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ボーイッシュなサキュバスさんと美少年勇者くん
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あるところに、それはそれは美しい容姿の勇者がおりました。
百合のように真っ白な肌に、絹糸のように繊細な金髪。
その整った顔立ちにやや緑がかった青の碧眼。
華奢なまでに細い体は、
美少女と呼んでもなんら差し支えないほどです。
とはいうものの、彼はれっきとした男。
自身の美しすぎる容貌と、
それに相反する性別にコンプレックスを持ちつつも、
人の世のため、堅実に勇者としての実績を積み上げていく様はまさしく勇者の鑑。
そんな彼の前に、一人の敵が立ちふさがります。
はてさて、その戦いの行方やいかに。
「ああ、君が勇者くんか。
自己紹介をさせてもらおう。ボクの名前はラピス。
サキュバスのラピスだ。」
ラピスが笑う。
艷やかで、漆黒の闇を思わせる長い黒髪が揺れる。
白と黒を基調とした学生服を身にまとい、
その美しい美脚は漆黒のストッキングで薄く覆い隠されている。
黒の髪や黒のストッキングとのコントラストで、
雪のように真っ白な肌が、見るものに一層眩しく輝いて映す。
大きな円味を帯びた胸、ほっそりと括れた腰回り、
小ぶりなお尻のラインといった、
『美』という言葉をそのまま形に凝固させたような身体を持つ。
どの部分をとっても芸術的とも言える美しさを持つ彼女だが、
極めつけは瞳。
夢魔特有の男を惑わす、黒色の魔性の瞳。
その目で射抜かれれば、
誰であっても平常ではいられない。
「ふふっ、まるで女の子のような容姿と聞いてはいたが、
本当にそのようだ。」
「っ!俺は、男!
リルスという立派な名前があるんだっ!」
「ああ、鈴の音色のように綺麗な声だ。
とてもいい。」
「お前こそ、本当にサキュバスなのか!?
まるで男みたいじゃないか!」
「ふむ。心外だな。」
すぅっ、と彼女の指先が彼女自身の身体をなぞっていく。
「ボクのお尻。これでもハリがあって、
なめし革のように滑らかな触り心地だぞ?
腰回りだって、しっかりと括れているし、
それに、このおっぱいだ。
梨くらいには大きくて、君の手にも余るのではないか。
きめ細やかで、すべすべ。そして、柔らかくて気持ちがいい。
まあ、男みたいな話し方と言われれば、それは否定できないが。」
むにむにと、ラピスが自身のおっぱいを揉み、
さわさわと、スカートの中に手を入れ、お尻をなで上げる。
「お、おい!
は、恥じらいってものがないのかっ!?」
「ふふふっ、なんだい?
ボクの身体に興味があるんじゃないか。
女の子みたいな顔をしているのに。」
すたすたと、サキュバスが歩を詰めてくる。
「俺は剣を持ってるんだぞ!
そ、そんな不用意に近づいてくるなっ!」
剣を、振りかざす。
しかし、
「関係ないな。
君は帯刀もしてないボクを切れないだろう?」
「そ、それはっ………!」
「君たち勇者とはそういう気高い存在だ。
だからこそ、ボクは君たちに興味がある。」
「パラライズっ!」
「む?」
彼女の身体がしびれて動かなくなる。
「ほう。麻痺呪文か。
これでは身体がうまく動かせないな。」
「降伏するんだ。」
「なぜだい?」
「なぜって、
このままじゃお前は俺にボコボコにやられちゃうんだぞっ!
それでもいいのか!?」
「ははは。それは無理だ。」
「!?」
「さっきも言っただろう。
君たち勇者はそういう卑怯な真似はできないんだ。」
「お前に勇者のなにがわかるっていうんだ!?」
「わかるさ。ボクの母上はサキュバスだが、
ボクの父上は、勇者だった。
実は、夢魔という種族はほぼ女なんだ。
インキュバスっていうのもいるが、稀でね。
迫害されてるやら忌み嫌われてる、とまでは言わないが、
あまり歓迎はされない存在と言われるくらいには、
希少、というか異端の存在なんだよ。」
「そう、なのか?………でも、それじゃあ………。」
美少年の顔に、憐れみの感情が交じる。
「そう、女だけでは子は作れない。
そしてインキュバスがほぼいないとなれば、
他種族の男と子を成すしかない。
その結果、サキュバスの血は薄くなっていく以外にない。
つまりは、サキュバスという種族は緩やかに滅んでいく種族なんだよ。」
「それは………。」
「ふふふ。君はやはり優しいな。
敵であるはずの夢魔の運命まで案じてくれている。
だからボクは君たちが好きなんだよ。」
「なっ、ななっ、なっ。」
「ふふふ、かわいいやつだな、君は。」
「そ、そんなこと、言われても、
嬉しくなんてないぞ!」
「やれやれ。ボクが言うのも何だが、
君は本当に生まれてくる性別を間違えたんじゃないか?
君のそのツンデレ顔は、
数多の人間の道を踏み外させるくらいには魅力的だぞ?
いや、ボクは女だからそれでもいいのか。」
「なっ、なにをっ、いってるんだっ!」
「まったく。君は罪作りだ。
ボクも、君の魅力にあてられてしまったみたいだな。」
すっ、とリルスの背後から手が伸び、抱きしめられる。
「なっ!?」
驚いてしまったリルスは、
思わず剣を手放してしまう。
「分身だ。君たち勇者の得意技だな。
まあ、父上が勇者なんだ。
ボクが覚えていても不思議はないだろう?」
背後から、彼女の声が響く。
「お、お前、ずっと俺と戦えるのに、
騙していたのか!?」
「騙す、とは心外だな。君と話したかったんだ。
それによく覚えておくといい。ボク達夢魔は、魔族。
魔術や魔法といった力はその名の通り魔の力だ。
君たち人間と比べて、魔の根源はボク達、
魔族の方がより近い位置にあるんだ。
つまりは魔法や魔術という力は、ボク達の方にこそ分がある。」
「だ、だけどっ、俺はっ!こんなんでまけないぞっ!
大体、捕まったからって、攻撃する方法もないんだっ!
負けるはずないっ!」
「ああ。そうだな。
君たち勇者を絶命させるような手段をボク達夢魔は持ち合わせていない。
君たち勇者の力は圧倒的だ。
神の加護の力とはそれほどまでに凄まじい。
だが、ね?」
すすすっ、と彼女の手が、指が、艶かしく彼の鎧を滑っていく。
「君たち勇者を、ボク達夢魔が倒す気がないとしたら、
君はどうする?」
「なっ、なにを言ってるんだ!?」
「基本的に夢魔は勇者を倒す力など持っていない。
例に漏れず、ボクも君を倒す力などもっていない。
だが。」
彼女の手が、止まる。
その位置は。
「だが、君たち勇者を骨抜きのとろとろにすることはできる。
それが夢魔という存在だよ。」
「や、やめっ………!」
本能的に、危険だと感じる。
なにか、決定的ななにかが突きつけられている。
この戦いの勝敗を分けるくらいの、なにかが。
「さあ、考える時間だ。
きみのここには、なにがあるのかな?」
いって、鎧の股間部分をなで上げる。
当然感触などない。
(ない、のにっ……なんっ…でっ………)
耳元でささやかれる声が、吐息が、
彼を狂わせていく。興奮させていく、昂ぶらせていく。
「なんにも、ないっ………!
あったとしても、お前にはなにも出来ないっ!」
「ふふふっ、いい顔だ。」
麻痺して、動けなかったはずの正面の彼女が、
勇者の喉元を優しくなで上げながら、微笑む。
「勇敢な君にご褒美をあげよう。
ボクがこれから使う魔法についてだ。」
「なっ………?」
「ボクがこれから使う魔法。
それは物質透過だ。」
「ぶっしつ、とうか?」
「そう。」
正面の彼女が、勇者の肩にぽん、と手をのせる。
「物質透過。」
次の瞬間、肩が、もみもみと、揉まれる。
鎧で覆われている、肩が。
「なっ、ななっ………!??」
「気持ちいいだろう?肩もみは得意なんだ。」
「さあ、君の後ろにいるボクの手は、どこにあるのかな?」
前から後ろから、綺麗な声が響く。
「想像するといい。
わたしのこの細い指。これが君のおちんちんにからみつくんだ。」
「絡みついた指先ははなれない。
なんどもなんども君のおちんちんをいじめるだろう。」
「亀頭は徹底的にこしゅこしゅとなであげられ、」
「尿道口はぐりぐりといじられ、」
「カリはかさのくぼみを重点的にしゅりしゅりと弄ばれ、」
「竿は当然乱暴なまでにしこしこと扱かれ、」
「だが、玉袋だけはやさしくもみもみされて、
精液をたくさんつくれるように癒される。」
「なっ………なっ………!」
具体的な、攻撃方法を聞かされる。
思わず、リルスはこれから自身に降りかかる攻撃を想像してしまい、
勃起させられていた。
「「さあ、快楽に震えるといい。」」
「や、やめっ、んんっ!?」
「さあ、君のおちんちんはボクの手の中だ。
君はどう抵抗するんだい?」
「ふぅっ…!ふーっ!」
「威勢のいい表情だ。だが、ね。」
ぎゅりぎゅりっ♪
と彼女の手が、おちんちんを弄ぶ。
「表情だけでは、なにも解決しないぞ。
さあ、君の抵抗をもっと見せてくれ。」
「ふぅぅぅっ!!」
「ほう、後ろのボクの手を掴んだか。
これでは確かに手首を動かすことでしか君に快感を与えられないな。」
くいっ、くいっ、と、
手首のスナップだけで、彼女が扱き上げる。
「ぁぁっぁぁっ!!!」
それだけで、喜ばされてしまう。
「おやおや、君はこの程度で音を上げてしまうのかい?」
「そんにゃ、そんにゃこと、にゃいっ………!」
「呂律も回らなくなってまで抵抗の意思を失わない。
本当に可愛いな君は。」
「くっ………!んんっ!?」
彼女の唇に口付けられる。それだけで、
「ぷはっ、ぁぁっ、ふわぁぁぁっ………」
多幸感が押し寄せる、もっと、もっとほしい。
もっと………。
「ふふふ、淫魔の口づけを浴びては、
さすがの勇者様もとろけてかたなしだな。」
「!」
「おぉ、素晴らしいね。一瞬でとろけきった顔が引き締まった。
格好がいいぞ、勇者くん。」
「こ、こにょっ………!」
四つの手が容赦なくリルスのおちんちんを責める。
リルスの手は、当然二つしかない。
「ふふふ。さあ、優しくなでてあげよう。」
「やめろっ!」
「うん?優しいのはお嫌いかな?
ならば激しくいこうか。」
「このっ…!」
優しく撫でられ、激しく扱かれ、
それを止めれば、
「ふふふ。今度はきつく撫でられたいのかな?」
「ち、ちがっぅ!ぅぅぅああああ!」
「ふふふ。もう出そうかな?」
「そんなっ………まけにゃい………!でなぃっ……!」
「ふふふ。可愛らしい顔をして。
たまらないね。」
「だが、威勢のいいのもここまでだ。
予言しよう。君は次の攻撃で為す術もなく、
ボクに敗北する。」
「そ、そんにゃ、こと、にゃいっ………!」
「次の攻撃、というのはね、きみのおちんちんを、
ボクのおまんこに突き入れるというものだ。」
「!!」
そんなことをされたら、
サキュバスのおまんこにおちんちんを入れたりしたら!
「や、やらっ………!」
「残念だが、抵抗は無駄だ。
いや、そうだな、無駄ではないか。
存分に足掻いてくれていい。
ボクのおまんこの中に、
おちんちんを突き入れたそのあとでよければね。」
「ふうううううっ!!」
「おやおや、そんなに必死になって………。
ボクのおまんこからにげようというのかい?」
「っ!!」
「だが、ね。君は後ろからボクに抱きつかれているんだ。
そんな動きが制限された状態で左右に腰を振っても、
ボクのおまんこからは、逃げられないよ?」
「あ、ああっ!?」
ずぷり、と温かなおまんこのなかにおちんちんが迎え入れられる。
「ほーら?このままじゃ負けてしまうぞ?」
「ふううっ、ふうううっ!!」
あったかい、やわらかい、ひだひだがきもちいい、
そんな彼女のおまんこの気持ちよさに耐える。
「我慢しているのだね。
うん、気のすむまで存分に足掻くといい。」
優しく。あくまで優しい彼女のおまんこの中の感触。
こちらを責める気など全く無いのではないかと思えるほど、
緩やかな、気持ちよさ。
刺激も圧迫も、わざと彼女は弱めてるようにしか思えない。
それなのに。
「あああああっ!!」
それなのに、彼女の身体から発せられる甘い香りが、温やかな愛液が、
彼をやさしく捉えて、でもけっして離さない。
「おやおや、もう限界なのかい?
もっと頑張ってくれてもかまわないんだよ?」
「ぁぁうっ、ああぁっぁぁっ!!!」
「ふむ、もう無理か。まあ仕方ない。」
「なら、ボクの中に存分に出すといい。」
「ひやっ、ひやああああああっ!!!やらああああああっ!」
叫び。
否定の声にもかかわらず、
その声に呼応するように、精液が彼女のおまんこの中に吐き出される。
「ひゃ…やらっ………やらっ………ぁっ」
とぷ、とぷ、とぷっ、と彼の精液が彼女の中へと注がれる。
「うんうん。君の美少女然とした顔が快楽にとろけて実によく映える。
まるでボクが君を犯しているかのような錯覚に陥るよ。
む?ああ、でもまぁ、サキュバスと人間の関係なら、
あながちボクが君を犯した、でも間違いではないのか。」
「ぁうっ…ぁっ……ぁぅ……。」
「うん。さあ、悶えて喜ぶといい。
そのまま快楽の海へと沈んで、まどろむといい。」
可愛らしく悶える勇者。
なでなでと、ラピスはリルスの頭をなでた。
「はぁっ、はぁっ………!!」
ぽん、と彼の肩に手をのせる。
「ふふふ、ばれていないと思っていたのかい?」
「なっ………!」
木陰で、隠れていたリルスの本体を見つける。
おちんちんが勃起して勃起して、仕方がない、
そんな彼を。
「ボクは分身が使えるんだ、
逆に言えば、君が分身でないかどうかなんてすぐに分かるさ。」
「くぅっ………!!」
「さあ、君がこれからどうなるのか、良く分かっているだろう?」
「くそっ!」
逃げる。
が。
「逃げても無駄だよ。
君は、もうボクの鳥かごの中にいるんだから。」
その言葉を聞いたが、リルスは振り向くこともなく、
逃げ出した。
「では、リルスくん。
逃げ出した君を追いつめていこうか。」
「なっ、なぜ、俺がまだ残っているんだ!?」
リルスが逃げ出してから数時間後の真夜中。
リルスが意識を取り戻したその目と鼻の先には、ラピスがいた。
とはいうものの、リルス本人ではなく、
リルスの分身体の意識が戻ったのだったが。
分身の術。その分身は、本体の意思で消すことができる。
その上、分身体は一定の魔法力だけで構成されるため、
その魔法力が消費されてしまえば、自動的に消えてしまう。
しかし、リルスの分身は消えていなかった。
「なぜ、か。
その答えはふたつだ。
ひとつ、ボクが君の分身に魔力を供給した。だから消えない。
ふたつ、君の分身体は既に君ではなくボクに行動の全権が移っている。
つまりは、『君の操り人形』は『ボクの操り人形』に変わっている、
ということだ。
君の意思では既に消えることが出来ない。
当然といえば当然だろう?
構成される魔力は私のもので、
抵抗の意志は快楽でとろかしてしまったからね。」
ぷちん、ぷちん、と彼女が、自身の制服のボタンを外していく。
「お、おい。やめろっ………!」
黒髪黒目の彼女が、笑う。
「嫌だね。君は、これからボクにめろめろに魅了される。
それを楽しむといい。」
漆黒の闇夜のように艶やかな黒髪とは対照的に、
マシュマロのように真っ白で豊満なバストが眩しい。
そして、その真っ白な中にあるピンクの乳首。
新雪の中で桜の花が咲いているかのようにきれいなそれが、
目の前で揺れる。
「ぁぁ………ああ………!!」
その純白に、桃色に、吸い寄せられていく。
「いいね、理性で抑えられないようにするというのは、
実に愉しい。」
むぎゅん、むぎゅん、と彼女が自身の胸を揉み潰す。
彼の目は、その形を変えるおっきなマシュマロから目が離せない。
「ふふふ、ではこうしようか。」
そう言って、彼女はその豊満なおっぱいの両乳首を近づける。
「さあ、ボクの乳首を口に含みなさい。
そして、ボクの母乳を吸い出しなさい。」
「ぁっ、ぁぁっ!!」
止まらない、止められない。
吸い寄せられるまま、彼女の両乳首を口に含む。
「んん………んぅ………。」
「ふふっ、可愛らしいな。勇者くんは。
女の子のような整った容姿で、
ボクのおっぱいに吸い付いてくるのを見ると、
倒錯した悦びを覚えるよ。」
彼の手が、彼女の白くて柔らかな胸に触れ、
もみもみと、優しくもんでいく。
「んん………。」
「おやおや。
ボクは両乳首を咥えるように命令しただけだったんだが。
ふふふ。本能のままにボクの胸をもんでいるんだね。
いいね。とても可愛い。」
「ん!………んぅ………」
とろけるように甘く、
温かなミルクが勇者の口を満たす。
「ふふふ。驚いたかい?
サキュバスっていうのはね、
妊娠をしていなくても母乳がでるものなんだ。
これは母乳というものが君たち人間とは意味合いが違っていてね。」
サキュバスの美しい声が、響く。
勇者はそれだけで、
言い知れない気持ちよさが身体を震わせるのを感じていた。
「乳幼児を育てる、という君たち人間の母乳と違って、
ボク達サキュバスの母乳は獲物に飲ませるんだ。
獲物にサキュバスの胸の魅力を刻み込むためにね。
その後は単純だ。
獲物にサキュバスの身体の魅力すべてを教えこみ、
快楽で籠絡する。」
あまりにも甘やかで、抗いがたい魅力。
しかし。
「おや?すごいな。ボクの乳首から口を離せるとは。」
少しだけ彼女がおどろく。
勇者が彼女のおっぱいから口を離し、告げる。
「じぇったいに、俺は、お前を、倒してやる………!」
「ふふふ、無理だよ。
遊ぶのはここでおしまいだ。
さあ、ボクに従順なリルスの分身よ。
今の君はボクの母乳を吸ったことで、
普段よりレベルがあがっているのは理解できるかな?
君に与えた呪文、ワープで君の本体までボクを連れて行くんだ。
ああ、そうだ。この呪文はなかなかに魔力を消費する。
分身としての君の魔力は全て使い果たしてしまうだろうね。」
「なっ…だ、だめっ、そん…わ……『ワー…プ。』」
反抗の意思を持っていたとしても、
サキュバスに従順な身体は、命令されれば逆らえない。
彼の本体がいたのは宿屋だった。
疲れを取り、彼女へと再戦を期すために、準備を整えるために。
しかし。
むみゅん、と顔を胸で覆われ、
一つ一つの腕に、脚に、柔らかな彼女が抱きついては、
その豊満な身体を擦り付ける。
そして、両足が抱きしめられたことで、
閉じることの出来なくなった股の間についたおちんちんは、
彼女のおおきなおっぱいで包まれる。
彼女の身体は勇者の腕と脚を拘束する四人、
勇者の顔を胸で包んだ五人目、
そしておっぱいでおちんちんを挟み込んでしまった六人目。
抗いようがない、攻撃。
『魔の根源には魔族のほうがより近い』
その言葉通りに、勇者が編み出した分身術という魔法を用いて、
ほとんどの勇者では成し得ない、五人もの分身を作り出す。
六人のうちいずれかは本物だが、
それを見分けたところでどうしようもない。
彼には、抵抗などできるはずもなかったのだから。
「さあ、分身に刷り込んだ快楽を、
今度は本体である君に刻みつけてあげよう。」
「んんんっ!んんんんんっ…んぅ…!」
かくして、美しいボクっ娘サキュバスに、
美少年の勇者くんは何度も何度もパイズリとぱふぱふで責められた。
彼女という身体に五体を拘束され、
その快楽の中で彼は数時間という時を悶え続け、いき続けた。
本来ならば命果ててしまう程の吸精。
しかし、彼女の母乳により、魔力が供給されるため、
死なないどころか、ダメージを受けることすらない。
彼の身体は彼女のミルクによって活力を与えられたまま、
誘惑され続ける。
彼は尽きることのない性欲に駆り立てられ、
胸で挟み込まれ、擦り付けられ、口で精液を吸い上げられていく。
勇者の美少女然とした顔が淫靡な悦びに侵されつつあることに満足し、
ボーイッシュなサキュバスは妖しく優しく微笑んだ。
百合のように真っ白な肌に、絹糸のように繊細な金髪。
その整った顔立ちにやや緑がかった青の碧眼。
華奢なまでに細い体は、
美少女と呼んでもなんら差し支えないほどです。
とはいうものの、彼はれっきとした男。
自身の美しすぎる容貌と、
それに相反する性別にコンプレックスを持ちつつも、
人の世のため、堅実に勇者としての実績を積み上げていく様はまさしく勇者の鑑。
そんな彼の前に、一人の敵が立ちふさがります。
はてさて、その戦いの行方やいかに。
「ああ、君が勇者くんか。
自己紹介をさせてもらおう。ボクの名前はラピス。
サキュバスのラピスだ。」
ラピスが笑う。
艷やかで、漆黒の闇を思わせる長い黒髪が揺れる。
白と黒を基調とした学生服を身にまとい、
その美しい美脚は漆黒のストッキングで薄く覆い隠されている。
黒の髪や黒のストッキングとのコントラストで、
雪のように真っ白な肌が、見るものに一層眩しく輝いて映す。
大きな円味を帯びた胸、ほっそりと括れた腰回り、
小ぶりなお尻のラインといった、
『美』という言葉をそのまま形に凝固させたような身体を持つ。
どの部分をとっても芸術的とも言える美しさを持つ彼女だが、
極めつけは瞳。
夢魔特有の男を惑わす、黒色の魔性の瞳。
その目で射抜かれれば、
誰であっても平常ではいられない。
「ふふっ、まるで女の子のような容姿と聞いてはいたが、
本当にそのようだ。」
「っ!俺は、男!
リルスという立派な名前があるんだっ!」
「ああ、鈴の音色のように綺麗な声だ。
とてもいい。」
「お前こそ、本当にサキュバスなのか!?
まるで男みたいじゃないか!」
「ふむ。心外だな。」
すぅっ、と彼女の指先が彼女自身の身体をなぞっていく。
「ボクのお尻。これでもハリがあって、
なめし革のように滑らかな触り心地だぞ?
腰回りだって、しっかりと括れているし、
それに、このおっぱいだ。
梨くらいには大きくて、君の手にも余るのではないか。
きめ細やかで、すべすべ。そして、柔らかくて気持ちがいい。
まあ、男みたいな話し方と言われれば、それは否定できないが。」
むにむにと、ラピスが自身のおっぱいを揉み、
さわさわと、スカートの中に手を入れ、お尻をなで上げる。
「お、おい!
は、恥じらいってものがないのかっ!?」
「ふふふっ、なんだい?
ボクの身体に興味があるんじゃないか。
女の子みたいな顔をしているのに。」
すたすたと、サキュバスが歩を詰めてくる。
「俺は剣を持ってるんだぞ!
そ、そんな不用意に近づいてくるなっ!」
剣を、振りかざす。
しかし、
「関係ないな。
君は帯刀もしてないボクを切れないだろう?」
「そ、それはっ………!」
「君たち勇者とはそういう気高い存在だ。
だからこそ、ボクは君たちに興味がある。」
「パラライズっ!」
「む?」
彼女の身体がしびれて動かなくなる。
「ほう。麻痺呪文か。
これでは身体がうまく動かせないな。」
「降伏するんだ。」
「なぜだい?」
「なぜって、
このままじゃお前は俺にボコボコにやられちゃうんだぞっ!
それでもいいのか!?」
「ははは。それは無理だ。」
「!?」
「さっきも言っただろう。
君たち勇者はそういう卑怯な真似はできないんだ。」
「お前に勇者のなにがわかるっていうんだ!?」
「わかるさ。ボクの母上はサキュバスだが、
ボクの父上は、勇者だった。
実は、夢魔という種族はほぼ女なんだ。
インキュバスっていうのもいるが、稀でね。
迫害されてるやら忌み嫌われてる、とまでは言わないが、
あまり歓迎はされない存在と言われるくらいには、
希少、というか異端の存在なんだよ。」
「そう、なのか?………でも、それじゃあ………。」
美少年の顔に、憐れみの感情が交じる。
「そう、女だけでは子は作れない。
そしてインキュバスがほぼいないとなれば、
他種族の男と子を成すしかない。
その結果、サキュバスの血は薄くなっていく以外にない。
つまりは、サキュバスという種族は緩やかに滅んでいく種族なんだよ。」
「それは………。」
「ふふふ。君はやはり優しいな。
敵であるはずの夢魔の運命まで案じてくれている。
だからボクは君たちが好きなんだよ。」
「なっ、ななっ、なっ。」
「ふふふ、かわいいやつだな、君は。」
「そ、そんなこと、言われても、
嬉しくなんてないぞ!」
「やれやれ。ボクが言うのも何だが、
君は本当に生まれてくる性別を間違えたんじゃないか?
君のそのツンデレ顔は、
数多の人間の道を踏み外させるくらいには魅力的だぞ?
いや、ボクは女だからそれでもいいのか。」
「なっ、なにをっ、いってるんだっ!」
「まったく。君は罪作りだ。
ボクも、君の魅力にあてられてしまったみたいだな。」
すっ、とリルスの背後から手が伸び、抱きしめられる。
「なっ!?」
驚いてしまったリルスは、
思わず剣を手放してしまう。
「分身だ。君たち勇者の得意技だな。
まあ、父上が勇者なんだ。
ボクが覚えていても不思議はないだろう?」
背後から、彼女の声が響く。
「お、お前、ずっと俺と戦えるのに、
騙していたのか!?」
「騙す、とは心外だな。君と話したかったんだ。
それによく覚えておくといい。ボク達夢魔は、魔族。
魔術や魔法といった力はその名の通り魔の力だ。
君たち人間と比べて、魔の根源はボク達、
魔族の方がより近い位置にあるんだ。
つまりは魔法や魔術という力は、ボク達の方にこそ分がある。」
「だ、だけどっ、俺はっ!こんなんでまけないぞっ!
大体、捕まったからって、攻撃する方法もないんだっ!
負けるはずないっ!」
「ああ。そうだな。
君たち勇者を絶命させるような手段をボク達夢魔は持ち合わせていない。
君たち勇者の力は圧倒的だ。
神の加護の力とはそれほどまでに凄まじい。
だが、ね?」
すすすっ、と彼女の手が、指が、艶かしく彼の鎧を滑っていく。
「君たち勇者を、ボク達夢魔が倒す気がないとしたら、
君はどうする?」
「なっ、なにを言ってるんだ!?」
「基本的に夢魔は勇者を倒す力など持っていない。
例に漏れず、ボクも君を倒す力などもっていない。
だが。」
彼女の手が、止まる。
その位置は。
「だが、君たち勇者を骨抜きのとろとろにすることはできる。
それが夢魔という存在だよ。」
「や、やめっ………!」
本能的に、危険だと感じる。
なにか、決定的ななにかが突きつけられている。
この戦いの勝敗を分けるくらいの、なにかが。
「さあ、考える時間だ。
きみのここには、なにがあるのかな?」
いって、鎧の股間部分をなで上げる。
当然感触などない。
(ない、のにっ……なんっ…でっ………)
耳元でささやかれる声が、吐息が、
彼を狂わせていく。興奮させていく、昂ぶらせていく。
「なんにも、ないっ………!
あったとしても、お前にはなにも出来ないっ!」
「ふふふっ、いい顔だ。」
麻痺して、動けなかったはずの正面の彼女が、
勇者の喉元を優しくなで上げながら、微笑む。
「勇敢な君にご褒美をあげよう。
ボクがこれから使う魔法についてだ。」
「なっ………?」
「ボクがこれから使う魔法。
それは物質透過だ。」
「ぶっしつ、とうか?」
「そう。」
正面の彼女が、勇者の肩にぽん、と手をのせる。
「物質透過。」
次の瞬間、肩が、もみもみと、揉まれる。
鎧で覆われている、肩が。
「なっ、ななっ………!??」
「気持ちいいだろう?肩もみは得意なんだ。」
「さあ、君の後ろにいるボクの手は、どこにあるのかな?」
前から後ろから、綺麗な声が響く。
「想像するといい。
わたしのこの細い指。これが君のおちんちんにからみつくんだ。」
「絡みついた指先ははなれない。
なんどもなんども君のおちんちんをいじめるだろう。」
「亀頭は徹底的にこしゅこしゅとなであげられ、」
「尿道口はぐりぐりといじられ、」
「カリはかさのくぼみを重点的にしゅりしゅりと弄ばれ、」
「竿は当然乱暴なまでにしこしこと扱かれ、」
「だが、玉袋だけはやさしくもみもみされて、
精液をたくさんつくれるように癒される。」
「なっ………なっ………!」
具体的な、攻撃方法を聞かされる。
思わず、リルスはこれから自身に降りかかる攻撃を想像してしまい、
勃起させられていた。
「「さあ、快楽に震えるといい。」」
「や、やめっ、んんっ!?」
「さあ、君のおちんちんはボクの手の中だ。
君はどう抵抗するんだい?」
「ふぅっ…!ふーっ!」
「威勢のいい表情だ。だが、ね。」
ぎゅりぎゅりっ♪
と彼女の手が、おちんちんを弄ぶ。
「表情だけでは、なにも解決しないぞ。
さあ、君の抵抗をもっと見せてくれ。」
「ふぅぅぅっ!!」
「ほう、後ろのボクの手を掴んだか。
これでは確かに手首を動かすことでしか君に快感を与えられないな。」
くいっ、くいっ、と、
手首のスナップだけで、彼女が扱き上げる。
「ぁぁっぁぁっ!!!」
それだけで、喜ばされてしまう。
「おやおや、君はこの程度で音を上げてしまうのかい?」
「そんにゃ、そんにゃこと、にゃいっ………!」
「呂律も回らなくなってまで抵抗の意思を失わない。
本当に可愛いな君は。」
「くっ………!んんっ!?」
彼女の唇に口付けられる。それだけで、
「ぷはっ、ぁぁっ、ふわぁぁぁっ………」
多幸感が押し寄せる、もっと、もっとほしい。
もっと………。
「ふふふ、淫魔の口づけを浴びては、
さすがの勇者様もとろけてかたなしだな。」
「!」
「おぉ、素晴らしいね。一瞬でとろけきった顔が引き締まった。
格好がいいぞ、勇者くん。」
「こ、こにょっ………!」
四つの手が容赦なくリルスのおちんちんを責める。
リルスの手は、当然二つしかない。
「ふふふ。さあ、優しくなでてあげよう。」
「やめろっ!」
「うん?優しいのはお嫌いかな?
ならば激しくいこうか。」
「このっ…!」
優しく撫でられ、激しく扱かれ、
それを止めれば、
「ふふふ。今度はきつく撫でられたいのかな?」
「ち、ちがっぅ!ぅぅぅああああ!」
「ふふふ。もう出そうかな?」
「そんなっ………まけにゃい………!でなぃっ……!」
「ふふふ。可愛らしい顔をして。
たまらないね。」
「だが、威勢のいいのもここまでだ。
予言しよう。君は次の攻撃で為す術もなく、
ボクに敗北する。」
「そ、そんにゃ、こと、にゃいっ………!」
「次の攻撃、というのはね、きみのおちんちんを、
ボクのおまんこに突き入れるというものだ。」
「!!」
そんなことをされたら、
サキュバスのおまんこにおちんちんを入れたりしたら!
「や、やらっ………!」
「残念だが、抵抗は無駄だ。
いや、そうだな、無駄ではないか。
存分に足掻いてくれていい。
ボクのおまんこの中に、
おちんちんを突き入れたそのあとでよければね。」
「ふうううううっ!!」
「おやおや、そんなに必死になって………。
ボクのおまんこからにげようというのかい?」
「っ!!」
「だが、ね。君は後ろからボクに抱きつかれているんだ。
そんな動きが制限された状態で左右に腰を振っても、
ボクのおまんこからは、逃げられないよ?」
「あ、ああっ!?」
ずぷり、と温かなおまんこのなかにおちんちんが迎え入れられる。
「ほーら?このままじゃ負けてしまうぞ?」
「ふううっ、ふうううっ!!」
あったかい、やわらかい、ひだひだがきもちいい、
そんな彼女のおまんこの気持ちよさに耐える。
「我慢しているのだね。
うん、気のすむまで存分に足掻くといい。」
優しく。あくまで優しい彼女のおまんこの中の感触。
こちらを責める気など全く無いのではないかと思えるほど、
緩やかな、気持ちよさ。
刺激も圧迫も、わざと彼女は弱めてるようにしか思えない。
それなのに。
「あああああっ!!」
それなのに、彼女の身体から発せられる甘い香りが、温やかな愛液が、
彼をやさしく捉えて、でもけっして離さない。
「おやおや、もう限界なのかい?
もっと頑張ってくれてもかまわないんだよ?」
「ぁぁうっ、ああぁっぁぁっ!!!」
「ふむ、もう無理か。まあ仕方ない。」
「なら、ボクの中に存分に出すといい。」
「ひやっ、ひやああああああっ!!!やらああああああっ!」
叫び。
否定の声にもかかわらず、
その声に呼応するように、精液が彼女のおまんこの中に吐き出される。
「ひゃ…やらっ………やらっ………ぁっ」
とぷ、とぷ、とぷっ、と彼の精液が彼女の中へと注がれる。
「うんうん。君の美少女然とした顔が快楽にとろけて実によく映える。
まるでボクが君を犯しているかのような錯覚に陥るよ。
む?ああ、でもまぁ、サキュバスと人間の関係なら、
あながちボクが君を犯した、でも間違いではないのか。」
「ぁうっ…ぁっ……ぁぅ……。」
「うん。さあ、悶えて喜ぶといい。
そのまま快楽の海へと沈んで、まどろむといい。」
可愛らしく悶える勇者。
なでなでと、ラピスはリルスの頭をなでた。
「はぁっ、はぁっ………!!」
ぽん、と彼の肩に手をのせる。
「ふふふ、ばれていないと思っていたのかい?」
「なっ………!」
木陰で、隠れていたリルスの本体を見つける。
おちんちんが勃起して勃起して、仕方がない、
そんな彼を。
「ボクは分身が使えるんだ、
逆に言えば、君が分身でないかどうかなんてすぐに分かるさ。」
「くぅっ………!!」
「さあ、君がこれからどうなるのか、良く分かっているだろう?」
「くそっ!」
逃げる。
が。
「逃げても無駄だよ。
君は、もうボクの鳥かごの中にいるんだから。」
その言葉を聞いたが、リルスは振り向くこともなく、
逃げ出した。
「では、リルスくん。
逃げ出した君を追いつめていこうか。」
「なっ、なぜ、俺がまだ残っているんだ!?」
リルスが逃げ出してから数時間後の真夜中。
リルスが意識を取り戻したその目と鼻の先には、ラピスがいた。
とはいうものの、リルス本人ではなく、
リルスの分身体の意識が戻ったのだったが。
分身の術。その分身は、本体の意思で消すことができる。
その上、分身体は一定の魔法力だけで構成されるため、
その魔法力が消費されてしまえば、自動的に消えてしまう。
しかし、リルスの分身は消えていなかった。
「なぜ、か。
その答えはふたつだ。
ひとつ、ボクが君の分身に魔力を供給した。だから消えない。
ふたつ、君の分身体は既に君ではなくボクに行動の全権が移っている。
つまりは、『君の操り人形』は『ボクの操り人形』に変わっている、
ということだ。
君の意思では既に消えることが出来ない。
当然といえば当然だろう?
構成される魔力は私のもので、
抵抗の意志は快楽でとろかしてしまったからね。」
ぷちん、ぷちん、と彼女が、自身の制服のボタンを外していく。
「お、おい。やめろっ………!」
黒髪黒目の彼女が、笑う。
「嫌だね。君は、これからボクにめろめろに魅了される。
それを楽しむといい。」
漆黒の闇夜のように艶やかな黒髪とは対照的に、
マシュマロのように真っ白で豊満なバストが眩しい。
そして、その真っ白な中にあるピンクの乳首。
新雪の中で桜の花が咲いているかのようにきれいなそれが、
目の前で揺れる。
「ぁぁ………ああ………!!」
その純白に、桃色に、吸い寄せられていく。
「いいね、理性で抑えられないようにするというのは、
実に愉しい。」
むぎゅん、むぎゅん、と彼女が自身の胸を揉み潰す。
彼の目は、その形を変えるおっきなマシュマロから目が離せない。
「ふふふ、ではこうしようか。」
そう言って、彼女はその豊満なおっぱいの両乳首を近づける。
「さあ、ボクの乳首を口に含みなさい。
そして、ボクの母乳を吸い出しなさい。」
「ぁっ、ぁぁっ!!」
止まらない、止められない。
吸い寄せられるまま、彼女の両乳首を口に含む。
「んん………んぅ………。」
「ふふっ、可愛らしいな。勇者くんは。
女の子のような整った容姿で、
ボクのおっぱいに吸い付いてくるのを見ると、
倒錯した悦びを覚えるよ。」
彼の手が、彼女の白くて柔らかな胸に触れ、
もみもみと、優しくもんでいく。
「んん………。」
「おやおや。
ボクは両乳首を咥えるように命令しただけだったんだが。
ふふふ。本能のままにボクの胸をもんでいるんだね。
いいね。とても可愛い。」
「ん!………んぅ………」
とろけるように甘く、
温かなミルクが勇者の口を満たす。
「ふふふ。驚いたかい?
サキュバスっていうのはね、
妊娠をしていなくても母乳がでるものなんだ。
これは母乳というものが君たち人間とは意味合いが違っていてね。」
サキュバスの美しい声が、響く。
勇者はそれだけで、
言い知れない気持ちよさが身体を震わせるのを感じていた。
「乳幼児を育てる、という君たち人間の母乳と違って、
ボク達サキュバスの母乳は獲物に飲ませるんだ。
獲物にサキュバスの胸の魅力を刻み込むためにね。
その後は単純だ。
獲物にサキュバスの身体の魅力すべてを教えこみ、
快楽で籠絡する。」
あまりにも甘やかで、抗いがたい魅力。
しかし。
「おや?すごいな。ボクの乳首から口を離せるとは。」
少しだけ彼女がおどろく。
勇者が彼女のおっぱいから口を離し、告げる。
「じぇったいに、俺は、お前を、倒してやる………!」
「ふふふ、無理だよ。
遊ぶのはここでおしまいだ。
さあ、ボクに従順なリルスの分身よ。
今の君はボクの母乳を吸ったことで、
普段よりレベルがあがっているのは理解できるかな?
君に与えた呪文、ワープで君の本体までボクを連れて行くんだ。
ああ、そうだ。この呪文はなかなかに魔力を消費する。
分身としての君の魔力は全て使い果たしてしまうだろうね。」
「なっ…だ、だめっ、そん…わ……『ワー…プ。』」
反抗の意思を持っていたとしても、
サキュバスに従順な身体は、命令されれば逆らえない。
彼の本体がいたのは宿屋だった。
疲れを取り、彼女へと再戦を期すために、準備を整えるために。
しかし。
むみゅん、と顔を胸で覆われ、
一つ一つの腕に、脚に、柔らかな彼女が抱きついては、
その豊満な身体を擦り付ける。
そして、両足が抱きしめられたことで、
閉じることの出来なくなった股の間についたおちんちんは、
彼女のおおきなおっぱいで包まれる。
彼女の身体は勇者の腕と脚を拘束する四人、
勇者の顔を胸で包んだ五人目、
そしておっぱいでおちんちんを挟み込んでしまった六人目。
抗いようがない、攻撃。
『魔の根源には魔族のほうがより近い』
その言葉通りに、勇者が編み出した分身術という魔法を用いて、
ほとんどの勇者では成し得ない、五人もの分身を作り出す。
六人のうちいずれかは本物だが、
それを見分けたところでどうしようもない。
彼には、抵抗などできるはずもなかったのだから。
「さあ、分身に刷り込んだ快楽を、
今度は本体である君に刻みつけてあげよう。」
「んんんっ!んんんんんっ…んぅ…!」
かくして、美しいボクっ娘サキュバスに、
美少年の勇者くんは何度も何度もパイズリとぱふぱふで責められた。
彼女という身体に五体を拘束され、
その快楽の中で彼は数時間という時を悶え続け、いき続けた。
本来ならば命果ててしまう程の吸精。
しかし、彼女の母乳により、魔力が供給されるため、
死なないどころか、ダメージを受けることすらない。
彼の身体は彼女のミルクによって活力を与えられたまま、
誘惑され続ける。
彼は尽きることのない性欲に駆り立てられ、
胸で挟み込まれ、擦り付けられ、口で精液を吸い上げられていく。
勇者の美少女然とした顔が淫靡な悦びに侵されつつあることに満足し、
ボーイッシュなサキュバスは妖しく優しく微笑んだ。
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