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第1話 出会い
抑えられない気持ち
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「わぁやっぱり可愛い。ブレザー着てみたかったんだよなぁ。」
今日から、いよいよ高校生生活のスタート。楽しみだなぁ。そんな事をブツブツ言いながら鏡の前の自分に胸を躍らせていた。
「瑞希ー。遅刻するわよー。」
「あっヤバい本当だ。遅刻しちゃう。」
バタバタと階段を降りて、家を出た。
桜並木を通り校門をくぐり抜け教室に入ると、既に皆ザワザワしていた。
「えっと…私の席は…相澤…あった。」
周りを見渡すと、小中学同じで仲が悪かった村原鈴が居た。彼女は綺麗な事もあり既に溶け込んでいた。私は、最悪だなと思いながらもボーッと皆を見ていた。
チャイムが鳴り、パッと見るとあれっ?私の斜め前の人がまだ来てない。入学初日から遅刻かな?凄いなぁどんな人だろうと思っていた。
ガラガラッと担任の先生が入って来た。入学式の説明が始まり、皆が先生に注目していた。すると、ガラガラッと男子が入って来た。
「入学早々遅刻かぁ。」
と先生の言葉も聞こえてるのかわからない表情で彼は先生に会釈をした。そして、空いていた私の斜め前の席に座った。ガッシリとした身体付きに、坊主。ちょっと怖いなぁと私は思った。でも、何故か気になった。彼の名前は何だろう、どんな人なんだろう…。
入学式も終わりホームルームで自己紹介が始まった。皆、個性があり何を言おうか色々考えてちょっと緊張していた。
「松田崇裕です。ラグビーをやろうと思ってます。よろしく。」
彼の番だった。あどけない少年の様な笑顔を見せた。そのギャップに私の胸はドキッとした。うちの高校はラグビー部が強いと有名だった。身体付きや髪型から何となく納得できた。ラグビー部か…マネージャーなんていいなぁ…と思ってしまった。
「あの…えっと…相澤瑞希です。ちょっと緊張してます。ラグビー部のマネージャーになりたいと思います。よろしくお願いします。」
私はハッとした。えっ?何言ってるんだ。マネージャーになるなんて言ってしまった。心の中で自分に対してあ~バカバカって言ってた。
今日から、いよいよ高校生生活のスタート。楽しみだなぁ。そんな事をブツブツ言いながら鏡の前の自分に胸を躍らせていた。
「瑞希ー。遅刻するわよー。」
「あっヤバい本当だ。遅刻しちゃう。」
バタバタと階段を降りて、家を出た。
桜並木を通り校門をくぐり抜け教室に入ると、既に皆ザワザワしていた。
「えっと…私の席は…相澤…あった。」
周りを見渡すと、小中学同じで仲が悪かった村原鈴が居た。彼女は綺麗な事もあり既に溶け込んでいた。私は、最悪だなと思いながらもボーッと皆を見ていた。
チャイムが鳴り、パッと見るとあれっ?私の斜め前の人がまだ来てない。入学初日から遅刻かな?凄いなぁどんな人だろうと思っていた。
ガラガラッと担任の先生が入って来た。入学式の説明が始まり、皆が先生に注目していた。すると、ガラガラッと男子が入って来た。
「入学早々遅刻かぁ。」
と先生の言葉も聞こえてるのかわからない表情で彼は先生に会釈をした。そして、空いていた私の斜め前の席に座った。ガッシリとした身体付きに、坊主。ちょっと怖いなぁと私は思った。でも、何故か気になった。彼の名前は何だろう、どんな人なんだろう…。
入学式も終わりホームルームで自己紹介が始まった。皆、個性があり何を言おうか色々考えてちょっと緊張していた。
「松田崇裕です。ラグビーをやろうと思ってます。よろしく。」
彼の番だった。あどけない少年の様な笑顔を見せた。そのギャップに私の胸はドキッとした。うちの高校はラグビー部が強いと有名だった。身体付きや髪型から何となく納得できた。ラグビー部か…マネージャーなんていいなぁ…と思ってしまった。
「あの…えっと…相澤瑞希です。ちょっと緊張してます。ラグビー部のマネージャーになりたいと思います。よろしくお願いします。」
私はハッとした。えっ?何言ってるんだ。マネージャーになるなんて言ってしまった。心の中で自分に対してあ~バカバカって言ってた。
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