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証明完了 QED
しおりを挟む今日も今日とてチャレンジしていこうか。
今日は幽霊くんがいつも開くシャワーの前で待機して、幽霊くんがやってきたら話しかけてみよう。
さあもうすぐいつもの時間だ。
シャアーー
「 お、姿は見えないけどいつもの時間に開いたな。 」
ここで僕も対抗してシャワーを閉じる。
するとそれに呼応するように幽霊くんはまたすぐにシャワーを開いた。
そんなやり取りを繰り返してく内に、僕は楽しくなり、正体の究明のことなんて忘れていた。
そしてしばらくしてやっとそのやり取りが終わった。
幽霊くんが折れたのだ。
僕はなんとも言えない優越感を覚えた。
その後また幽霊くんが食器を出し始めた。
勝ち誇っていた僕は調子に乗ってその食器をまた取り上げた。
それをふざけて遠くへ投げようとしたその時、
腕を掴まれた。
そう、幽霊くんが初めて僕に直接コンタクトを取ったんだ。
けれど初めてだったが故に僕は少しビビってしまって声をあげてしまった。
そんな時、幽霊くんの姿が現れたんだ。
それもシルエットだけじゃなくて、表情までハッキリと。
それを認識した頃には僕は平常心を取り戻していたので、君は何者なんだい?と聞こうとした。
しかしそれを言いかけた瞬間、
「君は一体誰なんだ」
背筋が凍った。
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