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53 シェノビア艶夜‐2※
しおりを挟む真っ赤に上気する彼女の顔を見てシェノビアは悦に入る。
バスローブをはおるとタオルでアレッサの身体を包み寝室へ運んだ。
ベッドに下ろされ俯せにさせられる。
ぐいっと腰を持ち上げられアレッサは後ろにいるシェノビアに尻を突き出すような形になる。
シェノビアはその剛直を濡れそぼった彼女の蜜口に沿わせ前後に滑らせる。溢れ出ていた蜜が絡み、にちゅにちゅと卑猥な音がする。
入口の柔らかな襞は剛直に撫でられ、その先のぷっくりと膨らんだ蕾も擦られる動きに翻弄される。
受け入れ態勢は出来上がっているのに焦らされ続ける。
早く欲しいと欲求がどんどん大きくなり、もう我慢できなかった。
「ぅう…もうだめ…おねがい…………ほしい…しぇのびあ…ほしいよ」
「そんなに欲しい?…ふふ、いやらしい子だね」
シェノビアはアレッサの上体を起こし膝立ちにさせると、背後からふくらみの硬く赤い先端を指で弾きながら耳を食む。
「はぁ!…あっ…あん……」
頭がのけ反る。
剛直を滑らせる速度を上げ、顎を摘まみ後ろを向かせキスした。
互いの温かい舌が絡み合う。
アレッサの可愛い舌を強く吸い上げたのとほぼ同時だった。
―――――ずちゅん。
一気にはちきれんばかりの剛直がアレッサの中に突き立てられた。
「ふっ…ん、んんんん!」
待ち続けていたものがやっと与えられる。
突き抜けるような快感に襲われ、アレッサの身体はぶるりと震えた。
「アレッサ、そんなに締め付けられたら動けないよ。もっと気持ち良くしてあげたいのに」
ふっと笑うと、アレッサの耳に舌を入れる。
ぬめぬめとした舌が耳の中に差し込まれくちゅくちゅと舐めまわす。
水音とシェノビアの熱い息遣いに力が抜けてしまった。
アレッサの身体はシェノビアが腰を掴んでいてくれなければ突っ伏してしまいそうだった。
アレッサの力が抜けたのを見計らい、動き始めた。
そのまま後ろから抱きしめ、剛直をゆっくり引き抜き一気に押し込む動きを繰り返す。
その度にアレッサの柔らかな胸はふるんふるんと揺れ、はしたない声が漏れる。
「ふぅ…あ、ああ……しぇのびあ………はぅ…あ、あん…きもちい!」
アレッサは背後から中を突かれ…擦られたことのない部分への刺激に、またすぐに達してしまった。
抱きしめたままの身体を仰向けに寝かせる。
アレッサのとろんと蕩けた瞳はシェノビアに向けられる。濡れた唇からはあはあと乱れた呼吸が繰り返され、上下する柔らかなふくらみにシェノビアは目を奪われる。
「ああ……もう君を手放すなんて到底無理…もう僕から逃げられないから覚悟しておいて」
シェノビアはアレッサ両足を掴み高く持ち上げた。
足を自分の肩に乗せ、上体を倒し真上からぬかるんだ蜜口に剛直を押し込んだ。
「あ!んん!あぁ……」
いきなり最奥に強い刺激を受けて身を捩ろうとするが、上からがっしりと抑え込まれて動けない。
「ほら見て、アレッサと僕が繋がっている。凄いね、アレッサの中は僕を放してくれなさそうだ」
シェノビアのそれはアレッサの中より、ほんの少し長くて全てを納めることは出来ていない。
「は、はいってる?……お、おっきい…もう…むり」
「大丈夫だよ、ちょっと工夫すれば全部入るから」
「え?……むり、むり……」
にやりと妖艶に笑いシェノビアは斜め上の方向に剛直の先を向けた。
腰を奥へと進めるべく、さらに体重をかける。シェノビアの長い剛直に子宮口が押し上げられた。
初めて感じる大きな圧迫感に子宮口が甘く痺れる。
「んんんっ!…………はっ…はぁ…」
「ね、入ったでしょ。」
アレッサの頬を優しく撫でると、律動が開始される。
「ふぁ……おく、おくが…じんじんするぅ」
上から腰を落とすように突くとその度にアレッサの身体が震える。
「…しぇのびあ…もっとぉ…ちょうだい」
「いいよ。もっと…あげる!」
激しい律動にやがてシェノビアの方が余裕をなくした。
「ああ、アレッサ!……受けとめて…」
――――――びゅくびゅくびゅく。
アレッサは甘く痺れる子宮口でシェノビアの熱を受けとめた。
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