165 / 227
三章
街では (ベルンハルト視点)
しおりを挟む
「何?帰ってない?」
その報告を受けたのは、宿の一室を借り、冒険者達が集めた情報を整理している時だった。冒険者ギルド内の方が、情報収集するのに都合が良かったが、他者の縄張りを荒らす趣味は、私にはない。
「はい…まだ誰も…お戻りになっておりません…」
報告を上げて来た宿の人間は、私にただ夕食の確認のためにやって来ただけであった。だが、黙り込んだままの私を見て、叱責でもされるとでも思ったのか、妙に萎縮した様子で、私の様子を伺っていた。
「事実を確認をしただけであって、攻めているわけではない」
私の言葉を聞き、幾分か怯えは消えたようだが、以前、萎縮したままである。昔、威圧感を何とかしろと言われた事はあるが、私は彼奴のように、器用には生きられん。
しかし、この者の様子を見ると、奴がこの街に及ぼした影響は、未だに根強く残っているようだ。だが、あの男と私が、同じように見られているのには、些か気に食わん。私は、不手際があったからといって、彼奴のように宿を潰したりなどせん。
私の憤りが目の前の者にも伝わったのか、先程と同様に身を縮め始めたのを見て、私は静かに思考を戻す。
外へ行ったブライト達なら分かるが、あの子等が帰っ来ていないのはやはりおかしい。
普段ならば、腹が空いたと言って、厨房に駆け込んでは何か強請っている時間だ。それは、旅行だからといっても変わらず、此処でも何かを強請っていたと聞いている。
外へと視線を向ければ、日暮れまでにはまだ時間があるようだが、時刻は、夕食の時間まで1時間を切っている。
「足取りは、何処まで分かっている?」
「はい…船に乗った所までは確認しているのですが…その後までは…舟屋に確認した所、一人乗り用の船が数艇、まだ、戻って来ていないとの事です。湖の上にも、それらしい影が見えない事から、対岸まで風に煽られた可能性が…」
「待て、風だと?」
報告は最後まで聞くべきなのだろうが、気になる言葉が聞こえたため、無礼を承知で、報告を途中で遮る。
「は、はい!湖の周辺だけですが、少し前まで強い風が吹いておりまして、その風向きが、街とは反対の森の方だったそうです!」
「……」
この時期、この周辺は気候も緩やかで、船が流されるような風が吹く事など滅多にないはずだ。そのうえ、それが湖の周辺だけというのも妙で気になる。
再び黙り込んだ私を前に、まるで肉食の猛獣でも相手にするような悲壮感溢れる顔で、男は私に問いかけてきた。
「………誰か…対岸まで向かわせますか?」
「いや、私が見て来よう」
決死の覚悟で言っただろう言葉を拒否し、私は腰を上げる。
今日は天気も良く、見通しが良い。対岸までなら目視でも十分確認する事が出来るだろう。もし、仮にあの子等が対岸にいたとしても、私ならばそう手間も掛からず往復する事が出来るため、私が行くのが適任だろう。
私が席を立ち、歩き出そうとした所で、廊下の方より、騒がしい足音と声が聞こえてきた。このように粗暴に走る者など、この宿にはいない。
「た、大変です!!森にいる魔物が、こっちに向かってると報告が!!」
予想通り、冒険者ギルドと私との連絡係を務めていた男が、取り乱した様子で、部屋へと駆け込んで来た。
「方角と数は?」
「左右に別れてやって来てて!!森の木々が邪魔で、正確な数は把握出来ていませんが、全部で40はいるようです!!ど、どうすればいいでしょうか!?」
その程度の数、冒険者達だけで、問題なく対処出来るのだろうとも思ったが、優秀な者が学院が護衛役として出払っていて不在なのだろう。慌てふためくこの者を見る限り、ギルド内が浮足立っているのが分かる。
「私は、お前の指揮官ではない。此処の指揮官に支持を仰げ」
混乱している状況で、無駄に指揮系統を増やしても、さらに混乱を招くだけだ。そう思っての判断だったのだが。
「此処のマスターから支持を乞うように言われて来たんです!」
そのような事を言われようとも、今、此処にいる冒険者達の実力が定かでない状況では、支持を出そうにも、支持の出しようもない。せめて、ブライトだけでも居てくれたのなら、話しは変わったのだろうが、今、それを言った所で意味はない。
あの子等の事も気になるが、此処を見捨てて離れる訳にもいかない。
此処に来て、問題が次々と湧いてくる事実に、仕事をさせられている奴の呪いではないかと疑いそうになる。
昔、奴が起した問題に巻き込まれた事が度々あったが、それは計算尽くの事であり、対応に苦慮する事はなかった。
私の頭には、あの男から入念に準備されていた荷が浮かび、全て、奴の策略なのではという考えが過る。だが、さすがにそれは、私の考え過ぎだろう。今は、無駄な事に時間を費やすよりも、まずは目の前の事を解決しなくては。
さて、どうするのが妥当な判断かと頭を悩ませていると、扉の外から聞き慣れた声が聞こえた。
「ねぇ?私の事、忘れているわけじゃないわよね?」
少し前から来ていたのには気付いていたが、民間人に属するラザリアの事を、巻き込むつもりはなかった。しかし、何とも乗り気な様子に、私も考えを変える。
「此処を任せても良いだろうか?」
「ええ、勿論よ」
「魔道具は必要か?」
「要らないわ。だてに貴方の妻をしているわけじゃないのよ?ふふっ、手強い相手でもいてくれれば、少しは楽しめるのだけど」
頼もしげな言葉共に笑う妻は、久しぶりに暴れられそうだがらか、実に楽しげだ。
「では、西側を君に、東側は冒険者達に任せる事にしよう」
「分かったわ。貴方は、あの子達の事をお願いね」
「了解した」
私は返事を返すと、報告を上げてきた冒険者へと向き合う。
「報告を届けに来たばかりですまないが、今の件をギルドへ報告すると共に、私達の荷から必要な者を冒険者ギルドへと届けてくれ。何処にあるかは、そこにいる宿の者が知っている。頼んだぞ」
「「はいッ!」」
駆け出すように部屋を出て行ったた2人を見送り、後を妻に託すと、自分の成すべき事へと意識を向ける。宿の外へ出れば、今の現状とは異なり、穏やかな風が吹いていた。
街中ではあったが、今は急を要するため、陣を起動する。そうすれば、陣から発せられる淡い光によって辺りが照らされる。
「ウォーーン」
光が収まれば、遠吠えと共に、銀色の毛並みを風に靡かせ、白い冷気を纏い堂々と佇む、一匹の狼。氷属性を得意としているフェンリルであり、戦場を共に掛け、何度も助けられた事もある。頼もしい相棒。カムイ。
しかし、先程、あの男の事を思い出していたせいか、どうしてもあの男の姿が脳裏に浮ぶ。だが、今はそんな事に気を配っている暇はないとかぶりを振った私は、素早くその背に跨がる。
足が速いカムイではあるが、障害物が多過ぎる街では、満足に走る事が出来ない。カムイの足元に魔力を込め、氷の足場を作ると、それを上方へと押し上げる。
遠目から見れば、街の中に、一本の氷の柱がせり上がっているように見えた事だろう。
普段使う魔法よりは、氷魔法の方が得意ではあるが、滅多な事では使わない。火魔法のように、周囲に与える影響が大き過ぎるからだ。だから、敵からは視認し辛く、周囲への影響が少ない風魔法を多用している。
氷属性を好んで使う奴がいるため、使いたくないという理由もあるが、それはお互い様だろう。
好む魔法と、得意とする魔法が違うため、一度、互いの召喚獣が逆ならばと思った事もあるが、それはカムイに対して失礼だと、それ以降は考えるのを止めた。
周囲の建物よりも高い位置まで来ると、開けた視界の先に、湖の対岸が見えた。顔までは判別は出来ないが、10人程の影が見える。影の数が気になったが、大型の魔物も一匹、その者達の側にいるのが眼に入った。
私が身を屈めると、私の意志を汲んだカムイは、対岸へと向けて駆け出した。
その報告を受けたのは、宿の一室を借り、冒険者達が集めた情報を整理している時だった。冒険者ギルド内の方が、情報収集するのに都合が良かったが、他者の縄張りを荒らす趣味は、私にはない。
「はい…まだ誰も…お戻りになっておりません…」
報告を上げて来た宿の人間は、私にただ夕食の確認のためにやって来ただけであった。だが、黙り込んだままの私を見て、叱責でもされるとでも思ったのか、妙に萎縮した様子で、私の様子を伺っていた。
「事実を確認をしただけであって、攻めているわけではない」
私の言葉を聞き、幾分か怯えは消えたようだが、以前、萎縮したままである。昔、威圧感を何とかしろと言われた事はあるが、私は彼奴のように、器用には生きられん。
しかし、この者の様子を見ると、奴がこの街に及ぼした影響は、未だに根強く残っているようだ。だが、あの男と私が、同じように見られているのには、些か気に食わん。私は、不手際があったからといって、彼奴のように宿を潰したりなどせん。
私の憤りが目の前の者にも伝わったのか、先程と同様に身を縮め始めたのを見て、私は静かに思考を戻す。
外へ行ったブライト達なら分かるが、あの子等が帰っ来ていないのはやはりおかしい。
普段ならば、腹が空いたと言って、厨房に駆け込んでは何か強請っている時間だ。それは、旅行だからといっても変わらず、此処でも何かを強請っていたと聞いている。
外へと視線を向ければ、日暮れまでにはまだ時間があるようだが、時刻は、夕食の時間まで1時間を切っている。
「足取りは、何処まで分かっている?」
「はい…船に乗った所までは確認しているのですが…その後までは…舟屋に確認した所、一人乗り用の船が数艇、まだ、戻って来ていないとの事です。湖の上にも、それらしい影が見えない事から、対岸まで風に煽られた可能性が…」
「待て、風だと?」
報告は最後まで聞くべきなのだろうが、気になる言葉が聞こえたため、無礼を承知で、報告を途中で遮る。
「は、はい!湖の周辺だけですが、少し前まで強い風が吹いておりまして、その風向きが、街とは反対の森の方だったそうです!」
「……」
この時期、この周辺は気候も緩やかで、船が流されるような風が吹く事など滅多にないはずだ。そのうえ、それが湖の周辺だけというのも妙で気になる。
再び黙り込んだ私を前に、まるで肉食の猛獣でも相手にするような悲壮感溢れる顔で、男は私に問いかけてきた。
「………誰か…対岸まで向かわせますか?」
「いや、私が見て来よう」
決死の覚悟で言っただろう言葉を拒否し、私は腰を上げる。
今日は天気も良く、見通しが良い。対岸までなら目視でも十分確認する事が出来るだろう。もし、仮にあの子等が対岸にいたとしても、私ならばそう手間も掛からず往復する事が出来るため、私が行くのが適任だろう。
私が席を立ち、歩き出そうとした所で、廊下の方より、騒がしい足音と声が聞こえてきた。このように粗暴に走る者など、この宿にはいない。
「た、大変です!!森にいる魔物が、こっちに向かってると報告が!!」
予想通り、冒険者ギルドと私との連絡係を務めていた男が、取り乱した様子で、部屋へと駆け込んで来た。
「方角と数は?」
「左右に別れてやって来てて!!森の木々が邪魔で、正確な数は把握出来ていませんが、全部で40はいるようです!!ど、どうすればいいでしょうか!?」
その程度の数、冒険者達だけで、問題なく対処出来るのだろうとも思ったが、優秀な者が学院が護衛役として出払っていて不在なのだろう。慌てふためくこの者を見る限り、ギルド内が浮足立っているのが分かる。
「私は、お前の指揮官ではない。此処の指揮官に支持を仰げ」
混乱している状況で、無駄に指揮系統を増やしても、さらに混乱を招くだけだ。そう思っての判断だったのだが。
「此処のマスターから支持を乞うように言われて来たんです!」
そのような事を言われようとも、今、此処にいる冒険者達の実力が定かでない状況では、支持を出そうにも、支持の出しようもない。せめて、ブライトだけでも居てくれたのなら、話しは変わったのだろうが、今、それを言った所で意味はない。
あの子等の事も気になるが、此処を見捨てて離れる訳にもいかない。
此処に来て、問題が次々と湧いてくる事実に、仕事をさせられている奴の呪いではないかと疑いそうになる。
昔、奴が起した問題に巻き込まれた事が度々あったが、それは計算尽くの事であり、対応に苦慮する事はなかった。
私の頭には、あの男から入念に準備されていた荷が浮かび、全て、奴の策略なのではという考えが過る。だが、さすがにそれは、私の考え過ぎだろう。今は、無駄な事に時間を費やすよりも、まずは目の前の事を解決しなくては。
さて、どうするのが妥当な判断かと頭を悩ませていると、扉の外から聞き慣れた声が聞こえた。
「ねぇ?私の事、忘れているわけじゃないわよね?」
少し前から来ていたのには気付いていたが、民間人に属するラザリアの事を、巻き込むつもりはなかった。しかし、何とも乗り気な様子に、私も考えを変える。
「此処を任せても良いだろうか?」
「ええ、勿論よ」
「魔道具は必要か?」
「要らないわ。だてに貴方の妻をしているわけじゃないのよ?ふふっ、手強い相手でもいてくれれば、少しは楽しめるのだけど」
頼もしげな言葉共に笑う妻は、久しぶりに暴れられそうだがらか、実に楽しげだ。
「では、西側を君に、東側は冒険者達に任せる事にしよう」
「分かったわ。貴方は、あの子達の事をお願いね」
「了解した」
私は返事を返すと、報告を上げてきた冒険者へと向き合う。
「報告を届けに来たばかりですまないが、今の件をギルドへ報告すると共に、私達の荷から必要な者を冒険者ギルドへと届けてくれ。何処にあるかは、そこにいる宿の者が知っている。頼んだぞ」
「「はいッ!」」
駆け出すように部屋を出て行ったた2人を見送り、後を妻に託すと、自分の成すべき事へと意識を向ける。宿の外へ出れば、今の現状とは異なり、穏やかな風が吹いていた。
街中ではあったが、今は急を要するため、陣を起動する。そうすれば、陣から発せられる淡い光によって辺りが照らされる。
「ウォーーン」
光が収まれば、遠吠えと共に、銀色の毛並みを風に靡かせ、白い冷気を纏い堂々と佇む、一匹の狼。氷属性を得意としているフェンリルであり、戦場を共に掛け、何度も助けられた事もある。頼もしい相棒。カムイ。
しかし、先程、あの男の事を思い出していたせいか、どうしてもあの男の姿が脳裏に浮ぶ。だが、今はそんな事に気を配っている暇はないとかぶりを振った私は、素早くその背に跨がる。
足が速いカムイではあるが、障害物が多過ぎる街では、満足に走る事が出来ない。カムイの足元に魔力を込め、氷の足場を作ると、それを上方へと押し上げる。
遠目から見れば、街の中に、一本の氷の柱がせり上がっているように見えた事だろう。
普段使う魔法よりは、氷魔法の方が得意ではあるが、滅多な事では使わない。火魔法のように、周囲に与える影響が大き過ぎるからだ。だから、敵からは視認し辛く、周囲への影響が少ない風魔法を多用している。
氷属性を好んで使う奴がいるため、使いたくないという理由もあるが、それはお互い様だろう。
好む魔法と、得意とする魔法が違うため、一度、互いの召喚獣が逆ならばと思った事もあるが、それはカムイに対して失礼だと、それ以降は考えるのを止めた。
周囲の建物よりも高い位置まで来ると、開けた視界の先に、湖の対岸が見えた。顔までは判別は出来ないが、10人程の影が見える。影の数が気になったが、大型の魔物も一匹、その者達の側にいるのが眼に入った。
私が身を屈めると、私の意志を汲んだカムイは、対岸へと向けて駆け出した。
3
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
僕の召喚獣がおかしい ~呼び出したのは超上級召喚獣? 異端の召喚師ルークの困惑
つちねこ
ファンタジー
この世界では、十四歳になると自らが呼び出した召喚獣の影響で魔法が使えるようになる。
とはいっても、誰でも使えるわけではない。魔法学園に入学して学園で管理された魔方陣を使わなければならないからだ。
そして、それなりに裕福な生まれの者でなければ魔法学園に通うことすらできない。
魔法は契約した召喚獣を通じて使用できるようになるため、強い召喚獣を呼び出し、無事に契約を結んだ者こそが、エリートであり優秀者と呼ばれる。
もちろん、下級召喚獣と契約したからといって強くなれないわけではない。
召喚主と召喚獣の信頼関係、経験値の積み重ねによりレベルを上げていき、上位の召喚獣へと進化させることも可能だからだ。
しかしながら、この物語は弱い召喚獣を強くしていく成り上がりストーリーではない。
一般よりも少し裕福な商人の次男坊ルーク・エルフェンが、何故かヤバい召喚獣を呼び出してしまったことによるドタバタコメディーであり、また仲間と共に成長していくストーリーでもある。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
この度神様を辞めて、地上に降りました。執着系武神様と無双旅をします!
yun.
ファンタジー
人間から、天使になり100年。
それから神に昇格して早5000年。
そろそろ、飽きました!
後任は育てたので、私は地上へ降ります!
そう宣言し、転生したのはエルフ。
最長1000年生きれるでしょう。
神様として頑張ってきた5000年ほど自由に生きたかったのですが、仕方ありませんね。
私は地上で、美味しいものを食べて、いろんなところを旅して、いろんな景色を見てきます!
と意気揚々と降り立ったのだが、武神は追いかけてくるし、人助けしまくっていたら、神と呼ばれるし。
それでも、今日も楽しいです!
2022.7.4 タイトル変更しました。
旧 拝啓 この度神様やめました。
異世界転生~目指せ!内乱を防いで、みんな幸せ♪
紅子
ファンタジー
いつの間にかこの国の王子に転生していた俺。物語の世界にいるなんて、想定外だ。このままでは、この国は近い未来に内乱の末、乗っ取られてしまう。俺、まだ4歳。誰がこんな途方もない話を信じてくれるだろうか?既に物語と差異が発生しちゃってるし。俺自身もバグり始めてる。
4歳から始まる俺の奮闘記?物語に逆らって、みんな幸せを目指してみよう♪
毎日00:00に更新します。
完結済み
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
闇属性転移者の冒険録
三日月新
ファンタジー
異世界に召喚された影山武(タケル)は、素敵な冒険が始まる予感がしていた。
ところが、闇属性だからと強制転移されてしまう。
頼れる者がいない異世界で、タケルは元冒険者に助けられる。生き方と戦い方を教わると、ついに彼の冒険が始まる。
強力な魔物や冒険者と死闘を繰り広げながら、タケルはSランク冒険者を目指す。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる