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第04話 古の操言士と水の犬
4.星空(下)
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(話したい、のに)
(声を聞きたい、のに)
胸がつまって、何も言い出せない。
眠れない紀更が部屋を出てきたのは、ユルゲンに助けてくれたことのお礼を言うため。そしてユルゲンと何か話がしたいと思ったからだ。
今日は朝から濃い時間を過ごした。操言士のこと、言従士のこと、怪魔のこと、昼間の修行のこと。話題はたくさんあるはずだ。今日に限らず、祈聖石巡礼のこの旅は一日一日がとても充実している。王都の操言院で過ごす時間よりも刺激的で、毎日が自分の成長をうながしていることを感じる。
そうした話でいい。話題はたくさんあるはずだ。ユルゲンはフリーの傭兵で、何か探し物があって、たまたま今は紀更たちと一緒にいる。それだけの関係だが、何か話題を振ることぐらい簡単にできるだろう。
(でもへんに緊張しちゃって、声が出せない)
隣にいるのになぜか遠い。その距離を埋める言葉が出てこない。
何かが怖い。何かを変えてしまうのが――変わってしまうのが。
そしてそれはユルゲンも同じだった。
(遠慮というより……罪悪感か)
蘇生のためとはいえ、紀更に人工呼吸という名のキスをしてしまったこと。それを黙っていること。それなのに何も知らない彼女が、丁寧に感謝してくれること。それらに対する罪悪感が、この沈黙を生むのか。
(いや、これは……)
ふと、ユルゲンは思い出す。
――ユルゲンさんは私たちと一緒にいて、それでいいのでしょうか。
――ユルゲンさんの目的は……探し物は、私たちの旅に同行することで本当に見つかるんでしょうか。
船の上で、心配そうにそう尋ねてきた紀更に答えた時のことだ。
曖昧な衝動で故郷を飛び出し、何を見つけるべきなのかわからないまま流浪して、そして紀更たちの旅に同道している自分。
――どうしたらいいか、どこに行けば正解か。それは俺にもわからん。でもいいんだ。今は紀更……たちと一緒にいさせてもらう。
紀更に語ったように、今はこの旅に付いていくことが自分の「目的」につながる気がしている。それは嘘ではない。
(でもあの時……)
一瞬、言葉に詰まった。本当に言いたかったことは少し濁した。なぜそれを言おうとしたのか、自分でもわからなくてごまかした。
(あの時の俺の本音は……)
思いもかけず、紡ごうとした本当の言葉は――。
〝今は紀更と一緒にいたい〟
ふと顔を出した己の本心、願望。でもそれを素直に言ってはいけない気がして、すんでのところで言葉を付け足して有耶無耶にした。
(これは……)
この胸に巣くう感情の正体。言ってはいけないと自制した理由。それらが、今のこの沈黙を作っている元凶だ。
ユルゲンは隣に座る紀更へゆっくりと視線を向けた。少し小さくなって足元を見つめている紀更は、いつもおさげにしている三つ編みをほどいている。見慣れない髪型をしているせいなのか、それとも羽織っている深緑色のストールのせいなのか、普段よりだいぶ大人っぽく見えた。
「紀更」
ユルゲンはうっかり、紀更の名前を呼んでしまった。
「っ……は、い」
紀更はびくりと肩を震わせてから、ぎこちなくユルゲンに目線を向ける。小動物のようにびくびくしたその態度は、水の村レイトの噴水広場で初めて二人きりで話した時をユルゲンに思い出させた。
「怖がるなよ」
「え、あ……べ、別に、怖がってなんか、ないですよっ……ただ、ちょっと」
(そうだ、あの時も……)
こんな風に怖がって、距離をとってほしくないと思った。
ではあの時も今も、どうしてもらえれば満足なのだろう。彼女との距離がどうなれば、こんなにも胸がざわつかないでいられるのだろう。
(ユルゲンさん、どうしたのかしら)
何も言わないユルゲンから紀更は視線をそらした。ユルゲンにずっと見られ続けているように感じるので、彼の視線を気にしないように、落ち着かない気持ちで前方の海を見つめる。月光の届かない部分がまるで真っ黒な落とし穴のように見える海の、その縁を探すように。
(どうなれば……)
そんな紀更から、ユルゲンは目線を外せない。
彼女のどんな声を聞けたら。
彼女とどんな言葉を交わせたら。
彼女にどんな風にふれることができたら。
(どうすれば……)
彼女はこちらを見るだろう。
笑いかけて、話しかけて、頼ってくれるだろう。
「紀更」
また、意味もなく呼んでしまう。もしかしたら彼女の名前を口の中に転がして声に出して、確かめたいだけなのかもしれない。そこに紀更がいるということを。やっと逢えたのだということを。
「な、なんですかっ」
何度も呼ぶのにただ自分を見るだけのユルゲンに、紀更は少しむっとした表情を作った。会話にならないのに名前だけは何度も呼ばれて、紀更の胸の中はざわめく。ユルゲンの物憂げな青い瞳がどことなく熱を持ってこちらを射抜いてくるので、どうしたらいいのかわからない。
(この空気は何……どうしたらいいの)
熱い。それなのに寒い。落ち着かない。そわそわする。
どうしたらいいのか、どうするべきなのか。もう何もわからない。
「もっ……もう、あのっ……ね、寝ますね、私……。おやすみなさいっ」
もぞもぞとする感覚が我慢しきれなくなった紀更はがばっと立ち上がって早口でまくしたてると、ベンチの背後にある扉を急いで開けてバルコニーを後にした。脱兎のように逃げていく紀更のその動きを、ユルゲンはただ視線で追うことしかできなかった。
紀更が去って扉が閉まると、ユルゲンはここに来た時と同じようにまた一人夜の海と星空の鑑賞を再開した。
(これは……まずいな)
紀更より十一も年上のユルゲンは、紀更と違ってこの感覚と感情に憶えがある。名前も知っている。だがこれまでに経験したものとは何かが違う。微細な違いだが、しかしはっきりとわかる。これは違う。今までのものと何かが――何もかもが。
(気を付けねぇと)
明日以降も紀更の祈聖石巡礼の旅は続く。同行を許されている間は自分も共に行くつもりでいるが、王黎やエリックの目もあるうえに、フィールドを進むなら怪魔との戦闘は避けては通れない。ならばこんな風にぎくしゃくしてはいけない。へんに意識してはいけない。命を預け合う仲間という間柄において、隙を生むような迷いやためらいは最も遠ざけるべきものだ。
「紀更……」
それでも心が考えてしまう。その名前をつい口に出して呼んでしまう。
(この気持ちは……)
知っている。けど、何かが違う。
正体を明らかにした方がいいのか、それともそれはやめておいた方がいいのか。果たして自分はどちらを望むのか。何を願うのか。
「冷えてきたな」
ユルゲンの独り言を、海風が連れ去っていく。
星空の輝きは、ただただ静かにそんなユルゲンを見下ろしていた。
(なにっ……どう、しっ……なにが……っ)
バルコニーを走り去った紀更は、来た道を早歩きで戻った。柱も支えも何もないつり橋が、自分の背後で少しずつ消えていくのに気付きもしなかった。
一秒でも早く、一人になりたい。
混乱して周囲がろくに目に入らないまま、紀更は無我夢中で客室に戻るとドレッサーの上に深緑色のストールを乱雑に放り投げた。そして寝台に横たわってもだえる。
(ああ、もう……もぉっ)
声にならない声が、心の中にこだまする。
自分はどうなってしまったのか。今の今まで自分を包んでいたあの空気は何だったのか。
言葉にならない。どんな形容も浮かばない。それなのに胸が熱くなる。いま少しでも自分の感情に名前をつけたら、はずみで爆発しそうだ。
――紀更。
どうして何度も私の名前を呼ぶの。
その青い目でこちらを見つめるのはどうしてなの。
(ユルゲンさん……)
話したいのに話せなくて。
それは自分も同じだというようにユルゲンも沈黙を作って。
こそばゆい。むずがゆい。そわそわする。
それなのに闇夜にとけきらない彼の黒髪が、青い目が。傭兵の装備とは違う、塔の不思議な力に用意された昨夜と同じラフな服が。紀更の中のユルゲンという人間の存在を色濃くしていく。ほかの人とは何かが違う相手だと強烈に意識させる。成り行きで共に旅をすることになっただけの仲間――その関係性が、大きく変わりそうな気配がする。
(ああ……ああぁっ、もう……)
恥ずかしさなのか照れなのか。自覚するのが怖くて、必死で見ないふりをする。
紀更の青臭い動揺は、眠りに落ちるまで続くのだった。
(声を聞きたい、のに)
胸がつまって、何も言い出せない。
眠れない紀更が部屋を出てきたのは、ユルゲンに助けてくれたことのお礼を言うため。そしてユルゲンと何か話がしたいと思ったからだ。
今日は朝から濃い時間を過ごした。操言士のこと、言従士のこと、怪魔のこと、昼間の修行のこと。話題はたくさんあるはずだ。今日に限らず、祈聖石巡礼のこの旅は一日一日がとても充実している。王都の操言院で過ごす時間よりも刺激的で、毎日が自分の成長をうながしていることを感じる。
そうした話でいい。話題はたくさんあるはずだ。ユルゲンはフリーの傭兵で、何か探し物があって、たまたま今は紀更たちと一緒にいる。それだけの関係だが、何か話題を振ることぐらい簡単にできるだろう。
(でもへんに緊張しちゃって、声が出せない)
隣にいるのになぜか遠い。その距離を埋める言葉が出てこない。
何かが怖い。何かを変えてしまうのが――変わってしまうのが。
そしてそれはユルゲンも同じだった。
(遠慮というより……罪悪感か)
蘇生のためとはいえ、紀更に人工呼吸という名のキスをしてしまったこと。それを黙っていること。それなのに何も知らない彼女が、丁寧に感謝してくれること。それらに対する罪悪感が、この沈黙を生むのか。
(いや、これは……)
ふと、ユルゲンは思い出す。
――ユルゲンさんは私たちと一緒にいて、それでいいのでしょうか。
――ユルゲンさんの目的は……探し物は、私たちの旅に同行することで本当に見つかるんでしょうか。
船の上で、心配そうにそう尋ねてきた紀更に答えた時のことだ。
曖昧な衝動で故郷を飛び出し、何を見つけるべきなのかわからないまま流浪して、そして紀更たちの旅に同道している自分。
――どうしたらいいか、どこに行けば正解か。それは俺にもわからん。でもいいんだ。今は紀更……たちと一緒にいさせてもらう。
紀更に語ったように、今はこの旅に付いていくことが自分の「目的」につながる気がしている。それは嘘ではない。
(でもあの時……)
一瞬、言葉に詰まった。本当に言いたかったことは少し濁した。なぜそれを言おうとしたのか、自分でもわからなくてごまかした。
(あの時の俺の本音は……)
思いもかけず、紡ごうとした本当の言葉は――。
〝今は紀更と一緒にいたい〟
ふと顔を出した己の本心、願望。でもそれを素直に言ってはいけない気がして、すんでのところで言葉を付け足して有耶無耶にした。
(これは……)
この胸に巣くう感情の正体。言ってはいけないと自制した理由。それらが、今のこの沈黙を作っている元凶だ。
ユルゲンは隣に座る紀更へゆっくりと視線を向けた。少し小さくなって足元を見つめている紀更は、いつもおさげにしている三つ編みをほどいている。見慣れない髪型をしているせいなのか、それとも羽織っている深緑色のストールのせいなのか、普段よりだいぶ大人っぽく見えた。
「紀更」
ユルゲンはうっかり、紀更の名前を呼んでしまった。
「っ……は、い」
紀更はびくりと肩を震わせてから、ぎこちなくユルゲンに目線を向ける。小動物のようにびくびくしたその態度は、水の村レイトの噴水広場で初めて二人きりで話した時をユルゲンに思い出させた。
「怖がるなよ」
「え、あ……べ、別に、怖がってなんか、ないですよっ……ただ、ちょっと」
(そうだ、あの時も……)
こんな風に怖がって、距離をとってほしくないと思った。
ではあの時も今も、どうしてもらえれば満足なのだろう。彼女との距離がどうなれば、こんなにも胸がざわつかないでいられるのだろう。
(ユルゲンさん、どうしたのかしら)
何も言わないユルゲンから紀更は視線をそらした。ユルゲンにずっと見られ続けているように感じるので、彼の視線を気にしないように、落ち着かない気持ちで前方の海を見つめる。月光の届かない部分がまるで真っ黒な落とし穴のように見える海の、その縁を探すように。
(どうなれば……)
そんな紀更から、ユルゲンは目線を外せない。
彼女のどんな声を聞けたら。
彼女とどんな言葉を交わせたら。
彼女にどんな風にふれることができたら。
(どうすれば……)
彼女はこちらを見るだろう。
笑いかけて、話しかけて、頼ってくれるだろう。
「紀更」
また、意味もなく呼んでしまう。もしかしたら彼女の名前を口の中に転がして声に出して、確かめたいだけなのかもしれない。そこに紀更がいるということを。やっと逢えたのだということを。
「な、なんですかっ」
何度も呼ぶのにただ自分を見るだけのユルゲンに、紀更は少しむっとした表情を作った。会話にならないのに名前だけは何度も呼ばれて、紀更の胸の中はざわめく。ユルゲンの物憂げな青い瞳がどことなく熱を持ってこちらを射抜いてくるので、どうしたらいいのかわからない。
(この空気は何……どうしたらいいの)
熱い。それなのに寒い。落ち着かない。そわそわする。
どうしたらいいのか、どうするべきなのか。もう何もわからない。
「もっ……もう、あのっ……ね、寝ますね、私……。おやすみなさいっ」
もぞもぞとする感覚が我慢しきれなくなった紀更はがばっと立ち上がって早口でまくしたてると、ベンチの背後にある扉を急いで開けてバルコニーを後にした。脱兎のように逃げていく紀更のその動きを、ユルゲンはただ視線で追うことしかできなかった。
紀更が去って扉が閉まると、ユルゲンはここに来た時と同じようにまた一人夜の海と星空の鑑賞を再開した。
(これは……まずいな)
紀更より十一も年上のユルゲンは、紀更と違ってこの感覚と感情に憶えがある。名前も知っている。だがこれまでに経験したものとは何かが違う。微細な違いだが、しかしはっきりとわかる。これは違う。今までのものと何かが――何もかもが。
(気を付けねぇと)
明日以降も紀更の祈聖石巡礼の旅は続く。同行を許されている間は自分も共に行くつもりでいるが、王黎やエリックの目もあるうえに、フィールドを進むなら怪魔との戦闘は避けては通れない。ならばこんな風にぎくしゃくしてはいけない。へんに意識してはいけない。命を預け合う仲間という間柄において、隙を生むような迷いやためらいは最も遠ざけるべきものだ。
「紀更……」
それでも心が考えてしまう。その名前をつい口に出して呼んでしまう。
(この気持ちは……)
知っている。けど、何かが違う。
正体を明らかにした方がいいのか、それともそれはやめておいた方がいいのか。果たして自分はどちらを望むのか。何を願うのか。
「冷えてきたな」
ユルゲンの独り言を、海風が連れ去っていく。
星空の輝きは、ただただ静かにそんなユルゲンを見下ろしていた。
(なにっ……どう、しっ……なにが……っ)
バルコニーを走り去った紀更は、来た道を早歩きで戻った。柱も支えも何もないつり橋が、自分の背後で少しずつ消えていくのに気付きもしなかった。
一秒でも早く、一人になりたい。
混乱して周囲がろくに目に入らないまま、紀更は無我夢中で客室に戻るとドレッサーの上に深緑色のストールを乱雑に放り投げた。そして寝台に横たわってもだえる。
(ああ、もう……もぉっ)
声にならない声が、心の中にこだまする。
自分はどうなってしまったのか。今の今まで自分を包んでいたあの空気は何だったのか。
言葉にならない。どんな形容も浮かばない。それなのに胸が熱くなる。いま少しでも自分の感情に名前をつけたら、はずみで爆発しそうだ。
――紀更。
どうして何度も私の名前を呼ぶの。
その青い目でこちらを見つめるのはどうしてなの。
(ユルゲンさん……)
話したいのに話せなくて。
それは自分も同じだというようにユルゲンも沈黙を作って。
こそばゆい。むずがゆい。そわそわする。
それなのに闇夜にとけきらない彼の黒髪が、青い目が。傭兵の装備とは違う、塔の不思議な力に用意された昨夜と同じラフな服が。紀更の中のユルゲンという人間の存在を色濃くしていく。ほかの人とは何かが違う相手だと強烈に意識させる。成り行きで共に旅をすることになっただけの仲間――その関係性が、大きく変わりそうな気配がする。
(ああ……ああぁっ、もう……)
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