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第05話 グラマラスな操言士と旅の終わり
7.幕切れ(下)
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怪魔襲撃騒ぎの夜が明けた、その日の昼頃。ポーレンヌ操言支部会館の支部長室には高段位の操言士たちが集まっていた。その中にはマリカの姿もある。
「オドレイ支部長、王都の操言士団はなんですって!?」
オドレイよりも年嵩の女性操言士が、支部長用のデスクに座っているオドレイに詰め寄って眉間に皺を寄せた。
オドレイの手には王都から届いたばかりの一通の手紙がある。オドレイはその手紙に目を落としながら、室内にいる全員に聞こえるように要約した。
「ひとつ、怪魔襲撃に関するどんな些細なことでも構わないから、いつもと違うと感じたことすべてを詳らかにすること。今日から一週間は、毎日王都の操言士団にその報告を上げること」
オドレイの表情にはなんの感情も浮かばない。声もいつもと変わらず淡々としている。
「ひとつ、第二王子が今日中にポーレンヌ城を訪問し慰問するため、王子の要求に応えること。ただし、街の復興が最優先であるとの認識は王子も承知のため、可能な限りで構わない。優先順位や判断を含め、王子の歓待は城主に一任する」
「王子っ!?」
「そりゃまた大げさな」
「いや、王家もそれだけ事態を重く見てるってことじゃないのか」
「第二王子ってまともな方だよな? よかった~第一王子じゃなくて」
操言士たちは一気にざわついた。
「以上がみなに関係することです。受け持ちエリアに被害のあった班は、自分のエリアの復興を最優先にすること。被害のなかった班は通常通りの業務を。もちろん休暇、休息も適切にとりなさい。個別に任務を言い渡された者は任務を最優先としてください。それから、各班のリーダーは日々得た情報を整理し、報告書にまとめて操言士圭吾へ提出するように。以上、解散」
オドレイの一声で操言士たちは次々に支部長室を出ていく。
「マリカ」
「はい。なんでしょうか」
マリカも流れに乗って退出しようとしたが、オドレイに名前を呼ばれて足を止めた。
「街で王黎と会いましたか」
「ええ、今朝。街の北東の、戦闘があったエリアを案内しました」
「まだ街にはいるようですね。ではマリカ、王黎たち〝特別な操言士〟の一行をここへ連れてきてください。南西の六叉路の宿に宿泊しているそうですから、街中にいなければそこを当たりなさい」
「わかりました」
マリカは怪訝な表情を浮かべつつも頷き、今度こそ支部長室を退出した。
◆◇◆◇◆
紀更の背中を追ったのは紅雷だけではなかった。ユルゲンもまた、時間差で客室を出て紀更を追った。しかし紅雷と違って談話室に入ることはせず、紀更の視界に映らないように談話室の入り口で壁に背中を預けて立っていることにした。
「紀更様」
談話室の中からしゅぽんと音がする。紅雷がミズイヌ型になったのだろう。
「紀更様、あたしのことは気にしないでください。居ないものと思ってくださいね」
紅雷の声が聞こえて、ユルゲンはつくづく紅雷を羨ましく思った。
(紀更を一人にはさせないが、動物型なら人であることを意識させないか。便利でいいもんだよな、メヒュラってのは)
それだけではない。言従士というだけで、いつかなる状況でも紀更の傍にいる理由を持つところも羨望の対象だ。紅雷の方は何やらユルゲンに対して複雑な感情を抱いているようだったが、彼女は本来、誰のことも気にしなくていいはずだ。紀更の言従士――ただそれだけで紀更の隣を独占できる。言従士という肩書きだけで、紀更の傍にいることを許されているのだから。
――あなた、紀更様の何なんですか。
――ないのは義理じゃなくて、答えそのものなんじゃないですか。
そのとおりだ。「答え」なんてものは持ち合わせていない。紀更の何なんだと問われても、あるいは紀更が自分にとって何なんだ、と問われても、ユルゲンには答えられない。
それなのに――。
――ち、ちがっ……すみ、ま……せん。
突然泣き出した今朝の紀更の涙が忘れられない。彼女が泣くといても立ってもいられない。落ち着かなくて、心がざわざわして焦って戸惑う。
振り払われるのを覚悟して引き寄せた紀更はおとなしく、見た目でわかってはいたが自分と比べてあまりにも小さく細い身体にユルゲンはさらに不安がかき立てられた。
こんなにか弱く頼りない身体で怪魔と戦っていたのか。海に落ちてしまったのか。フォスニア王子なんかの手紙に唆されて、大きく動く世界だのなんだのに巻き込まれるのか。
――大丈夫だ、紀更。
君は一人じゃない。俺が君を独りにさせない。何かを見つけなければ、という当初の放浪の目的はもう関係ない。そんなものはもうどうでもいい。俺は君と一緒にいる。己に課せられた使命を懸命に果たそうとする紀更の隣にずっといるから。
(あの時、確かにそう思ったんだ)
