14 / 27
回帰後、ミッション2
しおりを挟む
《アレク、アレク、聞こえてる?》
〈はい、聞こえてます。ウロス様、エイリス様が言う、手を握るミッション無事に成功しました。
すごく、緊張しましたが、ウロス様達のあと押しで頑張ろうと思いました。
手を握ったことにより、シアの様子がすっごく可愛く思えました〉
《うん、うん、そうだね。よく頑張ったね。
次のミッションを言うよ。今度は、手を繋いで庭園を歩こうよ。
王宮の皆に、君達が仲良しな事をアピールしよう。
ほら、アレクはお茶会の時に話さないだろ、やはりメイド達は君達をしっかり観察しているんだよ。
交換日記を皆にみせるわけではないから、君達がお互いにわかり合ってる事を知らないんだよ。
たから、庭園、手繋ぎドキドキデートを、次のミッションにしよう。
僕達は、君達の恋の応援隊だよ》
〈はい、わかりました。僕も、もっとシアと仲良くしたいです。
ウロス様やエイリス様のお陰で、ギスギスしていた僕達の仲が、お互いに一歩ずつ近づけたのですから、頑張ります〉
よし、早速だから、今日頑張ろう。良い天気だなあ。どこの庭園に行こうかな。
シアは花が好きだから中庭に散歩に行こうと誘おうかな。
「アレク様、お待たせしました。すみません、礼儀作法の授業が長引きまして」
シアの手を握り、シアの顔を見て、
「散歩に行こう」
シアは顔が真っ赤になったが、頷いて、僕の手を握り返してくれた。
よし、中庭に行こう、メイドや侍従とすれ違うたびに、シアが手を離そうとするが、僕はかえって、手を握りしめた。
「アレク様、恥ずかしいです。皆が、見てます」
シアが恥ずかしがるほど、ますます手をニギニギして、大丈夫だよと合図をする。
シアの真っ赤な顔をみると、僕までドキドキしてきた。
シアの真っ赤な頬が可愛くて、思わず頬に口づけをしてしまった。
シアは、熱があるのではと思うぐらいの真っ赤な顔で、手を振り払って、走って行ってしまった。
そこへ、一番上の兄上が来て
「アレク、婚約者だし、何も言うつもりもなかったけど、皆の目がある場所では、やめておきなさい。
令嬢が好きなのはわかるが、お前達は、まだ10歳だからね」
ニコニコしながら、言われた。
その日の夜の食事で、兄上が僕達が手を繋ぎ散歩をし、アレクが令嬢の頬に口づけしたんですよと話した。
すると父上と母上がビックリし、二番目の兄上が、僕でもしたことがないのにと呟いていた。
シアの交換日記には、今日の出来事がこのように書かれていた。
○5日
アレク様、皆の見てる前では、口づけは、あまりにも恥ずかしすぎます。
人目がないところでしたら、まだ私も……。
手をニギニギは、アレク様の大丈夫だよの合図ですか?
私はそう思ったのですが、また違っていたら、教えてくださいね。
今、アレク様に差し上げるハンカチの刺繍をしてます。
今度のお茶会で渡せれるといいなあと思ってます。
積極的なアレク様、大好きです。
シア
〈はい、聞こえてます。ウロス様、エイリス様が言う、手を握るミッション無事に成功しました。
すごく、緊張しましたが、ウロス様達のあと押しで頑張ろうと思いました。
手を握ったことにより、シアの様子がすっごく可愛く思えました〉
《うん、うん、そうだね。よく頑張ったね。
次のミッションを言うよ。今度は、手を繋いで庭園を歩こうよ。
王宮の皆に、君達が仲良しな事をアピールしよう。
ほら、アレクはお茶会の時に話さないだろ、やはりメイド達は君達をしっかり観察しているんだよ。
交換日記を皆にみせるわけではないから、君達がお互いにわかり合ってる事を知らないんだよ。
たから、庭園、手繋ぎドキドキデートを、次のミッションにしよう。
僕達は、君達の恋の応援隊だよ》
〈はい、わかりました。僕も、もっとシアと仲良くしたいです。
ウロス様やエイリス様のお陰で、ギスギスしていた僕達の仲が、お互いに一歩ずつ近づけたのですから、頑張ります〉
よし、早速だから、今日頑張ろう。良い天気だなあ。どこの庭園に行こうかな。
シアは花が好きだから中庭に散歩に行こうと誘おうかな。
「アレク様、お待たせしました。すみません、礼儀作法の授業が長引きまして」
シアの手を握り、シアの顔を見て、
「散歩に行こう」
シアは顔が真っ赤になったが、頷いて、僕の手を握り返してくれた。
よし、中庭に行こう、メイドや侍従とすれ違うたびに、シアが手を離そうとするが、僕はかえって、手を握りしめた。
「アレク様、恥ずかしいです。皆が、見てます」
シアが恥ずかしがるほど、ますます手をニギニギして、大丈夫だよと合図をする。
シアの真っ赤な顔をみると、僕までドキドキしてきた。
シアの真っ赤な頬が可愛くて、思わず頬に口づけをしてしまった。
シアは、熱があるのではと思うぐらいの真っ赤な顔で、手を振り払って、走って行ってしまった。
そこへ、一番上の兄上が来て
「アレク、婚約者だし、何も言うつもりもなかったけど、皆の目がある場所では、やめておきなさい。
令嬢が好きなのはわかるが、お前達は、まだ10歳だからね」
ニコニコしながら、言われた。
その日の夜の食事で、兄上が僕達が手を繋ぎ散歩をし、アレクが令嬢の頬に口づけしたんですよと話した。
すると父上と母上がビックリし、二番目の兄上が、僕でもしたことがないのにと呟いていた。
シアの交換日記には、今日の出来事がこのように書かれていた。
○5日
アレク様、皆の見てる前では、口づけは、あまりにも恥ずかしすぎます。
人目がないところでしたら、まだ私も……。
手をニギニギは、アレク様の大丈夫だよの合図ですか?
私はそう思ったのですが、また違っていたら、教えてくださいね。
今、アレク様に差し上げるハンカチの刺繍をしてます。
今度のお茶会で渡せれるといいなあと思ってます。
積極的なアレク様、大好きです。
シア
2
お気に入りに追加
205
あなたにおすすめの小説
数字で恋する男爵令嬢
碧井夢夏
恋愛
数学者の父を持つ男爵令嬢のリリス・マクウェル。
下級貴族ながらも裕福な家に育ち、何不自由ない生活を送っている。
リリスには憧れている男性騎士がいるが、特に好きなのはそのスタイル。
圧倒的なその数字に惚れて、彼の経営する騎士団に雇ってもらおうと自分を売り込んだ。
全く相手にされていないけど、会計士として活躍するリリス。
うまくいかない恋に悩み、親切な同僚のシンに相談するうちになんだか彼が気になって来て・・?
不器用令嬢×器用男子の恋の駆け引きは、最初から勝負になんてなっていない。
※アメイジング・ナイトシリーズの外伝(スピンオフ)ですが、本編未読でも問題なく読めます。
※R表現はありませんが、大人の恋のお話なので男女のことが出てきます、苦手な方はご注意・・。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
君のためだと言われても、少しも嬉しくありません
みみぢあん
恋愛
子爵家の令嬢マリオンの婚約者、アルフレッド卿が王族の護衛で隣国へ行くが、任期がながびき帰国できなくなり婚約を解消することになった。 すぐにノエル卿と2度目の婚約が決まったが、結婚を目前にして家庭の事情で2人は…… 暗い流れがつづきます。 ざまぁでスカッ… とされたい方には不向きのお話です。ご注意を😓
悪役令嬢ですが、ヒロインの恋を応援していたら婚約者に執着されています
窓辺ミナミ
ファンタジー
悪役令嬢の リディア・メイトランド に転生した私。
シナリオ通りなら、死ぬ運命。
だけど、ヒロインと騎士のストーリーが神エピソード! そのスチルを生で見たい!
騎士エンドを見学するべく、ヒロインの恋を応援します!
というわけで、私、悪役やりません!
来たるその日の為に、シナリオを改変し努力を重ねる日々。
あれれ、婚約者が何故か甘く見つめてきます……!
気付けば婚約者の王太子から溺愛されて……。
悪役令嬢だったはずのリディアと、彼女を愛してやまない執着系王子クリストファーの甘い恋物語。はじまりはじまり!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
この度、猛獣公爵の嫁になりまして~厄介払いされた令嬢は旦那様に溺愛されながら、もふもふ達と楽しくモノづくりライフを送っています~
柚木崎 史乃
ファンタジー
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。
家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。
そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。
というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。
けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。
そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。
ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。
それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。
そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。
一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。
これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
他サイトでも掲載中。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる