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第05話 グラマラスな操言士と旅の終わり
4.対峙(上)
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酒場「ヴィヌスの瞳」から宿に向かって歩いていたユルゲンは、前方の空が明るくなったのに驚き、目を見開いた。空中に浮かぶ五つの火炎玉が、それぞれ別々の方向を目指してふよふよと飛んでいく。
距離があるのでゆったりと動いているように感じるが、進むごとに火炎玉の大きさはふくれ上がり、やがてそのひとつが近くの家の屋根にふれ、あっという間に一棟を炎の海に沈めた。
「キャアアアア!」
「火事! 火事よ!」
「誰かぁ! 水を、水をちょうだい!」
「それより逃げろ! 早く逃げるんだ!」
火災に気付いた周辺住人がいっせいに悲鳴を上げる。
突如開幕したばかりの地獄絵図は、音の街ラフーアのあの夜とまったく同じだ。
(またか! 今度は何なんだ!)
ユルゲンは止まっていた足に力を入れ、宿へ続く道を走った。
街に起きた異変に紀更たちが巻き込まれていないか、一刻も早く確認したい。昼間に別れたあと、紅雷との一対一の会話以外に一行の姿は見かけていないが、この時間なら全員宿にいるはずだ。
(くそっ、なんでまたっ!)
ラフーアの時もこうだった。あの時は夜通しの怪魔退治の疲労で妙に眠くてすやすや寝入ってしまっていたわけだが、今回は軽くとはいえ、ヤケ酒を煽るような真似をしてしまった。肝心な時に、ユルゲンは一人だけ格好がつかない。
(無事でいろよ!)
全員――ではない。
紀更だ。
まだ半人前のくせに、時折、躊躇なく無茶をする。ラフーアでも船の上でも。危なっかしくて見ているこちらは冷や汗ものだ。今もまた、この緊急事態にへんに首を突っ込んでいなければいいのだが、さすがに王黎やエリックがいれば紀更に勝手はさせないだろうと思いたい。
(それなのに何なんだ、この胸騒ぎ!)
火事の熱風とは裏腹に、背中がぞくぞくと冷えていく。走って身体は火照ってくるはずなのに、神経はちくちくと逆立つ。
その感覚は正しかったのか、宿に駆け込み談話室や客室をのぞいても紀更たちの姿はない。
「くそっ……どこに行った!?」
紀更も王黎も、エリックもルーカスも紅雷も、全員がいない。つまり全員でどこかへ移動した可能性が高い。
(王黎かエリックの判断か。どこだ……全員でどこに行った?)
ユルゲンは宿の外に出て、火事の熱風を頬に感じながら考えた。
水の村レイトや音の街ラフーアの状況と同じだと仮定するなら、外で起きている火事は陽動、目くらましだ。これから別の場所に怪魔が出現するか、あるいはすでに出現しているかもしれない。
(火事は城下町の南西……となると、怪魔は北東付近に現れるか?)
だが王黎とエリックが、怪魔退治にほいほいと紀更を連れ立っていくだろうか。
ここポーレンヌは王都の次に騎士も操言士も数がいるはずだ。王黎たちが危険を冒してまで加勢しなければならないほど圧倒的な劣勢になっているならともかく、おそらく街も王黎たちも騒ぎのを全体像をまだつかみきれていないはずだ。予想で移動するのは合理的ではない。
(それならどこに行った? どこに……)
思い出せ。ラフーアではどうだった? 王黎たち――いや、紀更はどうだった?
(笛……)
ラフーアの怪魔襲撃騒ぎの際、王黎たちから勝手にはぐれた紀更は笛の音が聞こえたと言っていた。そしてそれは水の村レイトでも聞こえたもので、奏者は操言士ローベルだったらしい。
(また紀更に笛の音が聞こえて、その音の先へ?)
つい先ほどまで宿にいたのなら、火事が発生していることはすぐにわかっただろう。そして王黎たちも考えるはずだ。これはレイトやラフーアと同じ状況で、これから街のどこかに怪魔が現れる。しかし怪魔の対応はポーレンヌの騎士や操言士に任せれば十分。ならばいまほかにできることは――。
(――ローベルの尻尾をつかむ!)
だがどちらだ。街のどこに行けばいい? ユルゲンに笛の音は聞こえない。どこへ行くべきかの判断材料がない。
[西や。西に行くんや]
「っ……!?」
ふと声が聞こえた気がして、ユルゲンは勢いよく振り向いた。誰かがささやいたのかと思ったが、背後には誰もいない。熱風にさらされている宿が黙って建っているだけだ。
「西……西口?」
ポーレンヌ城下町の西口には、港町ウダへ続く道がある。この状況でそこに何かがあるとは思えない。しかしほかに手掛かりはなく、これ以上推測もできない。
ユルゲンは一瞬の幻聴を信じることにして、西口へ向かう道へ駆け出した。
◆◇◆◇◆
霧状の雲の隙間からわずかな月明かりが差し込んでいるが、周囲に明灯器の灯りはなく夜道は暗い。
そんな暗い夜道を、細い人影がふらふらと歩いて近付いてくる。街中から「ポーレンヌ西口」の文字が刻まれた木片の看板へ向かってくるその人影に意識はなかった。
「やっと四人目か。やはりもっと近くに行くべきか」
「誰かに姿を見られます」
「見られても平気だろう。誰も構いやしない」
「ですが、今後やりにくくなります」
ローベルはちらりと馬龍をうかがってから横笛を吹いた。その笛の音に誘われるように細い人影――操言ローブをまとった操言士の少女が、糸の切れた操り人形のように覚束ない足取りでこちらにやって来る。
その少女操言士の右腕を掴むと、馬龍は容赦なく少女のみぞおちに拳を食らわせた。
「眠りの効果がなくとも、これでしばらくは気絶しているだろう」
「ではアンジャリ様に引き渡してきます」
ローベルは気絶した少女操言士を肩にかつぎ、闇が深くなる外へと歩いていった。
「地道な作業だ。どうせならもっと効率的にやりたいところだな」
馬龍は新しい煙草を胸元から取り出し、操言の力を使って火をつける。深く煙を吸い込んで吐き出すと、途端に頭の中がクリアになった。
しかしその時、こちらに近付く複数の足音に気が付き、せっかく吸い始めた煙草を地面に投げ捨てる。煙を消すように足でそれを踏みつぶすと、馬龍は小さな声でささやいた。
【陰影の暗幕、暗影の閑寂、我を覆え】
「紀更、このあたりかい?」
「はい……でも、今は聞こえません」
ポーレンヌ城下町の西口にたどり着いた紀更たち五人はあたりを見回した。当然だが夜道には紀更たち以外には誰もいない。
【我が指先に眩き光、あたりを照らす玉となれ】
王黎が操言の力を使い、拳大ほどの光の玉を指先に出現させた。半径五メイほどがその光で明るく照らされたが、やはり紀更たち以外に人の姿はない。
「私、間違えたのでしょうか」
紀更が自信なさげに呟く。しかし王黎は表情を険しくした。
「いや、間違っていないよ」
王黎は手首のスナップをきかせて、指先の光の玉を空中に放り投げた。その輝きは消えずに、引き続きあたりを照らす。それから王黎は目を閉じて集中した。
【陰に隠れて影となる者よ、月と星に照らされよ。光はすべてをさらし、闇にまぎれること許さず。後ろめたき者を覆う黒き暗幕、白き光の下に塵と化せ!】
王黎のイメージと操言の力を感じ取り、紀更の皮膚は一気に温かくなった。
それは強い光がすべてを照らすイメージ。土も小石の破片も木々の葉一枚一枚も、すべてが白く明るくなる。
――パンッ!
王黎の作った光の玉が大きな音を出して弾ける。すると五人の目の前に一人の男がふっと姿を現した。オールバックの前髪に長い三つ編み。闇にとけ込みそうな群青色の服に、不機嫌そうに細められた薄茶色の目。
「隠れるなら煙草はやめた方がいいですね。臭いでバレバレですよ」
「そうだな、次からはそうするか」
それは音の街ラフーアで、音楽堂の上に操言士ローベルと共にいた男だった。
エリックとルーカスはすかさず抜剣し、臨戦態勢に入る。エリックはいつでも攻撃できるように、ルーカスはいつでも紀更を守れるように、それぞれ身構えた。
「またお会いしましたね。ずいぶんあちこちをご訪問されているようですが、お仕事か何かですか」
「お前たちもな」
「おや、しっかり憶えていてくれましたか。光栄です」
王黎は挑発するような笑顔を浮かべた。紀更と紅雷は、王黎と男のやり取りを緊張した面持ちで見守る。
王黎はなおも男と会話を試みようと、表面だけの友好的な態度を続けた。
「これも何かの縁ですかね。せっかくだから、お名前ぐらい教えてくださいよ」
「男に言われても嬉しくない科白だな。かといって、そこの女では小娘すぎるが」
三つ編みの男はうっすらと口元をつり上げて、馬鹿にするような目線を紀更にぶつけた。男のその態度が気に障り、紀更は少し怒りを覚える。
「前回は慌ただしいご退場でしたが今夜はゆっくりできそうですかね」
「そういうお前は前回も今回もよく喋るな」
「操言士ですから。言葉はいくらでも出てきますよ」
「そうか、我も操言士だがお前ほど口は回らないのでな」
「操言士っ!?」
男の自白に紀更は怒りを忘れて取り乱した。
距離があるのでゆったりと動いているように感じるが、進むごとに火炎玉の大きさはふくれ上がり、やがてそのひとつが近くの家の屋根にふれ、あっという間に一棟を炎の海に沈めた。
「キャアアアア!」
「火事! 火事よ!」
「誰かぁ! 水を、水をちょうだい!」
「それより逃げろ! 早く逃げるんだ!」
火災に気付いた周辺住人がいっせいに悲鳴を上げる。
突如開幕したばかりの地獄絵図は、音の街ラフーアのあの夜とまったく同じだ。
(またか! 今度は何なんだ!)
ユルゲンは止まっていた足に力を入れ、宿へ続く道を走った。
街に起きた異変に紀更たちが巻き込まれていないか、一刻も早く確認したい。昼間に別れたあと、紅雷との一対一の会話以外に一行の姿は見かけていないが、この時間なら全員宿にいるはずだ。
(くそっ、なんでまたっ!)
ラフーアの時もこうだった。あの時は夜通しの怪魔退治の疲労で妙に眠くてすやすや寝入ってしまっていたわけだが、今回は軽くとはいえ、ヤケ酒を煽るような真似をしてしまった。肝心な時に、ユルゲンは一人だけ格好がつかない。
(無事でいろよ!)
全員――ではない。
紀更だ。
まだ半人前のくせに、時折、躊躇なく無茶をする。ラフーアでも船の上でも。危なっかしくて見ているこちらは冷や汗ものだ。今もまた、この緊急事態にへんに首を突っ込んでいなければいいのだが、さすがに王黎やエリックがいれば紀更に勝手はさせないだろうと思いたい。
(それなのに何なんだ、この胸騒ぎ!)
火事の熱風とは裏腹に、背中がぞくぞくと冷えていく。走って身体は火照ってくるはずなのに、神経はちくちくと逆立つ。
その感覚は正しかったのか、宿に駆け込み談話室や客室をのぞいても紀更たちの姿はない。
「くそっ……どこに行った!?」
紀更も王黎も、エリックもルーカスも紅雷も、全員がいない。つまり全員でどこかへ移動した可能性が高い。
(王黎かエリックの判断か。どこだ……全員でどこに行った?)
ユルゲンは宿の外に出て、火事の熱風を頬に感じながら考えた。
水の村レイトや音の街ラフーアの状況と同じだと仮定するなら、外で起きている火事は陽動、目くらましだ。これから別の場所に怪魔が出現するか、あるいはすでに出現しているかもしれない。
(火事は城下町の南西……となると、怪魔は北東付近に現れるか?)
だが王黎とエリックが、怪魔退治にほいほいと紀更を連れ立っていくだろうか。
ここポーレンヌは王都の次に騎士も操言士も数がいるはずだ。王黎たちが危険を冒してまで加勢しなければならないほど圧倒的な劣勢になっているならともかく、おそらく街も王黎たちも騒ぎのを全体像をまだつかみきれていないはずだ。予想で移動するのは合理的ではない。
(それならどこに行った? どこに……)
思い出せ。ラフーアではどうだった? 王黎たち――いや、紀更はどうだった?
(笛……)
ラフーアの怪魔襲撃騒ぎの際、王黎たちから勝手にはぐれた紀更は笛の音が聞こえたと言っていた。そしてそれは水の村レイトでも聞こえたもので、奏者は操言士ローベルだったらしい。
(また紀更に笛の音が聞こえて、その音の先へ?)
つい先ほどまで宿にいたのなら、火事が発生していることはすぐにわかっただろう。そして王黎たちも考えるはずだ。これはレイトやラフーアと同じ状況で、これから街のどこかに怪魔が現れる。しかし怪魔の対応はポーレンヌの騎士や操言士に任せれば十分。ならばいまほかにできることは――。
(――ローベルの尻尾をつかむ!)
だがどちらだ。街のどこに行けばいい? ユルゲンに笛の音は聞こえない。どこへ行くべきかの判断材料がない。
[西や。西に行くんや]
「っ……!?」
ふと声が聞こえた気がして、ユルゲンは勢いよく振り向いた。誰かがささやいたのかと思ったが、背後には誰もいない。熱風にさらされている宿が黙って建っているだけだ。
「西……西口?」
ポーレンヌ城下町の西口には、港町ウダへ続く道がある。この状況でそこに何かがあるとは思えない。しかしほかに手掛かりはなく、これ以上推測もできない。
ユルゲンは一瞬の幻聴を信じることにして、西口へ向かう道へ駆け出した。
◆◇◆◇◆
霧状の雲の隙間からわずかな月明かりが差し込んでいるが、周囲に明灯器の灯りはなく夜道は暗い。
そんな暗い夜道を、細い人影がふらふらと歩いて近付いてくる。街中から「ポーレンヌ西口」の文字が刻まれた木片の看板へ向かってくるその人影に意識はなかった。
「やっと四人目か。やはりもっと近くに行くべきか」
「誰かに姿を見られます」
「見られても平気だろう。誰も構いやしない」
「ですが、今後やりにくくなります」
ローベルはちらりと馬龍をうかがってから横笛を吹いた。その笛の音に誘われるように細い人影――操言ローブをまとった操言士の少女が、糸の切れた操り人形のように覚束ない足取りでこちらにやって来る。
その少女操言士の右腕を掴むと、馬龍は容赦なく少女のみぞおちに拳を食らわせた。
「眠りの効果がなくとも、これでしばらくは気絶しているだろう」
「ではアンジャリ様に引き渡してきます」
ローベルは気絶した少女操言士を肩にかつぎ、闇が深くなる外へと歩いていった。
「地道な作業だ。どうせならもっと効率的にやりたいところだな」
馬龍は新しい煙草を胸元から取り出し、操言の力を使って火をつける。深く煙を吸い込んで吐き出すと、途端に頭の中がクリアになった。
しかしその時、こちらに近付く複数の足音に気が付き、せっかく吸い始めた煙草を地面に投げ捨てる。煙を消すように足でそれを踏みつぶすと、馬龍は小さな声でささやいた。
【陰影の暗幕、暗影の閑寂、我を覆え】
「紀更、このあたりかい?」
「はい……でも、今は聞こえません」
ポーレンヌ城下町の西口にたどり着いた紀更たち五人はあたりを見回した。当然だが夜道には紀更たち以外には誰もいない。
【我が指先に眩き光、あたりを照らす玉となれ】
王黎が操言の力を使い、拳大ほどの光の玉を指先に出現させた。半径五メイほどがその光で明るく照らされたが、やはり紀更たち以外に人の姿はない。
「私、間違えたのでしょうか」
紀更が自信なさげに呟く。しかし王黎は表情を険しくした。
「いや、間違っていないよ」
王黎は手首のスナップをきかせて、指先の光の玉を空中に放り投げた。その輝きは消えずに、引き続きあたりを照らす。それから王黎は目を閉じて集中した。
【陰に隠れて影となる者よ、月と星に照らされよ。光はすべてをさらし、闇にまぎれること許さず。後ろめたき者を覆う黒き暗幕、白き光の下に塵と化せ!】
王黎のイメージと操言の力を感じ取り、紀更の皮膚は一気に温かくなった。
それは強い光がすべてを照らすイメージ。土も小石の破片も木々の葉一枚一枚も、すべてが白く明るくなる。
――パンッ!
王黎の作った光の玉が大きな音を出して弾ける。すると五人の目の前に一人の男がふっと姿を現した。オールバックの前髪に長い三つ編み。闇にとけ込みそうな群青色の服に、不機嫌そうに細められた薄茶色の目。
「隠れるなら煙草はやめた方がいいですね。臭いでバレバレですよ」
「そうだな、次からはそうするか」
それは音の街ラフーアで、音楽堂の上に操言士ローベルと共にいた男だった。
エリックとルーカスはすかさず抜剣し、臨戦態勢に入る。エリックはいつでも攻撃できるように、ルーカスはいつでも紀更を守れるように、それぞれ身構えた。
「またお会いしましたね。ずいぶんあちこちをご訪問されているようですが、お仕事か何かですか」
「お前たちもな」
「おや、しっかり憶えていてくれましたか。光栄です」
王黎は挑発するような笑顔を浮かべた。紀更と紅雷は、王黎と男のやり取りを緊張した面持ちで見守る。
王黎はなおも男と会話を試みようと、表面だけの友好的な態度を続けた。
「これも何かの縁ですかね。せっかくだから、お名前ぐらい教えてくださいよ」
「男に言われても嬉しくない科白だな。かといって、そこの女では小娘すぎるが」
三つ編みの男はうっすらと口元をつり上げて、馬鹿にするような目線を紀更にぶつけた。男のその態度が気に障り、紀更は少し怒りを覚える。
「前回は慌ただしいご退場でしたが今夜はゆっくりできそうですかね」
「そういうお前は前回も今回もよく喋るな」
「操言士ですから。言葉はいくらでも出てきますよ」
「そうか、我も操言士だがお前ほど口は回らないのでな」
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