60 / 106
第二幕 斬心 Heart of Slashing
32.伊達政宗と五郎八姫
しおりを挟む
中庭にてあぐらをかいて座る政宗に雉猿狗と夜狐禅はそれぞれ自身が知りうる限りの事の経緯を話した。
それらの話は、深い眠りに落ちていた桃姫は一切合切知らないことであり桃姫は愕然とした顔で時より正座をするぬらりひょんの顔を見た。
「……なるほどな。桃太郎の血を持つ子供が欲しかったと……あいも変わらず野心まみれだな、ぬらりひょん」
「……ぐ……ぐゥ……」
「こいつ……この状況でまだ"ぐうの音"は出るようでござるな」
"こいつ"呼ばわりされたぬらりひょんは、白濁した眼を睨むように若い女武者に向けると政宗が口を開いた。
「ああ。会うのは初めてだったか。俺の跡継ぎの"ごろはち"だ。伊達"ごろはち"、どうだ、良い名前だろ?」
「……"ごろはち"と呼ぶのは父上だけでござる。拙者は五郎八姫(いろはひめ)──"いろは"でござるよ」
政宗に対して自身の名前を訂正した五郎八姫は、涼しい笑みを浮かべながら横目で桃姫を見た。
「……いろはちゃん」
桃姫はつぶやくように口にすると政宗が豪快に笑いながら膝を叩いた。
「かっはっは! そうだったか。これだけ勇ましいから、てっきり俺の娘は、"ごろはち"だったかとな」
「父上殿……しつこいでござるよ」
「かっはっはっは! すまん、すまん」
政宗はひとしきり笑ったあと、桃姫を見て口を開いた
「それで、桃太郎の娘っ子。桃姫、お前はどうしたい?」
「えっ……」
政宗は立ち上がると、桃姫に力強い黒い瞳を向けた。
「ぬらりひょんに襲われたのはお前だ。ぬらりひょんを罰する権利はお前にある……決めるんだ、ぬらりひょんをどうするか」
「……ぬらりひょんさんを──」
ぬらりひょんは庭園の黒石の上に正座したまま、ただ一点を見つめて黙っていた。
その態度からは桃姫がどのような決定を下そうとも受け入れるしかないという覚悟が見て取れた。
「私は──」
桃姫は雉猿狗を見た。雉猿狗はどのような判断でも桃姫に任せるというような信頼のこもった凛とした濃翠色の瞳を返す。
次いで桃姫は、夜狐禅を見る。夜狐禅はやはり野心に加担した反省した面持ちで、しかし、ぬらりひょんへの恩義もあるという複雑な表情を浮かべていた。
そして、最後に桃姫は五郎八姫を見た。五郎八姫は少しだけいたずらっぽい笑みを浮かべながら、桃姫にだけわかる小さな頷きをした。
"難しく考えず、心に従えば良いでござるよ"。桃姫は五郎八姫の笑みからそのような考えを受け取った。
今しがた会ったばかりの五郎八姫だが、目を見ていると互いの心が通じ合う、良き友になれるような温かな感覚が桃姫にはあった。
桃姫は目を閉じ、心に従って決断を下す。桃姫は輝く濃桃色の瞳を開き、沈黙して正座するぬらりひょんに対して口を開いた。
「──許しません」
「……えっ」
その場にいる桃姫以外の全員が驚きの声を上げ、桃姫を見た。ぬらりひょんですらも愕然とした顔で桃姫を見上げた。
「……ぬらりひょん。そういうことだ──さらば」
「まっ……えっ……」
政宗は黒鞘から太刀をスラリと引き抜くとぬらりひょんに向けて振り上げた。ぬらりひょんは口をぱくぱくとさせて腰を抜かした。
そして、振り下ろされた刃が今まさにぬらりひょんの首筋に触れるというところで桃姫は声を発した。
「──ですがッ!」
「…………」
ピタリ──と冷たい刃が絶望を顔に浮かべたぬらりひょんの首筋に触れる直前で止まる。
政宗は桃姫のその言葉を待っていたかのように静かに笑みを浮かべた。
「──許しませんが──許します」
「……もも、ひめ……」
「──ぬらりひょんさん、それが私の心からの言葉です……私はぬらりひょんさんを"許しませんが、許します"」
「……は……ははアァ……」
ぬらりひょんは白濁した眼に涙を浮かべ桃姫の言葉を聞き届け、黒石の庭園にひれ伏し、桃姫に向かって形ではなく心の底からの土下座をした。
「……許せないけど、許すとよ。命拾いしたな。ぬらりひょん」
政宗はニヤリと笑みを浮かべて言うと、太刀を一回転させたあとに黒鞘にスッと戻した。
「桃姫、本当に良いでござるか……?」
「うん。だって話を聞く限り、雉猿狗にもう十分痛めつけられてるから、ね、雉猿狗」
「そうですね。桃姫様が許すのであれば、私からは何も言うことはございません」
五郎八姫と雉猿狗は桃姫の意思を汲んでこれ以上のぬらりひょんへの追罰をやめた。
しかし、それに対して異論を唱えたのはぬらりひょん自身であった。
「──納得せん……」
顔を伏して声を発したぬらりひょんを四人が見下ろした。
「──それでは、わしが納得せん」
「何言ってるでござるか、こいつ」
五郎八姫が呆れたように声を上げるとぬらりひょんはバッと顔を上げて政宗を見た。
「政宗、手を出せ……」
「あン……?」
政宗はぬらりひょんの申し出に眉根を寄せて拒絶の反応を示した。
「よいから……」
立ち上がったぬらりひょんはサッと政宗の左手を取ると自身のハゲ頭に押し当てた。
押し当てた左手の甲が赤く発光するとぬらりひょんの波紋が浮き出るように刻み込まれる。
「なッ、てめぇ! 俺の手になにしやがった……!」
声を上げた政宗はぬらりひょんのハゲ頭から手をどけ、自身の赤い波紋が浮かんだ手の甲をまじまじと確認する。
「そいつは、わしの契印じゃ……政宗、おぬしが生きておる限り、わしは桃姫の肌に触れることは出来ん……万が一でも触れれば、その瞬間、わしの頭は破裂する──そのような印をおぬしの手に結んだ」
ぬらりひょんはそう言うと、桃姫の濃桃色の瞳を見て口を開いた。
「これがわしのケジメじゃ。桃姫……すまなかった……ほんに、すまなかったのう……」
言いながら涙を流すぬらりひょんに対して、桃姫は静かに頷いて返した。
そして、桃姫と雉猿狗は政宗と五郎八姫と共に館の外に出た。
「ぬらりひょんさん。私はこの五年間、たくさんのことを学び、成長しました。ぬらりひょんさんのしたことは許されないことかもしれませんけど、私は、館に住まわせてくれたぬらりひょんさんに心から感謝しています……これからも、ずっと」
「その言葉が何よりの救いじゃ……達者でのう、桃姫」
ぬらりひょんは伊達の騎馬隊と共に館を去っていく桃姫に別れの言葉を告げた。
夜狐禅も去っていく雉猿狗に対して手を振り、猫吉など館の妖怪たちも二人に向かって手を振った。
こうして、桃姫と雉猿狗は五年の歳月を過ごしたぬらりひょんの館を後にしたのであった。
それらの話は、深い眠りに落ちていた桃姫は一切合切知らないことであり桃姫は愕然とした顔で時より正座をするぬらりひょんの顔を見た。
「……なるほどな。桃太郎の血を持つ子供が欲しかったと……あいも変わらず野心まみれだな、ぬらりひょん」
「……ぐ……ぐゥ……」
「こいつ……この状況でまだ"ぐうの音"は出るようでござるな」
"こいつ"呼ばわりされたぬらりひょんは、白濁した眼を睨むように若い女武者に向けると政宗が口を開いた。
「ああ。会うのは初めてだったか。俺の跡継ぎの"ごろはち"だ。伊達"ごろはち"、どうだ、良い名前だろ?」
「……"ごろはち"と呼ぶのは父上だけでござる。拙者は五郎八姫(いろはひめ)──"いろは"でござるよ」
政宗に対して自身の名前を訂正した五郎八姫は、涼しい笑みを浮かべながら横目で桃姫を見た。
「……いろはちゃん」
桃姫はつぶやくように口にすると政宗が豪快に笑いながら膝を叩いた。
「かっはっは! そうだったか。これだけ勇ましいから、てっきり俺の娘は、"ごろはち"だったかとな」
「父上殿……しつこいでござるよ」
「かっはっはっは! すまん、すまん」
政宗はひとしきり笑ったあと、桃姫を見て口を開いた
「それで、桃太郎の娘っ子。桃姫、お前はどうしたい?」
「えっ……」
政宗は立ち上がると、桃姫に力強い黒い瞳を向けた。
「ぬらりひょんに襲われたのはお前だ。ぬらりひょんを罰する権利はお前にある……決めるんだ、ぬらりひょんをどうするか」
「……ぬらりひょんさんを──」
ぬらりひょんは庭園の黒石の上に正座したまま、ただ一点を見つめて黙っていた。
その態度からは桃姫がどのような決定を下そうとも受け入れるしかないという覚悟が見て取れた。
「私は──」
桃姫は雉猿狗を見た。雉猿狗はどのような判断でも桃姫に任せるというような信頼のこもった凛とした濃翠色の瞳を返す。
次いで桃姫は、夜狐禅を見る。夜狐禅はやはり野心に加担した反省した面持ちで、しかし、ぬらりひょんへの恩義もあるという複雑な表情を浮かべていた。
そして、最後に桃姫は五郎八姫を見た。五郎八姫は少しだけいたずらっぽい笑みを浮かべながら、桃姫にだけわかる小さな頷きをした。
"難しく考えず、心に従えば良いでござるよ"。桃姫は五郎八姫の笑みからそのような考えを受け取った。
今しがた会ったばかりの五郎八姫だが、目を見ていると互いの心が通じ合う、良き友になれるような温かな感覚が桃姫にはあった。
桃姫は目を閉じ、心に従って決断を下す。桃姫は輝く濃桃色の瞳を開き、沈黙して正座するぬらりひょんに対して口を開いた。
「──許しません」
「……えっ」
その場にいる桃姫以外の全員が驚きの声を上げ、桃姫を見た。ぬらりひょんですらも愕然とした顔で桃姫を見上げた。
「……ぬらりひょん。そういうことだ──さらば」
「まっ……えっ……」
政宗は黒鞘から太刀をスラリと引き抜くとぬらりひょんに向けて振り上げた。ぬらりひょんは口をぱくぱくとさせて腰を抜かした。
そして、振り下ろされた刃が今まさにぬらりひょんの首筋に触れるというところで桃姫は声を発した。
「──ですがッ!」
「…………」
ピタリ──と冷たい刃が絶望を顔に浮かべたぬらりひょんの首筋に触れる直前で止まる。
政宗は桃姫のその言葉を待っていたかのように静かに笑みを浮かべた。
「──許しませんが──許します」
「……もも、ひめ……」
「──ぬらりひょんさん、それが私の心からの言葉です……私はぬらりひょんさんを"許しませんが、許します"」
「……は……ははアァ……」
ぬらりひょんは白濁した眼に涙を浮かべ桃姫の言葉を聞き届け、黒石の庭園にひれ伏し、桃姫に向かって形ではなく心の底からの土下座をした。
「……許せないけど、許すとよ。命拾いしたな。ぬらりひょん」
政宗はニヤリと笑みを浮かべて言うと、太刀を一回転させたあとに黒鞘にスッと戻した。
「桃姫、本当に良いでござるか……?」
「うん。だって話を聞く限り、雉猿狗にもう十分痛めつけられてるから、ね、雉猿狗」
「そうですね。桃姫様が許すのであれば、私からは何も言うことはございません」
五郎八姫と雉猿狗は桃姫の意思を汲んでこれ以上のぬらりひょんへの追罰をやめた。
しかし、それに対して異論を唱えたのはぬらりひょん自身であった。
「──納得せん……」
顔を伏して声を発したぬらりひょんを四人が見下ろした。
「──それでは、わしが納得せん」
「何言ってるでござるか、こいつ」
五郎八姫が呆れたように声を上げるとぬらりひょんはバッと顔を上げて政宗を見た。
「政宗、手を出せ……」
「あン……?」
政宗はぬらりひょんの申し出に眉根を寄せて拒絶の反応を示した。
「よいから……」
立ち上がったぬらりひょんはサッと政宗の左手を取ると自身のハゲ頭に押し当てた。
押し当てた左手の甲が赤く発光するとぬらりひょんの波紋が浮き出るように刻み込まれる。
「なッ、てめぇ! 俺の手になにしやがった……!」
声を上げた政宗はぬらりひょんのハゲ頭から手をどけ、自身の赤い波紋が浮かんだ手の甲をまじまじと確認する。
「そいつは、わしの契印じゃ……政宗、おぬしが生きておる限り、わしは桃姫の肌に触れることは出来ん……万が一でも触れれば、その瞬間、わしの頭は破裂する──そのような印をおぬしの手に結んだ」
ぬらりひょんはそう言うと、桃姫の濃桃色の瞳を見て口を開いた。
「これがわしのケジメじゃ。桃姫……すまなかった……ほんに、すまなかったのう……」
言いながら涙を流すぬらりひょんに対して、桃姫は静かに頷いて返した。
そして、桃姫と雉猿狗は政宗と五郎八姫と共に館の外に出た。
「ぬらりひょんさん。私はこの五年間、たくさんのことを学び、成長しました。ぬらりひょんさんのしたことは許されないことかもしれませんけど、私は、館に住まわせてくれたぬらりひょんさんに心から感謝しています……これからも、ずっと」
「その言葉が何よりの救いじゃ……達者でのう、桃姫」
ぬらりひょんは伊達の騎馬隊と共に館を去っていく桃姫に別れの言葉を告げた。
夜狐禅も去っていく雉猿狗に対して手を振り、猫吉など館の妖怪たちも二人に向かって手を振った。
こうして、桃姫と雉猿狗は五年の歳月を過ごしたぬらりひょんの館を後にしたのであった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
チョロイン2人がオイルマッサージ店でNTR快楽堕ちするまで【完結】
白金犬
ファンタジー
幼馴染同士パーティーを組んで冒険者として生計を立てている2人、シルフィとアステリアは王都でのクエストに一区切りをつけたところだった。
故郷の村へ馬車が出るまで王都に滞在する彼女らは、今流行りのオイルマッサージ店の無料チケットを偶然手に入れる。
好奇心旺盛なシルフィは物珍しさから、故郷に恋人が待っているアステリアは彼のためにも綺麗になりたいという乙女心からそのマッサージ店へ向かうことに。
しかしそこで待っていたのは、真面目な冒険者2人を快楽を貪る雌へと変貌させる、甘くてドロドロとした淫猥な施術だった。
シルフィとアステリアは故郷に戻ることも忘れてーー
★登場人物紹介★
・シルフィ
ファイターとして前衛を支える元気っ子。
元気活発で天真爛漫なその性格で相棒のアステリアを引っ張っていく。
特定の相手がいたことはないが、人知れず恋に恋い焦がれている。
・アステリア(アスティ)
ヒーラーとして前衛で戦うシルフィを支える少女。
真面目で誠実。優しい性格で、誰に対しても物腰が柔らかい。
シルフィと他にもう1人いる幼馴染が恋人で、故郷の村で待っている。
・イケメン施術師
大人気オイルマッサージ店の受付兼施術師。
腕の良さとその甘いマスクから女性客のリピート必至である。
アステリアの最初の施術を担当。
・肥満施術師
大人気オイルマッサージ店の知らざれる裏の施術師。
見た目が醜悪で女性には生理的に受け付けられないような容姿のためか表に出てくることはないが、彼の施術を受けたことがある女性客のリピート指名率は90%を超えるという。
シルフィの最初の施術を担当。
・アルバード
シルフィ、アステリアの幼馴染。
アステリアの恋人で、故郷の村で彼女らを待っている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる