きを置かずに要件を切り出す。
「ちょうど書き終わった所だ。宿の者に手配を頼んでおけ」
足音すら立てずに近付いて来る者が取りやすいよう、手紙を机の端へと置けば、暗闇から伸びた手が静かにそれを持ち上げ、そっと懐へとしまう。私はそれを見届けてから、ランプに照らされて見えるようになった顔へと視線を向ける。
「それで、どうだった?」
「はい。既にお休みになっておられました」
「そうか…」
先に寝ているようにとは伝えていたが、その事にはそこはかとなく寂しさを感じるのは何故なのだろう。私の心に生じた迷いに似た想いに気付かぬ振りをしながら、目の前の男へと視線を向ければ、珍しい物でも見たような顔でこちらを見る視線と打つかる。
「何だ?」
「いえ、そのような顔もなされるようになったのだなと、少し感慨深く思っただけです」
「余計な世話だ」
子供の成長を喜ぶ親のような事を言って来る相手の言葉を切り捨てれば、私の反応を面白がっているような気配を感じる。私がその事を訝しく思っていれば、その気配を察したかのように、真面目な顔付きになった。
「しかし、昨日の時点で皆様に伝えていた方が、良かったのではないでしょうか?」
「お前、分かっていて言っているだろう?」
「さて、何の事で御座いましょう?」
隙あらばこちらへと付け入ろうとして来るような者が経営している宿で、私が個人的な手紙を出す訳がない。それは、コイツもそれは重々と承知しているというのに、この場でこのような事を言って来るとは、今回一緒に連れて来た事が余程不満なようだ。
「当初から、予定時刻に着くつもりなどなかったのでしょう?」
「当然だ。金切り女の戯言など耳障りなだけで、聞きたいとも思わない」
問い掛けられた質問に答えながら、予定通りに付いた場合を想像する。もし、仮にあの女が昼時に乱入しようものなら、不快感のあまり、人目を気にせずその場で殺してしまいそうだ。
アレは未だに何を勘違いしているのか、私が大人しく従うものだと思っている。昔は騒がれるのが煩わしく、無駄に警戒心を持たれても面倒だったから従っていただけで、家督や権限さえ手に入れればもはや用済みで、邪魔な存在でしかない。
あの女でも、使用人達の動きや会話から、我々が昼前に到着する事くらいは予想しているだろう。そうでなくとも、あの姉がわざとあの女に情報を流している可能性がある以上、何事も用心する事に越した事はない。
「あの方も、貴女様の行動は見越してはいるでしょうから、問題はないとは思いますが、それにしても、もう少し他に言い訳はなかったのですか?」
私が発言した言葉に対して、面と向かって明確な苦言を呈してくる。私とて、リュカの友人を言い訳の1つとした事には申し訳ないとは思うが、この程度、貴族なら誰でも行っている事だ。
「多少、言い訳として利用してしまったが、実際に疲れているようだったからな。その事を気遣うのは、人として当然の事だろう?」
「貴方様に、そんな情けなどあったのですか?」
「当たり前だ。私とて、それぐらいはある」
他者に対して興味や関心がなかったとしても、息子の友人までなら掛ける情けはある。そんな私の言葉に、さも驚いたようなわざとらしい態度で言って来る事に、若干の苛立ちを感じを感じはしても、それをおくびにも出さずに相対していれば、冷ややかな視線と共に、皮肉めいた言葉が落ちて来た。
「ただ、あの方達とお会いしたくないからですよね?」
「そんな事はない」
「では、滞在時間を少しでも減らそうとする無駄な努力ですか?」
「……」
無遠慮な言葉の数々に私が渋い顔を浮かべ睨んでも、もやは慣れた様子で気にする素振りすら見せない。その事に舌打ちをしたくなる。私にこんな態度を取って来る者など、レクスだけで十分だ。
「それだけのために振り回される方は、とても楽しい事でしょうね」
晴れやかな顔を浮かべているが、幼少期から共にいるせいで、私ですらそれが本心ではないのが透けて見える程だ。
「屋敷の管理を全て任せられている私は、貴女様が思っているよりも暇ではないのですよ」
その声色から、出発日の朝の件も含めての事を言っているは、想像に難くない。昔の私ならば、ただ手間が掛かる贈り物など一切受け取らず、そのままお繰り返していたが、それを喜ぶ姿を1度でも見てしまえば、少しくらいの手間は掛けても良いかと思うようになった。だが、毎年その量が増大し続ける現状に、流石の私も手が回らなくなり、近年では殆どの量の仕分けを肩代わりして貰っていた。
去年受けた報告を思い出しても、よくも此処まで下心を隠さずにいられるものだと、呆れを通り越して清々しさすら感じる程の量だった。そして、その量を管理し、検分もしている。
基本、貴族の屋敷などに贈られてくる物は、その中に危険物が混ざっていないか調べる必要がある。そこで確認を怠れば、禁止薬の保持などで罪に問われる可能性や、最悪、毒で死ぬ場合もある。そのうえ、調査が後手に回ってしまえば、贈り主を追跡するのが困難になり、自らの潔白を証明するのにも時間が掛かってしまう。
そして、もし、街へとそれを流失させたとなれば、その結果出た被害の責任さえも、その家の当主が取らねばならない。そのため、屋敷の全ての持ち物を管理出来るのが理想なのだが、食器1つにしても、売れば当分働かなくても良い金額が手に入るため、屋敷内の備品がなくなる事など、貴族の屋敷では珍しくもないのが現状だ。
だが、その事に過度に目くじらを立てたりすれば、貴族として狭量だと言われるため、何処の屋敷でもある程度は見逃されている。私に言わせれば、犯罪者を罰するのは当然の事と思うのだが、エレナに狭量な男と思われるのも嫌なため、報告が上がって来たとしても、多少くらいならば私も目をつぶる事にしている。
「私を此処に連れて来たという事は、後処理が面倒になったとしても、私は関知せずにいて良いという事で宜しいですか?」
私から言質を取ろうと、私が口を開くよりも先に釘を指して来る。私としても、過度の仕事を押し付けていたのは事実のため、言える言葉などは決まっている。
「仕方ない。そうなった場合は、私の方で全部処理しよう」
事情聴取を名目に、あいつ等から小言を言われるのは避けたい所ではあるが、その時は仕方がない。
「それならば安心しました」
「何にせよ。流石にアレに手を出す者はいないだろう」
わざわざ他人が見聞き出来る場所で確認作業を行ったのは、そういった者達への抑止力にするためだ。確認作業が終わって保管されている物から盗むような愚かな者は、流石にいないだろう。しかし、愚か者は何処まで言っても愚かなのだ…。
「まさかとは思いますが、信用でもされているのですか?」
「そんな訳がないだろう」
リュカに対する暴言があった件で、屋敷内にいる人間の選別は1度行ってはいるが、だからと言って完全に信用しているわけではない。
「そこまで腑抜けている訳ではないようで、私も安心致しました」
「私は、裏切っても許せる者しか信用しない」
私を騙そうとする者が家族であるならば、何度騙されようとも笑って許そう。だが、それ以外の人間に容赦する気はない。
「さて、騙されているのはどちらなのでしょう?」
「私ではない事だけは確かだな」
ほくそ笑みながら問い掛けられた質問に、既に浮べて慣れた表情を顔に張り付けながら、私は簡潔にそう答えた。
手紙を書くため手頃な部屋を別に一室借りたのだが、一般的には広いだろうと言える部屋であっても、私にとっては手狭に感じてしまう。そんな部屋の中、月を眺めながら様子を見てくるように頼んだ人物が戻って来るのを待っていれば、程なくして扉を叩く音が聞こえて来た。
「入れ」
入室の許可を出せば、扉が軋む音と共に1人の人間が入って来る気配を感じ、そちらの方へと視線を向ける。だが、仄暗い部屋の中では、顔を確認するのにも限度がある。しかし、誰が入って来たかは分かりきっているため、前置きを置かずに要件を切り出す。
「ちょうど書き終わった所だ。宿の者に手配を頼んでおけ」
足音すら立てずに近付いて来る者が取りやすいよう、手紙を机の端へと置けば、暗闇から伸びた手が静かにそれを持ち上げ、そっと懐へとしまう。私はそれを見届けてから、ランプに照らされて見えるようになった顔へと視線を向ける。
「それで、どうだった?」
「はい。既にお休みになっておられました」
「そうか…」
先に寝ているようにとは伝えていたが、その事にはそこはかとなく寂しさを感じるのは何故なのだろう。私の心に生じた迷いに似た想いに気付かぬ振りをしながら、目の前の男へと視線を向ければ、珍しい物でも見たような顔でこちらを見る視線と打つかる。
「何だ?」
「いえ、そのような顔もなされるようになったのだなと、少し感慨深く思っただけです」
「余計な世話だ」
子供の成長を喜ぶ親のような事を言って来る相手の言葉を切り捨てれば、私の反応を面白がっているような気配を感じる。私がその事を訝しく思っていれば、その気配を察したかのように、真面目な顔付きになった。
「しかし、昨日の時点で皆様に伝えていた方が、良かったのではないでしょうか?」
「お前、分かっていて言っているだろう?」
「さて、何の事で御座いましょう?」