談話室の中からは紀更の声が聞こえる。紅雷の声は聞こえないので、紀更がただ独り言をこぼしているだけのようだ。
水の村レイトでこのパーティに加わったユルゲンは、紀更の祈聖石巡礼の旅を始まりから見ていた。だからわかる。彼女が、王黎に指導されながら日々学ぶこの旅をとても有意義に、大切に感じていたこと。そしてその旅は終わりだと告げられてショックを受けたことも。
だが、旅というのはいつか終わるものなのだ。そしていつでもまた始められるものでもある。進もうとする意志があるかぎり、道は目の前に続いていくのだから。
「紅雷、ありがとうね」
しばらく時が流れて、紀更の声に張りが戻る。気持ちを落ち着けられたようだ。
――ガチャ。
その時、宿の正面ドアが開いた。外から入ってきたのは長い赤毛を高い位置でハーフアップに結わき、艶っぽい空気を醸し出すグラマラスな女性。白い操言ローブをまとった、操言士マリカだった。
「あら、今朝ぶりね」
後ろ手にドアを閉めるマリカはゆったりとユルゲンにほほ笑みかけた。しかしユルゲンは、先ほどそうしたように無視を決め込む。
今朝操言支部会館前で彼女に出くわした時、ユルゲンはすぐに気が付いた。彼女はここポーレンヌに滞在していた折、愛刀に操言の加護を施してくれた操言士。そして昨夜、酒場「ヴィヌスの瞳」で声をかけてきた女性である、と。
先ほどの王黎との会話で名をマリカということ、王黎とどうやら顔見知りらしいということはすぐにわかったが、ユルゲンは自ら何も言わなかった。王黎もユルゲンのことは名前くらいしかマリカに紹介しなかったので、まったくの初対面を決め込むことができた。
「また知らないふりをするの? 冷たいのね。そんなに私は魅力がないかしら」
思わせぶりな言い方で、マリカは主導権を握ろうとする。
昨夜会った時は夜の酒場だったので一夜の遊びでも所望しての言動だと思ったが、昼間の宿でもこの態度ということはこれが彼女の本質なのだろうか。だとしたら相当厄介なタイプだ。火傷ですまなさそうな火遊びをするつもりがないのなら、深く関わらないにこしたことはない。ユルゲンは瞬時にそう判断し、とにかく無言を貫いた。
「あなたがいるってことは、王黎と紀更ちゃんもいるのよね?」
ユルゲンは黙ったまま拳を握って親指を突き出し、談話室を示す。
「マリカさん? どうしてここに? あれ、ユルゲンさんも? いつの間に」
ちょうどその時、マリカの声が聞こえたのか紀更とミズイヌ型のままの紅雷が談話室から出てきて、背の高い二人を見上げた。
「あなたたちを呼ぶように頼まれたの」
「私たち?」
「王黎と紀更ちゃん、それとお連れの皆さんもね」
マリカはミズイヌ型の紅雷を見下ろし、続いて壁に背中を預けているユルゲンにゆっくりと視線を向ける。
「王黎と騎士様たちもここにいらっしゃるかしら? オドレイ支部長がお呼びなの。全員そろって操言支部会館に来てくれる?」
「わかりました。呼んできます」
紀更はこくりと頷くと紅雷に人型に戻るように命じ、王黎の客室に向かった。
「オドレイ支部長、王都の操言士団はなんですって!?」
オドレイよりも年嵩の女性操言士が、支部長用のデスクに座っているオドレイに詰め寄って眉間に皺を寄せた。
オドレイの手には王都から届いたばかりの一通の手紙がある。オドレイはその手紙に目を落としながら、室内にいる全員に聞こえるように要約した。
「ひとつ、怪魔襲撃に関するどんな些細なことでも構わないから、いつもと違うと感じたことすべてを詳らかにすること。今日から一週間は、毎日王都の操言士団にその報告を上げること」
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「ひとつ、第二王子が今日中にポーレンヌ城を訪問し慰問するため、王子の要求に応えること。ただし、街の復興が最優先であるとの認識は王子も承知のため、可能な限りで構わない。優先順位や判断を含め、王子の歓待は城主に一任する」
「王子っ!?」
「そりゃまた大げさな」
「いや、王家もそれだけ事態を重く見てるってことじゃないのか」
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「以上がみなに関係することです。受け持ちエリアに被害のあった班は、自分のエリアの復興を最優先にすること。被害のなかった班は通常通りの業務を。もちろん休暇、休息も適切にとりなさい。個別に任務を言い渡された者は任務を最優先としてください。それから、各班のリーダーは日々得た情報を整理し、報告書にまとめて操言士圭吾へ提出するように。以上、解散」
オドレイの一声で操言士たちは次々に支部長室を出ていく。
「マリカ」
「はい。なんでしょうか」
マリカも流れに乗って退出しようとしたが、オドレイに名前を呼ばれて足を止めた。
「街で王黎と会いましたか」
「ええ、今朝。街の北東の、戦闘があったエリアを案内しました」
「まだ街にはいるようですね。ではマリカ、王黎たち〝特別な操言士〟の一行をここへ連れてきてください。南西の六叉路の宿に宿泊しているそうですから、街中にいなければそこを当たりなさい」
「わかりました」
マリカは怪訝な表情を浮かべつつも頷き、今度こそ支部長室を退出した。
◆◇◆◇◆
紀更の背中を追ったのは紅雷だけではなかった。ユルゲンもまた、時間差で客室を出て紀更を追った。しかし紅雷と違って談話室に入ることはせず、紀更の視界に映らないように談話室の入り口で壁に背中を預けて立っていることにした。
「紀更様」
談話室の中からしゅぽんと音がする。紅雷がミズイヌ型になったのだろう。
「紀更様、あたしのことは気にしないでください。居ないものと思ってくださいね」
紅雷の声が聞こえて、ユルゲンはつくづく紅雷を羨ましく思った。
(紀更を一人にはさせないが、動物型なら人であることを意識させないか。便利でいいもんだよな、メヒュラってのは)
それだけではない。言従士というだけで、いつかなる状況でも紀更の傍にいる理由を持つところも羨望の対象だ。紅雷の方は何やらユルゲンに対して複雑な感情を抱いているようだったが、彼女は本来、誰のことも気にしなくていいはずだ。紀更の言従士――ただそれだけで紀更の隣を独占できる。言従士という肩書きだけで、紀更の傍にいることを許されているのだから。
――あなた、紀更様の何なんですか。
――ないのは義理じゃなくて、答えそのものなんじゃないですか。
そのとおりだ。「答え」なんてものは持ち合わせていない。紀更の何なんだと問われても、あるいは紀更が自分にとって何なんだ、と問われても、ユルゲンには答えられない。
それなのに――。
――ち、ちがっ……すみ、ま……せん。
突然泣き出した今朝の紀更の涙が忘れられない。彼女が泣くといても立ってもいられない。落ち着かなくて、心がざわざわして焦って戸惑う。
振り払われるのを覚悟して引き寄せた紀更はおとなしく、見た目でわかってはいたが自分と比べてあまりにも小さく細い身体にユルゲンはさらに不安がかき立てられた。
こんなにか弱く頼りない身体で怪魔と戦っていたのか。海に落ちてしまったのか。フォスニア王子なんかの手紙に唆されて、大きく動く世界だのなんだのに巻き込まれるのか。
――大丈夫だ、紀更。
君は一人じゃない。俺が君を独りにさせない。何かを見つけなければ、という当初の放浪の目的はもう関係ない。そんなものはもうどうでもいい。俺は君と一緒にいる。己に課せられた使命を懸命に果たそうとする紀更の隣にずっといるから。
(あの時、確かにそう思ったんだ)
談話室の中からは紀更の声が聞こえる。紅雷の声は聞こえないので、紀更がただ独り言をこぼしているだけのようだ。
水の村レイトでこのパーティに加わったユルゲンは、紀更の祈聖石巡礼の旅を始まりから見ていた。だからわかる。彼女が、王黎に指導されながら日々学ぶこの旅をとても有意義に、大切に感じていたこと。そしてその旅は終わりだと告げられてショックを受けたことも。
だが、旅というのはいつか終わるものなのだ。そしていつでもまた始められるものでもある。進もうとする意志があるかぎり、道は目の前に続いていくのだから。
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その時、宿の正面ドアが開いた。外から入ってきたのは長い赤毛を高い位置でハーフアップに結わき、艶っぽい空気を醸し出すグラマラスな女性。白い操言ローブをまとった、操言士マリカだった。
「あら、今朝ぶりね」
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思わせぶりな言い方で、マリカは主導権を握ろうとする。
昨夜会った時は夜の酒場だったので一夜の遊びでも所望しての言動だと思ったが、昼間の宿でもこの態度ということはこれが彼女の本質なのだろうか。だとしたら相当厄介なタイプだ。火傷ですまなさそうな火遊びをするつもりがないのなら、深く関わらないにこしたことはない。ユルゲンは瞬時にそう判断し、とにかく無言を貫いた。
「あなたがいるってことは、王黎と紀更ちゃんもいるのよね?」
ユルゲンは黙ったまま拳を握って親指を突き出し、談話室を示す。
「マリカさん? どうしてここに? あれ、ユルゲンさんも? いつの間に」
ちょうどその時、マリカの声が聞こえたのか紀更とミズイヌ型のままの紅雷が談話室から出てきて、背の高い二人を見上げた。
「あなたたちを呼ぶように頼まれたの」
「私たち?」
「王黎と紀更ちゃん、それとお連れの皆さんもね」
マリカはミズイヌ型の紅雷を見下ろし、続いて壁に背中を預けているユルゲンにゆっくりと視線を向ける。
「王黎と騎士様たちもここにいらっしゃるかしら? オドレイ支部長がお呼びなの。全員そろって操言支部会館に来てくれる?」
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