子犬はオオカミさんに包まれていたい♡

金色葵

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求め合う二人

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一気に変化した近衛の雰囲気に、ゾクゾクと背筋に震えが走る。欲情と色香が溢れる近衛の熱い視線に晒され、それだけで光琉は感じてしまって甘い声が漏れた。
「じゃあ、責任持って、食べてやらないとな」
そっと近衛が光琉の耳元に口を寄せた。
「ナカも、ぜんぶ」
「っふぁ......」
囁きとともに熱い吐息を注ぎ込まれ、背筋に震えが走った。体に込み上げる快感を、近衛の手を強く握り返して堪える。
次の瞬間、近衛に噛みつくようにキスされた。深く舌を差し込まれ、喉の奥をなぞられる。舌先で上顎をくすぐられ体がピクンと跳ねる。
「んぁ、っ......」
そんなところまで感じるなんて、近衛にキスされるまで知らなかった。近衛が光琉の着ているTシャツの裾に手を忍ばせ、肌を撫でながら服をたくし上げ脱がせる。現れた光琉の白い肌に、近衛は瞳を細めた。
「いつ見ても綺麗だ。おいしそー」
「あっ......」
そう言って、近衛が光琉の胸元に口付ける。チュッチュと口付けると、鎖骨のあたりを強く近衛が吸い上げた。ぴりりとした感覚が肌に走って、痕を付けられたことを知る。
「っ......このえせんぱぁい......もっと強くつけて」
「ん、」
答えるように近衛が胸元を強く吸う。さっきより強い刺激を感じて、光琉は満足そうに息を吐いた。
「かわい、もっとつけてやる」」
「あ、っあ......」
何個も赤い痕をつけられ、無意識に喜ぶような声が漏れる。
「キスマーク、癖になっちゃった?」
近衛が光琉の手首にキスをする。そこは研修に行く前に近衛が痕を付けた場所だった。
「だって......近衛先輩を感じれて安心するから......」
「っ......」
光琉の言葉に、近衛が息を飲む。
「じゃあ、いっぱい付けてやらないとな......」
近衛が手首に口付けキスマークを付ける。
(あ......)
すっかり痕が消えた場所に、また赤い近衛の所有の印が刻まれて、光琉は嬉しくて顔を綻ばせた。すると近衛にギュッと抱きしめられる。
「可愛すぎ。ほんとやばい」
言いながら近衛が腰を光琉に押し付ける。そこはすっかり可愛い光琉に反応して固くなっていた。
「っ......」
固く大きい近衛の昂ぶりに、光琉は赤く頬を染める。
近衛が光琉の胸に顔を埋めて、ピンク色の可愛い突起を口に含む。それと同時に、光琉自身にも手を這わされ腰が大きく揺れた。
「っ......あん、あっ......んんー」
そこは近衛と同じようにすでに固くなっていて、大きな手で揉み込まれる度、体がビクビクと跳ねる。突起を舌が舐め上げ軽く歯を立てられた。
「んぅ......このえ、せんぱいっ」
「もっと?」
ギュッと背中に抱きつくと、答えるように光琉のスウェットに手を差し入れ、近衛が直に光琉のペニスに触れた。大きな掌で茎の部分を包み込み、敏感な指先を人指し指でなぞられる。
「あ......だめぇ......あんっ......せんぱっ」
鈴口を指先でくすぐられ、光琉からあられもない声が漏れる。その間も胸を舌で刺激され、堪らず光琉は体をくねらす。
「かわい。もっと、だな」
そう言うと近衛は体を下にずらす。あっと思った頃には、近衛にペニスを咥えられていた。
「あっ、あ、あっ、あんっ......だめぇ......」
ヌルッとした温かい感覚、くびれに添わせるように舌を這わされて堪らず大きく嬌声を漏らす。
「ん、きもひいいな......」
「やだぁ......!」
咥えたまま喋られて、その振動も快感に変わる。光琉は近衛に手を伸ばした。それに気付いた近衛がすぐに手を握り返してくれる。
「だめ、もう出ちゃうぅ......」
言った瞬間、近衛がさらに激しく舌を絡めてくる。裏筋を舐め上げられ、先端に歯を立てられ、光琉はギュッと近衛の手を強く握った。
「あっ、イクッ......だめっ、んんっ――――」
目の前に火花が散った。光琉は体を仰け反らせながら白濁を放った。
絶頂の余韻に堪えながら、荒く息をついていると、ごくりという音が光琉の耳に届いた。
「っ......!」
驚いて近衛の方を見ると、近衛は口に放たれた光琉の精液を飲み込んでいた。
「飲んだ!?」
「飲んだ」
慌てる光琉に対して近衛がけろりと答える。あまりに当然のように答えられ、光琉は真っ赤になった。
(あんなものを......近衛先輩に......!)
光琉が慌てていると、近衛が口元を手で拭うとはにかむように笑う。
「光琉が可愛すぎて、我慢できなかった」
「あっ......」
ストレートにそう言われ、チュッと頬にキスされる。目が合った近衛があまりに愛し気に光琉を見つめるので、光琉はそれ以上何も言えなくなってしまった。
「もお......」
そのかわり甘えるような声が漏れる。それに瞳を細めて、近衛は光琉のスウェットを下着ごと脱がせた。
近衛の視線に、下半身が晒されて、精を放ったばかりの自身がフルと震える。
「近衛先輩っ......」
「ん、大丈夫。かわいい」
恥ずかしくて名前を呼ぶと、優しい声でそう返される。

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