隙あらばこちらへと付け入ろうとして来るような者が経営している宿で、私が個人的な手紙を出す訳がない。それは、コイツもそれは重々と承知しているというのに、この場でこのような事を言って来るとは、今回一緒に連れて来た事が余程不満なようだ。
「当初から、予定時刻に着くつもりなどなかったのでしょう?」
「当然だ。金切り女の戯言など耳障りなだけで、聞きたいとも思わない」
問い掛けられた質問に答えながら、予定通りに付いた場合を想像する。もし、仮にあの女が昼時に乱入しようものなら、不快感のあまり、人目を気にせずその場で殺してしまいそうだ。
アレは未だに何を勘違いしているのか、私が大人しく従うものだと思っている。昔は騒がれるのが煩わしく、無駄に警戒心を持たれても面倒だったから従っていただけで、家督や権限さえ手に入れればもはや用済みで、邪魔な存在でしかない。
あの女でも、使用人達の動きや会話から、我々が昼前に到着する事くらいは予想しているだろう。そうでなくとも、あの姉がわざとあの女に情報を流している可能性がある以上、何事も用心する事に越した事はない。
「あの方も、貴女様の行動は見越してはいるでしょうから、問題はないとは思いますが、それにしても、もう少し他に言い訳はなかったのですか?」
私が発言した言葉に対して、面と向かって明確な苦言を呈してくる。私とて、リュカの友人を言い訳の1つとした事には申し訳ないとは思うが、この程度、貴族なら誰でも行っている事だ。
「多少、言い訳として利用してしまったが、実際に疲れているようだったからな。その事を気遣うのは、人として当然の事だろう?」
「貴方様に、そんな情けなどあったのですか?」
「当たり前だ。私とて、それぐらいはある」
他者に対して興味や関心がなかったとしても、息子の友人までなら掛ける情けはある。そんな私の言葉に、さも驚いたようなわざとらしい態度で言って来る事に、若干の苛立ちを感じを感じはしても、それをおくびにも出さずに相対していれば、冷ややかな視線と共に、皮肉めいた言葉が落ちて来た。
「ただ、あの方達とお会いしたくないからですよね?」
「そんな事はない」
「では、滞在時間を少しでも減らそうとする無駄な努力ですか?」
「……」
無遠慮な言葉の数々に私が渋い顔を浮かべ睨んでも、もやは慣れた様子で気にする素振りすら見せない。その事に舌打ちをしたくなる。私にこんな態度を取って来る者など、レクスだけで十分だ。
「それだけのために振り回される方は、とても楽しい事でしょうね」
晴れやかな顔を浮かべているが、幼少期から共にいるせいで、私ですらそれが本心ではないのが透けて見える程だ。
「屋敷の管理を全て任せられている私は、貴女様が思っているよりも暇ではないのですよ」
その声色から、出発日の朝の件も含めての事を言っているは、想像に難くない。昔の私ならば、ただ手間が掛かる贈り物など一切受け取らず、そのままお繰り返していたが、それを喜ぶ姿を1度でも見てしまえば、少しくらいの手間は掛けても良いかと思うようになった。だが、毎年その量が増大し続ける現状に、流石の私も手が回らなくなり、近年では殆どの量の仕分けを肩代わりして貰っていた。
去年受けた報告を思い出しても、よくも此処まで下心を隠さずにいられるものだと、呆れを通り越して清々しさすら感じる程の量だった。そして、その量を管理し、検分もしている。
基本、貴族の屋敷などに贈られてくる物は、その中に危険物が混ざっていないか調べる必要がある。そこで確認を怠れば、禁止薬の保持などで罪に問われる可能性や、最悪、毒で死ぬ場合もある。そのうえ、調査が後手に回ってしまえば、贈り主を追跡するのが困難になり、自らの潔白を証明するのにも時間が掛かってしまう。
そして、もし、街へとそれを流失させたとなれば、その結果出た被害の責任さえも、その家の当主が取らねばならない。そのため、屋敷の全ての持ち物を管理出来るのが理想なのだが、食器1つにしても、売れば当分働かなくても良い金額が手に入るため、屋敷内の備品がなくなる事など、貴族の屋敷では珍しくもないのが現状だ。
だが、その事に過度に目くじらを立てたりすれば、貴族として狭量だと言われるため、何処の屋敷でもある程度は見逃されている。私に言わせれば、犯罪者を罰するのは当然の事と思うのだが、エレナに狭量な男と思われるのも嫌なため、報告が上がって来たとしても、多少くらいならば私も目をつぶる事にしている。
「私を此処に連れて来たという事は、後処理が面倒になったとしても、私は関知せずにいて良いという事で宜しいですか?」
私から言質を取ろうと、私が口を開くよりも先に釘を指して来る。私としても、過度の仕事を押し付けていたのは事実のため、言える言葉などは決まっている。
「仕方ない。そうなった場合は、私の方で全部処理しよう」
事情聴取を名目に、あいつ等から小言を言われるのは避けたい所ではあるが、その時は仕方がない。
「それならば安心しました」
「何にせよ。流石にアレに手を出す者はいないだろう」
わざわざ他人が見聞き出来る場所で確認作業を行ったのは、そういった者達への抑止力にするためだ。確認作業が終わって保管されている物から盗むような愚かな者は、流石にいないだろう。しかし、愚か者は何処まで言っても愚かなのだ…。
「まさかとは思いますが、信用でもされているのですか?」
「そんな訳がないだろう」
リュカに対する暴言があった件で、屋敷内にいる人間の選別は1度行ってはいるが、だからと言って完全に信用しているわけではない。
「そこまで腑抜けている訳ではないようで、私も安心致しました」
「私は、裏切っても許せる者しか信用しない」
私を騙そうとする者が家族であるならば、何度騙されようとも笑って許そう。だが、それ以外の人間に容赦する気はない。
「さて、騙されているのはどちらなのでしょう?」
「私ではない事だけは確かだな」
ほくそ笑みながら問い掛けられた質問に、既に浮べて慣れた表情を顔に張り付けながら、私は簡潔にそう答えた。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
僕の召喚獣がおかしい ~呼び出したのは超上級召喚獣? 異端の召喚師ルークの困惑
つちねこ
ファンタジー
この世界では、十四歳になると自らが呼び出した召喚獣の影響で魔法が使えるようになる。
とはいっても、誰でも使えるわけではない。魔法学園に入学して学園で管理された魔方陣を使わなければならないからだ。
そして、それなりに裕福な生まれの者でなければ魔法学園に通うことすらできない。
魔法は契約した召喚獣を通じて使用できるようになるため、強い召喚獣を呼び出し、無事に契約を結んだ者こそが、エリートであり優秀者と呼ばれる。
もちろん、下級召喚獣と契約したからといって強くなれないわけではない。
召喚主と召喚獣の信頼関係、経験値の積み重ねによりレベルを上げていき、上位の召喚獣へと進化させることも可能だからだ。
しかしながら、この物語は弱い召喚獣を強くしていく成り上がりストーリーではない。
一般よりも少し裕福な商人の次男坊ルーク・エルフェンが、何故かヤバい召喚獣を呼び出してしまったことによるドタバタコメディーであり、また仲間と共に成長していくストーリーでもある。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
この度神様を辞めて、地上に降りました。執着系武神様と無双旅をします!
yun.
ファンタジー
人間から、天使になり100年。
それから神に昇格して早5000年。
そろそろ、飽きました!
後任は育てたので、私は地上へ降ります!
そう宣言し、転生したのはエルフ。
最長1000年生きれるでしょう。
神様として頑張ってきた5000年ほど自由に生きたかったのですが、仕方ありませんね。
私は地上で、美味しいものを食べて、いろんなところを旅して、いろんな景色を見てきます!
と意気揚々と降り立ったのだが、武神は追いかけてくるし、人助けしまくっていたら、神と呼ばれるし。
それでも、今日も楽しいです!
2022.7.4 タイトル変更しました。
旧 拝啓 この度神様やめました。
異世界転生~目指せ!内乱を防いで、みんな幸せ♪
紅子
ファンタジー
いつの間にかこの国の王子に転生していた俺。物語の世界にいるなんて、想定外だ。このままでは、この国は近い未来に内乱の末、乗っ取られてしまう。俺、まだ4歳。誰がこんな途方もない話を信じてくれるだろうか?既に物語と差異が発生しちゃってるし。俺自身もバグり始めてる。
4歳から始まる俺の奮闘記?物語に逆らって、みんな幸せを目指してみよう♪
毎日00:00に更新します。
完結済み
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
闇属性転移者の冒険録
三日月新
ファンタジー
異世界に召喚された影山武(タケル)は、素敵な冒険が始まる予感がしていた。
ところが、闇属性だからと強制転移されてしまう。
頼れる者がいない異世界で、タケルは元冒険者に助けられる。生き方と戦い方を教わると、ついに彼の冒険が始まる。
強力な魔物や冒険者と死闘を繰り広げながら、タケルはSランク冒険者を目指す。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる