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第06話 頭デッカチ操言士と新たな学び
7.訓練(上)
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「んっ……この匂いは」
建設途中の建物の一番上で、紅雷は鼻をひくつかせた。かすかにただよってきた匂いは雨に混じって少量しか嗅ぎ取れないが、間違いはないと思う。
「ねえ、傭兵さん」
すぐ近くにレンガを運び上げてきたユルゲンに紅雷は声をかけた。
「なんだよ」
「師匠さんが来るっぽい」
「王黎?」
今日の二人は、急病で欠員が出てしまった建設現場の臨時作業員として働いていた。紅雷は嫌がったのだが報酬がそこそこよかったことと、建設現場での仕事はいい筋力トレーニングになることを理由に、ユルゲンは紅雷の首根っこを掴んで朝から現場入りした。
急ぎで建てねばならない建物だそうで、昼頃からあいにくと雨が降り始めたが作業が中止されることはなく、雨ですべって事故が起きないよう慎重に進められている。
ユルゲンは手に持っていたレンガを所定の場所に置くと、一歩ずつ丁寧に足場を選んで地上へ下りた。
「やあ、ユルゲンくん」
するとちょうど地面に下り立ったところで声をかけられる。声の主は操言ローブをまとい、藍色の番傘を差した王黎だった。
「雨なのに建設現場で仕事?」
「支払いがよかったからな。本当なら隊商護衛でも怪魔退治でも、フィールドに出る仕事がいいんだが」
「怪魔退治がしたいなら操言の加護、先に施してあげようか。特別に無料で」
王黎はユルゲンの腰元の両刀を一瞥してからにっこりと笑った。
本来、武器や防具に操言の加護を施してもらうには、操言支部に行っていくらかの報酬を支払う必要がある。ただし共に旅をしていた頃のように、パーティを組んでいる場合は報酬がなくとも加護を施してもらえることがある。
「いや、間に合ってる。昨日、紀更に会った時にな」
「紀更? ユルゲンくん、紀更が見習い操言士だからってちゃっかり無料でやってもらったね?」
原則、操言士から操言の加護をもらうのは有償であることを、傭兵であるユルゲンが知らないはずがない。知らないのは紀更の方で、紀更の善意を抜け目なく受け取っていたユルゲンに王黎は珍しくため息をついた。咎めるようなその王黎からの視線を、ユルゲンは沈黙でやり過ごすことにする。
「まあ、いいけど。そのへんのこと、教えていなかった僕の責任もあるしね。でも、あまり調子に乗って見習い操言士にタダ働きさせないでよ? 今は紀更とパーティを組んでいるわけじゃないんだからね」
「で、何の用だ。散歩じゃねぇだろ、この雨の中」
王黎の苦情を断ち切るようにユルゲンは問いかけた。
「うん、その紀更のことで連絡というか」
「紀更様がどうかしましたかっ!?」
紀更の名前を聞き取った紅雷が、作業現場の上から興奮気味に下をのぞき込んだ。ユルゲンは雨粒が顔にかかるのも気にせず、紅雷を見上げて少し大きな声を出す。
「紅雷、用件は俺が聞いておくからお前は作業に集中してろ。落ちて事故ったら報酬がパアなんだからよ」
「うぅ~」
紅雷は不服そうだったが、雨の中でも聴覚に集中すれば多少は地上の音も拾えるので、おとなしくレンガを所定の場所に積み上げる作業に戻った。
「うんうん、結構うまくやれてるね、キミたち」
「紀更がどうしたって?」
「紀更の今後の予定を伝えようかと思って。でも、昨日紀更に会ったなら本人から聞いた?かい」
「いや。昨日は紅雷が紀更の匂いがするからつって、ちょっと会って話しただけだ」
「そっか。じゃあ代わりに伝えるね。紀更は、三週間後の操言院修了試験を受けることになったよ。それに合格すれば一人前の操言士だ」
「ということは、それまでは操言院に缶詰めか」
「うん、そうだね」
「大丈夫か?」
あえて詳しくは訊かない。それでも王黎には通じるはずだ。
「以前とは紀更自身の心構えも違うし、今回は完全に缶詰めってわけじゃないからね。五日間は操言院の寮で寝泊まりして、二日間は自宅に帰る。そのサイクルで過ごすことになったから」
「へえ……なるほどな」
「今日が寮での一日目。まあ、参考にして?」
なんの参考だ、などと野暮なことをユルゲンは言わなかった。紀更の動向を把握できることは願ったり叶ったりだからだ。
「それと紅雷のこと。紅雷を紀更の言従士だと認めてもらう手続きは、やっぱり紀更が修了試験に合格してからにしろだってさ」
「試験に集中させるためと、見習い操言士の分際で言従士を従えてちゃ快く思わない奴がいるから、ってところか」
「どちらかというと前者の方が主な理由だけど、後者の理由も否定はしないでおくよ」
王黎は苦笑した。
「何事もなければ、試験合格後すぐに紅雷の手続きはできると思う。再度の質問になるけど、キミはどうする? 紀更はきっと一発で合格すると思うし、紅雷を待たせるのは三週間だけだ。紀更が一人前になれば、紅雷は紀更の傍にいればいい。言従士として正式に登録されて、操言士団所属になれば働きに応じて給金も出るし自活はできる。キミが面倒を見てあげなくてもね」
「さすがに紅雷の生活の面倒を見続けるつもりはねぇな」
「だろうね。それにユルゲンくんの当初の目的は探し物でしょ? それが王都になければ、ほかの都市部へまた流浪するのかな」
「そうだな」
雨に打たれながらユルゲンは呟く。
今さら悩むことはない。結論は、共同営舎に登録した時すでに出ている。
「ひとまずこの三週間は王都であいつの子守をしてるよ」
ユルゲンは親指で、建設途中の建物の二階部分にいる紅雷を指し示した。雨に濡れながらも、紅雷は真面目に丁寧な手付きでレンガを積み上げている。
「そのあとのことは、もう少し考えてから決める」
「そっか。それを聞いて安心したよ」
王黎は安堵してほほ笑む。その微笑がどこか引っかかって、ユルゲンは尋ねた。
「王黎、お前は俺に何を望んでるんだ。いてほしいのか、いてほしくないのか」
ユルゲンが紀更から離れていくことを王黎は望んでいるのか、いないのか。それを気にかけていなかったら、こう何度もユルゲンの進退を確かめはしないだろう。
「僕は紀更が成長できる環境を作ってあげたいだけだよ。師匠だからね」
それは嘘ではないのだろうが、本当の理由でも望みでもないだろう。
「そうかよ」
作られたような薄い笑みを浮かべる王黎から真意を聞き出そうとあがくのは無駄足だと重々知っているので、ユルゲンは力なく息を吐いた。
「じゃあ、またね」
王黎は来た方向へ踵を返す。
残されたユルゲンはとっとと依頼内容を達成すべく、レンガの運搬に戻った。
◆◇◆◇◆
「はあ……疲れた」
操言院で過ごす一日目が終了し、紀更は寮の寝台に横になってため息をついた。
復帰初日から、相当濃い時間を過ごしたように思う。それもこれも、すべては雛菊との学びの時間が盛り上がったせいだ。
快晴革命の話を皮切りに、雛菊は紀更が知らないことに気付いては次から次へと説明してくれた。たとえば「華族」について。
オリジーア国内において、「苗字」を名乗っている国民は少数派だ。両親と紀更、そして亡き弟俊の家族四人に共通する苗字、すなわち家名というものはない。オリジーアでは苗字を持たないのが普通なのだ。
ではどういう国民が苗字を持っているのかというと、「三代続けて国に貢献し、末代まで引き続き国に貢献することを誓った一族」に、オリジーア王が苗字を授けるのである。二等騎士エリックの生い立ちについて詳しくは知らないが、彼の名はエリック・ローズィであり、国に貢献することを誓った「ローズィ一族」の一人だということがわかる。
苗字は王から授けられるもので、基本的に唯一無二である。同じ苗字を名乗っていれば、それは親子か兄弟か一族の親戚であるとわかる。
万が一直系の血族がいない場合、養子を迎えればその子に苗字を名乗らせることもできる。ただし、実子も養子もおらず後継者不在で家系が途絶えた場合、苗字は国へ「返還」する決まりになっている。また「国に貢献する」という条件に反した場合も、苗字は強制的に剥奪されて国へ返還される。
「ジャスパー・ファンバーレさん……オドレイ・エモンさん」
ゼルヴァイス城の城主やポーレンヌ操言支部の支部長たちは苗字を持っていた。つまり、少なくともその当人の両親祖父母の代から国に貢献し、そして当人も国への貢献を誓っている人物である。
そしてその数少ない「苗字持ち」の中で、王家と関わりが深く三公団の幹部を務めている者たちが「華族」と呼ばれ、ほかの苗字持ちと一線を画しているのだそうだ。華族は苗字を与えられて久しく、王家や国に対する影響力が普通の名字持ちよりも強いらしい。
――名字持ちの中でも、華族と呼ばれる一族たちは王族に近しいの。王は代々男児が継ぐけれど、王妃は基本的に華族の中の子女から選ばれるわ。つまり政略結婚ね。それも複数の華族間で序列がつかないように、なるべく均等に選んでいるのよ。え、どうして知っているのかって? 王族や華族の家系図を見ればすぐわかるわよ。
雛菊はそう語った。王城と同じ敷地にある王都中央図書館には、すべての苗字持ちの家系図が丁寧に保管されているのだそうだ。
それから雛菊は、操言士が持つ「段位」についても教えてくれた。
建設途中の建物の一番上で、紅雷は鼻をひくつかせた。かすかにただよってきた匂いは雨に混じって少量しか嗅ぎ取れないが、間違いはないと思う。
「ねえ、傭兵さん」
すぐ近くにレンガを運び上げてきたユルゲンに紅雷は声をかけた。
「なんだよ」
「師匠さんが来るっぽい」
「王黎?」
今日の二人は、急病で欠員が出てしまった建設現場の臨時作業員として働いていた。紅雷は嫌がったのだが報酬がそこそこよかったことと、建設現場での仕事はいい筋力トレーニングになることを理由に、ユルゲンは紅雷の首根っこを掴んで朝から現場入りした。
急ぎで建てねばならない建物だそうで、昼頃からあいにくと雨が降り始めたが作業が中止されることはなく、雨ですべって事故が起きないよう慎重に進められている。
ユルゲンは手に持っていたレンガを所定の場所に置くと、一歩ずつ丁寧に足場を選んで地上へ下りた。
「やあ、ユルゲンくん」
するとちょうど地面に下り立ったところで声をかけられる。声の主は操言ローブをまとい、藍色の番傘を差した王黎だった。
「雨なのに建設現場で仕事?」
「支払いがよかったからな。本当なら隊商護衛でも怪魔退治でも、フィールドに出る仕事がいいんだが」
「怪魔退治がしたいなら操言の加護、先に施してあげようか。特別に無料で」
王黎はユルゲンの腰元の両刀を一瞥してからにっこりと笑った。
本来、武器や防具に操言の加護を施してもらうには、操言支部に行っていくらかの報酬を支払う必要がある。ただし共に旅をしていた頃のように、パーティを組んでいる場合は報酬がなくとも加護を施してもらえることがある。
「いや、間に合ってる。昨日、紀更に会った時にな」
「紀更? ユルゲンくん、紀更が見習い操言士だからってちゃっかり無料でやってもらったね?」
原則、操言士から操言の加護をもらうのは有償であることを、傭兵であるユルゲンが知らないはずがない。知らないのは紀更の方で、紀更の善意を抜け目なく受け取っていたユルゲンに王黎は珍しくため息をついた。咎めるようなその王黎からの視線を、ユルゲンは沈黙でやり過ごすことにする。
「まあ、いいけど。そのへんのこと、教えていなかった僕の責任もあるしね。でも、あまり調子に乗って見習い操言士にタダ働きさせないでよ? 今は紀更とパーティを組んでいるわけじゃないんだからね」
「で、何の用だ。散歩じゃねぇだろ、この雨の中」
王黎の苦情を断ち切るようにユルゲンは問いかけた。
「うん、その紀更のことで連絡というか」
「紀更様がどうかしましたかっ!?」
紀更の名前を聞き取った紅雷が、作業現場の上から興奮気味に下をのぞき込んだ。ユルゲンは雨粒が顔にかかるのも気にせず、紅雷を見上げて少し大きな声を出す。
「紅雷、用件は俺が聞いておくからお前は作業に集中してろ。落ちて事故ったら報酬がパアなんだからよ」
「うぅ~」
紅雷は不服そうだったが、雨の中でも聴覚に集中すれば多少は地上の音も拾えるので、おとなしくレンガを所定の場所に積み上げる作業に戻った。
「うんうん、結構うまくやれてるね、キミたち」
「紀更がどうしたって?」
「紀更の今後の予定を伝えようかと思って。でも、昨日紀更に会ったなら本人から聞いた?かい」
「いや。昨日は紅雷が紀更の匂いがするからつって、ちょっと会って話しただけだ」
「そっか。じゃあ代わりに伝えるね。紀更は、三週間後の操言院修了試験を受けることになったよ。それに合格すれば一人前の操言士だ」
「ということは、それまでは操言院に缶詰めか」
「うん、そうだね」
「大丈夫か?」
あえて詳しくは訊かない。それでも王黎には通じるはずだ。
「以前とは紀更自身の心構えも違うし、今回は完全に缶詰めってわけじゃないからね。五日間は操言院の寮で寝泊まりして、二日間は自宅に帰る。そのサイクルで過ごすことになったから」
「へえ……なるほどな」
「今日が寮での一日目。まあ、参考にして?」
なんの参考だ、などと野暮なことをユルゲンは言わなかった。紀更の動向を把握できることは願ったり叶ったりだからだ。
「それと紅雷のこと。紅雷を紀更の言従士だと認めてもらう手続きは、やっぱり紀更が修了試験に合格してからにしろだってさ」
「試験に集中させるためと、見習い操言士の分際で言従士を従えてちゃ快く思わない奴がいるから、ってところか」
「どちらかというと前者の方が主な理由だけど、後者の理由も否定はしないでおくよ」
王黎は苦笑した。
「何事もなければ、試験合格後すぐに紅雷の手続きはできると思う。再度の質問になるけど、キミはどうする? 紀更はきっと一発で合格すると思うし、紅雷を待たせるのは三週間だけだ。紀更が一人前になれば、紅雷は紀更の傍にいればいい。言従士として正式に登録されて、操言士団所属になれば働きに応じて給金も出るし自活はできる。キミが面倒を見てあげなくてもね」
「さすがに紅雷の生活の面倒を見続けるつもりはねぇな」
「だろうね。それにユルゲンくんの当初の目的は探し物でしょ? それが王都になければ、ほかの都市部へまた流浪するのかな」
「そうだな」
雨に打たれながらユルゲンは呟く。
今さら悩むことはない。結論は、共同営舎に登録した時すでに出ている。
「ひとまずこの三週間は王都であいつの子守をしてるよ」
ユルゲンは親指で、建設途中の建物の二階部分にいる紅雷を指し示した。雨に濡れながらも、紅雷は真面目に丁寧な手付きでレンガを積み上げている。
「そのあとのことは、もう少し考えてから決める」
「そっか。それを聞いて安心したよ」
王黎は安堵してほほ笑む。その微笑がどこか引っかかって、ユルゲンは尋ねた。
「王黎、お前は俺に何を望んでるんだ。いてほしいのか、いてほしくないのか」
ユルゲンが紀更から離れていくことを王黎は望んでいるのか、いないのか。それを気にかけていなかったら、こう何度もユルゲンの進退を確かめはしないだろう。
「僕は紀更が成長できる環境を作ってあげたいだけだよ。師匠だからね」
それは嘘ではないのだろうが、本当の理由でも望みでもないだろう。
「そうかよ」
作られたような薄い笑みを浮かべる王黎から真意を聞き出そうとあがくのは無駄足だと重々知っているので、ユルゲンは力なく息を吐いた。
「じゃあ、またね」
王黎は来た方向へ踵を返す。
残されたユルゲンはとっとと依頼内容を達成すべく、レンガの運搬に戻った。
◆◇◆◇◆
「はあ……疲れた」
操言院で過ごす一日目が終了し、紀更は寮の寝台に横になってため息をついた。
復帰初日から、相当濃い時間を過ごしたように思う。それもこれも、すべては雛菊との学びの時間が盛り上がったせいだ。
快晴革命の話を皮切りに、雛菊は紀更が知らないことに気付いては次から次へと説明してくれた。たとえば「華族」について。
オリジーア国内において、「苗字」を名乗っている国民は少数派だ。両親と紀更、そして亡き弟俊の家族四人に共通する苗字、すなわち家名というものはない。オリジーアでは苗字を持たないのが普通なのだ。
ではどういう国民が苗字を持っているのかというと、「三代続けて国に貢献し、末代まで引き続き国に貢献することを誓った一族」に、オリジーア王が苗字を授けるのである。二等騎士エリックの生い立ちについて詳しくは知らないが、彼の名はエリック・ローズィであり、国に貢献することを誓った「ローズィ一族」の一人だということがわかる。
苗字は王から授けられるもので、基本的に唯一無二である。同じ苗字を名乗っていれば、それは親子か兄弟か一族の親戚であるとわかる。
万が一直系の血族がいない場合、養子を迎えればその子に苗字を名乗らせることもできる。ただし、実子も養子もおらず後継者不在で家系が途絶えた場合、苗字は国へ「返還」する決まりになっている。また「国に貢献する」という条件に反した場合も、苗字は強制的に剥奪されて国へ返還される。
「ジャスパー・ファンバーレさん……オドレイ・エモンさん」
ゼルヴァイス城の城主やポーレンヌ操言支部の支部長たちは苗字を持っていた。つまり、少なくともその当人の両親祖父母の代から国に貢献し、そして当人も国への貢献を誓っている人物である。
そしてその数少ない「苗字持ち」の中で、王家と関わりが深く三公団の幹部を務めている者たちが「華族」と呼ばれ、ほかの苗字持ちと一線を画しているのだそうだ。華族は苗字を与えられて久しく、王家や国に対する影響力が普通の名字持ちよりも強いらしい。
――名字持ちの中でも、華族と呼ばれる一族たちは王族に近しいの。王は代々男児が継ぐけれど、王妃は基本的に華族の中の子女から選ばれるわ。つまり政略結婚ね。それも複数の華族間で序列がつかないように、なるべく均等に選んでいるのよ。え、どうして知っているのかって? 王族や華族の家系図を見ればすぐわかるわよ。
雛菊はそう語った。王城と同じ敷地にある王都中央図書館には、すべての苗字持ちの家系図が丁寧に保管されているのだそうだ。
それから雛菊は、操言士が持つ「段位」についても教えてくれた。
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