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回帰後、薬草園
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お父様に誕生日プレゼントは、薬草園をお願いした。
お父様には、回帰前で思うことはあるが、お父様も、祝福に翻弄された人だと思う事にした。
ついでに、国外から熱冷ましにする薬草も、大量に欲しいと伝えたら、不思議そうにしていた。
「シアは、変わった物が欲しがるね。体調でも悪いのかな?」
何て、答えようか迷ったが私は7歳、すべて夢のせいにしよう。
「お父様、来年は薬草が育たない夢を見たんです。それで、沢山の人が亡くなるのです。今から準備しましょう。
もし、ただの夢ならいいんですが、心配なんです。
薬草を使わず無駄になるなら安心ですが、いらなくなったら、孤児院や救護院に寄付するということで、無駄にならないですよね。
だから、私の誕生日プレゼントは、風邪薬や熱冷ましの薬草を大量に買ってほしいのです」
「だから、祝福をもらう日に泣いていたのかな?
次の日にも、教会に行っていたし。わかったよ、もしかしたら祝福の前の日だから、予知夢かもしれないしね。
シアの言う通り、大量に買っておくよ。これで安心かな。お父様は、シアの笑顔が大好きだよ。
シア笑って、シアは笑顔が似合うよ」
こんなにも、私を可愛がってくれてるのに、私を置いていくしか心が保てないとは、改めて祝福の大きさを考えさせられた。
アレク様とは、祝福を授かった日から一回だけお茶会をした。
回帰前のように、私はアレク様に何か言ってしまうのではないかと思うと話すことが出来なかった。
アレク様はまだ無口の祝福に囚われてないのか、普通に話してくれていた。
これから、どんどん、口数が少なくなっていく
事前にエイリス様やオリビア様から説明されたが、ツンデレは好きな相手に対してだけ、素直な気持ちを表せないらしい。
これのどこが祝福なんだと思っていたのがエイリス様に聞こえたらしく、智の神ウロス様は、そういうのが好きなんだと言われてしまった。
全然わからない。
エイリス様は、アレク様に、ツンデレの良さを解説してるから大丈夫だよと言ってくださるが、ツンツンされて喜ぶ人はいないでしょうと思う。
ああどうしよう、そうだわ、お母様に相談しよう。
ツンデレの祝福の説明をして、ツンデレをどのようにいかせるかお母様なら何かアドバイスをくださるかも。
「お母様、私の祝福のツンデレですが、どうやら好きな相手に対して素直な気持ちになれないようなんです。
私はアレク様に素直になれない、反対に、冷たい態度のような事ばかり言ってしまうのです。
だから怖くてお茶会の時に話せませんでした。どうしたらいいんでしょうか?」
「あらあら、そうなのね。初めてのツンデレの祝福でしょう、ツンデレって何かしらと思っていたのよ。
好きな相手にだけかあ、それって何か貴方だけは特別よみたいなあ感じね。
でも、特別でも冷たくあしらわれるのは嫌よね。アレク様には最初から、話してみたらどうかしら?
シアの祝福の話をよ。好きだから冷たくしてしまうのよって。どうかしら」
「お母様、素直になれないから困っているのです。それに、好きって……面とむかって言えません」
「アレク様も周りから言われるのと、シアから直接言われるのは違って感じるものよ。
わかったわ、お母様も考えてみるわ。だから、大丈夫よ」
お母様が側で大丈夫って、言ってくれるだけで安心する。
お母様、来年絶対私が救ってみせる。
私も薬草の勉強しよう。どんなときにでも対処できる知識をもつのよ。
先ずはお母様を助ける。
あとは、アレク様にツンデレが激しくなる前に私の気持ちを伝える。
この2つが先ずは目標よ。
お父様には、回帰前で思うことはあるが、お父様も、祝福に翻弄された人だと思う事にした。
ついでに、国外から熱冷ましにする薬草も、大量に欲しいと伝えたら、不思議そうにしていた。
「シアは、変わった物が欲しがるね。体調でも悪いのかな?」
何て、答えようか迷ったが私は7歳、すべて夢のせいにしよう。
「お父様、来年は薬草が育たない夢を見たんです。それで、沢山の人が亡くなるのです。今から準備しましょう。
もし、ただの夢ならいいんですが、心配なんです。
薬草を使わず無駄になるなら安心ですが、いらなくなったら、孤児院や救護院に寄付するということで、無駄にならないですよね。
だから、私の誕生日プレゼントは、風邪薬や熱冷ましの薬草を大量に買ってほしいのです」
「だから、祝福をもらう日に泣いていたのかな?
次の日にも、教会に行っていたし。わかったよ、もしかしたら祝福の前の日だから、予知夢かもしれないしね。
シアの言う通り、大量に買っておくよ。これで安心かな。お父様は、シアの笑顔が大好きだよ。
シア笑って、シアは笑顔が似合うよ」
こんなにも、私を可愛がってくれてるのに、私を置いていくしか心が保てないとは、改めて祝福の大きさを考えさせられた。
アレク様とは、祝福を授かった日から一回だけお茶会をした。
回帰前のように、私はアレク様に何か言ってしまうのではないかと思うと話すことが出来なかった。
アレク様はまだ無口の祝福に囚われてないのか、普通に話してくれていた。
これから、どんどん、口数が少なくなっていく
事前にエイリス様やオリビア様から説明されたが、ツンデレは好きな相手に対してだけ、素直な気持ちを表せないらしい。
これのどこが祝福なんだと思っていたのがエイリス様に聞こえたらしく、智の神ウロス様は、そういうのが好きなんだと言われてしまった。
全然わからない。
エイリス様は、アレク様に、ツンデレの良さを解説してるから大丈夫だよと言ってくださるが、ツンツンされて喜ぶ人はいないでしょうと思う。
ああどうしよう、そうだわ、お母様に相談しよう。
ツンデレの祝福の説明をして、ツンデレをどのようにいかせるかお母様なら何かアドバイスをくださるかも。
「お母様、私の祝福のツンデレですが、どうやら好きな相手に対して素直な気持ちになれないようなんです。
私はアレク様に素直になれない、反対に、冷たい態度のような事ばかり言ってしまうのです。
だから怖くてお茶会の時に話せませんでした。どうしたらいいんでしょうか?」
「あらあら、そうなのね。初めてのツンデレの祝福でしょう、ツンデレって何かしらと思っていたのよ。
好きな相手にだけかあ、それって何か貴方だけは特別よみたいなあ感じね。
でも、特別でも冷たくあしらわれるのは嫌よね。アレク様には最初から、話してみたらどうかしら?
シアの祝福の話をよ。好きだから冷たくしてしまうのよって。どうかしら」
「お母様、素直になれないから困っているのです。それに、好きって……面とむかって言えません」
「アレク様も周りから言われるのと、シアから直接言われるのは違って感じるものよ。
わかったわ、お母様も考えてみるわ。だから、大丈夫よ」
お母様が側で大丈夫って、言ってくれるだけで安心する。
お母様、来年絶対私が救ってみせる。
私も薬草の勉強しよう。どんなときにでも対処できる知識をもつのよ。
先ずはお母様を助ける。
あとは、アレク様にツンデレが激しくなる前に私の気持ちを伝える。
この2つが先ずは目標よ。
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