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三章
ゲーム
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僕の家では見た事が無いほどの量が盛られた料理の数々がずらりと並ぶ食事の光景には、昨日と同じようにやっぱり驚かされる。
「これ!俺達が釣った魚なんだぜ!!」
釣った魚かどうかは分からないが、魚を宿に持ち帰ると宿の人が夕飯に出してくれると言うので、そのまま預ける事にした。さすがに全員分の魚はなかったから、宿の人がマリネにしてみんなに行き届くようにしてくれたようだ。でも、他の料理と一緒に並ぶとなおさら少なく見える。
「ならば、味わって食べなければな」
お兄さんは表情を緩めて話している間も、2、3人分もあるような量を一人で悠々と完食していた。ベルンハルト様もそうだけど、特に急いで食べているようには見えないのに、次々と料理が消えて行く様子は、まるで魔法を見ているみたいに見える。バルドは普段から見ていて食べる方だと思っていたけれど、あの量と比べると小食に思えてくる。
「しかし、魚を食べるとこの前の遠征を思い出すな」
「魚なんて腐りそうだけど、遠征ってそんなのも持って行くのか?」
何気なく言ったお兄さんの一言に、クリスさんは不思議そうに訪ねた。だけど、口に食べ物を運びながら話す様子を黙ってラザリア様が見ているから、僕はそちらに視線を向けないように気を付けながら、自分の分の料理に口を付ける。
「そう言うわけではない。携帯食だけでは味気もなく指揮も下がるため、川などが近くにあればそこで調達したりもしているんだ」
「じゃあ!釣りも出来る!?」
目を輝かせながら見つめているバルドに、お兄さんが少し眉を下げながら答えた。
「さすがに、遠征時には釣りの道具は持っていかないな。だから、手持ちのナイフを投げて仕留めていた」
「ナイフで!?」
バルドじゃないけど、僕もお兄さんの言葉に驚いて手が止まる。それに、ナイフを投げて魚を捕まえるなんて、とても人間技じゃないような気がする。
「遠征中の娯楽として、誰が一番魚を取れるかを皆で競ったりしているんだ」
「兄さんは!?負けねぇよな!?」
僕とは違ってクリスさんは、お兄さんなら普通に出来ると思っているようで、結果の方が気になるようだった。そんなクリスさんに、お兄さんは何処か困ったような笑みを浮かべながら答える。
「私とて、さすがに毎回勝てるわけではない。その証拠に、父上には未だ勝てたためしがないな」
「親父は負けなしか!?」
ベルンハルト様の方に勢いよく首を向けた後、興味と尊敬が入り混じったような目でお兄さんに問い掛ける。
「他の隊員とやった際、ハンデとして素手でやったのだが、それでも負けなかったほどだ」
「「おぉー!!」」
2人は感心したような声を上げているけれど、素手って…クマか何かなのかな…?そんな僕の思いや疑問とはよそに、ベルンハルト様は平然としたままだった。
「魚は動きが単調で動きも素早い方ではないからな。慣れれば誰にでも出来る」
「おぉー!俺も頑張る!!」
やる気に満ちた顔で宣言しているけれど、バルドはいったい何処を目指しているのかな…。それにしても、誰も釣り竿は使わないんだね…。
そんな事を思っている時、ふと気付いてコンラットに目を向けると、一番に騒ぎそうなのに何も言わずに平然とした顔のまま夕食を食べていた。
「どうしたの?」
「何がですか?」
僕の言葉にこちらを振り向くけれど、コンラットは何を言われているのか、意味が分からないようなキョトンとした顔をしていた。
「お前が珍しく何も言わないのが不思議なんだろ」
足りなかった僕の言葉を付け足すように、ネアが僕の後に続ける。
「え?ああ…似たような話し昔から聞いていたので、特に不思議に思いませんでした…」
「それは…もう…感覚麻痺してるぞ…」
遠い目で言うコンラットに、ネアはなんとも言えないような顔をしていた。
「今度は、バルドの番ですよ」
夕食を食べた後、昨日のやっていたボードゲームでまた遊ぶため、みんなで机を囲うようにして集まっていた。今回の旅行のために買ったそうだけど、投げたダイスの目でコマを進めながら別の人生を体験するゲームは、毎回違う結果になるから何回やっても面白かった。それに、今は4人でやっているから、自分の番が速くに来てゲームが進むペースも速い。
「よし!7出ろ!!」
掛け声とともに勢いよく投げたダイスの目は、バルドの願いも虚しく3だった。
「えっと、魔物に遭遇して負傷。一回休み。職業が冒険者だった場合、違約金を払う」
「また、借金かよ!!」
僕が読み上げた文字を読み上げると、バルドは頭を抱えるようにして叫ぶ。今回は運が悪いようで、さっきからトラブルマスばかりに止まっていた。
「お前が冒険者なんて選ぶからだろ」
毎回、兵士や武闘家とかの戦闘職を選んでいるから成り上がりは速いけど、その分転落するのも速い。
「…無職よりは良いでしょう」
悲観しているバルドの横で、コンラットは何処か諦めきった顔をしていた。
「せっかく学者になったのに…すぐに無職になりましたよ…」
条件を満たして研究者から学者になった途端、不正が発覚して無職になったからかやる気をなくしているようだった。
「なぁ…やってて思ったんだけど…世知辛いの少し多くないか…?」
「人生なんてそんなものだ」
「お前は毎回のように金持ってるだろが!!」
浮き沈みが激しいバルドと違って、ネアはやるたびに商人の職業を選らんでいるからか、少ないなりにも安定した収入を得ていた。
「手堅く稼げるからな」
商人は他の職業と違って一攫千金を狙えるマスが少ない分、安定した収入を得られるようになっていて、毎回のようにネアが一番お金を持っていた。
「コンラットは無職なのに、ご祝儀で儲けてるよね」
「人をたかりやみたいに言わないで下さい」
少し前から出産ラッシュが続いていて、大家族と呼べるくらいに子供が増えていた。それに、子供が生まれるたびにご祝儀を貰っているから、無職なのに何故か僕よりもお金を持っているという謎の現象が起きていた。
「リュカも、今回はぱっとしないよな」
「うん…」
ダイスで出た目の分だけコマを進めながら、僕は力なく返事を返す。
文官から領主になったから、プラスマスに止まれば多くのお金は貰えるけれど、マイナスのマスに止まった時に出て行く時の金額も多くてなかなかお金が貯まらない。
「なぁ?明日、何処行く?」
僕が持金からマイナス分を払っていると、運が少しも回って来ないからなのか、少し不貞腐れたような顔で机に置かれた手持ちの借金のカードを手でいじりながら、明日の事を僕らに聞いてきた。
「それは、クリスさんがいる時に決めた方が良いんじゃない?」
昨日は参加していたクリスさんも、夕食の後に呼ばれて行ってしまったから、今は此処にはいなかった。
「みんなでの旅行なのに、俺達ばっかり決めてもしょうがないだろ」
「それなら、せっかく他の街まで来たので、どんな店があるのか見に行ってみたいですね」
「じゃあ!兄貴にも聞いて、明日は街に行ってみようぜ!」
「次、ネアだよ」
楽しげに話すバルド達を前に、とりあえず僕は振りを終わったダイスをネアに手に乗せた。すると、手の平をそのまま返すようにして机へとダイスを転がす。
「荷物を紛失。4マス戻る。職業が商人なら賠償金を払う」
「……」
此処まで順調だったネアのコマが、ゴール近くになってその勢いが止まった。
「よし!此処から巻き返すぞ!!」
渋い顔をするネアを知りめに、机の上に転がっていたダイスを手に取るとバルドはダイスを振るう。
「やった!プラスマス!!」
ますます渋くなった顔で、借金返済をしているバルドを見ているネアには悪いけど、僕にも運が回ってきそうだから、もう少し頑張ってみようかな。
「これ!俺達が釣った魚なんだぜ!!」
釣った魚かどうかは分からないが、魚を宿に持ち帰ると宿の人が夕飯に出してくれると言うので、そのまま預ける事にした。さすがに全員分の魚はなかったから、宿の人がマリネにしてみんなに行き届くようにしてくれたようだ。でも、他の料理と一緒に並ぶとなおさら少なく見える。
「ならば、味わって食べなければな」
お兄さんは表情を緩めて話している間も、2、3人分もあるような量を一人で悠々と完食していた。ベルンハルト様もそうだけど、特に急いで食べているようには見えないのに、次々と料理が消えて行く様子は、まるで魔法を見ているみたいに見える。バルドは普段から見ていて食べる方だと思っていたけれど、あの量と比べると小食に思えてくる。
「しかし、魚を食べるとこの前の遠征を思い出すな」
「魚なんて腐りそうだけど、遠征ってそんなのも持って行くのか?」
何気なく言ったお兄さんの一言に、クリスさんは不思議そうに訪ねた。だけど、口に食べ物を運びながら話す様子を黙ってラザリア様が見ているから、僕はそちらに視線を向けないように気を付けながら、自分の分の料理に口を付ける。
「そう言うわけではない。携帯食だけでは味気もなく指揮も下がるため、川などが近くにあればそこで調達したりもしているんだ」
「じゃあ!釣りも出来る!?」
目を輝かせながら見つめているバルドに、お兄さんが少し眉を下げながら答えた。
「さすがに、遠征時には釣りの道具は持っていかないな。だから、手持ちのナイフを投げて仕留めていた」
「ナイフで!?」
バルドじゃないけど、僕もお兄さんの言葉に驚いて手が止まる。それに、ナイフを投げて魚を捕まえるなんて、とても人間技じゃないような気がする。
「遠征中の娯楽として、誰が一番魚を取れるかを皆で競ったりしているんだ」
「兄さんは!?負けねぇよな!?」
僕とは違ってクリスさんは、お兄さんなら普通に出来ると思っているようで、結果の方が気になるようだった。そんなクリスさんに、お兄さんは何処か困ったような笑みを浮かべながら答える。
「私とて、さすがに毎回勝てるわけではない。その証拠に、父上には未だ勝てたためしがないな」
「親父は負けなしか!?」
ベルンハルト様の方に勢いよく首を向けた後、興味と尊敬が入り混じったような目でお兄さんに問い掛ける。
「他の隊員とやった際、ハンデとして素手でやったのだが、それでも負けなかったほどだ」
「「おぉー!!」」
2人は感心したような声を上げているけれど、素手って…クマか何かなのかな…?そんな僕の思いや疑問とはよそに、ベルンハルト様は平然としたままだった。
「魚は動きが単調で動きも素早い方ではないからな。慣れれば誰にでも出来る」
「おぉー!俺も頑張る!!」
やる気に満ちた顔で宣言しているけれど、バルドはいったい何処を目指しているのかな…。それにしても、誰も釣り竿は使わないんだね…。
そんな事を思っている時、ふと気付いてコンラットに目を向けると、一番に騒ぎそうなのに何も言わずに平然とした顔のまま夕食を食べていた。
「どうしたの?」
「何がですか?」
僕の言葉にこちらを振り向くけれど、コンラットは何を言われているのか、意味が分からないようなキョトンとした顔をしていた。
「お前が珍しく何も言わないのが不思議なんだろ」
足りなかった僕の言葉を付け足すように、ネアが僕の後に続ける。
「え?ああ…似たような話し昔から聞いていたので、特に不思議に思いませんでした…」
「それは…もう…感覚麻痺してるぞ…」
遠い目で言うコンラットに、ネアはなんとも言えないような顔をしていた。
「今度は、バルドの番ですよ」
夕食を食べた後、昨日のやっていたボードゲームでまた遊ぶため、みんなで机を囲うようにして集まっていた。今回の旅行のために買ったそうだけど、投げたダイスの目でコマを進めながら別の人生を体験するゲームは、毎回違う結果になるから何回やっても面白かった。それに、今は4人でやっているから、自分の番が速くに来てゲームが進むペースも速い。
「よし!7出ろ!!」
掛け声とともに勢いよく投げたダイスの目は、バルドの願いも虚しく3だった。
「えっと、魔物に遭遇して負傷。一回休み。職業が冒険者だった場合、違約金を払う」
「また、借金かよ!!」
僕が読み上げた文字を読み上げると、バルドは頭を抱えるようにして叫ぶ。今回は運が悪いようで、さっきからトラブルマスばかりに止まっていた。
「お前が冒険者なんて選ぶからだろ」
毎回、兵士や武闘家とかの戦闘職を選んでいるから成り上がりは速いけど、その分転落するのも速い。
「…無職よりは良いでしょう」
悲観しているバルドの横で、コンラットは何処か諦めきった顔をしていた。
「せっかく学者になったのに…すぐに無職になりましたよ…」
条件を満たして研究者から学者になった途端、不正が発覚して無職になったからかやる気をなくしているようだった。
「なぁ…やってて思ったんだけど…世知辛いの少し多くないか…?」
「人生なんてそんなものだ」
「お前は毎回のように金持ってるだろが!!」
浮き沈みが激しいバルドと違って、ネアはやるたびに商人の職業を選らんでいるからか、少ないなりにも安定した収入を得ていた。
「手堅く稼げるからな」
商人は他の職業と違って一攫千金を狙えるマスが少ない分、安定した収入を得られるようになっていて、毎回のようにネアが一番お金を持っていた。
「コンラットは無職なのに、ご祝儀で儲けてるよね」
「人をたかりやみたいに言わないで下さい」
少し前から出産ラッシュが続いていて、大家族と呼べるくらいに子供が増えていた。それに、子供が生まれるたびにご祝儀を貰っているから、無職なのに何故か僕よりもお金を持っているという謎の現象が起きていた。
「リュカも、今回はぱっとしないよな」
「うん…」
ダイスで出た目の分だけコマを進めながら、僕は力なく返事を返す。
文官から領主になったから、プラスマスに止まれば多くのお金は貰えるけれど、マイナスのマスに止まった時に出て行く時の金額も多くてなかなかお金が貯まらない。
「なぁ?明日、何処行く?」
僕が持金からマイナス分を払っていると、運が少しも回って来ないからなのか、少し不貞腐れたような顔で机に置かれた手持ちの借金のカードを手でいじりながら、明日の事を僕らに聞いてきた。
「それは、クリスさんがいる時に決めた方が良いんじゃない?」
昨日は参加していたクリスさんも、夕食の後に呼ばれて行ってしまったから、今は此処にはいなかった。
「みんなでの旅行なのに、俺達ばっかり決めてもしょうがないだろ」
「それなら、せっかく他の街まで来たので、どんな店があるのか見に行ってみたいですね」
「じゃあ!兄貴にも聞いて、明日は街に行ってみようぜ!」
「次、ネアだよ」
楽しげに話すバルド達を前に、とりあえず僕は振りを終わったダイスをネアに手に乗せた。すると、手の平をそのまま返すようにして机へとダイスを転がす。
「荷物を紛失。4マス戻る。職業が商人なら賠償金を払う」
「……」
此処まで順調だったネアのコマが、ゴール近くになってその勢いが止まった。
「よし!此処から巻き返すぞ!!」
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「やった!プラスマス!!」
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