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第05話 グラマラスな操言士と旅の終わり
1.ポーレンヌ城下町(下)
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「お久しぶりです、オドレイ支部長」
「お元気そうね、王黎」
「ええ、おかげさまで」
王黎は隣に座った紀更をちらりと見やった。
「オドレイ支部長、こちらは僕の弟子で、見習い操言士の紀更です」
「は、初めまして。紀更、と申します」
「紀更、こちらはポーレンヌ操言支部の支部長、オドレイ・エモンさん」
王黎に紹介されても、オドレイはにこりと笑うことも声を発することもない。何かに対して怒っているのか、機嫌が悪いのか、それとも紀更に興味などないのか。オドレイの心情が読めず、紀更の肩にこもった緊張はますます強くなった。
思えば、ゼルヴァイスの支部長弥生と対面した時と違って、王黎はいたく落ち着いている。ふざけた態度も鳴りを潜め、年齢相応の言動を意識しているようだ。
(ポーレンヌの支部長が真面目な方だからね、きっと)
対面しただけでも強く感じるこの雰囲気からしても、弥生と違ってこのオドレイは王黎を真面目にさせるだけの厳格な気性の持ち主なのだろう。
「先日、水の村レイトから祈聖石巡礼の旅を始めまして、先ほど港町ウダからポーレンヌに到着したところです」
「そうですか」
「今日と明日、もしかしたら明後日も、ポーレンヌに滞在するかもしれません。もしも祈聖石の数が増えていたり場所が変わっていたりしたら、守護部の操言士にでも教えていただきたいのですが」
「変わりはありません。自由に回りなさい」
オドレイは最低限の返事をするだけで、紀更の目には怒っているようにしか見えない。しかし王黎に何か粗相があるようには見えないし、紀更も、ソファのうしろに立って護衛に務めているルーカスもほとんど黙っているので、オドレイが怒っているとしたら原因がまったくわからなかった。
「ありがとうございます。それと最近、水の村レイトや音の街ラフーアが怪魔に襲われる騒ぎがあったそうですが、ポーレンヌは大丈夫ですか」
騒ぎがあったそうですが――。王黎はわざとらしく伝聞形で表現した。実際はその騒ぎの渦中に自分たちがいたので当事者なのだが、そのことはあえて言わず、さも第三者であるかのように話をする王黎の絶妙さに、紀更はひっそりと胸の中で感心した。
尋ねられたオドレイはぴくりとも表情を変えず、唇だけを動かして答える。
「祈聖石の見回りの強化や周辺に出没する怪魔の殲滅に日々力を注いでいます。同様の事象が起きた際の騎士団との連携についても話し合いを重ねています」
「大丈夫そうですね。すみません、僕が勝手に心配しただけですから、あまり気にしないでください」
(王黎師匠が大人の対応をしている……)
防備を万全にしているのか、と疑っているように受け取られる可能性を考慮して、疑っているのではなく心配しているのだと弁明する王黎は、間違いなくオドレイの機嫌を損なわないように気を遣っている。紀更は場違いと思いつつも、めったに見せない王黎の態度をあっぱれ、と思ってしまった。
「昨日、港町ウダから王都に向けて、近況報告の手紙を出したんです。もしかしたら王都の操言士団から何か連絡があるかもしれません。僕らは南西の六叉路の宿に宿泊しています。ここにいるルーカスくんともう一人、護衛の騎士のエリックさんという方が一緒です。何かあれば教えてください」
「わかりました」
オドレイは最初から最後まで喜怒哀楽のなんの表情も浮かべることなく、言葉少なだった。
支部長との短時間の面会を終えた三人は、別れの挨拶を告げて支部長室を出る。支部会館の外に出て二度三度深呼吸をした紀更は、ようやくオドレイへの緊張感が解けるのを感じた。
「空気の硬い方でしたね」
操言支部会館を出て最初に口を開いたのはルーカスだった。紀更も言葉にはしなかったものの、胸の中で力強く同意する。王黎はにこにこと笑いながら言った。
「まあ、確かにやわらかい人柄ではないね。こちらが丁寧に対応すれば丁寧に返してくれるし、不真面目に接すれば取り付く島もない、ってだけだよ」
「だけ……」
「そう、それだけ。必要最低限のことしか言わないから、話が早くていいでしょ?」
「確かに。ポーレンヌの状況についてはすらすら教えてくれましたしね」
「ゼルヴァイスもだけど、ポーレンヌも無事なようでよかったね。レイトとラフーアの怪魔襲撃は、やっぱりローベル個人の怨恨なんだろうね」
「そうですね」
王黎がそう言い切るのでルーカスは納得する。しかし紀更はへんに納得できず、妙な引っ掛かりを胸の中に感じた。
(ローベルさん個人の怨恨……。それは間違っていないと思う。でも、それだけ? それがすべての真実?)
「さあ紀更、祈聖石巡りに行くよ~。途中で紅雷とも合流しないとね」
考え込みそうになった紀更の思考を止めるように王黎が声をかける。そうして三人は再び街中を歩き出した。
◆◇◆◇◆
「エリック! 来てたのか!」
ポーレンヌ騎士団本部の建物を出たエリックの背中に、太く低い声がかかる。
エリックは足を止めて振り返った。
「サイモンか。久しぶりだな」
大股で近付いてくる焦げ茶の髪の男は、エリックよりもやや背が高く肩幅が広い。肌は色素が薄いのか男性にしては白く、緑の瞳がランランと光って見えた。
男の名はサイモン・カミングス。ポーレンヌ騎士団所属の二等騎士で、エリックとは同期ではないが、若かりし頃、何かと共に訓練をすることが多く、エリックの気心が知れた友人の一人だった。
「王都騎士団のお前がポーレンヌでどうした。仕事か」
「護衛任務でな」
「護衛? また王子様が城を抜け出したか」
「いや、護衛してるのは〝特別な操言士〟だ」
「ああ、なるほどな。お前がこの本部にいるのは総隊長への挨拶か? 護衛の方はいいのか」
「護衛はもう一人の騎士に任せている。問題ない」
エリックがそう言うと、サイモンはニカッと笑った。そして騎士団の敷地内の一方向を親指で指し示す。
「それなら一緒に昼飯をどうだ? 少しくらいゆっくりと話をしないか」
「そうだな。そうするか」
二人は騎士の制服である黒いクロークをひるがえして、食堂がある建物の中へ入った。それぞれ定食を頼み、食事をしながら近況を語り合う。
「王都は変わりないか」
「王族と平和民団の上層部が少し揉めていたが、最近は落ち着いたみたいだ。ポーレンヌはどうだ?」
「最近の騒動の影響でな、実験的な取り組みをやっているぞ」
「実験?」
エリックは訝しげな表情をする。
サイモンはもともとつり上がっている眉をさらにつり上げた。
「王都でいきなりはできないから、王都の代わりにポーレンヌでやってみろ、ってことでな。操言士団も騎士団みたく、部隊を編制しているんだ。それに合わせる形で、騎士団の方も少しばかり編成を見直した」
「最近の騒動の影響というのは」
「十日以上前の話だが、水の村レイトと音の街ラフーアが怪魔に襲撃されたらしい。知らないか? レイトは白昼堂々、一匹だがキヴィネが出現。ラフーアの方は夜だったが二方向から複数の怪魔が現れたんだとよ。おかげで操言支部は蜂の巣をつついたような騒ぎさ。自分のところで同様の失態は冒すまいと、都市部の防衛にいつも以上に気を張っている。もちろん騎士団も協力はしているが、そもそも都市部に怪魔を近寄らせないようにするのは操言士の領分だからな」
「そこで騎士団の部隊編成の考え方を操言士団も取り入れているわけか」
「そういうことだ。操言士団の騎士団化だ、なんて言って反対する古参操言士もいるみたいだがな。王都の目と鼻の先のここポーレンヌで怪魔に襲われる、なんて騒ぎは起こしたくない一心で、なんとかやっているみたいだ」
「怪魔襲撃についてはわたしも知っている。特にラフーアは南北別々の方角から、時間差で襲撃があった。全方位を効率よく守備するなら、あらかじめ人員を数人単位でまとめておいて、単位ごとに守備範囲を決めるというやり方が効率的なのは明白だな」
「そういうことだ。まあ、操言士団のそれは騎士団ほどガッチガチの部隊と呼べるものではなく、単なる班分けのようなものらしいがな」
その時、食堂の中の一角でにわかに声が上がった。若い騎士たちの会話が、何やら盛り上がったようだ。
その声が気になったエリックは、どことなく食堂の中を見回した。ちょうど昼を過ぎた時間帯だったので、昼食休みにしている騎士の数は多い。
ポーレンヌ城はサイモンの言うとおり、王都ベラックスディーオの目と鼻の先。ゆえに、王都防衛という点においても政治的な意味でも、オリジーアの中ではかなり重要な都市部だ。そのため、操言士や騎士の数が王都の次に多い。また年月の経過とともに自然と人口数も増え、城下町は発展していた。そしてそれゆえの問題が生じた都市部である。
「メヒュラの騎士が結構いるな」
食堂で休憩している騎士の中に、動物の耳や尻尾などを生やした人物が何人かいる。割合ではそう高くないが、目立つので三人、四人、と目に入れば「多い」と感じた。
「ああ、器用なもんだよな。あれはわざと動物型の姿の一部を残して、人型をとっているんだとよ」
「わざと?」
「エチュニャック運動の反対派だな。当時ほど過激ではないが、あえて自分はメヒュラだ、と表明してるんだ」
エチュニャック運動。それはポーレンヌという都市部を語るうえで避けては通れない、センシティブな出来事だ。
「お元気そうね、王黎」
「ええ、おかげさまで」
王黎は隣に座った紀更をちらりと見やった。
「オドレイ支部長、こちらは僕の弟子で、見習い操言士の紀更です」
「は、初めまして。紀更、と申します」
「紀更、こちらはポーレンヌ操言支部の支部長、オドレイ・エモンさん」
王黎に紹介されても、オドレイはにこりと笑うことも声を発することもない。何かに対して怒っているのか、機嫌が悪いのか、それとも紀更に興味などないのか。オドレイの心情が読めず、紀更の肩にこもった緊張はますます強くなった。
思えば、ゼルヴァイスの支部長弥生と対面した時と違って、王黎はいたく落ち着いている。ふざけた態度も鳴りを潜め、年齢相応の言動を意識しているようだ。
(ポーレンヌの支部長が真面目な方だからね、きっと)
対面しただけでも強く感じるこの雰囲気からしても、弥生と違ってこのオドレイは王黎を真面目にさせるだけの厳格な気性の持ち主なのだろう。
「先日、水の村レイトから祈聖石巡礼の旅を始めまして、先ほど港町ウダからポーレンヌに到着したところです」
「そうですか」
「今日と明日、もしかしたら明後日も、ポーレンヌに滞在するかもしれません。もしも祈聖石の数が増えていたり場所が変わっていたりしたら、守護部の操言士にでも教えていただきたいのですが」
「変わりはありません。自由に回りなさい」
オドレイは最低限の返事をするだけで、紀更の目には怒っているようにしか見えない。しかし王黎に何か粗相があるようには見えないし、紀更も、ソファのうしろに立って護衛に務めているルーカスもほとんど黙っているので、オドレイが怒っているとしたら原因がまったくわからなかった。
「ありがとうございます。それと最近、水の村レイトや音の街ラフーアが怪魔に襲われる騒ぎがあったそうですが、ポーレンヌは大丈夫ですか」
騒ぎがあったそうですが――。王黎はわざとらしく伝聞形で表現した。実際はその騒ぎの渦中に自分たちがいたので当事者なのだが、そのことはあえて言わず、さも第三者であるかのように話をする王黎の絶妙さに、紀更はひっそりと胸の中で感心した。
尋ねられたオドレイはぴくりとも表情を変えず、唇だけを動かして答える。
「祈聖石の見回りの強化や周辺に出没する怪魔の殲滅に日々力を注いでいます。同様の事象が起きた際の騎士団との連携についても話し合いを重ねています」
「大丈夫そうですね。すみません、僕が勝手に心配しただけですから、あまり気にしないでください」
(王黎師匠が大人の対応をしている……)
防備を万全にしているのか、と疑っているように受け取られる可能性を考慮して、疑っているのではなく心配しているのだと弁明する王黎は、間違いなくオドレイの機嫌を損なわないように気を遣っている。紀更は場違いと思いつつも、めったに見せない王黎の態度をあっぱれ、と思ってしまった。
「昨日、港町ウダから王都に向けて、近況報告の手紙を出したんです。もしかしたら王都の操言士団から何か連絡があるかもしれません。僕らは南西の六叉路の宿に宿泊しています。ここにいるルーカスくんともう一人、護衛の騎士のエリックさんという方が一緒です。何かあれば教えてください」
「わかりました」
オドレイは最初から最後まで喜怒哀楽のなんの表情も浮かべることなく、言葉少なだった。
支部長との短時間の面会を終えた三人は、別れの挨拶を告げて支部長室を出る。支部会館の外に出て二度三度深呼吸をした紀更は、ようやくオドレイへの緊張感が解けるのを感じた。
「空気の硬い方でしたね」
操言支部会館を出て最初に口を開いたのはルーカスだった。紀更も言葉にはしなかったものの、胸の中で力強く同意する。王黎はにこにこと笑いながら言った。
「まあ、確かにやわらかい人柄ではないね。こちらが丁寧に対応すれば丁寧に返してくれるし、不真面目に接すれば取り付く島もない、ってだけだよ」
「だけ……」
「そう、それだけ。必要最低限のことしか言わないから、話が早くていいでしょ?」
「確かに。ポーレンヌの状況についてはすらすら教えてくれましたしね」
「ゼルヴァイスもだけど、ポーレンヌも無事なようでよかったね。レイトとラフーアの怪魔襲撃は、やっぱりローベル個人の怨恨なんだろうね」
「そうですね」
王黎がそう言い切るのでルーカスは納得する。しかし紀更はへんに納得できず、妙な引っ掛かりを胸の中に感じた。
(ローベルさん個人の怨恨……。それは間違っていないと思う。でも、それだけ? それがすべての真実?)
「さあ紀更、祈聖石巡りに行くよ~。途中で紅雷とも合流しないとね」
考え込みそうになった紀更の思考を止めるように王黎が声をかける。そうして三人は再び街中を歩き出した。
◆◇◆◇◆
「エリック! 来てたのか!」
ポーレンヌ騎士団本部の建物を出たエリックの背中に、太く低い声がかかる。
エリックは足を止めて振り返った。
「サイモンか。久しぶりだな」
大股で近付いてくる焦げ茶の髪の男は、エリックよりもやや背が高く肩幅が広い。肌は色素が薄いのか男性にしては白く、緑の瞳がランランと光って見えた。
男の名はサイモン・カミングス。ポーレンヌ騎士団所属の二等騎士で、エリックとは同期ではないが、若かりし頃、何かと共に訓練をすることが多く、エリックの気心が知れた友人の一人だった。
「王都騎士団のお前がポーレンヌでどうした。仕事か」
「護衛任務でな」
「護衛? また王子様が城を抜け出したか」
「いや、護衛してるのは〝特別な操言士〟だ」
「ああ、なるほどな。お前がこの本部にいるのは総隊長への挨拶か? 護衛の方はいいのか」
「護衛はもう一人の騎士に任せている。問題ない」
エリックがそう言うと、サイモンはニカッと笑った。そして騎士団の敷地内の一方向を親指で指し示す。
「それなら一緒に昼飯をどうだ? 少しくらいゆっくりと話をしないか」
「そうだな。そうするか」
二人は騎士の制服である黒いクロークをひるがえして、食堂がある建物の中へ入った。それぞれ定食を頼み、食事をしながら近況を語り合う。
「王都は変わりないか」
「王族と平和民団の上層部が少し揉めていたが、最近は落ち着いたみたいだ。ポーレンヌはどうだ?」
「最近の騒動の影響でな、実験的な取り組みをやっているぞ」
「実験?」
エリックは訝しげな表情をする。
サイモンはもともとつり上がっている眉をさらにつり上げた。
「王都でいきなりはできないから、王都の代わりにポーレンヌでやってみろ、ってことでな。操言士団も騎士団みたく、部隊を編制しているんだ。それに合わせる形で、騎士団の方も少しばかり編成を見直した」
「最近の騒動の影響というのは」
「十日以上前の話だが、水の村レイトと音の街ラフーアが怪魔に襲撃されたらしい。知らないか? レイトは白昼堂々、一匹だがキヴィネが出現。ラフーアの方は夜だったが二方向から複数の怪魔が現れたんだとよ。おかげで操言支部は蜂の巣をつついたような騒ぎさ。自分のところで同様の失態は冒すまいと、都市部の防衛にいつも以上に気を張っている。もちろん騎士団も協力はしているが、そもそも都市部に怪魔を近寄らせないようにするのは操言士の領分だからな」
「そこで騎士団の部隊編成の考え方を操言士団も取り入れているわけか」
「そういうことだ。操言士団の騎士団化だ、なんて言って反対する古参操言士もいるみたいだがな。王都の目と鼻の先のここポーレンヌで怪魔に襲われる、なんて騒ぎは起こしたくない一心で、なんとかやっているみたいだ」
「怪魔襲撃についてはわたしも知っている。特にラフーアは南北別々の方角から、時間差で襲撃があった。全方位を効率よく守備するなら、あらかじめ人員を数人単位でまとめておいて、単位ごとに守備範囲を決めるというやり方が効率的なのは明白だな」
「そういうことだ。まあ、操言士団のそれは騎士団ほどガッチガチの部隊と呼べるものではなく、単なる班分けのようなものらしいがな」
その時、食堂の中の一角でにわかに声が上がった。若い騎士たちの会話が、何やら盛り上がったようだ。
その声が気になったエリックは、どことなく食堂の中を見回した。ちょうど昼を過ぎた時間帯だったので、昼食休みにしている騎士の数は多い。
ポーレンヌ城はサイモンの言うとおり、王都ベラックスディーオの目と鼻の先。ゆえに、王都防衛という点においても政治的な意味でも、オリジーアの中ではかなり重要な都市部だ。そのため、操言士や騎士の数が王都の次に多い。また年月の経過とともに自然と人口数も増え、城下町は発展していた。そしてそれゆえの問題が生じた都市部である。
「メヒュラの騎士が結構いるな」
食堂で休憩している騎士の中に、動物の耳や尻尾などを生やした人物が何人かいる。割合ではそう高くないが、目立つので三人、四人、と目に入れば「多い」と感じた。
「ああ、器用なもんだよな。あれはわざと動物型の姿の一部を残して、人型をとっているんだとよ」
「わざと?」
「エチュニャック運動の反対派だな。当時ほど過激ではないが、あえて自分はメヒュラだ、と表明してるんだ」
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