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第一幕 乱心 -Heart of Maddening-
6.悪鬼、死すべし
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「温羅様っ、お帰りなさいま……ひっ!?」
「──悪鬼、死すべし」
美しい花柄の着物をまとい、額に角を生やした若い鬼女が儚げな笑みと共に出迎えた瞬間、桃太郎は一切の躊躇もなく、その命を〈桃源郷〉で斬り捨てた。
「キャアアアアアアッッ!!」
「み、みんな逃げなさいッッ!!」
その光景を見た城内の鬼女たちが次々に叫んだ。桃太郎は幾多の悲鳴を浴びせ掛けられながらも、〈桃源郷〉の刃から滴り落ちる黒い血を見ながら呟いた。
「──悪鬼、死すべし」
桃太郎は死んだ目でその言葉を繰り返しながら、鬼ノ城の城内を歩き出すと、目についた鬼女を片っ端から斬り殺していく。
「"奥の間"には通してはなりませんっ! なんとしても、"奥の間"にだけはっ!」
「ワアアアアアアアアッッ!!」
鬼の角に花輪を付けた鬼女が泣き叫びながら槍を握り締めてがむしゃらに向かってくると、桃太郎は造作なくいなしてから〈桃月〉にて心臓を一突きして殺した。
「──悪鬼、死すべし」
「どうか、お命だけは! 私は備前の……ギエッ──」
「──悪鬼、死すべし」
「帰ってくださいまし……! 帰って! アアアアッ──」
「──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし」
「これより先は、"奥の間"。あなたが人であるというのならば、これ以上の狼藉は……ウッ──」
「──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし」
桃太郎は黒く血塗られた仏刀を両手に構えると、鬼ヶ島と赤い太陽が描かれた見事な黄金の屏風を容赦なく斬り裂いて、"奥の間"に押し入った。
「お母さん……怖いよう……」
「助けて……お父様……どこ……」
「……く、来るな! 来るなッ!」
桃太郎が"奥の間"の中を見渡すと、母鬼が8人、そして子鬼が12人居た。
母鬼の中には腹を膨らませている者も居た──。
「──ここにいるので、全員か?」
「……ひっ」
全身に黒い返り血を浴びて白い軽装鎧が黒く染まった桃太郎は、全く感情のこもっていない冷たい声で告げた。
「──なぁ。ここにいるので、鬼の子供は、全員か?」
「そ……そうでございます」
桃太郎と視線を合わせない怯えた若い母鬼が、子鬼を胸に抱きしめて震える声で答えた。
「──そうか。良かった──もう、殺さずに済むのなら」
桃太郎はそう言うと、赤黒く濁った濃桃色の瞳で母鬼を見下ろしながら〈桃源郷〉の刃を振り下ろした。
それを皮切りにして、次々と振るわれていく桃太郎の斬撃によって清潔な寝具が並んでいた"奥の間"は、瞬く間に鬼の血によって黒く染まった。
しかし、その黒い血は、桃太郎を安心させる血の色であった。
──こいつらは、人間ではない。かつては人間だったかもしれないが、今は赤い血の流れる人間ではない。
──私は一人も人間は殺していない。
──私は……鬼退治をしているだけだ。
「──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし──」
桃太郎は仏刀を振り下ろし、あるいは振り上げ、あるいは突き刺して、額に角を持ち、体から黒い血を噴き出す鬼女と子鬼の退治を行った。
そして、目に付く限り、あらかたの殺戮が終わった桃太郎はポタポタと〈桃源郷〉と〈桃月〉の切っ先から滴り落ちる黒い鮮血を見ながら放心していた。
「…………」
今は黒く染まっているが、本来、美しくも不思議な銀桃色の刃をしたこの刀は、人を斬るための刀ではない。鬼を斬るための仏刀。
人を斬ろうとすれば、それは錆びついたナマクラ刀のように刃が引っかかってしまって肉の中に滑らない。
しかし、鬼ノ城に入城してからの殺戮では、なんの抵抗もなく、一切引っかかることなくスルスルと斬れていった。
それは紛れもなく、斬った相手が人ならず鬼であることを物語っていた。
「……悪鬼……死すべし……」
瞳から光を失った桃太郎が大量の亡骸が転がる悲惨な"奥の間"の光景を見ながら呆然と呟くと、視線の端、間仕切りの影から子鬼が這い出てきたのを捉えた。
「……かか……」
それは、子鬼ではなく赤子鬼と呼べるほどの年頃の鬼であった。黄色い眼球と紫色の肌、そして額には赤い小さな角が二本生えている。
「……かか……とと……」
桃太郎の足元まで赤子鬼は這いつくばって移動してきた。それに対して、桃太郎は〈桃源郷〉を逆手に持って構える。
「──お侍さまぁ……どうか、この子だけ……この子の命だけは……どうかぁ……」
桃太郎が赤子鬼を刺し貫こうとしたその時、腹から黒い血を流した母鬼がうめき声を上げながら、覆いかぶさるように赤子鬼に倒れ込んだ。
見るからに致命傷を受けながらも、瀕死の母鬼は泣きながら赤子鬼をその体で優しく包み込んだ。
「……お侍さま……この子は、いっとう幼くて……まだ物の善悪もつかんのです……」
「──鬼に善などあるものか」
桃太郎は冷徹に言い放つと、〈桃源郷〉で母鬼の背中をザッ──と斬り付けた。
「──ぎゃっ! ……に、逃げて……がんき……お逃げなさい……!」
「……かか……」
母鬼は力を振り絞って己の体を持ち上げ、"がんき"と呼ばれた赤子鬼を逃がそうとするが、赤子鬼は母鬼と桃太郎の顔を交互に見ながら、困惑した様子で逃げようとしなかった。
そもそも、この状況においてどこにも逃げ場などないということは、母鬼も重々承知していた──。
「お願い……お願いよ……! 私の子なの……この子だけは……この子だけなの……!」
「──頼むから──私にこんな惨いことをさせないでくれ──ッッ!!」
「──うッ……!」
桃太郎は顔を歪めて歯噛みしながら告げると、倒れ伏して命乞いする母鬼と、その腕に抱かれた赤子鬼を〈桃源郷〉で同時に刺し貫いた。
「──私に……私に……こんな。惨いことを、させないでくれ……」
桃太郎は震える声で言いながら、〈桃源郷〉の刃を親子からズズズ──と引き抜く。目を見開いて涙を零しながら絶命した母鬼、そしてその腕に抱かれた赤子鬼は体を丸めて沈黙していた。
「──終わった」
桃太郎はむせ返るような鬼の血の臭いが充満した部屋で呟くと、亡者のようなフラフラとした足取りで"奥の間"を後にした。
「……終わった……鬼退治……終わった──」
桃太郎は何度もそう口にしながら、鬼女の亡骸が点々と転がる鬼ノ城の廊下を歩き、大扉から広場に出て、我慢できずに涙を流す。
そして、遂に大きな嗚咽の声を発しながら、石畳の上に並べられた三獣の亡骸の前に勢いよく跪いた。
「ぐああぁ……っ! 帰ろう……! こんなところ、いちゃいけない……! ううう……! みんな……っ! 花咲村にっ……帰ろう……!」
桃太郎が滂沱(ぼうだ)の涙を流すほどに、光を失った瞳の仄暗さが洗い流されていき、本来の濃桃色の瞳の色に戻りつつあった。
広場の中央で泣きじゃくった桃太郎は、白犬、茶猿、緑雉の亡骸を両腕で大切に抱え持つと立ち上がって歩き出した。
そして、広場に入った際に固く閉じられた巨大な鬼門が開け放たれていることに気づいた桃太郎はかつて"御師匠様"から教わった言葉を思い返して口にした。
「──首領を失えば、鬼ノ城に掛かっているすべての鬼術が解ける……御師匠様の言われた通りだ……」
三獣の亡骸を抱きかかえた桃太郎は、首領温羅が死んで効力を失った鬼門の下を潜り抜けて、木船が停められている海岸へと歩いて向かった。
そして、絶命した赤鬼と青鬼が倒れ伏す、赤い波が寄せては返す砂浜に辿り着いた桃太郎が三獣の亡骸を木船に乗せ終わった時、ハッと気づいて口を開いた。
「……っ……財宝……」
桃太郎は言ってから眉根を寄せて逡巡した。鬼ノ城の城内を鬼女を殺戮して回ったときに、確かに宝物庫らしき存在を目撃していたのだ。
「……宝……宝なんて、どうでもいい……しかし──もう、鬼ヶ島には来たくない」
宝物庫の分厚い扉は、鬼門と同じく鬼術によって封じられていたらしく、首領である温羅を失った宝物庫の扉は完全に消えて財宝が通路から丸見えになっていた。
発見した際には宝のことなど頭に入らない状態だったので通り過ぎていたが──。
「……もう、二度と……来たくない……財宝を、船に積めるだけ……積まなければ──」
桃太郎は苦渋に満ちた表情でそう言うと、宝物庫に残された財宝を取りに鬼ノ城へと引き返した。
「──うう……ううう……」
鬼ノ城への道すがら、桃太郎は肩を震わせて再びすすり泣いていた。
そんな桃太郎の頭上では、血の色をした不気味な赤い太陽が、鬼ヶ島の霧がかった虚空の中に悲惨に浮かんでいた──。
「──悪鬼、死すべし」
美しい花柄の着物をまとい、額に角を生やした若い鬼女が儚げな笑みと共に出迎えた瞬間、桃太郎は一切の躊躇もなく、その命を〈桃源郷〉で斬り捨てた。
「キャアアアアアアッッ!!」
「み、みんな逃げなさいッッ!!」
その光景を見た城内の鬼女たちが次々に叫んだ。桃太郎は幾多の悲鳴を浴びせ掛けられながらも、〈桃源郷〉の刃から滴り落ちる黒い血を見ながら呟いた。
「──悪鬼、死すべし」
桃太郎は死んだ目でその言葉を繰り返しながら、鬼ノ城の城内を歩き出すと、目についた鬼女を片っ端から斬り殺していく。
「"奥の間"には通してはなりませんっ! なんとしても、"奥の間"にだけはっ!」
「ワアアアアアアアアッッ!!」
鬼の角に花輪を付けた鬼女が泣き叫びながら槍を握り締めてがむしゃらに向かってくると、桃太郎は造作なくいなしてから〈桃月〉にて心臓を一突きして殺した。
「──悪鬼、死すべし」
「どうか、お命だけは! 私は備前の……ギエッ──」
「──悪鬼、死すべし」
「帰ってくださいまし……! 帰って! アアアアッ──」
「──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし」
「これより先は、"奥の間"。あなたが人であるというのならば、これ以上の狼藉は……ウッ──」
「──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし」
桃太郎は黒く血塗られた仏刀を両手に構えると、鬼ヶ島と赤い太陽が描かれた見事な黄金の屏風を容赦なく斬り裂いて、"奥の間"に押し入った。
「お母さん……怖いよう……」
「助けて……お父様……どこ……」
「……く、来るな! 来るなッ!」
桃太郎が"奥の間"の中を見渡すと、母鬼が8人、そして子鬼が12人居た。
母鬼の中には腹を膨らませている者も居た──。
「──ここにいるので、全員か?」
「……ひっ」
全身に黒い返り血を浴びて白い軽装鎧が黒く染まった桃太郎は、全く感情のこもっていない冷たい声で告げた。
「──なぁ。ここにいるので、鬼の子供は、全員か?」
「そ……そうでございます」
桃太郎と視線を合わせない怯えた若い母鬼が、子鬼を胸に抱きしめて震える声で答えた。
「──そうか。良かった──もう、殺さずに済むのなら」
桃太郎はそう言うと、赤黒く濁った濃桃色の瞳で母鬼を見下ろしながら〈桃源郷〉の刃を振り下ろした。
それを皮切りにして、次々と振るわれていく桃太郎の斬撃によって清潔な寝具が並んでいた"奥の間"は、瞬く間に鬼の血によって黒く染まった。
しかし、その黒い血は、桃太郎を安心させる血の色であった。
──こいつらは、人間ではない。かつては人間だったかもしれないが、今は赤い血の流れる人間ではない。
──私は一人も人間は殺していない。
──私は……鬼退治をしているだけだ。
「──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし──悪鬼、死すべし──」
桃太郎は仏刀を振り下ろし、あるいは振り上げ、あるいは突き刺して、額に角を持ち、体から黒い血を噴き出す鬼女と子鬼の退治を行った。
そして、目に付く限り、あらかたの殺戮が終わった桃太郎はポタポタと〈桃源郷〉と〈桃月〉の切っ先から滴り落ちる黒い鮮血を見ながら放心していた。
「…………」
今は黒く染まっているが、本来、美しくも不思議な銀桃色の刃をしたこの刀は、人を斬るための刀ではない。鬼を斬るための仏刀。
人を斬ろうとすれば、それは錆びついたナマクラ刀のように刃が引っかかってしまって肉の中に滑らない。
しかし、鬼ノ城に入城してからの殺戮では、なんの抵抗もなく、一切引っかかることなくスルスルと斬れていった。
それは紛れもなく、斬った相手が人ならず鬼であることを物語っていた。
「……悪鬼……死すべし……」
瞳から光を失った桃太郎が大量の亡骸が転がる悲惨な"奥の間"の光景を見ながら呆然と呟くと、視線の端、間仕切りの影から子鬼が這い出てきたのを捉えた。
「……かか……」
それは、子鬼ではなく赤子鬼と呼べるほどの年頃の鬼であった。黄色い眼球と紫色の肌、そして額には赤い小さな角が二本生えている。
「……かか……とと……」
桃太郎の足元まで赤子鬼は這いつくばって移動してきた。それに対して、桃太郎は〈桃源郷〉を逆手に持って構える。
「──お侍さまぁ……どうか、この子だけ……この子の命だけは……どうかぁ……」
桃太郎が赤子鬼を刺し貫こうとしたその時、腹から黒い血を流した母鬼がうめき声を上げながら、覆いかぶさるように赤子鬼に倒れ込んだ。
見るからに致命傷を受けながらも、瀕死の母鬼は泣きながら赤子鬼をその体で優しく包み込んだ。
「……お侍さま……この子は、いっとう幼くて……まだ物の善悪もつかんのです……」
「──鬼に善などあるものか」
桃太郎は冷徹に言い放つと、〈桃源郷〉で母鬼の背中をザッ──と斬り付けた。
「──ぎゃっ! ……に、逃げて……がんき……お逃げなさい……!」
「……かか……」
母鬼は力を振り絞って己の体を持ち上げ、"がんき"と呼ばれた赤子鬼を逃がそうとするが、赤子鬼は母鬼と桃太郎の顔を交互に見ながら、困惑した様子で逃げようとしなかった。
そもそも、この状況においてどこにも逃げ場などないということは、母鬼も重々承知していた──。
「お願い……お願いよ……! 私の子なの……この子だけは……この子だけなの……!」
「──頼むから──私にこんな惨いことをさせないでくれ──ッッ!!」
「──うッ……!」
桃太郎は顔を歪めて歯噛みしながら告げると、倒れ伏して命乞いする母鬼と、その腕に抱かれた赤子鬼を〈桃源郷〉で同時に刺し貫いた。
「──私に……私に……こんな。惨いことを、させないでくれ……」
桃太郎は震える声で言いながら、〈桃源郷〉の刃を親子からズズズ──と引き抜く。目を見開いて涙を零しながら絶命した母鬼、そしてその腕に抱かれた赤子鬼は体を丸めて沈黙していた。
「──終わった」
桃太郎はむせ返るような鬼の血の臭いが充満した部屋で呟くと、亡者のようなフラフラとした足取りで"奥の間"を後にした。
「……終わった……鬼退治……終わった──」
桃太郎は何度もそう口にしながら、鬼女の亡骸が点々と転がる鬼ノ城の廊下を歩き、大扉から広場に出て、我慢できずに涙を流す。
そして、遂に大きな嗚咽の声を発しながら、石畳の上に並べられた三獣の亡骸の前に勢いよく跪いた。
「ぐああぁ……っ! 帰ろう……! こんなところ、いちゃいけない……! ううう……! みんな……っ! 花咲村にっ……帰ろう……!」
桃太郎が滂沱(ぼうだ)の涙を流すほどに、光を失った瞳の仄暗さが洗い流されていき、本来の濃桃色の瞳の色に戻りつつあった。
広場の中央で泣きじゃくった桃太郎は、白犬、茶猿、緑雉の亡骸を両腕で大切に抱え持つと立ち上がって歩き出した。
そして、広場に入った際に固く閉じられた巨大な鬼門が開け放たれていることに気づいた桃太郎はかつて"御師匠様"から教わった言葉を思い返して口にした。
「──首領を失えば、鬼ノ城に掛かっているすべての鬼術が解ける……御師匠様の言われた通りだ……」
三獣の亡骸を抱きかかえた桃太郎は、首領温羅が死んで効力を失った鬼門の下を潜り抜けて、木船が停められている海岸へと歩いて向かった。
そして、絶命した赤鬼と青鬼が倒れ伏す、赤い波が寄せては返す砂浜に辿り着いた桃太郎が三獣の亡骸を木船に乗せ終わった時、ハッと気づいて口を開いた。
「……っ……財宝……」
桃太郎は言ってから眉根を寄せて逡巡した。鬼ノ城の城内を鬼女を殺戮して回ったときに、確かに宝物庫らしき存在を目撃していたのだ。
「……宝……宝なんて、どうでもいい……しかし──もう、鬼ヶ島には来たくない」
宝物庫の分厚い扉は、鬼門と同じく鬼術によって封じられていたらしく、首領である温羅を失った宝物庫の扉は完全に消えて財宝が通路から丸見えになっていた。
発見した際には宝のことなど頭に入らない状態だったので通り過ぎていたが──。
「……もう、二度と……来たくない……財宝を、船に積めるだけ……積まなければ──」
桃太郎は苦渋に満ちた表情でそう言うと、宝物庫に残された財宝を取りに鬼ノ城へと引き返した。
「──うう……ううう……」
鬼ノ城への道すがら、桃太郎は肩を震わせて再びすすり泣いていた。
そんな桃太郎の頭上では、血の色をした不気味な赤い太陽が、鬼ヶ島の霧がかった虚空の中に悲惨に浮かんでいた──。
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