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第04話 古の操言士と水の犬
2.問答(中)
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「ザンドラ女王と違って、力をくれた相手は光の神様だけど、〝神様から力をもらって操言士になった〟、つまり後天的に操言士になったのは初代操言士もだ」
「そ、そういえばそうですね。初代操言士も後天的に……」
なぜ紀更は後天的に操言の力を宿したのか――その問いに対する答えではない。しかしザンドラや初代操言士の話は、その答えを見つけるための重要な糸口になる気がする。
「私も神様から力をもらった、ということなのでしょうか」
初代操言士と同じように、光の神様カオディリヒスから?
それともザンドラと同じように闇の神様ヤオディミスから?
「光と闇……」
争いに勝って、オリジーアの初代王や初代操言士に力を授けた光の神様。一方、負けて消え去ったはずなのに、フォスニアの初代女王ザンドラに力を授けたという闇の神様。この世界を創った、偉大な存在。
オリジーアが建国され、初代操言士がいたその時代、神様と人間はどのような関係にあったのだろう。争う二神のうち、なぜ人はカオディリヒスに味方したのだろう。消え去ったというヤオディミスは、本当に消え去ったのか。どこへ行ったのか。その行く先が、やがてフォスニアとなる地だったのか。
「なあ、訊いてもいいか」
いつの間にか食事を終えていたユルゲンが、ラルーカに視線を向けた。
「ザンドラ女王のことはわかった。フォスニアにとって、ヤオディミスは恐れたり不気味に思って避けたりする存在でないこともな。じゃあ、カオディリヒスについてはどう伝わっているんだ? あんたは『こんなにも違う』と言ったが、オリジーアに伝わっている話はフォスニアの方では語られていないのか」
「確かに……」
ユルゲンの質問に、紀更は瞠目した。
オリジーア国民の紀更たちは、魂と身体と心の話を知らなかった。闇の神様ヤオディミスがザンドラに力を与えたことも。
ではフォスニアの国民はどうだろう。光の神様カオディリヒスについて、何を知っているのだろう。親から子へ、どう伝わっているのだろう。
「簡潔に答えると、答えは否です。ザンドラ女王や彼女がヤオディミスから力を授かったことは伝わっていますが、光の神様カオディリヒスのことは、フォスニアではほとんど語られていません。また、初代操言士についても同様です。フォスニアで重要な人物は、建国者である始祖、ザンドラ女王ですから」
「そうか」
ユルゲンは物足りなさそうな表情を浮かべたが、それ以上ラルーカを追及することはなかった。
「妙ですね。魂と身体と心の話といい、初代女王ザンドラの力の話といい、建国当時の状況や二神について、オリジーアに比べるとより具体的に、後世に語り継がれているように見受けられるのに」
「初代女王ザンドラが国の歴史における重要人物であるのなら、その親である初代操言士についてくらい何か伝承があってもよそうだが」
ルーカスとエリックが所感を述べる。するとクォンが揶揄するように笑った。
「ほぉ、ほぉ。それは昔の話がフォスニアに伝わっていないことへの落胆かぇ? 自分の国を棚上げにして、愉快な者どもじゃのぅ」
「どういう意味でしょうか」
愚弄するような声色を不快に思い、ルーカスはクォンを睨んだ。エリックも険しい瞳でクォンをねめつけるが、クォンは二人の視線など意に介さず、小馬鹿にするような口調で続けた。
「神様から力を授かって国を興したのはザンドラ女王だけではない。オリジーアの初代王もじゃろ? 光の神様カオディリヒスと初代王の間に何があったのか、詳しく伝わっておらんのかぇ?」
「それは……伝わってはいますが、詳しくかというと」
「初代操言士がいたのもオリジーアじゃろ? 初代操言士について記録でも伝承でもなんでもええ。何か伝わっておらんのかぇ?」
エリックもルーカスも、クォンに何も言い返せず沈黙した。それは王黎や紀更も同じだった。
「オリジーアの操言士たちは今まで誰も気にしなかったのかぇ? 自分たちの持つこの力が何なのか。初代操言士がいかにして力を持ち、それを使ったのか。どんな人生を送り、死んでいったのか。のぅ、そこの操言士たちよ」
クォンはフードを頭から外し、王黎と紀更をじっと見つめた。
ずっとフードの下に隠されていたのは、干からびたような皮膚に刻まれた深い皺と、頭髪のないやけに大きな頭。それと眼球が飛び出してしまいそうなほどくぼみ、ぎょろりと見開かれた目。しかも片方の黒目は正面を向いておらず、斜め方向に曲がっている。
ラルーカの外見は普通に生きている人間とほぼ変わりがないが、クォンが見せた素顔――しぼんでしなびたようなその姿は、生きた人間には決して見えず、それどころか人間離れした不気味さを醸し出していた。
「オリジーアの操言士は祖先の偉業を伝えずや? 歴史を紡がずや? 歴史を学ばずや? 他国に求める前に、まずは己が国に刻まれた祖先の息吹を追うのが先じゃろぅて。二神が争った? そうかぇ、そうかぇ。そう伝わっているのじゃな。だが僅少の破片だけで過去に理解がおよぶであろうか。真実が得られるであろうか。それで己の未来が切り開けるであろうか。愉快な国よのぅ。神様のおかげ、神様から力を授かった初代王と初代操言士のおかげ、それらの支えがあってこそ国として発展したと言うておきながら、その神様や初代操言士について、おみゃーさんたちは何を知っておるんかぇ? 何も知らないに等しいのと違うかぇ? そしてそのことに、疑問も恥も抱いてはおらんと見える。歴史を伝えず、紡がず、継がず、そして学ばず、無知蒙昧なことよ」
耳の痛い指摘だった。
紀更もユルゲンも、騎士団のエリックとルーカスも。自分たちの国、オリジーアを建国した初代王。そしてその時代にいた初代操言士。彼らの存在がこの国の源であるというのに、国が民に与える当時の知識といえば、確かにわずかばかりの言葉でしかない。
親が子に語る、「この世界の始まり」。それは「歴史」と呼べるものではなく、子供を寝かしつける際に聞かせる「童話」にすぎない。
先代王が何をしただとか、何十年前にセカンディアとの間にどのような戦争があっただとか、わりと近しい時代の歴史は光学院や操言院でそれなりに教育される。しかし建国当時のことについてはさっぱりだ。初代王と初代操言士が光の神様カオディリヒスから力を授かったこと。初代王がオリジーアという国を建国し、初代操言士のおかげで人々の生活が豊かになったこと。彼ら始祖についてオリジーア国民が知っていることは、その程度でしかない。
(語り継いで後世に伝えているべきなのは、私たちオリジーアの方……)
紀更はなぜか無性に肩を落とした。
他国に尋ねる前にお前たちこそ知らないのか――クォンの言うとおりだ。初代操言士について知っておくべきは、クォンやラルーカ、フォスニアではない。自分たちオリジーアの方だ。初代操言士はオリジーアにいたのだから。
(でも、本当に伝わっていないの?)
紀更は隣に座る王黎の横顔をそっとうかがった。怒っているような、紀更と同じく自分の国に落胆しているような、クォンの指摘など何も気にしていないような、読めない表情だ。ただ紀更と同様に何かを考えてはいるようで、クォンに対して言い返すことはしない。
なぜオリジーアでは、始祖たちの詳細が後世へと語り継がれていないのだろうか。なんの記録も残っていないから、わからないのだろうか。それとも多くの国民が知らないだけで、実は詳細を知っている人々がどこかにいるのだろうか。オリジーア王家の王族たちならもっと詳しく具体的に、建国当時のことを知っているのだろうか。
(初代王、初代操言士……国の始祖たち……)
誰も教えてくれないから知らなくていいということではない。それはきっと、知っておくべきことだ。初代操言士のこと、操言の力のこと、それを神様が人に授けた背景。操言士として生きていくなら知っておいた方がいい。いや、知っておかなければならない。
「ほぉ、ほぉ。まあ、それはそれでひとつの国の形、民の形かもしらんでの。あまり気にすることはなかろぅて」
クォンはそう言うと、再びフードをかぶって顔を隠した。
「ほかに知りたいことはありませんか」
少し重くなった場の空気を気にせず、ラルーカが気を取り直して紀更に問いかける。
この空気の中、話題を変えていいものかどうか紀更は少し迷ったが、黙っていても仕方がないので次の質問を投げかけた。
「あの……優大王子の従者という、ここに来た操言士の方についてなんですが、私たちの国にいるカタリーナさんという女性が、その方にとても……何か、思うところがあるようで……あの、その方について、何かご存じないでしょうか」
「そ、そういえばそうですね。初代操言士も後天的に……」
なぜ紀更は後天的に操言の力を宿したのか――その問いに対する答えではない。しかしザンドラや初代操言士の話は、その答えを見つけるための重要な糸口になる気がする。
「私も神様から力をもらった、ということなのでしょうか」
初代操言士と同じように、光の神様カオディリヒスから?
それともザンドラと同じように闇の神様ヤオディミスから?
「光と闇……」
争いに勝って、オリジーアの初代王や初代操言士に力を授けた光の神様。一方、負けて消え去ったはずなのに、フォスニアの初代女王ザンドラに力を授けたという闇の神様。この世界を創った、偉大な存在。
オリジーアが建国され、初代操言士がいたその時代、神様と人間はどのような関係にあったのだろう。争う二神のうち、なぜ人はカオディリヒスに味方したのだろう。消え去ったというヤオディミスは、本当に消え去ったのか。どこへ行ったのか。その行く先が、やがてフォスニアとなる地だったのか。
「なあ、訊いてもいいか」
いつの間にか食事を終えていたユルゲンが、ラルーカに視線を向けた。
「ザンドラ女王のことはわかった。フォスニアにとって、ヤオディミスは恐れたり不気味に思って避けたりする存在でないこともな。じゃあ、カオディリヒスについてはどう伝わっているんだ? あんたは『こんなにも違う』と言ったが、オリジーアに伝わっている話はフォスニアの方では語られていないのか」
「確かに……」
ユルゲンの質問に、紀更は瞠目した。
オリジーア国民の紀更たちは、魂と身体と心の話を知らなかった。闇の神様ヤオディミスがザンドラに力を与えたことも。
ではフォスニアの国民はどうだろう。光の神様カオディリヒスについて、何を知っているのだろう。親から子へ、どう伝わっているのだろう。
「簡潔に答えると、答えは否です。ザンドラ女王や彼女がヤオディミスから力を授かったことは伝わっていますが、光の神様カオディリヒスのことは、フォスニアではほとんど語られていません。また、初代操言士についても同様です。フォスニアで重要な人物は、建国者である始祖、ザンドラ女王ですから」
「そうか」
ユルゲンは物足りなさそうな表情を浮かべたが、それ以上ラルーカを追及することはなかった。
「妙ですね。魂と身体と心の話といい、初代女王ザンドラの力の話といい、建国当時の状況や二神について、オリジーアに比べるとより具体的に、後世に語り継がれているように見受けられるのに」
「初代女王ザンドラが国の歴史における重要人物であるのなら、その親である初代操言士についてくらい何か伝承があってもよそうだが」
ルーカスとエリックが所感を述べる。するとクォンが揶揄するように笑った。
「ほぉ、ほぉ。それは昔の話がフォスニアに伝わっていないことへの落胆かぇ? 自分の国を棚上げにして、愉快な者どもじゃのぅ」
「どういう意味でしょうか」
愚弄するような声色を不快に思い、ルーカスはクォンを睨んだ。エリックも険しい瞳でクォンをねめつけるが、クォンは二人の視線など意に介さず、小馬鹿にするような口調で続けた。
「神様から力を授かって国を興したのはザンドラ女王だけではない。オリジーアの初代王もじゃろ? 光の神様カオディリヒスと初代王の間に何があったのか、詳しく伝わっておらんのかぇ?」
「それは……伝わってはいますが、詳しくかというと」
「初代操言士がいたのもオリジーアじゃろ? 初代操言士について記録でも伝承でもなんでもええ。何か伝わっておらんのかぇ?」
エリックもルーカスも、クォンに何も言い返せず沈黙した。それは王黎や紀更も同じだった。
「オリジーアの操言士たちは今まで誰も気にしなかったのかぇ? 自分たちの持つこの力が何なのか。初代操言士がいかにして力を持ち、それを使ったのか。どんな人生を送り、死んでいったのか。のぅ、そこの操言士たちよ」
クォンはフードを頭から外し、王黎と紀更をじっと見つめた。
ずっとフードの下に隠されていたのは、干からびたような皮膚に刻まれた深い皺と、頭髪のないやけに大きな頭。それと眼球が飛び出してしまいそうなほどくぼみ、ぎょろりと見開かれた目。しかも片方の黒目は正面を向いておらず、斜め方向に曲がっている。
ラルーカの外見は普通に生きている人間とほぼ変わりがないが、クォンが見せた素顔――しぼんでしなびたようなその姿は、生きた人間には決して見えず、それどころか人間離れした不気味さを醸し出していた。
「オリジーアの操言士は祖先の偉業を伝えずや? 歴史を紡がずや? 歴史を学ばずや? 他国に求める前に、まずは己が国に刻まれた祖先の息吹を追うのが先じゃろぅて。二神が争った? そうかぇ、そうかぇ。そう伝わっているのじゃな。だが僅少の破片だけで過去に理解がおよぶであろうか。真実が得られるであろうか。それで己の未来が切り開けるであろうか。愉快な国よのぅ。神様のおかげ、神様から力を授かった初代王と初代操言士のおかげ、それらの支えがあってこそ国として発展したと言うておきながら、その神様や初代操言士について、おみゃーさんたちは何を知っておるんかぇ? 何も知らないに等しいのと違うかぇ? そしてそのことに、疑問も恥も抱いてはおらんと見える。歴史を伝えず、紡がず、継がず、そして学ばず、無知蒙昧なことよ」
耳の痛い指摘だった。
紀更もユルゲンも、騎士団のエリックとルーカスも。自分たちの国、オリジーアを建国した初代王。そしてその時代にいた初代操言士。彼らの存在がこの国の源であるというのに、国が民に与える当時の知識といえば、確かにわずかばかりの言葉でしかない。
親が子に語る、「この世界の始まり」。それは「歴史」と呼べるものではなく、子供を寝かしつける際に聞かせる「童話」にすぎない。
先代王が何をしただとか、何十年前にセカンディアとの間にどのような戦争があっただとか、わりと近しい時代の歴史は光学院や操言院でそれなりに教育される。しかし建国当時のことについてはさっぱりだ。初代王と初代操言士が光の神様カオディリヒスから力を授かったこと。初代王がオリジーアという国を建国し、初代操言士のおかげで人々の生活が豊かになったこと。彼ら始祖についてオリジーア国民が知っていることは、その程度でしかない。
(語り継いで後世に伝えているべきなのは、私たちオリジーアの方……)
紀更はなぜか無性に肩を落とした。
他国に尋ねる前にお前たちこそ知らないのか――クォンの言うとおりだ。初代操言士について知っておくべきは、クォンやラルーカ、フォスニアではない。自分たちオリジーアの方だ。初代操言士はオリジーアにいたのだから。
(でも、本当に伝わっていないの?)
紀更は隣に座る王黎の横顔をそっとうかがった。怒っているような、紀更と同じく自分の国に落胆しているような、クォンの指摘など何も気にしていないような、読めない表情だ。ただ紀更と同様に何かを考えてはいるようで、クォンに対して言い返すことはしない。
なぜオリジーアでは、始祖たちの詳細が後世へと語り継がれていないのだろうか。なんの記録も残っていないから、わからないのだろうか。それとも多くの国民が知らないだけで、実は詳細を知っている人々がどこかにいるのだろうか。オリジーア王家の王族たちならもっと詳しく具体的に、建国当時のことを知っているのだろうか。
(初代王、初代操言士……国の始祖たち……)
誰も教えてくれないから知らなくていいということではない。それはきっと、知っておくべきことだ。初代操言士のこと、操言の力のこと、それを神様が人に授けた背景。操言士として生きていくなら知っておいた方がいい。いや、知っておかなければならない。
「ほぉ、ほぉ。まあ、それはそれでひとつの国の形、民の形かもしらんでの。あまり気にすることはなかろぅて」
クォンはそう言うと、再びフードをかぶって顔を隠した。
「ほかに知りたいことはありませんか」
少し重くなった場の空気を気にせず、ラルーカが気を取り直して紀更に問いかける。
この空気の中、話題を変えていいものかどうか紀更は少し迷ったが、黙っていても仕方がないので次の質問を投げかけた。
「あの……優大王子の従者という、ここに来た操言士の方についてなんですが、私たちの国にいるカタリーナさんという女性が、その方にとても……何か、思うところがあるようで……あの、その方について、何かご存じないでしょうか」
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